まめぞうさんのマイ★ベストレストラン 2011

まめぞうのレストランガイド

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まめぞう (男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

「季楽」の素晴らしいサービスにであったのが随分前のような気がするが2011年の話。

酒飲みにあわせたインド料理はなかなかなく「ガラムマサラ」に出会えたことは大きな収穫。

素材で勝負する利尻のバフンウニの「丸善」、築地の生牡蠣「地下の粋」も素晴らしかった。

フレンチの大家「Koji Shimomura」も新進気鋭の「オーペシェグルマン」もなかなかいい勝負。

定番の近所の「ラ・マンチーナ」「楽山」「なみはな」も大健闘。

そして最後に飛び込んできたのが「キノシタ」味もサービスも感動である。

マイ★ベストレストラン

1位

エディション・コウジ シモムラ (六本木一丁目、神谷町、六本木 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2011/10訪問 2011/11/11

六本木:フランスレストランウィークで更なる進化

2011年10月4日から10月10日の一週間、フランスレストランウィークが開催された。
300店以上の関東・関西のフレンチレストランが参加してランチ2,011円、ディナー5,000円で限定コースメニューを提供(税・サ込)という企画。

その企画HPに寄ると
2010年6月にフランスで行われたレストランイベント「Tous au Restaurant」(皆でレストランに行こう)の日本初の開催。
ハレのイメージばかりがいまだに根強い日本のフレンチレストランを、より身近で楽しい食空間として、多くの方に親しんでいただくための1週間。
http://www.francerestaurantweek.com/

有名フレンチレストランが多数参加のこの企画、ここぞとたくさんの人たちが応募し盛況。
いくつものお店に行った人に聞くと、店によって成功、失敗が分かれたようだ。

フレンチのランチコースを2,011円だから相当なダウングレードをしたためにかえってがっかりということもあったらしい。
しかし、ここエディション・コウジ シモムラは違う。

結論から言うと、味もサービスも最高で、また是非来たいと強く感じた。

きちんと3日前にわざわざ電話が入り、予約の確認。
「楽しみにしています」と向こうに言われた。

通常でも人気店、何とかこの企画に申し込め、13:30からの遅めのスタートとなったが何の問題もない。
因みに土曜の通常ランチは6,350円、9,450円、13,650円である。平日は4千円ほど。

まずはテーブルに置かれた小皿に湯を注いだらお絞りが大きくなるサービスの演出で先制パンチ。
ぶどうの食前酒をサービスで頂く。

アミューズは生ハムが入ったミニミニバーガーとパルメザンチーズの煎餅。
まずは塩で喉を渇かせる魂胆か。すぐにプレミアムモルツを頼んでしまった。

器も凝っている。ミニミニバーガーに差してある楊枝の使用後の入れ物まで用意されている。
続いてはオードブル。野菜ののったお皿が出される。お皿はわざとデコボコになった特注の皿。

鶏白レバーのムース、赤ビーツのコンソメジュレ、ブラックペッパーのテュイルとなっているが鶏レバーはない。
するとホールスタッフが小さなガラス容器を持ってくる。ここに鶏レバーが入っている。

スプーンですくってお皿にのせ、オードブルの完成。
そうする理由はあるのかと聞いたら、これはプレゼンです、と笑顔で答えてくれた。

剣山にパンのテュイル(煎餅)とブラックペッパーのテュイル(煎餅)が突き刺さっている。
それぞれを少しずつレバーにのせながら食べればいいとのこと。

とろけるレバーの甘さ。滋味深い。黒唐辛子煎餅(ブラックペッパーのテュイル)を割って少しふりかける。
味は激変。舌が痺れる辛味で甘みが際立つ。

赤ワインをグラスで頼む。料理の値段に合わせて840円のオーストラリアワイン。
果実味が強く程よいミディアムボディ。

メインはここの名物、カダイフをまとった的鯛のフリット。
家内は以前通常ランチでこれを食しているので肉料理マグレ鴨のグリエ、マニゲットペッパー風味に変更。

カダイフとは小麦粉で作った極細の麺状の衣のこと。
一切れの的鯛がフワッと揚げられている。

フィッシュスプーンでサクッ、スッと身が切れる。
そのまま口に入れると衣のほのかな塩分としっとりとした白身魚のほのかな甘みがうまく混ざり合う。

緑のソースはレモンジャム。
少しつけると更に酸味が加わり、味が広がる。

和食だとメゴチの松葉揚げにカボスを添えて、オコゼの唐揚げをポン酢でということになるのだろう。

デザートはこれもここの名物、カカオのデクリネゾン。
デクリネゾンとは、一つの食材を色々な調理方法によりその素材のよさや旨みを感じ取ってもらおうという料理のことだそうだ。

ここでもプレゼンが行われる。
透き通った茶褐色の水が入ったグラスとチョコアイスにスライスした小さな揚げパンがささった皿が置かれる。

そして小さな容器の蓋を開け、パウダー状のカカオのシャーベットをチョコアイスのお皿に入れてくれる。
更にマジョルカ産オリーブオイルがチョコアイスの脇に垂らされる。

茶褐色の水はカカオ水。最初に一口飲むと甘味を感じる。
そしてチョコアイスの甘味、カカオのシャーベットの苦み、マルドン塩の塩味。

口の中で色々な味がからみあい、最後に渾然一体。
カカオ水を飲むと今度は甘味を感じず、さっぱりした味。

オリーブオイルは油分を補うために加えているという。
カカオを様々な角度から味わい尽くす、つまりこれがデクリネゾン。

食後にはフレッシュハーブティ。
香りがすばらしい。

一緒にお茶菓子(ミニャルディーズ)としてトマトのムース、これは甘くなくさっぱり。
スプーンはシロチョウガイ。これは素敵だと伝えたら、何種類かのシロチョウガイのスプーンを持ってきて見せてくれる。

味はもちろんだが、サービスがまた素晴らしい。
一流ホテルのきちんとしたサーブでありながら、料理の説明などは客との会話のキャッチボールを大切にしている。

途中暑くなってジャケットを脱ごうとしたら別のスタッフがさりげなくもいいタイミングで脱がせてくれ預かってくれた。
個人プレーだけでなくチームプレーも素晴らしい。

2,011円という破格のコースでありながら、お店のスペシャリテを持ってくる剛毅さが、
この店に客を惹きつけてやまない理由のひとつを垣間見させてくれた。

  • カダイフをまとった的鯛のフリット
  • 自家製ミニバーガーとパルメザンのテュイル
  • ブラックペッパーのテュイル

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2位

佐賀牛 季楽 銀座 (銀座、有楽町、日比谷 / 鉄板焼き、ステーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2011/02訪問 2011/05/09

銀座:農協が経営するレストラン

言葉がない.....それほど感動、堪能した!
ぜひとも3,800円握りしめてランチ鉄板焼きに行って欲しい(税サ込)。

他の鉄板焼きのお店に行けば8千円から1万円かかるステーキランチがこの値段で食べられるのである。
しかも、ホスピタリティがとんでもなく素晴らしい。

さらに食材のこだわり、食器のこだわりも半端ではない。
銀座とはいえ、ここは農業協同組合いわゆる農協が経営しているのである。

しかも、あのピン芸人はなわが2003年に出した「佐賀県」でようやく世間に認知された佐賀県の農協である。
担当のシェフは佐賀県のアンテナショップです、と語ったが、アンテナショップの域をはるかに超えている。

早く食わせろって?
失礼失礼。

前菜四種。野生のイノシシと牛蒡のテリーヌ、鮟鱇の肝、佐賀牛のタタキ、玄界灘のメカブ。
イノシシと牛蒡の野生がいきなり脳天につきささる。濃い味だ。

アンキモは青菜にからまって上品な味。玄界灘の荒波にもまれたメカブは心なし根性があるような気がする。
そして、佐賀牛のタタキ、ジュレとネギがのり、なんと滋味深い味だろうか。

その多くが佐賀県産のうえに、そのビジュアルと味にいきなり高みに引き上げられ、おいおいこれで3,800円のコース?と期待が一気に膨らむ。

シェフが使うニンニクを見せてくれていきなりたまげた。ニンニクの一片が普通のニンニク丸ごとと同じ大きさのジャンボニンニクなのである。
関西でいうツカミはOKという流れである。

旬の野菜を鉄板で焼き始める。
ホワイトアスパラガスは旬が短く、南から北へ一気に移っていく。旬のホワイトアスパラガスは焼くとジューシーで美味い。

ここのはそのうえ立派なホワイトアスパラガス。焼いているのを見ているだけで自分の顔がほころぶのがわかる。
まずは何もつけずにいただくと思った通りジューシーで甘い。

アーサイという新しい野菜が焼かれる。四川児菜と書くらしい。
フキノトウやタラの芽のように春を感じる野菜である。一口食べると春を感じる苦みが少し、これがいい。

国産牛が焼かれ始める。目の前にニンニク醤油、岩塩、柚子胡椒、ワサビが並べられ、心沸き立つ。
ミディアムレアで頼んだサーロインがフランベされ、豪快に炎が上がる。

まずは何もつけずそのまま。うーんジューシーで美味い!
それから順番にニンニク醤油、岩塩、柚子胡椒、ワサビにつけていただく。

五種類の味が楽しめる。幸せ!
150gの肉だが一気に焼かず、二回に分けて焼いてくれるのがありがたい。

もちろん野菜も忘れていない。玉ねぎ、サツマイモ、もやし以外はいずれも佐賀県産。
美味しく頂く。

ご飯の前に爪楊枝が出されるのだが、これがまたカツオの尻尾を削ったものという珍しいもの。
爪楊枝より細く、思ったより硬く使いやすい。

こっちのタイミングで釜で炊かれた佐賀県産ヒノヒカリの白ご飯が供される。
ご飯を炊く専任の方がいるらしく、誰もまねできないとのこと。

香の物と味噌汁と一緒に出される。
いうまでもなく美味くて甘い。おかわり必至である。

食事を終えると食器が下げられ
名尾和紙が敷かれる。

デザートである。
金柑と抹茶のサンドケーキ、蜜柑のシャーベット、苺とヨーグルトのプリン

もちろん佐賀県産の食材。
コーヒーか紅茶を頂ける。

ご馳走様!
感動の食事をありがとう!

これではまだ終わらない。
考えてみれば当たり前だが、食器は有田焼、唐津焼である。

深川製磁の器が積極的に使われるだけでなく、三右衛門の作品も使われる。
三右衛門とは有田の今泉今右衛門と酒井田柿右衛門、唐津の中里太郎右衛門の事である。

なぜ私がそんなに詳しいかというとシェフの受け売りだからである。
ここのお店の偉大なところはその社員教育である。

佐賀県の歴史、文化、地理、産物すべてにわたり定期的に勉強会があり、
更に現地まで赴き、呼子のイカを実際にそこで食べるなどして机上の知識ではなく経験した知識を身につけさせるそうである。

佐賀出身の人たちも当然訪れるので、食材の産地も佐賀県○○市○○町まできちんと把握している。
毎日、佐賀新聞とともに玄界灘の当日の魚も空輸されるそうだ。

常に客の微妙な動きを見ていて、さりげなく椅子を引き、さりげなく水を出し、客がその気になれば焼き物の話をする。
ここの従業員は皆この店を愛していることが良く伝わる。

ここはホテルの経営でも料亭の経営でもない。
農協の経営なのである。

ここに客も農協も従業員も歓喜するWin Win Winのビジネスモデルがあった。
脱帽。

(写真アップ:肉・釜炊きご飯・前菜4種・野菜・美しい器・お漬物・爪楊枝・和紙・デザート・お茶・鉄板・一階エントランス)

  • フランベされるサーロイン
  • 見よ!この釜炊きの白いご飯ヒノヒカリ
  • 本日の食材

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3位

ガラムマサラ (経堂、宮の坂、山下 / インド料理、インドカレー、創作料理)

7回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2022/12訪問 2022/12/22

経堂:目が衰えようと創作意欲は衰えない進化し続けるハサンの世界

半年ぶりに訪れたら、
ハサンさんが首からメガネを提げてる。

ん?どうしたの?
こないだ入国審査の書類を書こうとしたら、
字が小さくて見えない~

老眼になっちゃった~

それでも、
ハサンさんの創作意欲(パクリ?w)はいまだ衰えない。

ここに通うようになって11年だけど、
この日初めて食べた料理が沢山登場。

パニプリ(薄い揚げボール)には
マサラパパド同様、スパイシーサラダをのせ、
更に酸味のあるタマリンド水をかけるのが定番らしいが、
代わりにほぐしたサバ白子を気持ちスパイシーに。

気に入った和食屋の白子が美味しかったので、
それをアレンジ、
しかも同レベルの白子が手に入らないので、
その和食屋から分けてもらったとか。

寒い冬のスターターに、
大蒜の芽と川海老唐揚げ温かいスタミナスープ
どちらもほんの少しスパイシーで
身体が温まる。

感染症対策を逆手にとって、
昔のサバCanど~んのご自由大皿スタイルから、
フレンチよろしく取り分けスタイルに。

その中の新作で、
ビーフとネギ
ラムタンとベルピーマン
が上品に登場!

ビーフもラムも柔らかく絶品。

いずれこの中から
定番入りするものも出てくるでしょう。

生姜やゴボウを使って医食同源も考えてるし、
もちろん定番の、
パクチー牡蠣タンドリーラム
パクチー春巻レモンチキンカレー
も健在♪

吞んで、喰って、
そして時節柄静かに喋って
盛り上がった。

ハサンさん、
今宵も素晴らしい宴をありがとう♪
実に4年ぶりの再会である。
20年5月にコロナ禍の自粛営業で
店までテイクアウトしに行ったのだが、
その時応対してくれたのは
店長(当時)のビリヤニ君こと大澤君。

大澤君に聞いたら、
店主ハサンさんはインドに帰ってる間に
ロックダウンとなり日本に戻れず。
その間、大澤君が
必死にガラムマサラを守ったそうだ。

その後、
大澤君は心身ともに疲弊し、
店を辞め、ニートに。

一年経っても
コロナ禍の状況は大きくは変わらず、
飲食店は冬の時代に。

21年6月、
朝めし酒場 ナニコレ食堂
https://tabelog.com/tokyo/A1322/A132201/13204844/dtlrvwlst/B438792926/
ヒロコさんと知り合った時に、
なんとヒロコさんは
ハサンさんとも大澤君とも
懇意だという事を知りびっくり\(◎o◎)/!

そしてその頃、
ヒロコさんを始め、
仲間から応援されていた大澤君が
復活しようと
クラウドファンディングに参加。
その記事↓
(スマホ版の方は
"ビリヤニ大澤"x"クラウドファンディング"
で検索するとすぐヒット)
https://camp-fire.jp/projects/view/416010

彼はそれで見事復活でき、
今や予約が取れない人気店、
ビリヤニ大澤
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13262438/
をオープンさせた。

ハサンさんと会えない間に、
ハサンさんに関係する人たちと
そういう触れ合いが出来たのは幸運、
私にとっては
ガラムマサラスピンオフシリーズのようなもの。

21年9月に
大澤君の復活話に感動して、
ハサンさんにメッセージを送ったら、
いつもなら二、三日経たないと
返信がないのに
数秒で返信(驚)

ビックリしたので聞いてみると、
丁度日本に帰国し、
2週間の隔離期間に入ったばかりで
超ヒマだったのだw

結局インドに8ヶ月足止めされ、
日本に戻る前にアメリカに渡り、
ノウハウを得てから、
インドに牧場を作ったという。

それからまた数か月、
この日たまたま
新しく出来た経堂の和食割烹を予約していたが、
その日がハサンさんの誕生日だと知る。
そして、
行った和食割烹で
前日ハサンさんが顔を出したことを知り、
思わず会いたくなり、
電話。

幸い19時半に2席用意できるということで、
早々に切り上げ、
駅前で花束を調達してから店に向かう。

4年ぶりの再会に
お互い満面の笑み。

席を用意してもらって店内に入ると、
店内は満席!
みな笑顔で美味しそうにガラムマサラの料理を楽しんでいる。

ラムラッシーW2つと
ブリバジャ
と注文。

例によって
ハサンさんのおまかせが始まる。

インドの赤ワインから出してくれ、
定番のパパドと一緒に乾杯♪

ラムラッシーWが出て来て、
ブリバジャも届く。

ラムラッシーはすっきりした甘さで
調子に乗って呑み過ぎると間違いなく潰れる。

ブリバジャは以前にもまして、
フワフワ感、旨みたっぷり。

パクチーラム
が出てくる。
さっぱりしたこの料理に合うのが
と出されたのが
カルダモン焼酎

これがまたさっぱりとして、
呑み過ぎて電車に乗ると箱根湯本まで行ってしまうw

最近の一番人気のカレー
マトンスペシャル
と新作でもうすぐメニューブック入りの
ネギチキン
を出してくれる。

ターメリックライス
を少し出してもらう。

マトンスペシャルの濃厚な旨み、
ネギチキンのさっぱりした旨み、

赤ワイン
カルダモン焼酎
をおかわり。

素晴らしい一夜を過ごさせてもらった。
ハサンさん
今日も本当にありがとう♪
感染症対策で始めた
テイクアウト/デリバリー”おうちdeガラム”、
当初はバタバタしてたそうだが
ようやく板についてきたという。
https://garammasala.official.ec/

店長のビリヤニ君に連絡して
注文。

パクチー春巻」(580円)
タンドリー砂肝」(580円)
ブリバジャ」(牛モツ炒め)(780円)
サバチーズカレー」(980円)
ターメリックライス」(250円)

約束の時間に到着してから
きっちり作り始める。
インド人らしい対応。
ここではせっかちは忘れてこの時間を愉しむ。

タンドリー系はできたてを店でいただいた方が勿論いいが、
ちゃんとお店でいただく味がきっちり再現。

お店でいただくより辛みが強いのは、
我々の好み知ったるハサンさんがこの日はいないので、
ノーマルベースで出されたから。
そうか、予約の時に辛みを伝えるべき。

ビール、レモンサワーと炭酸系がやっぱりよく合う。
旨味をたっぷり感じてご馳走さん。

後でサバチーズカレーに家の納豆を混ぜてみたが、
これも美味い。
カレーとサバとチーズと納豆のコラボに感動。
前回のオフ会レビューを読んでくださり、
ハサンさんの料理に興奮されたレビュアーさんからの
とっても強い希望で、またオフ会を開くことに。

その熱き心に答えようとコロそば会長が動いてくださり
盛大なオフ会を開けたことに感謝。

山口から届いたばかりの立派な鱸(スズキ)を丸ごとハサン焼きにしてくれたり、
イサキとアサリでビリヤニを作ってくれたり、
素晴らしいもてなし心。

初めて訪れた日に感動したタンドリーラム
あまりの美味さに三週続けてこの店に来て、
あきれられてハサンさんに顔を覚えてもらった。

この日もやっぱり柔らかくて美味しかったよ!
今夜も本当にありがとう♪
ガラムマサラにまだ行ったことがないという
小田急沿線に所縁がある方々にお声がけしての宴会。

定番メニューに加え、
キンメ丸ごとハサン鍋など、新作メニューも。

この店も人気に驕ることなく、
真摯に新メニューを開発する姿に奮い立たされる。

みなさん、満足していただけたでしょうか?

