toratora1630さんのマイ★ベストレストラン 2012

Mr.toratora 食べある記

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toratora1630 (男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2011年はともかくいろいろなお店を経験することに精一杯の年でしたが、2012年になって、お気に入りのお店での安心感のある時間を過ごすことの楽しさを覚えました。
そのため、ディナーについては多くのお店を訪ねることはできなくなりましたが、充実した内容の一年でした。

一方、ランチに関しては、5月から横浜(関内・馬車道)ランチが一挙に増え、多くのランチの中からこれは出色、というお店にいくつも出会うことができました。
ランチに関しては、まだ伺っていない店も多いため、もうしばらく新規店舗の開拓に勤しむことになりそうです。

マイ★ベストレストラン

1位

タニーチャ (広尾、六本木 / イタリアン、ワインバー、肉料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999

2014/07訪問 2014/10/21

今回も「広尾のタニーチャ」を満喫しました

訪問14回目(2014.7)

今回も「熟成肉(ドライエイジング)コース」をいただきました。
アミューズの「レッドオニオンの冷製スープ」ですが、色が違うだけで味は確かに玉ねぎでした。
冷前菜は、「白イカ(山陰地方でとれる剣先イカのことらしい)のカルパッチョwithポルチーニ茸」。イタリアンで「イカ」は欠かせない食材ですが、このように生でいただくのは記憶にありません。量もたっぷりで、私の中では今回のディナーでの一番でした。
温前菜は「鱧(ハモ)とロマネスコ(カリフラワーの一種らしい)のフリット」。
パスタは、バターの風味たっぷりのカッペリーニに、サマートリュフがたっぷりとかけられて、その美味しさのためにあっという間に食べ終えてしまい、「お代わりください!」と言いそうになりました。
デザートは「メロンのソースのパンナコッタ」。球形のメロンも添えられており、上品な甘さの大人のデザートでした。
今回も2時間半「広尾のタニーチャ」を満喫し、お店を後にしました。

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訪問13回目(2014.4)

年4回のペースで伺っているのですが、今年最初の訪問が若干遅れて4月に入ってしまいました。
今回頂いたのは新しいコースの「熟成肉(ドライエイジング)コース」。
アミューズはカボチャのスープと生シラス。スプーンに載った「生シラス」は宝石のように輝いて、いわゆる「丼」で食べるシラスと同じ食材とは思えないほど上品な表情をしていました。
冷前菜は、真鯛と菜の花とトマトと。真鯛の甘味と菜の花の苦味とのハーモニーを楽しむ一品でした、
温前菜は、和歌山産稚鮎がソラマメと一緒に登場です。二口で食べられる可愛らしさですが、頭の方は腸(はらわた)の苦味、尾の方はほんわかとした旨味。
パスタは、焦がし小麦のタリアテッレ(だと思う)、ホタルイカと鹿児島産タケノコ。焦がし小麦のパスタは、若干風味が違う感じがしますが、ソースの味でそれほど違いはわかりませんでした。
メインはコース名にもなっている熟成肉。「熟成牛と熟成豚のメイン料理」と、メニューに記されていたので、「牛かな、豚かな」と待っていたのですが、何と両方一緒に登場です。ボリューム満点(初回の骨付き牛肉ほどではありませんでしたが)でしたが、ハーブソルト。竹炭塩等で美味しく完食しました。
今回は「熟成肉コース」というより、「春爛漫コース」もしくは「春の息吹コース」と呼んだ方がいいような内容で、生シラス・菜の花・稚鮎・ホタルイカ・タケノコと、春を一杯頂きました。

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訪問12回目(2013.12)