東日本大震災の後、
経堂の商店街あげての支援プロジェクトで
石巻のサバ缶を使ったたくさんの店舗のメニュー開発。

ここガラムマサラでも
その名も「Saba-can」を開発。
この日もいただく。

そして、その石巻の「木の屋石巻水産」が
ガラムマサラ監修の「ラムカレー缶」を製造。
遊び心と具現化力、大したものです。

http://okataco.hatenablog.com/entry/2018/02/27/131554
https://www.kibounowa.jp/seisan-kinoya.html
http://www.kinoya.co.jp/
予約して出かける。
今日はハサンさんがいる。
ビリヤニ君もこのところ定着している。

サッポロ黒ラベルがインド料理に一番合うような気がする。
http://kakaku.com/drink/article/good-beer/p02.html
コクが強くなく、キレも鋭くはなく、苦みも多くないところがスパイシーな食べ物に合うのかもしれない。

で、この日も2人で黒ラベルを4本飲んだ。
他の飲食店でこんなにビールを飲むこともない。

パパド:これでビールが進むんだなぁ。
パクチーサラダ:パクチー好きならこれは絶対。砂肝スライス、うずら卵、イチゴとの相性バッチリ。辛み無し。
タンドリーラム:中まで火が通るが非常に柔らかくて美味い。辛み無し。
ベグニ:豆の粉を衣にした茄子の天ぷら、あっさり。辛み無し。
サバソテー、インド風:八戸産サバの輪切りソテー、塩が強め、小骨あり。
ムール貝レモン:これは辛い。カットレモンに少し浸してやや中和。
サバチーズクラッカー:これは酒のつまみにピッタリ。辛み無し。
ミント牡蠣:今や定番、ミントとパクチーで冷製牡蠣をつるりん。辛み無し。
パクパクラム:柔らかいラム肉スライスをパクチーソースで炒めたもの。辛み無し。
手羽先カレー&ライス:美味いが結構辛い。手羽先は指でつかんでしゃぶりつく。色んな味が重なってるので聞くと、手羽先と羊の大腿骨(ゲンコツ)を煮込んだスープを使ってるとか。

途中から
ラムラッシーダブル
瀬戸内生レモンサワー
シナモンラムソーダ
コリアンダー焼酎ソーダ
クミン酒ロック
紅茶焼酎

ビールの後はスピリッツ系が合うようだ。

ココナッツアイスチャイで〆てご馳走さん。

*****************記念すべき初訪レビュー*****************
11年8月:
サッポロ黒ラベルを頼んでメニューブックを開く。
かわいいカラーのイラストというか漫画のメニューブック。
料理の解説も簡単に書かれこれを読んでいるだけで楽しい。

Saba-can
タンドリー砂肝
骨付タンドリーラム

結論から言うと、
ここに来たらこの三品はいつか楽しむべきである。

Saba-canはまさに鯖の缶詰の具を開け、
ゴーヤ、オクラで炒めてまた缶に戻し、その缶のまま出てくる。

このサバカン、ビールが進む。
食べるにつれ辛さが増してくる。

タンドリー砂肝は、
驚いたことに、非常に柔らかいジューシーな砂肝。
砂肝といえばコリコリが常識。それがハラミのように柔らかい。
後から一気に辛さ。

骨付タンドリーラムが届く。
これは絶品!柔らかく香ばしくジューシーで滋味深い。
辛くはない。骨までしゃぶる。

〆のカレーはサブジチーズ(ホウレンソウ、トマト、カッテージチーズ、ジャガイモ)と
ダルキーマ(豆と挽肉)に
プレーンナンとシナモンナン。
いずれもこくがあり美味しかった。

これはまた行かなければと思ったら、青の水玉の折り畳み傘を忘れてきてしまった。
翌日取りに行ったら、秘密を教えてくれた。

砂肝は確かにヨーグルトなどに漬け込んで柔らかくしているが
ラムのほうはそうではないとのこと。

なんと銀座の高級フレンチに卸されるキロ5,800円の肉が余った時にまわしてもらうとのこと。
超高級ラムなので柔らかいのだ。ハサンさん曰くこれでは儲けが出ないというのも納得。

ここはお勧め!但し、何人も帰されていたので予約するのが無難。

*****************記念すべきオフ会レビュー*****************
12年7月:
8人以上のパーティコース、事前にハサンさんとメニューの打ち合わせ。
こっちの企画を話すと、どんどん乗って来てくれ、
さらに食べログ界のカレーキングの一人も参加することを知ったら、
ハサンさんのもてなし魂に火がついた。

・パパド(インド風薄焼き豆煎餅)
・サムサ(インド風挽肉揚げ春巻)
・タンドリーラム(辛くない骨付き仔羊のロースト)
・タンドリー砂肝(辛くくせのない本当に柔かい砂肝)
・サバ缶(ご存じ東北の缶詰を使ったサバカレー、今日のはマイルド)
・パクチー春巻(パクチーをふんだんに、中にタンドリーチキンがあり、その風味でパクチー嫌いも大丈夫)
・牡蠣マリネ(ハサンさんの思いつき)
・鶏レバータンドリー(鶏レバーらしい味わい、臭みはない)
・チキンピクルス(シャンパングラスに刻んだ食材、ちょっとピリ辛)
・サバもんじゃ焼き(ハサンさんがたまには日本料理をと)
・アボカドサーモン(今度は鮭缶を使ってアボカドとのコラボ)
・ブリバジャ(インド版牛もつ炒め、辛さが後からの好評ネタ)
・ホウレン草炒め(ココナツとほうれん草とニンニク炒め)
・タンドリーブリカマ(サプライズのブリカマタンドリー)
・タンドリーチキン(辛くはしていない)
・ワサビダック(ハサンさんのおやつ)
・マトンの挽肉カレー(オリーブオイルとブラックペッパーのドライパラダイス)
・サバ納豆カレー(納豆のネバネバが飛んで鯖とピッタリの相性)
・ミントビーフカレー(フレッシュミントのペースト入り)
・レモンチキンカレー(チキンとレモンでさっぱり甘め)
・ホワイトラムカレー(ココナツミルク、チーズ、ラム)
・ナン三種とサフランライス
・インド風チヂミ(ハサンさんの遊び心)
・シナモンアイス
飲み物付きでなんと一人4千円でやってくれた。

ハサンさんに大感謝、
企画を手伝ってくれた三人の男性レビュアーさんに感謝、
カレーキングはカレーにまつわるお土産を皆に配り、カレーの歴史も披露してくれ
フレンチグルマンは美味しいワインを2本持ち込んでくれ、ワイン談義も
クイズ王は余興のクイズで盛り上がり、アメリカ横断ウルトラクイズの優勝話も
参加して感動してくれた四人の美女たちに感謝。



ここに初めて訪れたのは11年8月の夜。
既に有名なお店であった。
昼に訪れていたら、辛い物があまり得意ではない我々はそれで終わっていたかもしれない。

夜に訪れ、インド料理を居酒屋のように使えることがわかったことが大きい。
その日、傘をうっかり忘れ、すぐ次の日に取りに行ってハサンさんに印象を残すことができた。

その後、3週続けて通ったことで、なんとかきちんと覚えてもらうことができた。ありがたいことである。

昔の店のサイトにはゲームコーナーがあり、そこで成功すれば10%オフのクーポン券が出てくる仕組み。
うちは一所懸命それを出してから店に行っていたものだ。
http://www.kyodo-garammasala.com/flash/08N_game.html

翌12年7月、ここに行きたいと云って来る人が多く、私が主催のオフ会を開くことになった。

事前にハサンさんと何度か打ち合わせをし、そこで私がまめぞうであることを認識してくれた。
遊び心のあるハサンさんはオフ会の話に快く乗ってくれ、参加した他の7人が大満足することになる。
店主といい関係性を作ることができた大事なお店のひとつである。

以下降順の訪問記録:

16年12月:
2軒目で訪れる。この日はハサンさんはおらず、ビリヤニ君の応対。
コーヒー焼酎とラムラッシーダブルで乾杯♪

パパド:いつものスターター。
パクチーサラダ:砂肝スライスに加えイチゴのスライスも入ってパクチー満載。
ムール貝の梅焼き:潰した梅干しと一緒にムール貝を土鍋で。ちょっとしょっぱい。
牡蠣パクチー:冷製の牡蠣はさっぱり。
生姜のバコラ:生姜の天ぷら、美味しく身体にもいい。

16年3月:
パパド:スターターはやっぱりこれ。
パクチー春巻:ふんだんなパクチー、あとから辛さが追いかける。
ブリバジャ:来るたびに雑味がなくなる。ここに来たらこの牛モツ炒め。
タンドリーラム:ほんと盤石。
ウニとアワビのスープ:パクチーペーストと塩のスープ、ハーブとレモンとウニとアワビ。
パフパフラム:そぎ切りしたラム、塩コショウで辛くはない。
牡蠣パクチー:これも進化、後からピリッと。
普通のピーナツ:日本酒のアテにともらう、間違いない味(笑)
サバチーズカレー:チーズは強くなくさっぱりまろやかレモンが効いたさらさら味
この日も瓶ビール5本にラムラッシーダブル、日本酒、ハイッピー。

15年5月:
パパド:香ばしさが増した。
ディムバジ:トロトロオムレツの中に大量のパクチー。
タンドリーラム:盤石の旨味
ムール貝レモン焼き:土鍋でサーブ。予想より濃い味で後からピリリ。マスタードオイル。
牛ほほ肉スライスパクチーソース: パクチーソースに絡まる牛頬燻製スライスの旨味。
タンドリー和牛&砂肝:肉汁溢れるいつもの仰天の柔らかさ。
鶏皮:土鍋に鶏皮、パクチーの根っ子で臭みが消え鶏の油がよく出た甘辛い味。
砂肝サラダ:薄くスライスされた砂肝が甘い。
チーズキーマカレー:苺でキーマ自体の味はあっさり、加えたチーズでしっかり味。
ハサンさん、今日もありがとう!

14年8月:
・鯛の頭のハサン風煮付け:カレー味なのだがしっかり鯛の味。
・ブリバジャ:少し味がシンプルに。
・国産和牛カバブ:これは柔らかい。
・ハサン風大根炒め:大根の葉も実も使って、カレー味は薄い。
・川海老フライ:しっかりカレー味
・ハサン風マグロのカマと豆腐のサラダ:鮪と豆腐の味が前面に。
・牡蠣の冷製マリネ:いまや定番の味。
・高知県産生姜と蓮根の天ぷら:身体にいいネ♪
・エッグシュリンプカレー:これはそのままでつまみになるカレー
・ブラックマトンカレー:脊椎が煮込まれて、しゃぶりつく
・インゲンナン:カリカリでインゲンが意外と合う

13年12月:
ハサンさんの休み明けに訪れる。
久々にビリヤニ君とも再会。
骨付きタンドリーラムブリバジャ牡蠣の冷製マリネの定番に加え、
パクチーの根っ子のフリット:見た目は朝鮮ニンジンだが、あっさりした味わいで水分の多いネギの食感。パクチーの香りはほのか。
セタガヤ・クミン:世田谷で買ったキャベツのチーズ焼き、ハサンさんお得意のギャグ料理、チーズは強くはなく、しっとりの仕上がり、カレー辛いが塩分は強くない。
大豆の冷たいサラダ:大豆とキャベツを使った辛くない冷たいサラダ、大豆が主張。
ブラックペッパーチキン:鶏がジューシーで黒胡椒でピリ辛、苺スライスが添えられる。
ドライオニオン・マトンキーマカレー:マトン、ドライオニオン、ニンニクの芽などで煮込まれ、カリフラワー、ウズラの玉子も入り、仕上がりにドライオニオンをトッピング。
羊、玉ネギ、ニンニクでいいコクが出ている。辛いのが苦手な人でも十分楽しめる逸品。
レモンライス:インディカ米のサラダ仕立て。豆がシャキシャキで甘く、ライスはレモン風味でピリ辛。食欲が進む。

13年7月:
8月のハサンさんのお休みの前に。
ゴールデンイーグルで乾杯。ちょっとカラメルの香り。

パパド
ダイコンのサラダ :大根の辛みと甘みにスパイスの辛みと酸味にウズラの卵の黄身のまろやかさ、なかなかの逸品。
骨付きタンドリーラム
ギラバジャ:砂肝鉄板焼き
鰈(カレイ)団子のサラダ:骨と一緒にミンチした団子、レモングラスで爽やか辛い。この料理本来は魚だそうだが、鶏や羊で代用することも。
シンガラ:ジャガイモ揚げ
牡蠣の冷製パクチーソースのマリネ
ラムのスペアリブカレー:よく煮込んだ大根とラムによく出た旨味。奥でカレーの辛味。

13年3月:
明後日からハサンさんは一ヶ月のお休み。
3/8に店は移転、駅南口線路沿いととっても近くなった。
左手奥に16人の個室ができた。
途中からイケてるさんも駆けつけてくれる。

桜海老とアボカドのサラダ
ブリバジャ
香菜サラダ
チーズカバブ
桜海老バコラ
ゴーヤ炒め
桜海老のピザ
カキの冷製マリネ
シュリンプカレー
トマトチキンチーズカレー

12年12月:
牛ほほ肉ラー油煮込み:ゼラチンたっぷりで少し歯ごたえもあり、ピリ辛がビールのつまみにピッタリ
ギラ炒め:砂肝のホウレン草、ニンニク炒め 柔らかい砂肝、精がつきそう
タンドリー塩チキン:クリスマスということで、あっさり塩味のチキン
タンドリーラム:定番のこれは絶対はずせない、本当にジューシーで柔らかい
冷たいミント牡蠣:口直しに少し身体を冷まして
シラスのピクルス:タマネギが辛く、ビールが進む
鴨カレー:骨付きの鴨を煮込んだカレー、あっさりしている
牛スジトマト大根カレー:大根がとってもまろやか

12年10月:
アボカドサーモンサラダ:アボカドのまろやかさとねっとりさがカレー味に合う。イチゴスライスがなかなか良い。
ブリバジャ:ここに来たら頼むべき牛モツ炒め。
タンドリーラム:これもここに来たら頼むべし。
ホウレン草炒め:ホウレン草をココナツで炒めているが、ココナツは強くはない。
サンマ焼き、ハサン風:焼き具合が最高、これは美味い。
明日葉・小エビ・ゴーヤの天ぷら:最初にビールのお供として食べたかった。もちろんカレー味!
イカと鶏軟骨のパクチー炒め:あっさり目の味付けでイカが柔らかく小さな軟骨のコリコリ感がとっても食欲をそそる。
レモン・エビ・オクラカレー:レモンチキンカレーの原形だそうだ。ツルムラサキも入ってよりねばねば感。ライスと合わせると最高である。

*****************記念すべきオフ会レビュー*****************
12年7月:
8人以上のパーティコース、この間ハサンさんとメニューの打ち合わせをした。
こっちの企画を話すと、どんどん乗って来てくれ、さらに食べログ界のカレーキングの一人も参加することを知ったら、ハサンさんのもてなし魂に火がついた。

パパド(インド風薄焼き豆煎餅)
サムサ(インド風挽肉揚げ春巻)
タンドリーラム(辛くない骨付き仔羊のロースト)
タンドリー砂肝(辛くくせのない本当に柔かい砂肝)
サバ缶(ご存じ東北の缶詰を使ったサバカレー、今日のはマイルド)
パクチー春巻(パクチーをふんだんに、中にタンドリーチキンがあり、その風味でパクチー嫌いも大丈夫)
牡蠣マリネ(ハサンさんの思いつき)
鶏レバータンドリー(鶏レバーらしい味わい、臭みはない)
チキンピクルス(シャンパングラスに刻んだ食材、ちょっとピリ辛)
サバもんじゃ焼き(ハサンさんがたまには日本料理をと)
アボカドサーモン(今度は鮭缶を使ってアボカドとのコラボ)
ブリバジャ(インド版牛もつ炒め、辛さが後からの好評ネタ)
ホウレン草炒め(ココナツとほうれん草とニンニク炒め)
タンドリーブリカマ(サプライズのブリカマタンドリー)
タンドリーチキン(辛くはしていない)
ワサビダック(ハサンさんのおやつ)
マトンの挽肉カレー(オリーブオイルとブラックペッパーのドライパラダイス)
サバ納豆カレー(納豆のネバネバが飛んで鯖とピッタリの相性)
ミントビーフカレー(フレッシュミントのペースト入り)
レモンチキンカレー(チキンとレモンでさっぱり甘め)
ホワイトラムカレー(ココナツミルク、チーズ、ラム)
ナン三種とサフランライス
インドチヂミ(ハサンさんの遊び心)
シナモンアイスでしめて、飲み物付きでこれをなんと一人4千円でやってくれた。

ハサンさんに大感謝、企画を手伝ってくれた三人の男性レビュアーさんに感謝、参加して感動してくれた四人の女性レビュアーさんに感謝。
皆の期待がそれをはるかに超えた素晴らしいコースに具現化した。

12年7月:
ホウレン草炒めサムサタンドリープローンオクラ&フルーツサラダをつまみに。
最後はレモンとチキンのカレーでさっぱりと。

12年4月:
サッポロ黒ラベルとパパドでスタート
大根、ワカサギ、ラム挽肉うずら卵
ギラ炒め(砂肝とホウレン草のニンニク炒め)
牡蠣、鶏レバー、砂肝と豆のピクルス
タンドリーラム
鶏軟骨
納豆カレーとライス

11年11月:
ビール3種、イギリスのコブラ、スリランカのライオン、イタリアのクルズカンボ
コブラがすっきりしていて一番気に入った。

野菜の卵焼きディムバジ、牛ステーキのビーフカバブ、にんにくの芽と炒めたムール貝スタミナを注文。
ディムバジはパクチーが強くカレーの辛みを感じる。
ビーフカバブは辛くはない。
ムース貝スタミナはじわじわと辛みがくる煮込み。

ブリのカルパッチョ: カルパッチョは大根とフライドオニオンと鰤の刺身を和えてあり辛くはない。
ブリのタンドリー
オクラチキンカレー
牡蠣梅干しカレー

11年9月:
三週連続!
骨付きタンドリーラムが無性に食べたくなり、ドアの窓から店内を覗くと幸い空きテーブルが見えた。
そしたら、ハサンさんと目があった。

笑顔でドアを開けてくれ、「どこかで見た顔が見えたよ」と言ったので「こっちも窓を覗いたらどこかで見た顔が見えたよ。タンドリーラムはまだある?」と言い返した。「私はいつもここにいるからね。ラムあるよ。」

首で座る席を示してくれた。
ここの骨付きタンドリーラムは絶品である。その辺のフレンチなんかより遥かに美味い。

でも時間がかかるので、ハイッピービアテイストとラムラッシーのダブルを飲みながら待つことにする。
パパドが出てきたので齧る。

ハサンさんがSanma-can作ったから食べてよと。
サンマの蒲焼の缶詰の中身を出して、ゴーヤとチーズで炒めて缶に戻し、ふんだんなパクチー。

サバ缶を経験しているので予想通りの味、予想通りの辛さ。
やっぱり汗が噴き出す。蒲焼の味とチーズとカレー味は見事に調和している。

骨付きタンドリーラムが出てきた!!!
これはやっぱり本当に美味い!

柔かくてジューシーで骨までしゃぶる。
因みにこの一品は辛くはない。

余ったSanma-canはドギーバッグにして持ち帰り。
翌日の昼、ご飯にのせたら美味かったことこのうえない。

11年9月:
サララウ(辣油サラダ)を頼んだら、ハサンさんが眉をへの字に曲げてうーんと唸った。
先週あれだけ汗かいてたから、やめたほうがいい、とアドバイス。

しばし、ハサンさんは考え、これにすればと出てきたのが
パクチー春巻タンドリーチキンをパクチーで巻いた春巻。辛味はほとんどなく、パクチー好きにはたまらない。タンドリーチキンがいいアクセント

あとは
ブリバジャ:牛もつ炒め。もつが本当に柔らかくフワフワ。唐辛子と一緒に炒めてあり、後から辛さが追っかける。
ベグニ:茄子を豆粉で揚げたもの。ヨーグルトソースがついてくる。辛さは少ない。
ティルビーフカレー:ごま油とビーフ
ムルギーカレー:チキン

*****************記念すべき初訪レビュー*****************
11年8月:
初訪、予約してでかける。
店内はそれほど広くはない。右手の真ん中のテーブル席に案内される。

とりあえずサッポロ黒ラベルの中瓶を頼んでメニューブックを開く。
これが楽しい。かわいいカラーのイラストというか漫画のメニューブック。料理の解説も簡単に書かれこれを読んでいるだけで楽しい。

そのなかからつまみとして
Saba-can
タンドリー砂肝
骨付タンドリーラム
を頼む。結論から言うと、ここに来たらこの三品はいつか楽しむべきである。

Saba-canはまさに鯖の缶詰の具を開け、ゴーヤ、オクラで炒めてまた缶に戻し、その缶のまま出てくる。
このSaba-canを応用したSaba curryももちろんある。

経堂商店街がコラボしてサバ缶を経堂名物にしようとしていくつかの店で提供されている。
被災した宮城の缶詰工場のものだそうだ。経堂に詳しい友人が教えてくれた。

余談はさておき、このサバカン、ビールが進む。食べるにつれ辛さが増してくるのである。
そこでキングフィッシャー、ハイッピー(ホッピービバレッジ社に対抗して博水社が出したもの)を頼む。

鯖缶、ゴーヤ、オクラ、カレー、まさに異文化の融合、食べ終わる頃には口中はヒーハー!
続いて、タンドリー砂肝が出てくる。

これは本当に辛いですからホットですからと注意。
ところが、Saba-canで麻痺したか、口に入れた瞬間は全然辛くなく、驚いたことに、非常に柔らかいジューシーな砂肝。

砂肝といえばコリコリが常識。それがハラミのように柔らかいのである。
後からくる。汗が噴き出し始めた。でもどうしてこんなに柔らかいのだろう。

ビールとワインのカクテル、サムライハサンとハイッピーレモンテイストを追加。
店主ハサンさん発明のサムライ・ハサンはビールとワインの比重の違いで見事に二層分離。

骨付タンドリーラムが届く。
これは絶品!柔らかく香ばしくジューシーで滋味深い。辛くはない。骨までしゃぶる。
これもどうしてこんなに柔らかいのだろう。

締めのカレーはサブジチーズ(ホウレンソウ、トマト、カッテージチーズ、ジャガイモ)とダルキーマ(豆と挽肉)にプレーンナンシナモンナン
いずれもこくがあり美味しかった。

これはまた行かなければと思ったら、青の水玉の折り畳み傘を忘れてきてしまった。
翌日取りに行ったら、秘密を教えてくれた。

砂肝は確かにヨーグルトなどに漬け込んで柔らかくしているが
ラムのほうはそうではないとのこと。

なんと銀座の高級フレンチに卸されるキロ5,800円の肉が余った時にまわしてもらうとのこと。
超高級ラムなので柔らかいのだ。ハサンさん曰くこれでは儲けが出ないというのも納得。

ここはお勧め!但し、何人も帰されていたので予約するのが無難。

  • ビーフとネギ
  • パニプリ(白子、サバ)
  • ラムタンとベルピーマン

もっと見る

4位

ラ・マンチーナ (仙川 / イタリアン、パスタ)

17回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥3,000~¥3,999

2023/04訪問 2023/04/19

仙川:久々にお店でいただく

お店でいただくのは実に1年5ヶ月ぶり。
シェフのおまかせを予約しておいた。

夜の部口開けの客だったが、
間もなく満席で盛況。

まずは生ビールで乾杯。

アミューズに
コンビーフパテ
丸鍋型のクッキー生地の中に
よくほぐしたコンビーフのパテ、
温かく、ビールのアテにピッタリ。

白ワインのカラフェをお願い。
最初の前菜は
イワシと焼き茄子のマリネ
香ばしい焼きナスとマリネしたイワシの相性がいい。
量はたっぷり。

筍とモッツアレラのフリット
これはほぼ定番化。

ホタルイカと菜の花のイカスミパスタ
春を感じさせる3つのハーモニー。

赤ワインのカラフェをお願い。
ホワイトアスパラのカルボナーラパスタ
川上君がWBC1番バッターの如く
本場カンボジアの高級胡椒をペッパーミルパフォーマンス!

期せずして今年初めてのホワイトアスパラも楽しんだ。

メインは
静岡県産地養鳥胸肉サルサピカンテソース

食後に最近手に入れたというグラッパを試飲させてもらう。
強い!度数40度!葡萄の香り!

御馳走さま。

この日頼んだもの:
シェフのおまかせ@3,850円x2
コペルト@300円x2
生ビール@780円x2
白カラフェ1,930円
赤カラフェ1,930円
合計13,720円

カツオのカルパッチョ」(1,350円)
イワシのカルピオーネ」(1,350円)
鮎のカダイフ揚げトウモロコシソース」(1,350円)
香り豚ロースのカツレツ」(1,890円)

こうも暑いので
前の日に頼んで、
昼に持ち帰り。

ビールとワインがよく進んだ。
今年初のホワイトアスパラ、
ありがたい。

いつもはローストする鶏ももを
トマト煮にしてもらった。

あぁお酒が進む。

本マスのカルパッチョ」(1,350円)
イワシのカルピオーネ」(1,350円)
生ハムとホワイトアスパラ」(1,910円)
鳥ももトマト煮込み」(1,890円)
宣言が明け、
イートインを予約。
ついでにカルピオーネをテイクアウトでもお願い。

イートインではいつものように
シェフのおまかせ@3,580円

まずは生ビールで乾杯。
グラスが重厚なものに変わった。

アミューズは
干鱈とじゃがいものタルト、
熱々トロトロ旨みたっぷり、
火傷に注意w

この日のおまかせコースは
赤に合うのが優勢という事で
赤のボトル、白のグラスでお願いすることに。

サトシ君が
数本のボトルを出し丁寧に説明してくれる。
悩んだ挙句、
奮発して
シチリアのフェウドマッカリサイヤ2016でお願い。

熟成して果実味たっぷり、
シチリアらしい美味しいワイン。

カツオと茄子のカルパッチョ
熟れたカツオ、香ばしい焼き茄子、
いいマリネ。

ご機嫌な味。

次が
白子としし唐のフリット
ということで、
ドライな白のグラスをお願い。

リースリングとイルバッコ、
いいリコメンド。

サンマとキノコのパスタ
そういや高級魚となったサンマ、
今年2度目かも。

牡蠣とブロッコリーのパスタ
赤ワインに戻る。

ぷくぷくの牡蠣、
美味しくいただく。

メインは
鶏、小布施栗、キノコのロースト

三者の見事なジューシーなハーモニー。

食後にサービスでイタリアジンをいただく。
クセがなく強すぎず美味い。

テイクアウトのカルピオーネをもらって
お勘定、
二人で19,840円払って御馳走さま。

あぁ何かと満足。
緊急事態宣言中。

前の日、お店に連絡して、
昼前に取りに行く。

鰹のカルパッチョ」(1,250円)
穴子とモッツァレラチーズのフリット」(1,250円)
イワシのカルピオーネ」(1,250円)
スペアリブと白菜の煮込み」(2,090円)
計5,840円

熟れたカツオの旨み、
チーズとハムに挟まれた穴子、
臭みのない鰯、
甘い白菜とトロトロのスペアリブ。

2人で美味しくいただく。
あぁ大満足♪
旬の魚と野菜をほんと上手に調理する。

ナス嫌いの人には大変だが、
カツオには焼きナス、
イワシには揚げナス
と上手に使い分け。

トウモロコシソースが上品な甘さで、
アユとアスパラを惹き立てる。

カツレツには粉チーズを上手に使い、
豚の旨みが際立っている。

随分ワインが進んでしまった♪

カツオのカルパッチョ」(1,250円)
イワシのカルピオーネ」(1,250円)
鮎のカダイフ揚げトウモロコシソース」(1,250円)
香り豚ロースのカツレツ」(1,890円)
「鱒カルパッチョ」(1,250円)
「目光カルピオーネ」(1,250円)
「ヤリイカとタラの芽のフリット」(1,250円)
「豚スペアリブ春キャベツ煮込み」(1,890円)

鱒は旨みと水分がたっぷり、
メヒカリ、素揚げの茄子、
穏やかな酢で旨みが惹き立つ。
ほのかな塩の揚げたイカの旨み、季節の山菜、
とろとろの甘い豚と季節の甘い野菜。

季節感たっぷり、
美味しくいただく。
今回も
マジメに緊急事態宣言に対応しての不要不急対応。

真イワシのカルピオーネ」(1,320円)
牡蠣とほうれん草のグラタン」(1,320円)
山形豚のロースト」(1,890円)

鰯の南蛮漬け、グラタン、豚ロースト、
いずれもあっさり目の味付け。

野菜もたっぷりあって、
ビールとワインがどんどん進む。

美味しくいただきご馳走さん。

シホさん、サトシくん
なんとか辛抱して
なんとか工夫して
続けていってねぇ♪
テイクアウトも絶賛推進中。

感染症対策も行いながらの
イートイン営業を予約。

いつものように
@3,580円のシェフのおまかせ。

生ビールで乾杯♪

イワシフリット
カツオカルパッチョ
鮎のカダイフ揚げとうもろこしソース
ホッキ貝とブロッコリーのパスタ
鱧と夏野菜のパスタ
クロウシのロースト

最初にフリットが来たので
前菜2は?
とワクワクしてたら
鮎のカダイフ揚げ、
身がフワッといい感じに仕上がる。
甘いとうもろこしソースに合わせるのは面白い。

ここでビーフをいただくのは久しぶり。
ジューシーで美味い。

ハーブの香りが効く白ワインをカラフェで
赤ハウスワインをカラフェで。

お代は2人で13,820円。
コロナ対応でテイクアウト始めました!
シーザーサラダ
季節のフリット
海老とアボカドのクリームソースパスタ
香り豚のカツレツ


いやぁ大満足♪
とっときのワインボトルを開けていい感じ。

急な外ご飯、
直前に電話したら、幸運にも2席ゲット!

当日なのでアラカルト、
とりあえずビールをもらい、
メニューを検討。

メヒカリのカルピオーネ(エスカベッシュ)
ヤリイカとマイタケのフリット
穴子、焼きナス、三つ葉、フレッシュトマトのパスタ
蝦夷鹿のロースト

白グラス、
白で続けようと思ったが、
もっとドライなのがなかったので
ここから赤、
シチリアの赤が果実味がありよかったので
これをおかわり。

揚げモン2つ続くことになったが、
シホさんの腕で、
あっさりジューシーに美味しく。

今年はサンマがよくなく、アナゴのパスタに。
カルピオーネとパスタのナスが旨い。

蝦夷鹿はしっかりといい味。

ビール1杯ずつ、グラスワイン3杯ずつ、
料理4皿シェア、2人で1万4千円ちょい。
この日のシホさんの構成
白レバーペースト
サクラマスカルパッチョ
タケノコフリット、マルゲリータ風
牡蠣と菜の花のタリアテッレ
ホタルイカと蕗の薹、アンチョビソーススパ
スペアリブの煮込み

生ビールで乾杯、
この日のサトシさんのリコメン、
サンジョベーゼ95%、コロリーノ5%の
ビッビアーノ キャンティ・クラッシコ2008
6千円チョイの値段は良心的。

相変わらず、季節をタイミングよく伝えてくれる。
フリットは相変わらずの素晴らしい出来、
桜の開花に合わせたか、名に桜のつく魚、
菜の花、蛍烏賊、蕗の薹、
果実味があり、熟成された赤ワインがいいマリアージュ。

ここの煮込み料理はかなり久々だと思うが、
素晴らしい味付け。
塩が少なく、香りづけのなく、臭みもなく、
豚の旨みを最大限引き出している。
ちょっと舌を巻く旨さ、
付け合わせの白菜の自然な甘さがまたいいハーモニー。

お代は2人で1万4千円ちょっと。
途中から本降りになったこの日もお店は満席、
ご馳走さん。
生ビールで始まり
アミューズの白レバーペースト、

前菜は
カツオと焼きナスのカルパッチョ
ハモとシシトウのフリット

パスタが
鮎のパスタ
ホタテのパスタ

メインは
香り豚のトンカツ

10年来世話になった人の送別会。
いい大人の4人が光り輝く若き女性を送別する。

色々ワガママ聞いてくれてありがと♪
焼肉を食べた後、電話を入れたら
奇跡的にタイミングが合い、
ちょい呑みに使わせてもらう。

果実味とボディがあるのを2種ずつ、
チーズのかけらをかじりつつ。

他の店でドライでミネラル感のある白のグラスを頼むと
大抵フルーティなものが出てくることが多い。
赤の果実味は好きなのだが白の果実味は甘いので少し苦手、
何故なんだろうね、とサトシ君と語り合う。

我々が呼び水になったか、
この時間から食事のカップルたちが来たところでお勘定。
2人に挨拶して店を出た。
久々で申し訳なく。
きめ細かい泡の生ビールで乾杯。

サクラマスとウイキョウのクロスティーニ
まずはさっぱりサクサク

ミネストローネスープ
野菜が美味い。この日は寒かったので温まる。

メヒカリ・ヤリイカ・タケノコのフリット
ここのスペシャリテ、筍の香りが素晴らしく、魚介もフワフワ。

牡蠣と葉玉ねぎアンチョビソースのスパゲッティ
アンチョビの主張は控えめ、牡蠣がぷくぷく、葉玉ネギが甘い。

ホタテと菜の花とフレッシュトマトのタリアテッレ
ふんだんにホタテ、春の息吹の菜の花。

柏幻霜ポークマルサラ酒ソースソテー
千葉県柏にそんな豚があるとは。
脂が多いがさっぱり。
繊維が細かく、霜降り。 オレイン酸、リノレン酸を多く含むそうだ。

トスカーナのヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ
のボトル。
すっきりと果実味のある赤ワインで美味い。

食後酒も楽しむ。
この構成で
2人で1万6千円チョイはお安い。

料理はこれでひとり3千円チョイとは格安、
ということはお酒を呑みすぎか(笑)

あなたもシェフのおまかせ、予約して来てみてね(^_-)-☆



サトシ君とシホさんのお店。
お二人いいパートナーだが、それは仕事上の事。
実はそれぞれの生活があり、清廉潔白な美しいビジネス関係である。

昼に
シェフのおまかせ(前菜2、パスタ2、メインで@3,300円)
をお願いして予約。

生ビールで乾杯。

アミューズの
メヒカリのフリット
やはりシホさんのうま味の閉じ込め方は秀逸。
表面は香ばしく、中はふんわり。
たったひと片なのだが素晴らしい。

忙しいサトシ君の事を考え
いつもは赤のハウスワインのカラフェにするのだが、
この日は大雨で客足が鈍ると思っていたので
サトシチョイスのワインをゆっくり愉しむことに。

が結局、3組8人訪れたので
そこそこ忙しくしていたが。

白のグラス、赤のボトルをお願いする。

ズワイガニとキュウリのサラダ
ズワイガニがすこぶる甘い。
キュウリの青臭さとの相性がぴったり。

白ワインはドライなものということで
ヴェネト州の
レ・バッディステッレ ソアーヴェ クラッシコ
ガルガーネガという品種。

エステ&ノイエ ソルト シャルドネ

シャルドネはやはりフルーティさがあるが、
ヴェネトの白はドライで私の好み。

秋鮭のカダイフ揚げ
鮭と云うより上品な鱒に近いうま味のある一品。

赤のボトルは
フランスワインで例えると
シラーやグルナッシュが好みと伝えると
これもヴェネト州の
ヴァルポリチェッラ スペリオーレ リパッソ
カデルライト 2011トッマーゾ ブッソーラ

(6,500円)を準備してくれた。

穴子と焼ナスのパスタ
焼きナスの香ばしさと穴子の香ばしさの二重奏。

赤ワインは果実味たっぷり、ボディがあり、スパイシーで
ぴったんこカンカンのチョイス。

真鰯とキタアカリのフジッリ
イワシとジャガイモをあわせ、しかもトマトソース。
ワインがどんどん進む。

ハンガリー鴨のソテー
控えめな塩加減で、肉はジューシー、うま味たっぷり。

この構成でこれだけのものを出して
3,300円のコースに仕立てるとはたいしたもの。

今日はワインに力を入れたので
お代は2人で16,510円。
大満足でご馳走さん。
シホさんとサトシさんのツートップ。
シホさんが料理、サトシさんがホールとワイン。

人気が高くなってきたので事前予約は必至。
アラカルトもいいが「シェフのおまかせ」(事前予約)3,300円(別にメイン2品コースもあり)もいい。

ほんとに狭小のキッチンから旬の野菜と魚の素材を活かして美味しく出してくれる。
二人の劇場を是非楽しんでもらいたい!