翌日から正式にスタートするクリスマスメニューを、少しフライングして提供していただきました。このお店でのクリスマスディナーは3年連続になります。

レモンチェロのソーダ割りで乾杯し、添えられている「ドライいちじく」との相性がピッタリのアミューズの「フォアグラのテリーヌ」でディナーが始まりました。
前菜一品目の「トラフグのカルパッチョ」は、どの野菜と一緒に食べるかで結構変化を楽しめました。私的には、ミニトマトの酸味との取合せが一番気に入りましたが・・・。透明のジュレ(うまみのジュレとのことでしたが)は、それだけ口に入れても「ふーん」と思わず頬が緩む美味しさでした。
前菜二品目はボタン海老でしたが、添えられた綺麗なピンクのソース(エキストラバージンオイルと柑橘のエスプーマ)と一緒に頂くと、爽やかさが口中に広がり、違った料理に。連れの彼女は、「美味しい」と言いながら、エスプーマも完食していました。ちなみに、皿が下げられる時もまだ泡がプツプツしていました。
パスタ一品目は、緑色が鮮やかな「ホウレン草のタリオリー二」。ただ、アワビ・ホタテ・ズワイなどの具が多く、パスタは完全に脇役でした。パスタ二品目は、ボリュームのあるトルテッリでした。
メインは、彼女が熟成但馬牛のカイノミの炭火焼、私は鰻の炭火焼(シェフは「洋風うな丼」と言っていました)をいただきました。
デザートもクリスマスらしい色合い・飾り付けで美味しかったです。

イタリアンのお店のレビューが100件(軒)に達しましたが、このお店の安心感はピカイチです。「お気に入り」ということで「贔屓目に甘く見てしまう」ところもあるとは思うのですが・・。
来年のクリスマスもきっとこのお店で過ごしていると思います。

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訪問11回目(2013.9)

今回は新しいコース、「熟成牛(ドライエイジングビーフ)コース」をいただきました。

アミューズの「自家製ハムとキノコのスープ」で、今回の食事がスタートしました。
前菜は「燻製の甘エビの上にウニが乗ったもの」。ルーコラの優しい苦味が甘エビとウニの甘さを引き立てる一品でした。
パスタはイタリア料理の初秋の味覚、ポルチーニ茸のキタッラ。前回キタッラを頂いたのは昨年のクリスマスでしたが、今回も前回以上のコシ(?)の強さで、しっかりと麺の美味しさを感じられる仕上がりでした。具(ポルチーニ茸)が非常に多く、もう少し麺が多くても良かったかもしれません。
ここまでは、メインのお肉を意識してか、ごくオーソドックスな内容でした。
いよいよ、今回のコースの名称にもなっている「熟成牛」が「こんなに!」という厚さ・ボリュームで登場です。「レア」が苦手と当初より伝えてあるため、「火の入れ加減が足りなければ遠慮なく声をかけてください」と言われたのですが、とても美味しくそのままいただきました。エシャロットのソース、レモン、塩と味の変化を楽しみながら綺麗に完食しました。
サイズが選べるミニスパゲッティということで、「アラビアータ」をいただきましたが、私は30g、連れの彼女は50gを選択。(私も50gにしておけば良かったと後悔しました)

コースのデザートは「桃のコンポート」。とても美味しかったのですが、いつものように彼女のデザートは一品追加バージョン。今回はアラカルトメニューの中から「ジャンドゥイヤチョコレートのスフレ タニーチャ風」。毎度のことながら、その食欲旺盛なことに感心させられました。
早々と今年のクリスマスの予約を入れてお暇しました。

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訪問10回目(2013.6)

初めておじゃましてからちょうど2年が経ち、10回目の訪問になりました。バーニャカウダを他のアミューズに変更してもらった季節のコース「潤いの夏野菜コース」をいただきました。

今回の「発見」は、温かい前菜として提供された「ベビーコーン(ヤングコーン)」でした。
いわゆる缶詰のものではなく、「生」「フレッシュ」なヤングコーンが皮ごと焼かれているものでした。コーンを取り巻いている相当量の綺麗な「ひげ」。このひげも、甘く、近づく夏を感じさせてくれる一品でした。食後に奥様が生のヤングコーンを持ってきてくれたのですが、結構重く、そして硬いものでした。
(帰宅後調べたのですが、最上部だけを普通のとうもろこしとして育てるために残し、残りは間引きされ、その間引きされたものがヤングコーンとなり、初夏の時期だけフレッシュなものが出回るのだそうです)