[16年11月のおまかせ]
他の店でポルチーニ茸のフリットを食べたが納得できず、
フリットの天才、シホさんのを食ってみたく、連絡してお願いする。

快く受け入れてくれ、衣の薄さ、ポルチーニ茸の水分の保持に感動。
やっぱり彼女は天才である。

来週でこのキノコの旬も終わり、堪能できてよかった。
この日、シェフのおまかせを頼んだお客さんはポルチーニ茸にありつけラッキーである。

[16年1月のおまかせ]
大人気、予約して正解。
白子のフリット
・炙り鰆、ウイキョウと玉ねぎ
新タケノコ、モッツァレラ、グアンチャーレのフリット
・牡蠣とブロッコリーのジェノベーゼソーパスタ
・猪と下仁田ネギのラグーソース、ショートパスタベスビオ
・鶏とフォアグラのマルサラソース

やっぱ塩梅がいいここ。

[15年1月初旬のおまかせ]
・ミネストローネ
・炙り鯖と茄子のカルパッチョ
鱈白子と大仁田ネギのフリット
・スカンピのイカ墨パスタ
・カニのリゾッティーニ
・蝦夷鹿ロースト、蕗の薹、芽キャベツ

海外から帰ってきたその足でここに来る。
サバの炙り、フリットと好きなものが続き、久々のイカ墨パスタが美味い。
米粒パスタに染みこんだ蟹のエキスがすばらしい。
もう初春を感じさせるフキノトウに甘い甘い芽キャベツ、これに柔らかい蝦夷鹿、素晴らしい組み合わせ。

わざわざ時差ボケをおして来た甲斐があった♪

[9月下旬のおまかせ]
・白レバーペースト
・サンマ、ポルチーニ、ナスのカルパッチョ(+400円)
・鮎とラルドのカダイフ揚げ
・カニと万願寺唐辛子のトマトソースピリ辛パスタ
・鴨と牛蒡のラグー、パスタヴェスヴィオ
・和牛ハツのロースト

いずれも美味しいのだが、鮎のカダイフ揚げは凄かった。
やはりここの揚げ物は本当に最高、ここを越える味にはまだ出会っていない。

旨味を閉じ込め、しかも衣は薄く、その日のメニューにフリットがあれば頼むべし。

[5月初旬のおまかせ]
・鯵と香味野菜のタルタル
・イタリア産茹で上げホワイトアスパラ(+400円)
モッツァレラチーズとタケノコのフリット
・ホタテ・アスパラ・フレッシュトマトのスパゲッティーニ
・酵素ポークと春キャベツの手打ち幅広パスタ
・山形ポークと新生姜

ホワイトアスパラは今年たくさん食べたがこれが一番シャキシャキでジューシー。
相変わらずここで旬を教えてもらった!

[1月初旬のおまかせ]
・ミネストローネ
・イイダコとウイキョウのマリネ
白子と下仁田葱のフリット
・三陸牡蠣と岩海苔のクリームソースパスタ
・蝦夷ジカと葉玉葱のラグーのタリアテッレ
・筍・銀杏・ご飯を詰めた若鶏ロースト
・グラッパと黒糖
・金柑とリコッタチーズの焼きチーズケーキ

ずっと念じていたフリットが出た。
やっぱり美味い!

シェフは結構チャレンジしている。
それは本当にいいことだ。

[10月初旬のおまかせ]
休日の昼、おまかせで予約。
ジムで汗を流した後、ビールが美味い。

・柿と生ハム
・サンマ・焼き茄子・フルーツトマトのカルパッチョ
・子持ち鮎、ラルドのカダイフ揚げ、トウモロコシソース
・北寄貝、キンシン草、カラスミのパスタ
・ヤリイカ、ズッキーニ、フレッシュトマトのパスタ
・岩手米豚と野菜のストウヴ蒸し

進化している!!!

ストウヴ鍋の肉と野菜蒸しも素晴らしいが、カダイフ揚げが絶品!
フリットがそうであるように閉じ込めて食材の旨味を出す天才である。

[5月中旬のおまかせ]
・初鰹のカルパッチョ
・メヒカリのマリネ
・手長エビと万願寺唐辛子のトマトクリームソースタリアテッレ
・仔羊のラグーソースパスタ
・北海道牛のロースト、蕗の薹ソース

シホさん少し肩に力が入ったかな(笑)
3年ぶりのおじさんおばさんの同窓会は楽しかった!

[3月下旬のおまかせ]
・タコ、デコポン、セロリのマリネ
・ホタルイカ、菜の花、ウルイのバーニャカウダソース
・鯵とウイキョウのパスタ
・穴子、焼きナス、三つ葉、フレッシュトマトのパスタ
・薩摩軍鶏ローストと春野菜のサラダ(ホワイトアスパラ入り)

この日も大人気で満席。
やはりここは旬の魚介と野菜の調理の仕方がとても上手。
鯵を水っぽくなくその味を上手に引き出したり、焼き茄子の焦げた香ばしさを上手に引き出したりそのテクニックは素晴らしい。

この日はなかったが、フリットにして魚介や野菜の旨みを封じ込めるテクニックは最高である!

[12月中旬のアラカルト]
あれ?傘がない
先日のおまかせの時降りそうなので持って行ったが、帰りにはすっかり晴れてサトシさんと話し込んで忘れてきた。
翌日ジムに行ったついでに取りに行ったら臨時休業。

仕事が遅く、夕食を逃した日、取りに行く。
幸い二回転目で席があった。

この日はとんでもなく寒い日、思わず前菜に「具沢山のミネストローネ」850円を頼み、
プリモを「エゾジカと春菊と大根のラグーソース」1,380円にする。

少し身体も温まってきたのでプレモル800円を頼み、今日の自分にお疲れさん!
野菜たっぷりのミネストローネ、身体があったまる!野菜のえぐみもなく滋味が身体に染み渡る。

赤グラスワイン950円を頼んだところでパスタが届く。
先日はエゾジカのグリルを食べたばかり。今回はそのラグーソース。

あっさりの中にも肉だけにそのエキスが身体の中からエネルギーが起こるような気分に。
春菊特有の青い香りが鼻に抜け、水切りをよくした大根が美味い。

今年の〆の挨拶を二人にしてご馳走様!
2013年は1月4日から営業!

[12月中旬のおまかせ]
9月にオフ会を開いてから少し間があいてしまった。

・バカラ(干し鱈)を詰めた椎茸のオーブン焼き
白子・ヤリイカ・下仁田ネギのフリット
・牡蠣と春菊のアンチョビソースパスタ
・セイコガニのアラビアータ
・エゾジカのグリル

干し鱈の旨みを強烈ではなく上品に椎茸に閉じ込め、いきなり満足。
シホさんの素材を衣に封じ込める技は素晴らしい。
白子が熱々トロトロ、ネギもジューシーでトロトロ、イカがさくっと柔らかい。最高の組み合わせ!

パスタはまず、牡蠣とアンチョビでジャブをかまされ、セイコガニのトマトソースでノックアウト。
エゾジカは赤身一杯で柔らかく、ジューシー、陶然とした一夜であった。

[8月中旬のおまかせ]
プレモルの生を頂きながら、サトシさんとワイン選び。
白のグラスをシャルドネ100%のエステ&ノイエのサルト2010 @950円
赤のボトルはトスカーナの南、ウンブリア州のサンジョベーゼ65%、メルロー20%のカンティーナ・ゴレッティ モンテファルコ2007 4,500円

・ストゥッツィキーノ(つきだし、アミューズ)は冷たいとうもろこしのスープ。
暑い夏にぴったり、とっても甘い自然なとうもろこしが食欲をそそる。

前菜の一つ目は
・サバのソテー、クスクス添え。
クスクスはトマトでマリネされ表面パリッとソテーされた鯖の塩気といいバランス。

白ワインは最初にミネラルを感じ、あとからスッキリと果実味がきて、後半は甘さが残り美味しい。

前菜の二つ目は得意のフリット、今日はキス、マコガレイ、しし唐、かぼちゃ。
夏だけに少し塩気が強いものの魚の旨味と野菜の甘味が封じ込まれている。

プリモの一つ目は季節らしいハモと夏野菜のスパゲッティ。
骨切りされた季節のハモをいただくとうれしくなってくる。

赤ワインはタンニンをしっかり感じ、後から果実味が追っかけてくる。
もう少し果実味が強いほうが好みだ。

プリモの二つ目は定番のウニとトマトのタリアテッレ。
やはりこのソースはタリアテッレとよく絡む。幸せである。

セコンドは薩摩シャモのローストに夏野菜とマンゴー、サルサソースをかけて夏らしく。
ぷりぷりのジューシーな鶏モモは美味い。

明日からお店は夏休み。
ゆっくり骨休みしてね。

[7月上旬のアラカルト]
前菜2品だけおまかせ(850円x2)であらかじめ頼んでおき、行ってからビールを飲みながら検討。
ワインはサトシさんお勧めのトスカーナ地方のヴィラ・ピィロ・ボルゴフォルテ2007 4,700円にする。

サンジョベーゼを主体とし(約50%)、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンをブレンド。
フルボディまではいかないものの果実味もタンニンも感じ、深みがあり、炭のイメージを感じた美味しい赤ワイン。

聞くと前菜はカツオのカルパッチョと穴子のフリット

プリモは季節柄、鮎と白ウリ・枝豆の塩味パスタ
セコンドは伊佐木と里芋のオーブン焼きと松坂ポークのロースカツ
をお願いした。

カルパッチョにパクチーを使ってあるのは斬新。
フリットはチーズをはさんでありトロトロ。

パスタは季節を感じる塩味。

オーブンで蒸し焼き状態のイサキと里芋はふわとろ。
ポークカツは外はカリカリ、中はジューシー。

ハウスワインのカラフェを追加で頼んで14,940円。
ご馳走様!

[5月下旬のおまかせ]
・白レバーペースト
・鯵・オクラ・茗荷・フルーツトマトのカルパッチョ
花ズッキーニのフリット、カポナータ添え
・ヤリイカとアスパラソバージュのパスタ、カラスミ和え
・香草ポークと春キャベツのパッパルデッレ
・北海道産鴨のロースト

カルパッチョはミョウガが効いてさっぱりとした味わい。
花ズッキーニはチーズを挟んで揚げられ春のうまみとえぐみがうまく閉じ込められている。冷たいカポナータが好対照。
ヤリイカのパスタはカラスミ和えにすることでピリ辛仕上げ。
タリアテッレより幅広の手打ちパスタが豚のエキスとキャベツのソースによく絡まる。
鴨は柔らかく弾力がありジューシー。

[3月中旬のおまかせ]
・白レバーペースト
・炙り鯖と新玉葱カルパッチョ
モッツァレラチーズを挟んだ新筍のフリット
・蛍烏賊と蕗の薹のパスタ
・鴨と牛蒡のラグーソース タリアテッレ
・薩摩若軍鶏ローストと愛媛ハルカ
・グラッパとチョコタルト

タケノコにチーズを挟んでのフリットが季節を感じみずみずしい。揚げることで春が閉じ込められた感じ。
ホタルイカとフキノトウもいいが、少し塩分が濃かった。
鴨とゴボウはいい相性、やや濃いがいいラグーでタリアテッレといい絡み具合。
シャモのロースとはとってもジューシー。
シホさんの調理は冴える。

薫り高いいいグラッパを選択してくれたサトシさん、今度は彼からワインの勉強をしてみるか。

[6,800円のクリスマスディナーコース]
・聖護院大根のスープとゼッポリーネ
・ズワイガニと青パパイヤ・青リンゴ・紅心大根のサラダ
フリットミスト(才巻きエビ・白子・ヤリイカ・目光・下仁田葱)
・カマスと椎茸・蕪の塩味カラスミがけパスタ
・酵素ポークと白菜、黒トリュフがけパッパルデッレ
・長野県本土鹿もも肉のグリル 牛蒡のピュレと実山椒ソース
・ピスタチオとアーモンドヌガーのアイスと紅茶

スプマンテで乾杯し、サトシさんに果実味が多くやや重い赤をと頼んだら
ナンティア 2007年 バディア・ディ・モローナ6,000円を出してくれた。
イタリアトスカーナのフルボディでカベルネ・ソーヴィニヨン60%、カベルネ・フラン15%、メルロ20%、プティ・ヴェルド5%

[10月後半のおまかせ]
・ミネストローネ
・焼鯖・フルーツトマト・茄子のカルパッチョ
北海道産生シシャモと下仁田葱のフリット
・ツブ貝とシメジのジェノベーゼ
・穴子のカルボナーラ
・子羊のグリル

子羊のグリルが絶品。臭みがなく柔らかくジューシー!

[夏と秋の端境期のおまかせ]
・黄金桃と生ハム
・サンマ・ナス・フルーツトマトのカルパッチョ
トリュフと椎茸を挟んだ穴子のフリット
・シロイカと緑トマトのピューレ冷製カッペリーノ
・鱧と松茸の塩味パスタ
・天草ポークのソテー

桃と緑トマトのピューレにズキューン!

[夏のおまかせ]
・玉蜀黍の冷たいスープ
   トウモロコシが本当に甘く、冷たいスープで暑さを吹き飛ばす
・鰹・山芋・オクラ・フルーツトマトのタルタル
   今日は酢が良く効かせてあってサッパリ感満載
・鯖のソテー、クスクス入りガスパチョ添え
   ガスパチョが酸っぱい仕上がり
・毛蟹と万願寺唐辛子のトマトソースリングイネ
   さっぱりしたトマトソース
・カマス・葉唐辛子・焼き茄子の山椒を練り込んだ手打ちタリオリーニ
   ソースの葉唐辛子とパスタに練り込んだ山椒で口の中がピリピリ
・香草ポークのバラ肉とキャベツの白ワイン煮込み
   豚バラ肉はあらかじめ下処理されて余分な脂は落とされコラーゲンと肉の塊に

[初夏のおまかせ]
・本鱒・白瓜・新玉葱のタルタル
・トリッパと新牛蒡のトマト煮
・蛤と新生姜のパスタに唐墨をかけて
・短角牛と筍のラグーソースのタリアッテレ
・イサキとホワイトアスパラのソテー

[春のおまかせ]
・初鰹・菜の花・フルーツトマトのタルタル
・佐賀産ホワイトアスパラとつぶ貝のソテー
・牡蛎と蕗の薹のアンチョビソースパスタ
・桜鱒・うるい・フレッシュトマトを桜を練り込んだパスタで
・ハンガリー産国宝豚と牛蒡のグリル
国宝豚のジューシーさ、桜餅の香りのする醤油系パスタ、旬のシャキシャキ佐賀産ホワイトアスパラ、甘いトマトと苦みの菜の花で感じる春

[10月のおまかせ]
・短角牛のもも肉のカルパッチョ
・秋鮭のフライ、トンナータソース(ツナ)生春菊乗せ
・帆立・蓮根・大葉のジェノベーゼソースのパスタ
・カマスと松茸の塩味のパスタ
・アマダイのうろこソテー、シシャモがおまけで

[5月上旬のおまかせ]
・生の岩牡蠣ウイキョウペースト・フルーツトマト載せ
・メヒカリのフリッターの野菜一杯マリネ
・ホッキ貝とラッキョウのペペロンチーノ
・アナゴ・焼き茄子・ミツバ・トマトのパスタ
・羊のローストのグリーンアスパラと焼きコサン竹添え

[夏の終わりのおまかせ]
・白レバーペースト
・秋刀魚と無花果のカルパッチョ
脂の乗ったサンマと熟れ具合のよいイチジクのコラボが最高。
・黄金桃と生ハム
もしかしてメロンより桃が合うかも。
・ホタテとインゲンのバジルソースパベッティ
・ハモと夏野菜のスパゲッティ
・香草ポークのグリル

[秋から冬のおまかせ]
・自家製ソーセージ
ジュースがじわーっと
・サバと焼きナスのサラダ
焼きナスの香りがいい。ここは野菜が本当においしい
舞茸と白子のフリット
いつものようにふわっと
・白イカとその墨のパスタ
新鮮かつ旨み
・鴨とゴボウのラグーソースパスタ
ゴボウの香りが素晴らしい
・甘鯛のソテー
パリパリの皮、ジューシーな身、相変わらずおいしいつけあわせの蕪

[晩秋のおまかせ]
・白レバーのパテ
・生の岩ガキにスプマンテのジュレ乗せ
スプマンテのさわやかな香りが海のミルク、カキの身とからみ、うー至福。
椎茸とイカのフリット
・活きダコと蕗のパスタ
タコの香りと蕗の香りが口の中で絡み合う。
・軽く揚げたカキをからめたパスタ
小ぶりのカキを軽く揚げ、口の中にジュースが広がる。
・鴨のグリル
臭みもなく、これもジューシーで副菜のグリルしたナスとの相性が最高。

[秋のおまかせ]
・サンマとイチジクのカルパッチョ
シシャモとレンコンのフリット
・キノコのパスタ
・焼きサンマと焼きナスのパスタ
・イベリコ豚のグリル

[夏のおまかせ]
・アジ、焼きナス、茗荷のカルパッチョ
茗荷の香りがつーんときて新鮮なアジ、そして絶品ともいえる焼きナス。昔、じいさんが七輪でナスを焼いて出してくれた光景が浮かんだ。
穴子のフリット
これも季節を感じさせ、香ばしく軽めに揚がり、大変おいしくいただいた。
・鮎とキュウリ、ホジソと枝豆の細麺パスタ
・カニの平打ち麺パスタ。
炙り方が絶妙でいい香りの鮎と枝豆がマッチしている。カニのほうもソースがおいしくお皿を舐めてしまうほど。
・ゴールデンポークの炙り
つけあわせの野菜達の甘いこと甘いこと。ポークの塩加減も絶妙。旨みが上手に引き出されている。

  • コンビーフパテ
  • 生ビール780円
  • イワシと焼き茄子のマリネ

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5位

楽山 (仙川 / 四川料理、飲茶・点心、担々麺)

8回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ~¥999

2023/07訪問 2023/09/07

仙川:予約して雲片肉をいただく♪

要予約のウンパイロウをお願いして
17時半に出かける。

相変わらず人気のようで
19時半の予約客の前に
ということで17時半スタート。

入ると既にほぼ満席。

瓶ビールとピータンをお願い。

この日は暑かった!
キンキンに冷えたビールが美味い。

よく冷えたピータンも美味い。

予約しておいたウンパイロウが届く。

よくもまぁ
こんなに薄く豚肉を切れるものだ。
薄切りの胡瓜と一緒にいただく。

流石四川の名手!
ここのウンパイロウは尖った辛さ、
外山シェフの意気を感じる。

瓶ビールと
温めた紹興酒ボトル、
アオリイカの青じそ炒めをお願い。

青じそ炒めも尖らせたいのだろうが、
ここは優しい旨み。

まだいけそうなので、
ユーリンチーをお願い。

出てきたところで
揚げモンなんでまた瓶ビールをお願い。
若鶏だけにふわふわ柔らかい。

あぁ満足。

食材や調味料の値上げで
ここも全体的に値上げになったのは致し方ない。

PayPayでお支払いして御馳走さま。
今宵も大満足♪

この日頼んだもの:
雲片肉_ウンパイロウ(2,660円)
皮蛋_ピータン(820円)
翡翠墨魚_アオリイカの青じそ炒め(1,790円)
軟炸油鶏_若鶏の唐揚げユーリンソース(1,350円)
瓶ビール(@780円x3)
8年紹興酒ボトル(3,050円)
合計12,010円
コロナ禍で2度ほどテイクアウトをしたが、
イートインするのは実に2年ぶり。

@3,300円の楽山お任せコースを予約。

瓶ビール680円で乾杯し、
お土産にシュウマイ670円
もお願いしておく。

前菜はクラゲ、棒棒鶏、ピータン、トマト。

太いクラゲ、
我々用に辛さ控えめの棒棒鶏、
ここの旨いピータン、
定番だが
久々にいただくと喜びもひとしお。

8年紹興酒を温めておいてもらう。

柔らかい牛肉とシャキシャキの青菜、
プリっとした貝柱のサイズに合わせた
賽の目の夏野菜も美味い。

海老チリも麻婆豆腐も
好みの辛さに仕上げてくれてあり、
大満足。

炒飯は少し手を付けて、
残りはドギーバッグに。

あぁ満足。
外山シェフとしばし喋って
御馳走さま。

この日のお任せコース:
前菜盛り合わせ
牛肉と青菜炒め
貝柱と野菜の唐辛子炒め
海老チリ
マコモダケ搾菜炒め
麻婆豆腐
高菜チャーハン
コーン玉子スープ
ライチシャーベット
色どり野菜炒め」(990円)
鶏肉とカシューナッツの唐辛子炒め」(1,100円)
春巻」(670円)

白金のシェラトン都ホテルの名店「四川」出身の外山氏、
住民に合わせたまろやかな味付けで連日満員。

緊急事態宣言の中、
非常に美味しくいただき、
ビールとワインをぐびぐび♪
新型コロナ肺炎対応で、
基本ディナー対応でテイクアウトを始めた。

テイクアウト時間が集中するので、
まだ感じがよく掴めないという外山シェフ。

電話して翌日夕方テイクアウト。
アオリイカの青じそ炒め」(1,640円)
焼売4個」(670円)
若鶏の唐揚げクミン風味」(1,200円)
玉子チャーハン」(900円)
計4,410円

名店の味を家で楽しむ。
テイクアウト用にやや濃い目の味付け。
やっぱ腕がいい。
イカはほんとふんわり柔らかく包丁を入れ、
シュウマイは箸で切れるが身はギッシリ、
唐揚げは冷めてもふんわり、
炒飯は最初は容器の蓋で蒸されてたが、徐々にパラパラ。

美味しくいただきご馳走さん。
コロナ対応でテイクアウト開始!!!
容器・税込み価格;

玉子炒飯 900円
麻婆豆腐 900円
陳麻婆豆腐 1,100円
アオリイカの青じそ炒め 1,640円
春巻3本 670円
若鶏の唐揚げ 1,200円
などなど他にも多数
絶賛販売中!