今回のパスタは、「できれば冷製で」とお願いしていたのですが、まず、キンキンに冷えたフォークとスプーンが用意され、程なく、海老が一杯乗った極細麺の冷製パスタがサーブされました。私的には、若干味付けが薄いかな、と、感じたのですが、連れの彼女は「とっても美味しい」ということでした。

いつものように、彼女のデザートは一品追加バージョンですが、その追加の「グラタン?」の上に乗っていた「アスパラのアイス」。私も一口食べたかったのですが・・・。

前回ランチだったため、「夜のタニーチャ」はクリスマス以来半年ぶりだったのですが、「やはり、夜のタニーチャの雰囲気が最高」というのが私たちの結論で、次回も夜に伺うことになりそうです。

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訪問9回目(2013.3:ランチ)

9回目にして初めてランチに伺いました。ランチといっても、ディナーと同じコースですので、たっぷり2時間半以上の食事となりました。

伺ってまず感じたのは、「明るいっ!」ということ。ディナーの落ち着いた照明・キャンドルの揺らめき、とは全く異なった雰囲気です。

モッツァレラチーズが浮かんだじゃがいものスープで、ランチは始まりました。

前菜二品目、その容器に驚きました。タイラギの貝殻がそのまま使われていて、大きめのタイラギの貝柱(多分)がホタルイカのイカ墨ソースの下に潜んでいました。(可愛いホタルイカが数匹、そのままの姿で乗っていました)食感が「イカ」のようでありながら、味はしっかり「貝」だと主張している、面白い料理でした。

魚料理は、青のりのスープの中に、「ウチワエビ、ホウボウ、ハマグリ」が入っているもの。ウチワエビは扁平な体型で身も少ないのですが、甘く美味しかったです。海の香り高いスープに仕上がっていました。(ウチワエビの身を取るのに、若干苦戦しましたが・・・。)

パスタ一品目は生牡蠣のソースの「アーリオオーリオ」。温かいパスタに冷たいソースの取り合わせが楽しい一品でした。

パスタ二品目に使われていた「ビアンケット トリュフ」。白トリュフより若干グレーがかっていますが、やはり香りが素敵でした。

肉料理は、ブルターニュ産の子牛の藁焼き。昨年10月の時は、皿の下の藁の量が多すぎましたが、今回は適量でした・・・・。

デザートの中では、「焙じ茶のジェラート」が私は好きでした。焙じ茶そのままの味で、思わず笑ってしまうようで、大人のアイスでした。

今回も、「タイラギ、ウチワエビ、ビアンケット トリュフ」等、初めてが多かった食事でした。
夜のお店の雰囲気が大好きですが、「昼もいいよね」と言いながらお店を後にしました。

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訪問8回目(2012.12)

昨年に続き、今年のクリスマスディナーも、一番のお気に入りのこのお店となりました。
6時20分頃に到着、9時半迄の約3時間、今年も至福のひとときを過ごしました。

ホッとする優しい味のブリュレで食事が始まりました。

前菜の一品目、オマール海老のマリネは、その海老の量にも感激したのですが、綺麗な色でオレンジの香りをたっぷりと纏った人参のムースと一緒に頂いた時の相性の良さに感心しました。

前菜の二品目、「カッポーネのスープ」ですが、家に戻って調べてみると納得です。「カッポーネ」とは、生後まもなく去勢したオスの鶏肉のことで、肉に栄養がたっぷりあって、味がとっても良く、イタリアのクリスマスには欠かせない食材とのこと。フォアグラの濃厚さに負けないスープとなっていたわけがわかりました。

パスタの一品目は「ブラータ」(生クリームを加えたモッツァレラチーズ?)を詰めた、一見餃子にも見える「メッツァルーナ」。運ばれてきた時のチーズの香りの強さに驚きましたが、その味はとても優しく、ブロッコリーの緑の泡との色・味のバランスもよく、美味しかったです。(ブラータとメッツァルーナ、いずれも初体験でした。)