***
その少し前、
3月末に訪れて、
@3,300円のシェフおまかせ。

辛味に弱い我々に合わせた麻婆豆腐、
旨みが更に増している。

牛肉は柔らかいし、小柱は旨いし、エビチリは十分辛い。
炒飯はパラッパラ。

最後にライチのシャーベットで火照った身体を冷やして大満足。

お近くにお寄りの際は、
ぜひテイクアウトご利用ください。
2日前に電話、
幸運な事に席を確保、
3千円コース(税別)を予約。

瓶ビールで乾杯し、
紹興酒ボトル。

きっちりしっかりした味付け。
安心して美味しくいただいた。
取材で忙しく、実に3年ぶりの訪問。
3千円コースを予約しておいた。

瓶ビール(670円)で乾杯、
8年紹興酒ボトル(2,890円)を温めて出してもらうようにお願いしておき、
瓶ビールをもう一本。
後で甕だし紹興酒(620円)を追加。

3千円コース(+税):
前菜5種盛り合わせ
牛肉青菜炒め
貝柱と野菜の唐辛子炒め
海老チリ
干しエビ搾菜インゲン炒め
陳麻婆豆腐
四川チャーハン
タピオカ

辛さ、塩加減が
ぴったり我々の好みの加減。
3年振りと云うのに、外山シェフは
こちらの好みを完全に記憶してくれていた。

隣のカップルが陳麻婆豆腐で咳込んでいる。
辛さに弱い我々のは辛みは少なく、山椒は効かせて。

知り合いが先日、ここで5千円コースを頼んで、
その写真を見せてもらったが、
アオリイカ、アワビ、フカヒレ、ワタリガニと
高級食材を惜しみなく使った素晴らしいもの。

3千円コースでもそのコスパと味に大満足だが、
5千円コースはその5倍くらいの価値がありそう、
いずれ試してみたい。

この日は向かいの超人気のラーメン屋「しば田」
珍しく行列もなくすぐに入れたようだ。

2人で11,950円、
美味しくいただきご馳走さん♪
[15年2月アラカルト]
色んな店に取材に行ってるとお気に入りのお店に行くと、気がついたら前回から半年も経ってたなんてことはよくある。
なんとここは1年ぶりだということに反省。去年はそういや大雪の日だった。

瓶ビール(670円)を頼んで、アラカルトをシェフお任せで。
前菜三種盛り合わせ(1,610円)、アオリイカ青紫蘇炒め(1,510円)、四川風水餃子(650円)、牛肉セロリの豆板醤炒め(1,510円)、白菜と貝柱の煮込み(1,300円)、五目そば(1,020円)、持ち帰り玉子炒飯(880円)。

ウチが辛さに弱いことをシェフは知ってるので、陳麻婆豆腐はやめて、四川風水餃子と牛肉セロリの豆板醤炒めを辛さ控えめで。
これが辛さ控えめと言いながら、後からじわじわ追っかけてくる。

今日初めてこの店に来た若いカップルは陳麻婆豆腐を食べてむせ返っていたけど(笑)いい経験。
8年の紹興酒ボトル(2,890円)と10年の紹興酒250ml(2,060円)をいただいて、お代は二人で14,100円。

[14年2月アラカルト]
前菜盛合せ、海老塩炒め、油淋鶏、五目あんかけ焼きそば。

寒いので紹興酒ボトルを温めてもらう。

やっぱり旨いなぁ。

[ランチ]
意外にも初ランチ。
あぶれないように開店時間丁度の11時半に行く。

マスターに千歳烏山の「178」の感想を伝え、回鍋肉定食990円と若鶏茄子豆鼓炒め定食990円を注文。

間違いない味、特に回鍋肉は肉肉しい。

早く来て正解。12時前には満席。

セットは4種。麻婆豆腐、回鍋肉、海老チリ、日替り。
麺は坦々麺と五目汁麺。ご飯は蟹チャーハン。

他に一品料理、アルコール類。

本格麻婆豆腐を食べたい方は一品料理の方の陳麻婆豆腐を注文されたし。
頭のてっぺんから汗が吹き出します(笑)!

[6月の3,150円コース]
・前菜盛合せ
・牛肉味噌炒めとチュンビン
・海老チリ
・マコモダケ搾菜炒め
・黒酢酢豚
・陳麻婆豆腐
・高菜炒飯
・玉子コーンスープ
・タピオカミルク

前菜のツブ貝がバジルが効いてイタリアン風でさっぱりと美味かった。
久々のチュンビンにのせて巻く牛味噌、上品な出来上がりである。

海老チリはエッジが立つ感じ。
陳麻婆豆腐は我が家用に辛さ控えめにしてくれた。

スープもうまい。

千歳烏山にできた新星「中華178」はマスターの奥様の弟さんのお店だとわかる。
そのうち行かねば。

[2月のアラカルト]
新たなる一歩を踏み出す勇気、最近よく考えることである。
それをまさに実行しようとする、イケてるさんと少し遅い時間の会食。
http://monokoto.jugem.jp/?search=%C3%E6%B2%DA%DC%DB%BB%B3
http://tabelog.com/tokyo/A1326/A132601/13051543/dtlrvwlst/4908023/

生ビール(550円)で乾杯し、前菜盛合せ(1,560円)、アオリイカ青紫蘇炒め(1,470円)、陳麻婆豆腐(950円)を注文。
陳麻婆豆腐はイケてるさんの希望で8割くらいの辛さにしてもらった。

クリーミーなビールの泡、相変わらず間違いない前菜たち、アオリイカの旨味を目いっぱい引き出した皿。
そして、陳麻婆豆腐。

イケてるさんは頭頂から汗を出しながらハフハフ食べている。途中からご飯(200円)にのっけてかき込みだす。
こっちは瓶ビール(650円)を二本ぐびぐび。

料理もイケてるさんの話もとっても刺激的、いい夜だった!

[7月の3,150円コース]
12年5月より材料費等の高騰により、一部値上げになった。致し方ない。
いつも頂く3千円コースも3,150円になった。

本日は勢いのある若きレビュアーさんたちを招いてのおまかせコース。

・前菜盛り合わせ
  相変わらずピータンは癖が無い。バンバンジーの上品な辛さでビールが進む。
・アオリイカとスイートコーンの塩炒め
  ふわっと仕上がったアオリイカのうま味が最高。
・牛肉と茄子とマコモダケの四川炒め
  茄子がふんわり、水分も一杯で夏にぴったり。
・青菜炒め
  シャキッと炒めてさっぱりと。
・海老チリ
  間違いない味。
・陳麻婆豆腐
  客人がいるので今日はデフォルト、久々に脳天に突き抜ける。
・四川漬物チャーハン
  パラパラ、漬物の塩気が夏に合う。
・コーン卵スープ
  興奮を鎮めてくれる。
・杏仁豆腐
  さわやかに。

[5月の3,150円コース]
・前菜盛り合わせ
  新メニューにも加わったウンパイロー(雲片肉)が入る。ふわふわトロトロ口の中でとろける。
・貝柱の塩炒め
  シャキッと野菜と貝柱がさっぱり。
・牛肉とマコモダケの唐辛子炒め
  牛肉が柔らかく、辛味はあまり強くはない。
・海老チリ
  安定した味。
・筍と干し貝柱炒め
  旨味たっぷり、少し塩気が強い。
・陳麻婆豆腐
  今日も辛さ1/2に。花椒の香りがとてもよい。
・四川チャーハン
  いつものようにパラパラ、少ししょっぱい。
・コーン卵スープ
  まろやか。
・タピオカ
  ミントの香りが鼻に抜ける。モヒートの季節だなぁ。


[3月の3千円コース]
随分評価が上がった。
味はいいが、サービスが不安定。

奥様が出られるときは完璧。バイトが出るときはまぁまぁ。マスター一人ではへろへろ。
駅から遠いので、サービスが悪いとがっかり。当分は運に任せてください。申し訳ない。

しかし、マスターのアイデアは海より深く山より高い。

・前菜盛り合わせ
  牛のタタキ、山クラゲが加わる。ピータンは相変わらず美味い。
・小柱の柚子胡椒炒め
  唐辛子と柚子胡椒で少しピリリ。
・豚肩ロースの豆鼓蒸し
  肩ロースがこれだけ柔らかくなるのはすごい。
・海老チリ
  今日は来たるべき陳麻婆豆腐に備え、辛めに調理。
・筍の岩海苔炒め
  筍水煮だが、岩海苔で段階アップ。
・陳麻婆豆腐
  お願いして辛さ1/2に。海老チリのおかげで辛さに慣れたが汗はかく。
・中国漬物のチャーハン
  パラッパラ!
・コーン卵スープ
  熱々!
・ブルーベリー杏仁豆腐
  クコの実の替りにブルーベリー、心憎い!

また参ってしまった。
ご馳走様!

[12月の3千円コース]
今回は蝙蝠男夫妻と会食。
このお得なコースは二日以上前に予約なのでご注意!

・前菜(ピータン、くらげ、ツブガイ、バンバンジー、トマト)
・牛とネギの細切り味噌炒めを春餅で
・貝柱と野菜炒め
・海老チリ
・牛すね肉と大根の煮込み
・陳麻婆豆腐
・鮭チャーハン
・コーン卵スープ
・杏仁豆腐

よーく煮込まれた牛すね肉と大根のスープは特上で、後でラー油を足して二度味を楽しむ。

いつもは十分の一の辛さにしてもらう麻婆豆腐、友人夫妻のためにせっかくだからと陳麻婆豆腐のノーマルでお願い。
食べた瞬間、汗が吹き出し、舌は痺れる。しかし旨い。また手が伸びる。また汗が噴き出す。

[7月のアラカルト]
コースの予約は二日前まで(3千円、5千円、キッズプレート800円~)だということで本日はアラカルト。

・アオリイカの青じそ炒め1,370円
・肉しゅうまい630円
・若鶏の唐揚げクミン風味1,050円
・辛さ半分で頼んだ坦々麺890円
・五目汁そば890円

生ビール、紹興酒ボトルで楽しむ。

最近、マスターがいたシェラトン都ホテル「四川」で2,310円のランチをする機会があった。
・ワカメとキュウリの酢の物
・酸辣湯スープ
・麻婆豆腐
・ザーサイ・ごはん
下記4つから一つ
1. 牛肉とニガウリの辛子炒め
2. アオリイカと青唐辛子山椒風味塩味炒め
3. 空心菜のオイスターソース炒め
4. 小エビとトマトの玉子炒め

迷わずアオリイカを頼んだ。
麻婆豆腐もアオリイカもそうだが、山椒の量が半端ではない。都会のとんがった味か。

楽山のマスターに感想を述べたら、開店当初は楽山でも山椒が強い都ホテルの味を踏襲していたそう。
仙川では評判が良くなかったので、今の旨味を前面に出した味に変えたとのこと。

正解である。
楽山のアオリイカのほうが断然柔らかいし、旨味が凄い!

判官びいきである。
でもいいではないか。


[6月の3千円コース]
・前菜:インゲン、ピータン、クラゲ、トマト、バンバンジー
・若鶏と.スイートコーンの醤油炒め
・牛肉と茄子の四川炒め
・空芯菜の塩炒め
・エビチリ
・麻婆豆腐
・シャケとレタスの炒飯
・酸辣湯
・杏仁豆腐

いよいよ奥様が部分的復活!!!
やっぱりここは電話予約したほうがいい。
今日はマスターに頼んで麻婆豆腐を麻も辣も1/10にしてもらった。それでも味わい深い!
ご馳走様!

[3月の3千円コース]
・前菜5種(ピータン・クラゲ・ピリ辛胡瓜と鶏・胡麻ダレ蒸し鶏・トマト)
  前回蒸し鶏はピリカラだったのが今日は胡麻、これもいい。ピータンが旨い!
・葱と胡瓜に牛肉の味噌炒めをのせて春餅(シュンビン)で巻いて
  北京ダックのようにして頂く。
・芝海老と小柱の柚子胡椒炒め
  柚子胡椒がバッチグー、エビチリよりこっちのほうが好きだ。
・渡り蟹のチリソース
  渡り蟹があまーい!
・筍の搾菜・干し海老の炒め
  美味しいのだが想像通り塩気が多い。ご飯とビールが進む。
・四川麻婆豆腐
  旨味は深いがやっぱり辛い。
・四川炒飯
  四川泡菜と呼ばれる、岩塩や香辛料を使った液に、野菜を漬けて作る四川漬物を刻んだ炒飯。
・コーンスープ
  口直しの甘さ
・杏仁豆腐
  これで口の中が整った。

[11月の3千円コース]
・前菜4種(ピータン・クラゲ・四川蒸し鶏・トマト)
  四川蒸し鶏はピリリと辛い
・牛肉と空芯菜のオイスターソース炒め
  牛肉と空芯菜がこれだけマッチするとは初感覚
・イタヤ貝と野菜の炒め
  イタヤ貝の貝柱がいい味を出している
・芝海老のチリソース
  定番エビチリ、食べた後からピリリがやってくる
・白舞茸と干し海老炒め
  舞茸を干しエビで炒めるのは最強の組み合わせ
・四川麻婆豆腐
  並の辛さでも私にはやっぱり辛い。しかし旨さに深みがある
・高菜炒飯
  高菜とご飯をパラッと炒めた美味しいチャーハン
・コーンスープ
  コーンが甘い玉子スープ
・杏仁豆腐
  最後はやっぱりこれでしょ。

マスターはシェラトン都ホテル東京「四川」で活躍されていたそうだ。
味の才能があるのだろう。肉はじゅわっと卵はふわっと野菜はしゃきっと、とっても旨みのある仕上がりである。

名物の麻婆豆腐は頼めばいくらでも辛さを調整してくれる。普通バージョンでも結構辛い。
しかも全般的にCPが極めてよい。

この店には実に自分勝手な思い入れがある。
8年7月14日にこの店を食べログに新規登録し、レビューを書いた。

この日に数件の店のレビューをアップした。それが食べログの最初である。
その後、まめぞうへの訪問者の経過は以下の通り。
訪問者 達成日   経過日数
1000人 2009/6/28   349
5千人  2010/7/29   396
1万人  2010/10/30   93
2万人  2011/2/1     94

きっかけは、ふたまわり下の行きつけの女性美容師が興奮してこの店を教えてくれた事であった。

この場所には和食割烹があった。一所懸命ではあったが、少しその方向が違ったようで間もなく潰れてしまった。
場所もさしてよくないこの場所に開店した中華屋が繁盛するとは思えない。

でも、美容師はそのおいしさを訴えかけた。その熱意にほだされて夏のある夜、足を運んだ。

頼んだのは、春巻、色々野菜の炒め、アオリイカの青紫蘇炒め、カニ玉、五目焼きそば

アオリイカのあまりの旨さに飛び上がった。
しかし、店内が暑すぎた。狭い場所にコンロの数を増やしたものだから冷房が全く追いつかない。

美味しいのだが客は汗を拭きながら食事する羽目に(もちろん今は改善されている)。
このころから近所には人気で、6時過ぎには満員。入れず、とぼとぼ歩いて帰る足が重かった。

しかし感動が失望をはるかに上回り、この店を皆に教えたいと切に思い、食べログに投稿した。
ここからまめぞうの食べログ生活が始まったというわけである。

だが、いっこうにこの店のレビューには票が入らないし、他のレビューも書かれない。
二番目のレビューがついたのは1年以上経った9年9月17日であった。まめぞうへの訪問者も1600人を超えたばかり。うれしかったと同時に伝わることの難しさを知った。

それがいまや、食べログで引くと東京の四川料理でベスト30である(心の中ではベスト3である)。

マスターは飄々としている。商売にこだわっているようには見えない。
お子さまが生まれたばかりで大陸的でいい味を出す奥様が店に出て来ることができないため、平日は一人で全てを回している。
土日の夜は臨時のバイトを雇って何とか回している。

単に無頓着な腕のいい料理人かと思っていたが、もっと凄い人であった。

5組15人、みんな勝手な注文を出している。バイトのお兄さんは始めたばかりであまりに要領が悪い。
マスターは人に頼らず、全てのテーブルに眼を行き渡らせ、それぞれにタイミングよく調理していく。

要領の悪いバイトに声を荒げることもなく、丁寧に段取りを教え、バイトがいっぱいいっぱいだと自ら合間を見てさっとサーブする。
単なる天才かと思っていたら、客だけでなくバイトにもそれだけの気配りができるということは苦労人でもあるということだ。

小さな店なので電話して予約をとったほうがいいが、マスターは忙しいのでなかなか電話も取れない。
でも、今は許してあげて欲しい。

こちらから話しかけるとニコニコと応対してくれる。このところ一人なので忙しいが。

とにかくこの店を食べログに載せてうれしかったことは、
まめぞうのこのレビューを読んで、遠い浅草からわざわざ来てくれる家族がいることである。
まったく食べログ冥利に尽きる。

  • 雲片肉_ウンパイロウ2,660円
  • 瓶ビール780円
  • 皮蛋_ピータン820円

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6位

キノシタ (参宮橋、南新宿、初台 / フレンチ、ビストロ)

3回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥10,000~¥14,999

2023/02訪問 2023/04/02

参宮橋:思い立ったが吉日

恵比寿と広尾の中間、
明治通り広尾五丁目交差点のすぐ南、
渋谷川にかかる橋の袂にある
フレンチレストラン「アラジン」
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13004454/dtlrvwlst/B115627551/
現在、山田和彦シェフが率いる。

2014年に訪れ、
フォアグラ、ザリガニ、仔羊を堪能した。
実はその時は山田シェフではなかった。

1993年にアラジンを開業させた
レジェンド川崎誠也シェフだった。

2019年にアラジンを勇退し、
後進の山田シェフにあっさり譲ったのである。
そして、
川崎誠也氏は縁のない福岡県糸島市が気に入り、
夫婦で移住。

2020年9月に
趣味のように
「アラジン デザートカフェ」
https://tabelog.com/fukuoka/A4009/A400901/40055919/
を開業(現在はお休み中)。

そのFBにキノシタの木下和彦シェフが
川崎誠也シェフとワインを呑みながら
日向ぼっこをしてる写真を見つけた。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100054342381124

1959年生まれの
木下シェフにお聞きしたら、
4年先輩の川崎シェフを私淑し、
自分の行く末を考える上で
北九州出身である事から糸島まで行き、
話を色々聞いたという。
その時のスナップ写真であった。

お店も客も
いつかはお互い何かの理由で
キノシタに行けなくなる日もあるかもと
思い立ったが吉日、
ランチを予約。

プーチンのウクライナ侵攻で、
燃料費高騰、飼料高騰、円安、
特に欧州からの輸入食材が急騰したまま。

ここも自由度の高いメニューBが
5,830円から6,600円に値上がりしていた!