パスタの二品目の「キタッラ」。このパスタは何回か頂いていますが、今回のキタッラは、讃岐うどんのようなコシでした。

メインを待つばかりとなった時に、テーブルにセットされたシルバーの中に、小さなスプーンが・・・。「何?」と、不思議に思っていたのですが、グラニテ用でした。いつも格安なコースが多いので(それで十二分に満足できるので)、このお店では随分久しぶりのグラニテです。グレープフルーツとミントの大人の味でした。

メインは二人共「平目」を選択。魚介の旨みが濃縮されたスープ・ウニと一緒に美味しくいただきました。

デザートのチョコレートの甘さに私は若干参ったのですが、連れの彼女はいつものように余裕で早々と食べ終え、「まだいけるかも」と言っていましたが・・・。

「また来年もよろしく」と挨拶をして、お店を後にしました。

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訪問7回目(2012.10)

今回も季節のコース(彩の秋野菜コース)を頂きました。

コースの構成が少し変わり、アミューズに「バーニャカウダ」が入るという情報をお店のHPで得ていたため、予め他のものに変えて頂くようにお願いしていました。(私たち二人共、今まで何回か他のお店でバーニャカウダを食べているのですが、あまり良い感じを持っていなかったためです)

ということで、今までのアミューズと同じ感じのお皿で、一口スープは「安納芋の冷製」、そしてお隣にはパルマ産の生ハムが。

今までは、前菜が三品だったのですが、今回は「9種の前菜の盛り合わせ」と温かい前菜1品となりました。
「9種の前菜の盛り合わせ」熱々のエビのフリッターから楽しみながら9種類全部綺麗にいただきました。
温かい前菜は、イカの存在感があり、このお店で初めてのイカらしいイカとの出会いでしたが、松茸の香りもよく、美味しかったです。

パスタは、イカ墨のタリオニーリを渡り蟹のソースでいただきました。実は、私たち二人共イカ墨のパスタは初経験で・・・。私の場合、あえてイカ墨に挑戦する勇気がなかった訳ですが。
初イカ墨パスタの私の感想は「まったりと少し甘い感じ」となります。

今回のメインは、その演出(ディスプレィ)にビックリでした。「藁の薫り」を付けて焼いたフィレ肉なのですが、お皿の下に「藁」が敷いてあり、あっけにとられることに。お肉が美味しかったため、焼き具合が相当レアであったのですが、二人共美味しく完食です。

コースのデザートは「グレープフルーツのジュレにマンゴーとブルーベリーを合わせたもの+ソルベ」。グレープフルーツに、折角のマンゴーの存在感が薄くなってしまっていたのが私的には少し残念でした。
連れの彼女にはこのお店でのお約束、追加デザートが。この「モンブラン」に、「秋を感じる」、と、幸せそうでした。

次回はクリスマスにおじゃまする予定です。

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訪問6回目(2012.6)

時が経つのは早いもので、このお店とご縁ができてから一年の月日が経過し、今回で6回目の訪問です。

過去5回のいずれにおいても、必ず新鮮な驚きの食体験をさせて頂いてきましたが、今回もその期待は裏切られませんでした。

アミューズの一口スープ。いつも楽しみにしているのですが、今回は「ノーザンルビー(ピンク色のじゃがいも)の冷製」、確かにピンク色なのにしっかり味はじゃがいも。不思議な感じでした。

前菜の三品目は、茄子の上に穴子が。山椒のソース・バルサミコソースで頂いたのですが、カレーの香りが食欲をそそる一品でした。

パスタは、手打ちで、リルというハーブを練り込んだタリオリーニという淡い緑の極細麺(そうめんの感じ)で、とてもマイルドで優しい感じのパスタでした。パスタとの対比で、鮎が存在感を相当強く主張していました。

ここまでは、以前感じたほどのボリューム感はなかったのですが・・・。今回は、メインのお肉でした。
ホロホロ鳥が煮込まれていたのですが、お肉の多いことにビックリ。ただ、肉があっさりしているため、最後まで美味しく頂けました。
骨が意外と簡単に外れ、用意されたフィンガーボウルは今回は使わずじまいでした。

コースのデザートはお米のリゾットのスープ仕立てで、お米の甘さ・柔らかさと、ナッツとの対比が面白く美味しかったです。

彼女用に追加オーダーしたもう一品のデザートが、茄子尽くし。茄子をスライスして揚げたものが3枚付いていて、その一枚を貰ったのですが、それは、殆んど味がなく・・・・。
彼女の感想は、茄子のデザートは初体験ですが、とても美味しかった、とのことです。

次回は秋の気配を感じる頃に伺おうと思っています。

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訪問5回目(2012.3)

今回は、前々回(3回目)の訪問と同じ、季節の野菜コース『温もりの冬野菜コース』を頂きました。

「ブロッコリーの温スープ」、すぐそこまで来ている春を想起させる優しい味わいの萌葱色のスープで、今回も素敵な時間が始まりました。

前菜3品は、いずれもボリューミーでした。
「長崎産ゴンアジと北海シマエビのサラダ仕立て」、北海道と九州の絶妙なコラボレーションを野菜たちが支えていました。
「マダラの白子と芽キャベツのアラビアータソース」、2cm程の赤い衣を被った3個の球体の正体は・・・。一見そっくりですが、ナイフを入れた瞬間、感触でわかります。
「ホワイトアスパラとベーコンのカルボナーラソース」、今回の前菜3品の中で、個人的には一番のお気に入り。このお店に初めてきたときに頂いた「アスパラ2本」を思い出しました。ベーコンの塩味に少し負けていたのが少し残念でしたが・・・

パスタは「バベッティーニ(ずわい蟹、ウニ、菜の花、生ノリ)」
「菜の花は冬野菜かな?」と話していたのですが、春の訪れを告げる冬と春の端境期の野菜、という結論で収まりましたが、爽やかな苦みが僅かに残るだけで、えぐみは一切無く、とても美味しく頂きました。

満腹感(満足)のため、ここで図らずも前々回と同じ過ちを・・・・。
「次はデザートだよね」と言って、笑われました。

メインは「蝦夷豚の炭火焼き(モンドールチーズ、粒マスタード)」
ボリューム満点で、しっかりお腹が膨れました。(もともとメタボでしっかり膨れているため、外観上は変化していませんが・・・)

デザートは苺の存在感たっぷりで、満足させてもらいました。連れの彼女には、コース以外に一品プラスです。「多すぎたのでは?」という心配は全く無用でした。私とほぼ同時に、綺麗に食べ終わっていました。

さすがにお腹一杯で、小菓子は生チョコしか食べれなかったのですが、奥さまが「お持ち帰りになりますか?」と言って、ビニル袋に入れて下さいました。

雨の中、このお店を訪れた後いつも感じる幸せな感じに包まれながら、帰途につきました。

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4回目の訪問(2011.12)

今回は、前回訪問時(10月初旬)に予約しておいたクリスマス・ディナーです。

期待感の大きい食事については、結構早めから予約することが多いのですが、その食事の当日を迎えるまでの期間の「ワクワク感」を楽しむためもあります。

品数や量的には今までの3回と殆んど同じでしたが、さすがに「クリスマス・ディナー」ということだけあって、「フォアグラのブリュレ」に始まり、キャビア、黒トリュフ、アンコウ、カラスミ、平目と豪華食材のオンパレードでした。

アミューズの「フォアグラのブリュレ」、フォアグラの口中に溢れる濃厚な甘みと香ばしく焦げたカラメルの甘みが相まって、これからの食事への期待感を高めてくれました。

「ボタン海老とマンゴーのタルタル」、少量添えられたキャビアの上品な塩加減がボタン海老とマンゴーのそれぞれ異なる甘さを引き立てていて、綺麗で美味しい冷前菜に仕上がっていました。

「猪のアニョロッティーニ」、モチモチのパスタ生地の中にとろとろになったお肉とそのうま味が凝縮して閉じ込められていました。手間を存分にかけたシェフの食への愛情が感じられ、心から「ごちそうさま」と礼を言いたくなるような「一品」でした。