メニューB
7種の前菜、3種のスープ・魚料理、
8種のメイン、6種のデザート、5種のカフェ
からのチョイス。

ヒューガルデンホワイトを頼み乾杯♪
この日は気温があがり、
店内に陽光が射すので美味い!

美女は
パテ・ド・カンパーニュ
スープドポワソン
仔羊のロースト バジルのソース+880円
グレープフルーツのカンパリゼリー寄せ ゴールデンパイナップルのソルベ

私は
パテ・ド・カンパーニュ
アマダイのポワレ マッシュルームのソース
豚肩ロースのコンフィ
クルミ入りフォンダンショコラ ピスタチオのアイスクリーム

デザートも最初にチョイスするようになった。

赤ワインのデカンタ、
白のグラス
も頼んでおく。

ビールを呑んでると、
バゲットシューが届く。
ヒューガルデンをもう一本お願い。

シューの生地に
オニオンソテーと
グリエールチーズ
を練り込んでいるので
旨みたっぷりでビールのいいアテ。

アミューズが
牡蠣のコンフィ

菊芋のピューレの中に
牡蠣が隠れる。
冷製で、味がしっかり、
これもビールによく合う。
先ほどカレーの香りがしたなと思ったら、
ここにカレーが少し垂らされていた。
冷たくても香ってきた。

赤ワインは
果実味少な目で酸味があるタイプ。
タンニンは感じない。

パテカンが届く。
これがちょっと凄すぎ。
これだけでお酒を何杯も呑めちゃうw
レバーの香りもほのかに正統派のパテカン。
添えられた
キャロットラペ、レンズ豆、胡瓜ピクルス
もまたかなりのいい仕事。

ラペは酸味少な目でシャキ、
レンズ豆は気持ち酸味があり旨みたっぷり、
ピクルスは酸味しっかり。

アマダイのポワレ
直前にちゃんと
ドライな白ワインのグラスを出してくれる。
ツンデレそうに見えながら、
ここのホール女性はかなり仕事ができる。

このポワレ、
キノコが濃厚、
マッシュルームだけでなく
何種類かのキノコが入り、香りが凄い。
アマダイの旨みを相当引き立てている。

豚肩ロース
彩り鮮やかな温かいラタトゥイユがかかり、
更に半熟の目玉焼きがのっかる。

これはまるで
目玉焼きハンバーグのフレンチ版。

豚肩ロースはとろとろに柔らかい。
ソースが濃厚でワインが進む。

デザートの前に
八角のグラニテ
八角はスターアニスとも呼ばれ、
中華の香辛料で使われるが、
アニス(ウイキョウ)とは違う種。
が、アニスに近い香りで
ちゃんと成立してるグラニテ。

カフェはコーヒーをお願い。
温かいフォンダンショコラ
飲みやすくクセの無いコーヒー。

隣のテーブルの4人組もデザートのタイミング、
ひとりが洗面所に立ったら、
店はすぐに切替え、
3人分運ぶ。
その後、戻って来た絶妙のタイミングで
その人の分が運ばれた。
カジュアルな店だが、
こういうサービスを見るとなんだかうれしい。

キノシタの世界を堪能できて
本当に来てよかった。

クレカでお支払い。
木下シェフ自ら
わざわざドアを開けて見送ってくれた。

この日頼んだもの:
ヒューガルデンホワイト@880円x3
カオール デカンタ4,180円
ソーミュール グラス1,320円
メニューB@6,600円x2
メイングレードアップ+880円
5%サービス料1,111円
合計23,331円
バブル崩壊後、
90年代日本のフレンチを牽引したシェフたち、
神楽坂ルマンジュトゥ 谷昇氏、
銀座八丁目カーエム 宮代潔氏、
札幌モリエール 中道博氏、
四ツ谷レスプリミタニ 三谷青吾氏、
参宮橋レストランキノシタ 木下和彦

今、皆さん
60代から70歳にさしかかるところ。

この中で、
庶民でも少しだけ背伸びして愉しめるのが
ミタニキノシタ

コロナ禍で外食もままならぬ中、
なんとその
三谷青吾氏が20年11月急逝された。
数度お邪魔して、
その正統派料理を堪能させていただいた。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13020505/dtlrvwlst/B192554248/
享年62歳である。

私には非常に衝撃的で、
その追悼の意味を込めて、
同時代を駆け抜けた木下氏のお店に行くことに。
木下氏は三谷氏の一つ下。

そして
調べてみたら、
私がキノシタに行ったのが
丁度10年前の同じ11月。

予約名を伝え
席に案内、コートは自分で。
木下氏以下4人で回す。

オーダーの自由度が高くなる
5,300円のコース。

私はアサヒ熟撰
彼女はヒューガルデン
まずは乾杯しながら、
オーダーを決める。

アミューズは
イカと米のコロッケ
挨拶代わりにしっかり濃厚な熱々のコロッケ。

彼女は
豚の耳と豚足のテリーヌのソテー白インゲン豆のトマト煮込み
鮮魚のポワレ マッシュルームのソース
鹿とフォアグラのパイ包み焼き

私は
タスマニアサーモンのスモークとじゃがいものクレープ
スープドポワソン
牛すね肉の軽いクリーム煮込みバターライス添え

前菜はどちらも冷たいものかと思いきや
どちらも温かいものだった。

ジャガイモのクレープがバターたっぷりで
スモークサーモンの燻製臭とよく合う濃厚な味。

ワインは
赤のカラフェ
コルビエール ラングドック シラー・グルナッシュ
白のグラス
ヴィレクレッセ ブルゴーニュ シャルドネ

サーモンに
赤ワインを合わせて正解。

このラングドックは
重めのタイプ、
このままメインにもよく合う。

魚・スープのところで
白ワインを挟む。

このシャルドネは
割とフルーティ。

スープドポワソンは
クリアで濃厚な味、
これは凄い。

牛スネで赤ワインに戻る。
スプーンで肉はホロホロに崩れる。
旨みたっぷりで
ワインがよく進む。

メインの後に
ソルベが入る。
口がさっぱり。

デザートは
彼女が
クルミ入りフォンダンショコラと
ピスタチオのアイスクリーム

私は
モンブラン

カフェは
ミントのハーブティ

大満足の2時間ランチ、
お代は二人で21,483円。

ビストロという雰囲気なので
サービスはカジュアル。
味は濃厚な正統派。

あなたも是非!
オープンキッチンである。
シェフは声を荒げることはない、更に指示を出す大きな声ひとつ、ついぞ聞こえなかった。

ホールの爽やかな若い男性もインテリジェントな若い女性もスマートでクレバーでハーティな応対。
心地よい雰囲気、サービスだが、サービス料は一切取らない。

当たり前といえば当たり前なのだが、こういうお店の姿勢はありがたい。

休日の18時頃伺った。
京王新線初台駅南口を出てセブンイレブンとセイジョーの十字路を左に入っていく。大きな信号を二つ越えたらローソンの向かい。

荷物を入口で預かっていただき、一番奥の二人席に案内。

飲み物のリストを渡され、生ビール840円と柑橘系のベルギービール、ヒューガルデン840円を頼む。
乾杯をすると、食事のメニューを渡してくれた。

5,300円のメニューBにする。

前菜:定番8種+当日の2種(牡蠣、ブーダンノアール)からひとつ
スープ、魚料理:3種からひとつ
メイン:定番6種+当日の1種(青首鴨)からひとつ
デザート:4種からひとつ
飲み物:5種からひとつ

色々悩んだ末、

私は

・アンチョビソースとクリームチーズのプティシュー
・ブーダンノアール
・ヴィシソワーズ、冷たいポロ葱のポタージュ
・仔羊の瞬間燻製のロースト、ジュのソース 仔羊のマカロニグラタンと一緒に(+840円)
・蜜柑とヨーグルトのシャーベット
・胡桃入りフォンダンショコラとピスタチオのアイスクリーム
・とうもろこし茶

彼女は

・アンチョビソースとクリームチーズのプティシュー
・野菜の詰め物をしたヤリイカのポワレと真蛸のジェノベーゼ、サラダに仕立てて
・新鮮な鯵と甘海老の温かいスープ・ド・ポワソン
・黒毛和牛のステーキとフォアグラのソテー トリュフのソースで(+1,050円)
・蜜柑とヨーグルトのシャーベット
・紅あずまのクレームキャラメルと栗のクリーム バニラのアイスクリーム
・カモミールティ

料理を頼んだところで、ワインブックをもらい、タンニンはあまり強くなく果実味を感じるやや重い赤ワインを頼んだところ
2010年ドメーヌ マヴィ ラ・フェルマーテ ACリラック 5,800円

ネットで調べると
ドメーヌ・マビィは1944年から続く南フランス、コート・デュ・ローヌの蔵元。アヴィニョンから北のタヴェルに60haの畑を所有。ドメーヌ・マビィの農法は完全有機栽培。収穫量を1ヘクタール当り33hlまで落とし込んで造るワインは、口当たりはスムースで極めてエレガント。ブラックベリーやペッパーのようなスパイス、リッチな濃縮感は感動的。

アミューズのアンチョビのプティシューはクリームチーズにアンチョビの香りと味が予想通りでビールによく合う。

ブーダンノワールは説明されないとアップルパイかと思う人もいるであろう絶品。
豚の血の臭みは完全に消されており、アップルパイの生地にあたる部分がブーダンノワールだと思っていただければよい。

リンゴを焼いた甘味と香ばしさの中から濃厚な豚と血の味が口一杯に広がる二段構えの味の変化。
もし行ったときにあれば是非頼んでもらいたい逸品。もちろん、バケットで皿をきれいに拭う。

スープはそれなりの量があり、しっかりとした味付け。
冷たいポロネギ風味のジャガイモのポタージュ。

きっとバターでポロネギとじゃがいもを炒めてからブイヨンを加えて煮、裏ごしして生クリームで伸ばし、冷やしたもの。
王道の一皿である。

最近仔羊を食べる機会が多いので、+840円でここでもメインは仔羊にした。
運ばれてきて驚き!普通仔羊のローストは2本のところ、ここは3本。

さらにミニグラタンが来たので何かと思ったら、仔羊を炒めて出てきたスープを使ってのマカロニグラタン。
ポーションとしては凄い量。

ひと口仔羊のローストを食べてビックリ!これは相当いい肉である。
本当に柔らかくてジューシー。

ガラムマサラで食べたキロ5,800円の最高級ラム肉以来の旨味に大感動。

蜜柑とヨーグルトのシャーベットで口直しをしてデザート。

胡桃入りフォンダンショコラとピスタチオのアイスクリームととうもろこし茶。
フォンダンショコラは中に温かいチョコレートが詰まったチョコケーキ。割ると湯気が出てきた。

チョコもピスタチオアイスも大人の甘さ。
とうもろこし茶は予想した味だがそれ以上に旨味が深い。

お腹パンパンではないが、十分すぎる量である。
これだけの味とサービスで二人で二万円弱。

是非また再訪したい。
御馳走様!

  • メニューB6,600円、アミューズ牡蠣のコンフィ
  • メニューB6,600円、パテ・ド・カンパーニュ
  • メニューB6,600円、シューとバゲット

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7位

オー・ペシェ・グルマン (幡ケ谷、笹塚、代々木上原 / フレンチ、ワインバー、ビストロ)

5回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥6,000~¥7,999

2022/03訪問 2022/04/29

幡ヶ谷:真っ赤な吉澤美智子シェフの味を愉しむ

初めてお伺いしたのが10年11月のこと。
もうかれこれ12年のお付き合いか\(◎o◎)/!

赤が好きな吉澤美智子シェフ。
店の内装は赤が基調。
紙ナプキンも赤、
冷蔵庫も赤のストライプ。
そして店の真ん前のポストまで赤いw

マンボウにありがたく。
田舎風テリーヌ」(700円)
安定の間違いないクセのない味。

塩ダラとじゃが芋のグラタン」(800円)
タラの旨みを十分に引き出した逸品。

ゴロゴロ野菜と海老の温野菜サラダ」(1,500円)
最近いい生産者と出会ったようで、
野菜が充実!

フライド手羽先2本」(550円)
浅草出身のシェフのお江戸のしっかりした味付け。

今日もありがとう♪
前回この店でいただいたのは、
一回目の緊急事態宣言が終わった後。

今思えば貴重な期間で、
お店でお酒もいただけた。

それ以降、
お店ではお酒が吞めなくなり、
特にイタリアン、フレンチは
私にはお酒ありきの料理なので、
馴染みの店でいただくことも
本当にご無沙汰となってしまった。

ここオーペシェグルマンも
今回の緊急事態宣言は基本休業とし、
告知した週末だけ持ち帰りの案内。

前日に公式LINE、インスタで告知、
電話かLINEで予約。

お願いしたのは
大阪湾イワシのマリネ コリアンダー風味680円
鶏白レバーの濃厚テリーヌ&イチヂクの赤ワイン煮650円
茄子の揚げ浸し650円
北軽井沢直送葉野菜MIX650円
仔羊と野菜のトマト煮込み&クスクス1,950円
どて煮950円
仏産鴨もも肉のコンフィ1,600円

車で出かけ、
シンボルの赤いポストの前に横付け。

PayPayでお支払いし、
大事に持ち帰って
早速発泡酒やワインでいただく。

白レバーテリーヌ自体は甘みを排除した仕上げで、
添えられたイチジク煮を削って一緒に食べるとご機嫌。

イワシのマリネは
持ち帰りで時間を置くことを考慮してか、
酸味強めの仕上がり。

葉野菜は瑞々しさが保たれ、
苦みもなく美味しい。

ナスの揚げ浸し、
和食を出してきた。
大根おろしをいっぱいのっけて
ガブリ!
揚げる時に何か加えたか
ほのかに洋の香り、
甘さ控えめ、
表面に細かく包丁を入れてるので
スープがよく染みている。

クスクスにはバターがのっかり、
それをレンチンしてから
湯煎した仔羊のトマト煮を注ぐ。

仔羊は臭みなく柔らかい。
ズッキーニ、ニンジン、パプリカにはしっかり歯応えが残る。
付いてきたハリッサを少し足すと味変。

どて煮、
フレンチ風かと思いきや
赤味噌、砂糖たっぷりの
和風の仕上がり。
このタレは
ゆで卵煮込むのにまた使えそう。

鴨もも肉のコンフィ、
これはもう間違いない味、
骨までしゃぶって美味しくいただく。

吉澤美智子シェフ、
ありがとう、そして頑張って♪
久しぶりに訪れる。
ここもコロナ対応で自粛営業を続けている。
6月に入ってから、テイクアウトに加え、
席数を減らしてのイートイン営業も始めた。

吉澤美智子シェフが出迎え、
この心身ともにハードな数ヶ月で
痩せこけたのではと心配したが、
むしろ以前より少しふっくらとして健康的な雰囲気。

短大以来のバディ、橋本嬢が栄養士の勉強のため、
ここを卒業、
このコロナ禍から一人オペになった。

以前はシェフは調理で忙しいので、
専ら橋本嬢が我々の話し相手だったが、
こうやって改めて話していると
結構気さくだという事が分かる。

相変わらず、好きな赤で統一した店内、
店の目の前にある目印のポストまで赤いw

例によって、
先にビールを頼んで呑みながら、
メニューを検討。

メインを豚肩ロースにし、
イワシとブランダードに。

で、最初は白をグラス、
その後、赤のボトルという構成。

シェフひとりオペなので、
まとめてお願いする。

この日は我々二人と
後から飛び込みで来たおじさん二人、
その後の客は予約で一杯だと断っていた。

シェフ自身、
コロナに真面目に怯えての間引き営業。

今回テイクアウトのみで2ヶ月回したことで
いい事もあったそうだ。

こういうビストロには敷居が高くて足が向かない人たちが、
テイクアウトで買いに来てくれ、
味を気に入り、
イートインを始めたら、ちゃんと食べに来てくれたそうだ。

イワシのマリネ、
キャロットラペのシャキッと感、ほのかなパクチー風味が、
このイワシの旨みを惹き立てる。

ここの定番の白のグラス、
果実味もほのかでドライ。

ブランダードは、
鱈の旨みがたっぷり滲み出ている。

白と赤両方で合わせる。

カオールはボディもあり、
土臭さも感じ、期待通り。

豚肩ロースは
バルサミコ酢、トマトなラタトゥイユ、パイナップルチャツネ
で少しずつ味変を愉しめる。
スッと歯が入る柔らかさで美味い。

恐怖感、孤独感にさいなまれ、
マスクの奥で涙した日々を乗り越え、
前よりずっと明るい吉澤シェフの笑顔。

10周年記念という事で、
浅草出身らしい粋な手拭いをいただいてご馳走さん。
そういや我々もオープンした年から来てたんだな。

イワシのマリネ コリアンダー風味」(1,000円)
塩ダラとじゃが芋のグラタン(ブランダード)」(900円)
豚肩ロースのロースト バルサミコソース パイナップルのチャツネ添え」(2,900円)
エビス小瓶」(@700円)
ヴァルヴィニエール白グラス」(@800円)
カオール赤ボトル」(5,800円)
小計13,600円
消費税1,360円
合計14,960円
シェフの吉澤さんとホールの橋本さん、
女子二人で回すカジュアルなビストロ。

シェフは赤が好き、
店内は冷蔵庫、箪笥が赤く、窓にも赤いフィルム、
なんだよ!窓の外のポストまで赤いヨ!(笑)

いつもの入ってすぐの角のカウンター席。
ビールを飲みながら本日のメニューを組み立てる。

イワシのマリネ、コリアンダー風味クスクスサラダ添え(1,100円+税)
塩ダラとジャガイモのグラタン(900円+税)
ホワイトアスパラガスのソテー(1,200円+税)
シュークルート(2,600円+税)

まぁ合わせるワインは普通は白からだろうが、
ウチは赤のボトルでお願い。
橋本さんは今日の注文なら軽い感じでピノがいいとのこと。
軽過ぎない方がいいと云うと
ブルゴーニュのピノから
トゥーロウ・ジュイヨ メルキュレイ ルージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ」(6,200円+税)
を選んでくれた。