メインは、私が「平目」連れの女性が「フィレ肉」をチョイス。どちらもボリューム・味共に満点でした。

3時間弱の時間が今回も気持ち良く流れ、来年も又、何度もお邪魔させて頂くことになるだろうことを確信しながら、お店を後にしました。
(毎回出会っていた、お店の前のネコ君。今回、入店時には見掛けませんでしたが、帰りがけには鳴き声だけが聞こえていました。寒いので、どこかに隠れて暖を採っているのでしょう)

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今回、三回分のレビューを同時にアップさせていただきました。
やはり時間を置いた分だけ1回目、2回目のレビューはいい加減になってしまっていますが、毎回感動と心地好い時間を頂いています。


3回目の訪問

2011年10月最初の金曜日、三度目の訪問となります。

前2回に比べ、陽も短くなり、訪れた6時過ぎはもうすっかり落ち着いた夜の雰囲気を漂わせる広尾の街になっていました。

今回は 『彩り秋野菜とキノコのコース』という5,800円の少しリーズナブルなコースでしたが・・・・・

(料理については、説明や名前を聞くのですが、覚えきれません。写真をつけていますので、間違いや言葉足らずな点にについてはご容赦を・・・)

まず、アミューズは可愛いカップに入ったミネストローネ。そしてもう一品は、ほうれん草の一寸法師がキノコのお椀の舟に乗っているようで、思わず口元がほころぶような可愛い料理でした。

前菜1品目、真鯛のカルパッチョと秋刀魚&茄子のテリーヌ。口中に、山海の秋の香りが広がります。

前菜2品目、ポルチーニ茸のフリット。ポルチーニ茸、初体験でしたが、なんとも濃厚な香りと味わいに満足です。天ぷら、大好きですが、このように時間をかける食事では、少しあっさりとしたフリットが丁度良いと感じました。

前菜3品目、小茄子のオープン焼きwithラグーソースとモッツァレラチーズ。茄子とミートソースのパスタを以前食べたことがあり、その相性の良さを感じていました。そこからパスタを除いた組合わせですから、美味しいのは当たり前ですよね。

パスタ、牡蛎ときのこのトレネッテ。
トレネッテというパスタも初体験。断面が楕円形をした、要は扁平なパスタなのですが、ボリュームがあり歯応え十分なモッチリ感です。一方、ゴロゴロと入った牡蛎の濃厚なミルク様の味わいが口中に広がり、パスタの重たさ(良い意味での)に負けていません。
食べ応えも十分、まるでメインを食べ終えた満足感を感じて「次はデザートだよね」と本気で勘違いをしてしまい、連れに笑われました。

メイン、インゲンやチーズ等を地鳥で巻いたもの。とても美味しかったと思うのですが、パスタの重厚かつ濃厚な味の余韻に浸っている間に食べ終わってしまったような・・・・

ドルチェは小豆がメインで、和の雰囲気の強い大人向けのデザート。(ちなみに、小豆の収穫は9月末から10月初め、ということで、今回の彩り秋野菜」というテーマに合わせてあったということに後で気付きました) ブドウの果肉が口の中に入ったときは、その意外性に思わず「あれっ?」と、声を洩らした。事前予約したときに、奥さまに「前2回に比べてデザートの量は少ない」ことを確認しており、連れの女性(とにかくデザートが一番大事)の分だけ一品追加注文しておいたのが写真の「ティラミス」。もちろん、彼女も大満足。

毎回思うのですが、このお店にまた来たくなるのは、その料理も然る事ながら「心地好い時間が過ぎてゆく雰囲気」です。
お店を後にしたときの「幸せな気持ち」が最高、ということについて、私と連れの女性の意見は100%一致しています。


2回目の訪問

2011年7月後半の金曜日、私の誕生日祝で再訪です。

6時の開店に合わせて伺いましたので、表はまだ明るく、ディナーのムードにはどうかな、という感じでしたが、節電もあって、店内の雰囲気は前回以上にgoodでした。

今回の感動は、パスタの二皿でした。

一皿目のミニトマトも入っている冷製パスタは、ガラスのお皿も「キンキン」に冷えており、何とフォークまで氷のような冷たさ。控え気味の冷房を補ってあまりある涼しさを頂きました。

二皿目のトリュフの入ったパスタは、その味が絶品でした。

私のデザートには金箔が散り、メッセ-ジと共にろうそくが・・・・・。楽しい誕生日となりました。

連れの女性がお勘定を・・・・。どうもごちそうさまでした。


1回目の訪問

2011年6月前半の金曜日。クーポンを利用して(58%オフの3,600円)の初訪問でした。

電話で予約したときから、その心地の良い対応に感心していました。そして、レビューやブログで情報を収集する度に期待はどんどん膨らみ、「ハードルを上げ過ぎると反動が大きいから」と、自分達に言い聞かせながら6時過ぎに伺いました。

お店の看板の下で、可愛い子猫に出迎えられて、入る前から連れの女性のテンションは上がり気味でした。

まず、最初の感動は、落ち着いた雰囲気を醸し出すインテリアと照明だった。テーブル毎に置かれたティーライトの明るさが際立つ仄暗さが、何とも言えないムードで、それからの時間への期待を高まらせてくれた。

アミューズから美しく美味しい料理が続きました。

特に私が気に入ったのが、ホワイトアスパラ。「たった2本」のアスパラに、こんなに感動できた自分が何故かうれしくて・・・・

メインの骨付きの牛肉はボリュームたっぷり。ただ、フィンガーボウルまで用意して頂き、「ワイルドにかぶりついて下さい」と言われたのですが、なかなか「ワイルド」になりきれなかったのが、残念でした。

もうこの時点で、私と連れの女性の意見は一致していました。「こんなに素晴らしい時間・料理をこんなクーポンの料金で提供してもらって、それで終わり、というわけにはいかない。」と。

帰り際に、7月末の私の誕生日に予約を入れて失礼しました。

  • 冷前菜:白イカのカルパッチョwithポルチーニ茸(2014.7)
  • (2014.7)
  • アミューズ:左・レッドオニオンの冷製スープ(2014.7)

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2位

イル テアトリーノ ダ サローネ (広尾、表参道 / イタリアン、イノベーティブ、肉料理)

15回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2023/11訪問 2023/12/19

やっぱりこの席でなくちゃ

25回目の訪問(2023.11)

9月末に、原宿に行くついでに予約をしようとしたところ、「カウンター席が選択不可」になっていて、一応電話したものの、やはり「テーブル席しか空いていない」と言われ・・・。次善の策として、私のフレンチのベストのお店のマノワ さんに伺うことになったのですが・・・。
この日は(山下町のお店が満席だったこともあり)数日前に予約して、湘南新宿ラインに乗ってやって来ました。
席は・・・、25回連続の特等席です。
この日の私にとってベストの一皿は「タリアテッレ」でしょう。椎茸が特別に美味しく、濃厚なラグーソースと共に口中に旨味が広がりました。「サローネといえばタコ」だと私は思っているのですが、前菜の真蛸も抜群に美味しかったです。

9月にマノワ さんに伺うことになった経緯を話したところ、「山本シェフも大好きですよ」と。その後、山本シェフから「11月一杯(11月29日)で閉店するので、その前に1回伺うことにしている」という話を聞きビックリ。閉店の発表があった後には殆ど予約が取れなくなっているようなので、9月末に伺えたのは幸運だった、と言えそうです。

2023年11月のメニュー

突出し:“浜名湖ファーム” 卵 ペコリーノ トリュフ
前菜:鳥羽産 真蛸 “ほそかわ農園” 秋しずく
一口:牛頬肉 黒胡椒 雪蔵甘熟メークイン
パスタ:タリアテッレ ホロホロ鳥 八色椎茸
スープ:下田産 金目鯛 ブロード ディ ペッシェ
メイン:金華豚 “ソラナファーム”くり将軍
デザート:ラフランス トルタ メリンガータ
小菓子(ブロンテ産 ピスタチオ minimal社 カカオ)・カッフェ(マキアート)
24回目の訪問(2023.1)