ピノノワールなのにタンニンを感じ、
やや甘酸っぱい雰囲気。
ピノの新たな味わいを知り橋本さんに感謝。

イワシパクチーに加えクミンの風味、
クスクスパプリカのシャキシャキで美味しい。
タラジャガイモは安心盤石の味、旨みたっぷり。
季節のホワイトアスパラ少し細めだがジューシー、
黄身と混ぜると旨みが増す。
シュークルート豚すね肉ベーコンソーセージ
じゃが芋の上に酢キャベツ、やや塩が強めで酒が進む。

食後にマールをいただきながら
セルベル・ド・カニュ(750円+税)を注文。
リヨンで「絹職人の脳みそ」と呼ばれる
生チーズをニンニク、ビネガーと和えたディップのこと。
実は吉澤シェフの大好物らしい。
アミューズでも食後でもどちらでも食べられる一品。

この日もここが初めてのお客さんが何組も。
お代は2人で19,818円、ご馳走さん♪
16年7月:
日曜限定ランチに予約して訪れる。
駅からは離れてるのにみなさんよくご存じ、夜とは違い子供連れのお客も何組かいて満員の盛況。

炎天下の中やって来て取るものもとりあえず生ビール(700円+税)で乾杯し、メニューを検討。
ランチはカレー(900円+税)、サラダランチ、鶏もも肉のコンフィーの3種、それに前菜が1品@300円から。

じっくりいただくことにしてイランシー ピノノワール(6,000円+税)を注文。
お昼と云うことで軽めの赤にする。

人参のムース フルーツトマト コンソメジュレ添え300円+税
あぁ、やっぱりこのムースは美味いよ、とっても濃厚な仕上がりに思わずほほが緩む。

イワシのマリネ300円+税
夏らしく、甘みより酸味を前面に出したマリネ、臭みは全くなくイワシはとっても柔らかい。

千葉地ハマグリのニラバターオーブン焼き@400円+税
大きなハマグリ♪これもここの定番料理のひとつ、ハマグリの旨みとバターのハーモニー。

サラダランチ1,300円+税
ワンプレートにサラダ、クスクス、キッシュ、ビーツ、酢玉ネギなど少しずつたくさん。
美桜鶏もも肉のコンフィー サラダ仕立て1,600円+税
骨離れのいい鶏のコンフィ、サラダ、キッシュ、酢玉ネギなど、こちらも酒のつまみにピッタリ。
いずれも南瓜スープとパンがつく。

お代は2人で14,040円
あぁ幸せ♪

15年12月:
随分間が空いた。
リヨン風サラダ
クネル
蝦夷鹿とフォアグラのパイ包み焼
これを仕入れたばかりのシラーで楽しく。

クネルはよくある硬いはんぺん状態にまではいかずふんわりした仕上がり。
パイ包みも磐石の味。
後から徐々に華開くシラーにぴったり。

二人に国領の名店「ドンブラボー」を紹介してご馳走様!
そうそう日曜限定でランチを始めたそうだ。夜難しい人は是非どうぞ!

14年10月:
随分フレンチの経験値を積んだが、やはりここは旨い!!!
例によって生ビールを飲みながらメニューを組み立てる。

初心に戻って人参のムース、雲丹コンソメジュレ添え500円と仔羊と野菜の煮込みクスクス添え2,100円を中心に。

シャルドネのグラスワインをもらう。
イワシのマリネも臭みなくいい酢加減で素晴らしい、ハマグリもジューシー。

仔羊の煮込み料理に合わせて
シラー90%グルナッシュ10%の
ラングドック シャトークープローズ 2010キュヴェオリエンス6,500円を勧めてくれる。

最初、ミネラル感を感じるがだんだんと花が開いて果実実が現れる。

相変わらず料理もワインもお見事である!
デザートに食後酒にで一人8千円弱はお得。

14年2月:
行こう行こうと思ってるうちに平気で半年が経つ。
相変わらず人気、また二人体制に戻っていた。

例によって生ビール(700円)を頼んでナッツをつまみながらメニューを検討。
・帆立とフルーツトマトのサラダ仕立て エストラゴン風味(1,000円)
・千葉 地ハマグリのハーブバター オーブン焼き(1,200円)
・ズワイガニのミニクリームコロッケ2ケ(700円)
・山形平田牧場三元豚肩ロースのロースト(2,500円)

ワインはお勧めのシラー100%のクロゼ エルミタージュ2011(7,200円)をボトルでお願い。

電話が何度もかかり、フリーの客もドアを開けるが、満席でお断り。
大したものである。

今日は野菜の生産者さんも来ていてカウンターで楽しく食事している。

ホタテとフルーツトマトはドレッシングがあっさりしてとてもいい、たっぷりの野菜そのものの旨味がうまく引き出されている。
ゴマもおいしく塩加減もばっちり。

ハマグリは熱々、ジューシー、旨味いっぱいで塩梅も素晴らしい。
クリームコロッケはカニの甘みがよく出たコロッケにピリ辛トマトソースがいい相性。

ワインは飲むにつれ果実味があふれて美味しい。
いいワインを出してくれた。

メインの豚肩ロースのロースト、パイナップルチャツネが添えられる。
まずは何もつけずにいただく。これは素晴らしい。

とってもジューシーで柔らかく、いい脂。
最近とあるワインバーで同じ素材を熟成後低温調理したローストをいただいたが、それよりも一枚も二枚も上の旨さである。

パイナップルチャツネをつけるとその甘みでまた味は激変♪
素晴らしい腕である。

食後酒とデザートをいただいてお代は2人で16,600円。
食事スペースは狭くカジュアルなのだが、ここの料理は飛びきり、是非予約をして来られたし。

そうそう、初めて来た時は人参のムース、雲丹コンソメジュレ添えが絶品だから、忘れないで頼んでね♪

13年8月:
いつの間にか半年、その間オーペシェは3周年。
赤が大好きな吉澤シェフ。
だから内装は赤が基調。冷蔵庫も赤のストライプ。そして店の外を見ると店のまん前にあるポストまでなんと赤い。

今日もお客は女性中心。関西弁の若い女性の大声で居酒屋状態(笑)

いつものように生ビール(@700円)で乾杯し、メニューを決める。
あてにしていた「茄子のペースト」は今日は無し。あえて人参ムースは今日はやめておく。

鴨のリエット(900円)
脂は少なめで味つけもあっさり目でこれは美味い。パンがどんどん無くなる。

小イワシのソテー(900円)
少し濃いめのケッパーとエシャロットのソース、遠くで苦みを感じながら、このイワシによく合う。
足の早いイワシ、食べる先から臭みが出ることが多いが、全く生臭さが出てこないのは素晴らしい。

付け合せのインゲンがシャキシャキでさっぱり、なかなかよい。

シェーブールチーズのサラダ(1,600円)
大量の野菜の上にスライスしたバゲットに温められたシェーブールがのせられている。
レタス、赤オクラ、インゲン、ジャガイモ、カブ、ヤングコーンなどがほんの少しクセのある山羊のチーズが野菜とぴったり。

シュークルート(2,200円)
豚すね肉、ベーコン、ソーセージ、酢キャベツを白ワインで煮込んだアルザス地方の郷土料理。
全体的に少し塩気が強いが、黒いすね肉はよく煮込まれてホロホロ、ソーセージ、ベーコンも簡単にちぎれる。

ティエリー・リショー イランシー2010 ブルゴーニュピノ(ボトル6,500円)
果実味だけでなく酸味も結構あり、少し複雑な味だが美味しい。

シャトーベルナトー サンテミリオングランクリュ ボルドーメルロー(@1,400円)
メインの手前でなくなったので赤のグラス、メルロー80%カベルネフラン20%のボルドー。
結構果実味がある。

カルバドス、マーレでガトーショコラ自家製オレンジピール添え(700円)をいただきご馳走様。
お代は19,500円で大満足。

13年2月:
今年の冬は本当に寒い。
笹塚の駅から北風に吹き飛ばされそうになりながらテクテク歩く。
店までの道のりには華やかなお店などなく街灯も暗いので余計に寒さがつのる。

目印の赤いポストが見えてきてほっとする。
今日は赤い軽の郵便収集車も止まっている。

ドアを開けるとそこは天国。
マンマが煮込んだスープの鍋をストーブの上に置いて待っているようなそんな暖かさ。

最近は人気で予約が取りづらくなってきた。
今日もなんとかカウンター席を確保できたが、6時半指定。調理の平準化というやつである。
今日はバイトの女性はおらず、ツートップ。BGMはいつものフランス歌謡。

例によって、エビスの生(700円)を頼んで飲みながら家内とメニューを覗き込む。
このところ行く先のフレンチに人参ムース、うにコンソメジュレ添えがあると頼んで比較したくなる。
ルカンケヒロミチでいただいたが、ここに戻ってやはり味の確認。

前菜は
その人参ムースに加え、この日のお勧め、白子を見つけ、もう一品はと、意外にもここのパテカンを食べてなかったことに気づき、

人参のムース、雲丹コンソメジュレ添え700円x2
田舎風テリーヌ750円
白子のムニエル、白菜のクリーム煮添え春菊ソース1,200円

メインは
仔羊のトマト煮込み、仔牛ヒレローストとせめぎ合うがこの日のお勧め牛ほほに決定。
牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、カボチャピュレ添え2,400円

赤ワインボトルはブルゴーニュのピノ数種類の中から相談して
リュリー・プルミエ・クリュ“プレオー”・ルージュ2007年6,200円

さっそく人参ムースが届く。
楽しみ楽しみ、さぁひと口!

甘い人参と味の濃いウニにコンソメがほどよく混ざり合い、うまい!!!
ガツンと来る!
やっぱりここの人参ムースが一番である。

目の前の吉澤シェフにその旨伝えると、とってもいい人参を使ってるんですよと謙遜してみせたが、やはりただものではない。

ワインが抜栓される。果実臭をしっかり感じ、口にするとまず酸味がきてその後果実味が広がる。なかなかよい。

自家製ライ麦パン300円を出してもらうとすぐ田舎風テリーヌが届く。
これも今日の楽しみのひとつ。

まずは粒マスタードをつけずにそのまま口に運ぶ。
レバーは少なめだが身の詰まったしっかりした味。

野性味あふれ、塩もきつくない。
後から鼻腔にハーブの香りが追いかけてくる。たいした腕である。

つけあわせのピクルスの優しい漬かり具合がまた良い。
パテカンの余韻に浸る暇もなく、次の皿、熱々の白子ムニエルが届く。

白菜クリームの海に浮かぶ白子は熱々で味も濃厚。
ピューレ状の春菊には苦み、えぐみが一切なく、その青々しい香りがいい。

あくまで白子が主役で甘い白菜とすっきり春菊がいいハーモニー。
この皿は今日食べさせたかった一品だというだけのことはある。

店は混んで来て満杯。
もうこちらとゆっくり話す暇はない。

今日は出てくるペースが早い。
牛ほほ煮込みが出てきた。ワインの方は空気に触れて、酸味より果実味が随分増えていい感じ。

牛ほほはいい煮込み具合でしつこくなくずっと食べ続けられるという感じ。
今日の赤ワインソースは酸味が少ない。個人的には牛ほほにはしっかり酸味の効いたソースの方が好きだ。
つけあわせの野菜もうまい。あらためてここは野菜もおいしいことに気付かされる。

食後にブランデーである、イタリアでは、グラッパ、フランスではオー・ド・ヴィー・ド・マール(略してマール)、を頼むことにする。

家内はゲヴェルツトラミネール(1,000円)私はリースリング(1,000円)
ガトーショコラ自家製オレンジピール添え(700円)も一緒に頼む。

マールはどちらもほとんど色はついていない。ゲヴェルツトラミネールは少し重めで甘みをリースリングは揮発性も高くガツンととんがっている。

チョコケーキは甘過ぎず軽く食後酒によく合う。

人気が増えたためかカウンター席も隣との距離が近くなって少し窮屈感がある。
空いてるときはカウンターでシェフと話し、混んでる時はテーブル席がお勧め。

お代は16,350円
身も心も温かくなって外に出ると北風も止んでいた。
ご馳走様!

12年8月:
またこの店にもどるまでの7ヶ月間、いくつものフレンチを回ったが、やはりここ吉澤シェフの塩加減、つまり塩梅が私には最高である。
関東の人には少し塩が弱いのでは、と思わせる加減なのかもしれないが、京料理に通じるような絶妙の加減だと思う。
でもシェフは浅草出身である。

シェフの動きが見える席に座りたいと思い、入ってすぐのカウンター角席を予約。
まずはヱビスの生700円とお通しのナッツ@200円をもらってメニューを見る。

事前にHPで調べてきたのだが迷う(笑)
色々楽しみたいので今日は人参のムース、ウニ・コンソメジュレ添えはパス。先日ルカンケで人参の代わりにカリフラワーで楽しんだばかりだし(笑)

最近お店は野菜に随分凝っているということで夏野菜が美味しいこの時期、楽しみたい。

[前菜]
・ラタトゥイユ ポーチドエッグ添え(温製)850円
・塩ダラとジャガイモのグラタン800円
[サラダ]
・生ハムと具沢山野菜サラダ1,600円
[メイン]
・フォアグラの入った鴨胸肉のロースト カシスとグリーンペッパーソース2,400円
[白グラスワイン]
・モワッスネ・ボナール オークセイ・デュレス白 レ・フォス 2008 グラス1,000円
[赤ボトルワイン]
・コート・ド・ボーヌ ルクロデトプピゾ 2009 シャンタン・レスキュール 6,000円
でお願いした。

自家製ライ麦パン300円と一緒に白のグラスワイン、ブルゴーニュのシャルドネ。
シャルドネのすっきりした果実味だけでなく蜂蜜のような甘み、まろみを感じる。

ラタトゥイユは本日は温製のみ。
ポーチドエッグを崩し、ズッキーニ、セロリ、ナス、パプリカ、トマト、タマネギなど新鮮な野菜にからめる。
油、塩は控えめであっさりさっぱり。これを置いておくといい具合の冷製ラタトゥイユに変身するのだろう。
次は冷製になったものを試してみたい。

鱈と馬鈴薯のグラタン。
ポルトガル料理にバカリャウという干し鱈がある。
北海道の棒鱈と同系統だと思うが、旨味と同時に塩気もある。
ここのシェフによりフレンチではどのようにアレンジされるのか楽しみな一品。

熱々の小さなグラタンが陶器の器に入って届く。
ひと口、この店にしては強めの塩気だが、他の店よりは控えめ。鱈と馬鈴薯の2つの甘みと旨味が口いっぱいに広がる。
ふたくち目、舌が慣れ、今度は非常に優しい味わいである、絶妙と言う言葉がぴったり。

塩ダラとジャガイモのグラタンもこの店のスペシャリテのひとつと言える。

生ハム野菜サラダが届く。
オクラ、ブロッコリー、スナップエンドウ、インゲン、レタス、ナス、プチトマト、グリーントマト、アスパラ、ムラサキキャベツ、カリフラワー、ヤングコーン、パプリカ、キュウリ、ナッツ

確かに具沢山、振りたくなるチーズは振られていない。塩加減は生ハムに任せている。
オリーブオイルが非常にいいオイルで、新鮮な具沢山の野菜そのものをよく生かしている。
野菜によって生のもの少し茹でたもの、野菜によって茹で時間が違うわけだから実に手間をかけたサラダである。
大地の水分をふんだんにいただいたという感じ。

赤ワインはブルゴーニュのピノノワール100%、いくつか置いているが、シェフとホールミストレスが一番好きな自然派ワインだとか。
作り手が先日来日した時も会いに行ったとか。
ひと口目はかなり果実味が強いのがよくわかるが、飲み進むと後から酸味とミネラルっぽい苦みが少し追いかけてくる。いいワインである。

メインのフォアグラ入りの鴨胸肉のローストが届く。
こちらも付け合せの野菜はエゴマなど豊富に使われている。
フォアグラのとろとろ、鴨の脂身の柔らかさ、胸肉の赤身の歯ごたえ。
美味しいが、ハモるところまではいっていないのは少し残念。

乗せられて、バニラアイスをのせた温かいアップルパイ750円をお願いした。
薄いパイ生地の上にミルフィーユのようにスライスされたリンゴ、てっぺんにはバニラアイス。
リンゴそのものの味を生かしたさっぱりデザート。

お代は二人で16,500円。
美味しかった、ご馳走様!

12年1月:
なんと人参のムース、ウニ・コンソメジュレ添えがグランドメニュー化!

・大山地鶏とモリーユ茸の冷製パテ
  非常にさっぱりとして付け合せの野菜ピクルスもさわやか。
・鶏の赤ワイン煮ミニコロッケ
  熱々の球体のミニコロッケ、そのままで美味しくいただく。
・リヨン風サラダ
  やはり卵好きにはこれ、ベーコン・クルトン・ポーチドエッグのサラダ。野菜が本当においしい!
・生ハムで包んだ仔牛ヒレのロースト
  来る途中、笹塚の駅でかぐわしい焼肉の臭いがしたので牛肉モードでこれを頼む。
  肉肉しく、付け合せの野菜がまた旨い、粒マスタードソースもイケてる。

食前酒にヱビス生
ワインはブルゴーニュピノノワール、やはり果実味が強く軽めである。
食後酒にアブサンティーンのトニック割とマール(葡萄の搾りかすの蒸留酒)

あぁ美味しかった!

味もサービスも相変わらず冴えている。
黙っていてもサプリを飲むため氷なしの水がさっと出される。
ますます進化していってほしい。

ご馳走様!

11年9月:
新宿に買い物に出て夕方、晩御飯はと考えたら、この店が頭に浮かんだ。
ミシュランの東京の素敵な小さなフレンチに取り上げられたようである。

6月から女性スタッフが一人加わり、ツートップから女子三人体制に。
なでしこジャパンに例えれば、澤、宮間に加え川澄が加わったという感じか。

シェフは赤色が好きである。店内に入ればそれを実感できる。でも入る前にも確認できる。
お店を目指す目印はやっぱり赤いポストなのである。

女性を中心に随分お客さんも増えた。でも最近はやりのワインバーとは違い、お安いわけではない。
実力派のフレンチ、飲み物込みで一人6千円くらいが目安か。

ホールミストレスはきっちり我々の事を覚えていた。プロフェッショナルである。
ヱビスの生(中700円、小550円)を頼みながらメニューブックを繰る。

・人参のムース、ウニ・コンソメジュレ添え700円
  ふんだんなウニ、カボチャのような甘い味のニンジン、コンソメの塩気がいいアクセント。感動の一品。
  あれば、必ず頼むべき。

・鶏白レバーの濃厚テリーヌ750円
  メニューに書いてある通り濃厚である。脂と旨味をパンに塗りたくり、赤ワインと共に流し込む幸せ。

・白イカのオレンジ煮込みセート風850円
  子供のヤリイカをそのワタ、トマト、オレンジで煮込んである。身はフワフワで柔らかく、ソースは滋味深い。
  ソースはパンですべて拭い取る喜び。
  
・ハマグリのハーブバターオーブン焼き1,000円
  エスカルゴ風ソースのハマグリと考えると分かりやすい。塩加減が絶妙。
  こういう料理は塩気が強くなりすぎるところ、強すぎず弱すぎず完璧な塩梅。

・シャラン産鴨もも肉のコンフィ2,200円
  鴨はこれから季節になっていくのだろうが、さすがコンフィだけあっていい保存でこちらも素晴らしい出来栄え。
  多くの滋味深い野菜とと共に頂くがこちらの塩加減も素晴らしい。

この日のワインは赤のロナン’09年 5,000円、ボルドーのメルロー種。果実味を結構感じながらも、それなりの重みがあり、おいしいワインであった。

10年11月:
笹塚と幡ヶ谷の中間。
この辺をよく知っている人にはセラドンの道を挟んで(道といっても甲州街道なんで随分道幅があるが)向こう側ということになる。

女性シェフと女性ホールサービスの二人でまわしている。
最初は話しかけても大丈夫かと心配したが、話し出せば二人とも気さくでとっても楽しい。

赤が好きなシェフ。だから内装は赤が基調。紙ナプキンも赤、冷蔵庫も赤のストライプ。そして店の外を見ると店のまん前にあるポストまで赤い。

BGMにはフランス歌謡が流れている。
カウンター席に座り、まずは生ビール。

とるものもとりあえず、前菜盛り合わせを注文し、ゆっくりメニューを見ることにする。
ジャイアントコーンとアンチョビのパイがつきだしで出てくる。

かわいく盛られた前菜盛り合わせが届く。テリーヌ、パテ、トリッパ、ムール貝オーブン焼き、野菜ピクルス。
パンに塗りたくてライ麦パンを頼むと熱々でハーブオイルと共に出てきた。

前菜はいずれも塩気が少なく素材の旨味が生かされている。
量が多いと聞いていたが恐れるほどではない。

そこでもう一品、前菜のパートブリックで包んだ海老のフリットを頼む。
海老のプリプリ春巻である。ターメリックソースがついてくる。

ナイフとフォークだけでなく、箸も置いてあるのはありがたい。
箸で海老をつまむ。

何もつけなくてもおいしい。ほんの少しエスニックな味付け。ターメリックソースをつけるといよいよエスニックに変化。
このソース、パンにつけてもおいしい。

メインは仔羊と野菜のトマト煮込み&クスクス。
シェフが煮込み料理が得意だそうだから、初回はこの料理を頼むことにする。

羊は臭みが全くなく、牛肉と言われてもわからない。
野菜もたくさん入っている。クスクスに煮込みスープがしみ込んで滋味豊か。

今度はバケットを頼む。こちらも熱々でハーブオイルがついてくる。
ちぎって煮込みソースをつけて食べる。

どのプレートも優しい味である。
なんだかほっとする味。これからこの店に通うことになりそうである。

タジン鍋がたくさん置いてあるが、これはあくまでインテリアだとか。
また、よくみるとカエルの置物やカエルの絵の皿がいくつもある。シェフの趣味だそうだ。

  • 田舎風テリーヌ700円、ゴロゴロ野菜と海老の温野菜サラダ1,500円
  • 塩ダラとじゃが芋のグラタン800円
  • フライド手羽先2本550円

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8位

なみはな (仙川、つつじケ丘 / 居酒屋、海鮮、釜飯)

3回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999

2021/02訪問 2021/02/22

仙川:相変わらず常連さんは健在、禁煙になって時節柄黙食

緊急事態宣言で夜は16時オープン。
大将はいつもの立ち位置で
相変わらず黙々と包丁を入れ刺身を作ってらっしゃる。

南西角の常連席もちゃんと満席、
いつもと違うのはきちんと黙食。

禁煙になり、
店外に置かれた灰皿でタバコを吸っている。

さざなみ盛」(2,160円)
あじフライ」(810円)
牡蠣フライ」(864円)
ホッケ一夜干し」(777円)

人気店だけに、
お客は次々来るものの、
コロナ禍で以前のように
オープンすぐに満席という事にはならない。

久々になみはなの味を堪能した。
ランチで口開けの客。

ビール中瓶」(@630円)
フライ盛り合せ単品」(620円)
なみはな丼」(1,350円)
ハーフ丼」(780円)

久々に訪れ、
大将、女将以下みなさんお元気で挨拶を交わす。

ランチはおしぼりは出ない。
ビールを注いで2人で乾杯♪

出来立てのフライ盛り合せ
アジフライエビフライカキフライ2個。
カラリと揚がってどれもフワフワの仕上がりで
ビールが進む。

瓶ビールもう一本♪

店名を冠した海鮮丼のなみはな丼のお膳、
ネギトロとアジのハーフ丼のお膳、
それぞれ小鉢、漬け物、味噌汁。

刺身がいい熟れ具合で、
ご飯ともよく馴染む。

美味しくいただき、
4,010円払ってご馳走さん♪

初夏土曜の夕方、5時オープンに来てぎりぎり。
次の客から8時頃また来て、の案内。

常連さんのヘビロテも凄いが定期的に来ると新しいお客さんの顔もちらほら。
きちんと新陳代謝もしている。

ワラサ、シロイカ、カワハギ、お安くおいしい刺身がうれしい。

***
年の瀬も近くなってきた。
はす向かいのワインバーカスレゆかりのレビュアーさんが集まって5人で宴会。
ひとり3,670円はお安かった!

しかし、刺し盛り(3,400円)とカマ焼き2つあらかじめ頼んでおいたら(ブリ・カンパチあたりを予測)、
でかいマグロのカマ(@1,200円)が2つ来たのはご愛嬌(笑)

***
台風一過。
瓶ビールで乾杯後、神奈川三浦の松輪の〆鯖、イワシクジラの刺身、真鯛の刺身。

ブリカマ焼き、山芋磯辺揚げ、子持ちシシャモ。

〆鯖の脂ののり具合は最高!

***
暑い夏。
真鯵タタキ、赤メバル刺身。

ブリカマ焼、白海老天ぷら、穴子柳川鍋。
今日も盛況。

***
相変わらず週末は人気。
5時40分で満席。

カワハギの刺身も相変わらず美味いが鯵の塩焼きも美味かった。

7時過ぎが二回転目のねらい目のようである。

***
師走に入り随分寒くなった。

カウンターに2席確保、5時40分には満席。
瓶ビールで喉を潤した後は天孫降臨のお湯割り。

カワハギ刺し、アオリイカ刺し、鱈白子ポン酢、ブリカマ焼、カキフライ。

***
夏の終わり。
真アジとスズキの刺身、アサリの酒蒸し、サンマ焼き、和牛串焼き、石もちの唐揚げ。
季節を感じる。

***
毎月のように通っているが、アップは久々。
初夏、雨混じり。

・真イワシ、真子ガレイ、生トリ貝の刺身
・サービス品のタコの唐揚げ
・新じゃがボイル蒸し
・ワカサギフライ
・ぬた

今宵もご機嫌に杯が進む。

***
2012年初!

お通しはサザエと茄子味噌焼き

・カワハギとブリの刺身
・カキフライ
・白子ポン酢
・タラの芽の天ぷら
・島ラッキョウ

相変わらずうまい。
***
人気は衰えない。わざわざやってきて満員で入れない人たちが絶えない。
土曜は予約なしなら5時半に行く必要がある。そうでなければ必ず予約。

・〆鯖・赤めばる刺し
・白海老天ぷら
・ウナギの肝焼き
・ブリのカマ焼き
・千枚漬け

カマ焼きはお安くおいしい。ねらい目である。売り切れ御免。

***
アド街ック天国で仙川が久々にとりあげられる。
取り上げられるとここ「なみはな」と広島焼き「まや徳」は常連。今回なみはなは8位にノミネート。

テレビのお蔭か若いカップル客が増えた。
この日も6時前には満席。

・カンパチ刺
・〆鯖
・稚鮎の天麩羅
・ブリカマ焼き

***
地震から一ヶ月、桜も葉桜に変わった。
客は戻ってきて、5時半には満席。

春を感じるお皿
サヨリはプリプリ、真鯵はコリコリ、刺身は新鮮で美味い。

小鯵の唐揚げはさくっとパリパリ、メヒカリは塩焼きでホクホクのホロホロほぐれる白身。
菜の花の辛子和え、タラの芽の天麩羅で改めて春を感じる。

ポカポカ陽気の一日だった。

***
地震から一週間、お店にも賑わいが戻った。
みなほっとしたいのだろう。この夜はこの街のどの店も賑わっていた。

地震の日、一枚も皿が割れなかったそうだ。地中深く基礎を打ってあるためだそうだ。
〆サバ刺し、馬刺し、カキフライ、大イワシ焼き、そら豆。

大イワシが脂がのり、身もプリプリで、ワタも美味しかった。

***
立春を過ぎたところ、蝙蝠男さんがフキノトウの天ぷらで春を感じたのを見て、こちらも無性に食べたくなり、近所のなみはなに。
平日の6時だが席は結構埋まっている。相変わらず人気である。

瓶ビールを頼み、メニューとにらめっこ。
カワハギ、ヤリイカ、ブリで迷い、カワハギとブリを拾う。

春菜の天ぷらがまだ載っていないので聞いてみたら、まだちょっと早いですね、と言われがっかり。
仕方がないので揚物モードで白子の天ぷら、穴子の天ぷら、カキフライで迷い、白子とカキにする。

後は焼き物だということで、ブリカマを選ぶ。
途中から入れてある芋焼酎のボトルでお湯割りを飲む。

そしたら女将がやってきて耳元で、タラの芽なら少しあるけど揚げようか?
やったぁ!迷わず頼む。

蝙蝠男さん、春の苦み頂きましたよ!
これだけ飲んで食って二人で6,200円、相変わらずありがたい。

***
土曜日は5時半に行ってギリギリ。6時前には地下の座敷も、一階のカウンターも満席でわざわざここまで来るお客さんを女将さんが丁寧に断っている。
最近は女性客の比率がかなり増えてきた。

鯖の浅〆め、マナガツオの西京焼、レンコンはさみ揚げ、味噌仕立てのカキ鍋、天孫降臨のボトルを入れて一人3,700円。

7時40分頃、一回転目の客が帰っていく。
確実に席を確保するには平日8時頃が間違いないか。
改めてありがたいお店だと感謝感謝。
***
秋から冬:
最近、店を開拓しに出かけるため、ここに来る機会が減った。
久々に訪れると、いつもの常連さん達が指定席に。こちらにとっては新顔のおなじみさん達もちらほら。

いつものように中生から。黙っていてもキープしてある天孫降臨の焼酎ボトルを持ってきてくれる。
今日も6時には満席。

刺身は黒鯛、浅〆めの鯖。今日は小ハマグリの酒蒸しがサービス品。
うなぎの肝焼き、白子ポン酢、季節のカキフライ、イカ納豆。

寒くなってきたので焼酎はお湯割りセット。
今日もおいしい季節の魚介を頂き、大満足。

一人3,100円、ありがたいこと。

***
夏から秋:

駅からは少し遠いが、是非とも知り合いに紹介したい、魚が得意な和食居酒屋。
毎日来る常連さんが数人いらっしゃる。

1Fのカウンター席と地下の座敷。
土曜日は18時でもう満席。

中生、キープしてある焼酎ボトル、玉露割りセット、刺身を2点か3点、焼き物ならその日のカマ焼き、サンマ姿焼、イサキ姿焼、小鯛の姿焼など季節のものを、揚げ物は小エビのかき揚げ、アジフライ、カキフライ、カレイ唐揚など。

アサリの酒蒸し、馬刺し、レバ刺しとどんどん頼んでしまう。
夏から秋のこの時期、水茄子の漬物もかかせない。

あぁお腹一杯。
お勘定!一人2,700円。満足満足!

  • さざなみ盛2,160円
  • 牡蠣フライ864円
  • (説明なし)

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9位

食堂 丸善 (利尻富士町その他 / 食堂、海鮮丼)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2012/09訪問 2012/09/27

利尻:フェリーターミナル二階の名店

降旗康男監督、高倉健主演の映画「あなたへ」を見てきた。
これは色んな意味で見ておいた方がよい。個人的には高倉健の映画は八甲田山、冬の華、野性の証明、動乱...と劇場で楽しんできた。

お涙頂戴ではなく降旗監督と高倉健のタッグの最後の作品になる可能性を考慮したような記念碑的作り方であるが、
やはり田中裕子、大滝秀治、佐藤浩市たちの脇の演技が素晴らしい。

ネタバレになるので詳しくは書かないが、この中に何日も全国の物産展を渡り歩いて、あの有名な北海道森町の「いかめし」を売る人たちが出て来る。その役を佐藤浩市と草なぎ剛が演じる。
京都で高倉健と出会い、大阪の物産展、それから西に行き、門司の物産展でまた再会する。

そして、この時期、都内のデパートでは北海道の物産展がよく開かれる。
新宿小田急のちらしを見ていたら、あったあった、森町の「いかめし」!

更によく見るとその上に、懐かしい丸善の文字とウニ、カニ、イクラの弁当の写真が!
喜び勇んで小田急百貨店で「かにみそデラックス」弁当1,680円を買い求める。

食堂丸善は利尻島鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルの二階にあるごく普通の食堂。
ここも実は全国物産展行脚をやっていたのである。

蓋を開けると、たっぷりのカニ味噌の上にほぐしたカニの身、ウニ(さすがに塩ウニではない)、イクラがウニ飯の上にのっている。
はじかみ、昆布巻き、岩海苔、タクアンが添えられる。

このカニの身とカニ味噌だけで酒が何杯も飲めそうである。
カニミソが濃厚でとっても美味い。ウニ飯も口いっぱいに香りがひろがる。添えられた岩海苔も甘い!

あの幸せな思いをした一年前をしっかり思い出した。
物産展はありがたい、あなたも是非足を運んで旅の思い出を楽しんでみては!

***
11年8月:
この旅で一番バフンウニが美味しかった店である。
年季の入った利尻島鴛泊(おしどまり)フェリーターミナルの二階にある。

二階にはここと喫茶軽食のGrandspotが入っている。
ラジカセから演歌が流れるベタな店。

しかし親会社(株)丸善ワタナベは創業50年の情報システム、電気設備、航海機器、廃棄物収集、ペンション、レンタカー、観光ガイド、食堂と多角的に事業展開する地元優良企業である。

親会社
http://www.maruzen.com/
ペンションRERA MOSIR
http://www.maruzen.com/tic/oyado/
利尻自然ガイド
http://www.maruzen.com/tic/guide/
レンタカー
http://www.maruzen.com/tic/rent/index.htm
食堂丸善
http://www.maruzen.com/tic/syoku/index.htm

のれんをくぐると想像通り、いかにも港の食堂である。
大きなテーブル席が2つ厨房の前に並び、畳の小上がりに座敷机がたくさん並ぶ。

さすが観光客、地元民、船会社向けの食堂だけあってメニューはきわめて豊富。
ラーメン、そば、スープカレー、カレー、丼物、焼魚、刺身、定食類。

迷った末、バフンウニ丼3,000円、昆布ラーメン900円、うにめしおにぎり400円を頼む。
お茶、水はセルフでお願いします。はいはいわかりました。

昆布ラーメンは塩ベースでスープは非常にあっさりしている。
昆布だしが効いているが東日本の人達には物足りないかもしれない。

ウニめしおにぎりは熱々でラップに包まれて出てきた。
ご飯とウニが十分によく混ぜられ、ご飯の熱で焼きウニ風で香ばしい。

バフンウニ丼は絶品であった。
この旅でウニを食べ続けてきたが、風味といい甘みといい旨味といいここのが最高である。

バフンウニのシーズンには本当にお勧めである。

  • 「かにみそデラックス」弁当1,680円のカニとウニとイクラ
  • 「かにみそデラックス」弁当1,680円
  • 「かにみそデラックス」弁当1,680円のカニ味噌

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10位

地下の粋 (築地、築地市場、東銀座 / かき、海鮮、オイスターバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/05訪問 2011/05/16

築地:築地の地下のオイスターバー

築地4丁目の交差点にある築地場外市場築地共栄会のビル、築地KYビルの地下一階にお店がある。
一階に刺身を出す兄弟店の「魚や粋」があるが、訪れた21時半にはネタがすべて終了していたので、こちらにお邪魔。

有名食べロガーさんに教えていただいたお店である。
美女二人とまめぞうの三人で2軒目として利用。2軒目なので鼻の下は伸びきって戻らない。

ここ「地下の粋」と一階の「魚や粋」は築地場内仲卸の「築地三代」さんが一般消費者のためにと築地場外に出したレストラン。
椅子席は若い人たちで一杯。キッチン前のカウンターに立ち席を作ってくれた。目の前で牡蠣を捌くのが見られて楽しい。

22時までの営業なので、入ったらすぐラストオーダー(笑)
やっぱり辛口の白ワインと生牡蠣を試したい、と伝えたら、
シチリアの白とチリのシャルドネを進めてくれ、生牡蠣食べ比べセットが2種類あるとの情報。

美女Hさんは迷わず、ワイン両方!美女Mさんも生牡蠣食べ比べ両方!と元気一杯。

タマヤ・シャルドネ・レゼルバ・チリ2010:2,480円
コルヴォ・ビアンコ・シチリア2009:2,480円
生牡蠣食べ比べセットA(長崎五島と播州室津):460円
生牡蠣食べ比べセットB(焼津岩ガキと播州赤穂):1,000円
カキのクリームチーズパテ:580円
計9,920円

チリのシャルドネで乾杯!
目の前で店主が軽快に生牡蠣を捌いている。

若き三代目店主にお聞きすると、三陸産が入らないため、やはり毎日市場から売り物の牡蠣を集めてくるのがとっても大変だそうだ。
今日いただくのも、静岡の焼津、兵庫県播州の室津(姫路の西、相生の南)、同じく兵庫県播州の赤穂(室津の更に西)、長崎県五島列島。

まずはお試しAセット。左が長崎五島、右が播州室津。
殻を口に当て人差し指でつるっと口の中に。

うーん、ヴォーノ!
冷たくて新鮮な生牡蠣が喉を通るとそれまでの酔いで熱くなった身体を一瞬冷ましてくれる。

ここは生牡蠣だけでなく、牡蠣の西京味噌バター焼、タコのアヒージョ、アクアパッツァ、〆にはブイヤベース風のカレーなど豊富な洋風メニューがある。次回来るときは試してみたい。

続いてBセットが届く。
播州赤穂の牡蠣と焼津の岩ガキ。

これはどちらも驚いた。
さっきの牡蠣はさっぱりして美味しかったが、こちらは更に身がプリプリで濃厚、ミルキー。

特に播州赤穂の牡蠣には感動した。
四つ食べ比べてこれだけ味が違うとは牡蠣も奥が深い。

22時になったら、お店は客をきちんと帰らせる。
気風がいいのが気持ちがいい。

残ったワインはきちんと包んでくれて持たせてくれた。
お店の名前の通り、粋な店である!

牡蠣を食べて元気になった三人は気がついたら銀座まで歩いていた。
ご馳走様!


  • 生牡蠣食べ比べA460円 左:長崎五島、右:播州室津
  • 生牡蠣食べ比べB1,000円播州赤穂
  • 生牡蠣食べ比べB1,000円焼津岩牡蠣

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