今年最初のサローネでのランチは、大好きな小劇場を選びました。
博多から向かったのですが、飛行機は飛んだものの、荒天に備えて燃料を余分に積む必要があり、30分遅れました。
というわけで、お店に着いたのは予約時間から30分遅れの12時半でした。(当然、電話で連絡はしています。)
「メニュー構成がだいぶ変わった」ということを聞き、ノンアルコールビールをお願いし、定番の突き出し(今回は白ではなく黒トリュフ)でランチがスタートしました。
ピッチ良くサーブされ、気持ちよい時間が過ぎていきました。
この日のベストは、パスタでしょう。栗粉で作られたパッパルデッレが、濃厚な鹿のラグーソースに負けておらず、バランスよく仕上がっていました。
また、スープも美味しかったです。
そして、メインが出てきた時に、ドリンクがまだ一杯目だということに気付きました。
品数が少なくなっているので、ペース配分が出来なかったのです。ここで、改めてHPを見て、ランチメニューとディナーメニューが別になっていることに気付きました。
ランチは9,500円(税・サ別)、ディナーは20,000円(税・サ別)になっていました。内容を考えれば、ランチの値段は決して高くはないと思うのですが、SALONE 2007のヴァポーレ付きのランチとほぼ同じ値段であることを考えると、次回の博多からの帰りのランチはどちらを選ぶか微妙な感じです。

2023年1月のランチ

突出し:ペコリーノ トスカーノ 黒トリュフ 卵
前菜:本鮪 ビーツ ラズベリー
一口:アニメッラ シャントレル
パスタ:栗粉 パッパルデッレ 安芸高田産 本州鹿
スープ:金目鯛 ブロード ディ ペッシェ
メイン:金華豚 日向の炭 根セロリ
デザート:ババ ナポレターナ 善兵衛農園 紅みかん
小菓子(ブロンテ産 ピスタチオ minimal社 カカオ)・カッフェ(マキアート)
23回目の訪問(2022.9)

今年3度目の小劇場でのランチです。
前日は、イベント前にアッティモ さんでランチしたのですが、イベント2日目のこの日は午前中だったため、イベント後(12時少し前)にパシフィコ横浜を出て、私の一番のお気に入りのこのお店に向かったのでした。
お店に着いたのは、12時40分。カウンター席では既に3人が食事を楽しんでいました。
ノンアルビールを頼んでスタートです。このノンアルビール、常陸野ネストビールというのですが、美味しいです。1月にも飲んでいるのですが、今回は何故か特別美味しく感じました。
前回からメニュー構成が変わったのですが、一品目の「ペコリーノ トスカーノ」が定番メニューのようです。
この日の、私にとってのベストのお皿は「賀茂茄子」でした。賀茂茄子・太刀魚という温和しめの食材を、花山椒の優しい辛味と香りが素敵に引き立てていました。
「高原黒牛」も素材で勝負の素敵な一品でした。付け合わせも大きめに切られたビーツのみという潔さでした。因みに、このビーツ、しっかり火が入って柔らかく仕上げられていました。
最後に東京のお店から来られたという斎藤シェフに挨拶をしていただき、お店を後にしました。

2022年9月のメニュー

突出し:ペコリーノ トスカーノ トリュフ 卵
前菜1:馬肉 タルターラ ラズベリー
パスタ1:パッパルデッラ 舟形マッシュルーム 金目鯛
前菜2:賀茂茄子 太刀魚 花穂紫蘇
パスタ2:タリアテッレ 川俣シャモ 菊芋
メイン:高原黒牛 日向の炭 ビーツ
一口:ブロデット
デザート1:シャインマスカット モヒート
デザート2:ネッチ トスカーニ 林檎
小菓子(ブリオッシュ コン ジェラート)・カッフェ(マキアート)
22回目の訪問(2022.4)

前回は、博多の劇場公演の帰りに寄った形なのですが、今回は、渋谷(LINE CUBE SHIBUYA[旧 渋谷公会堂])でのコンサート前(13:30開場 14:30開演)に伺うことにしました。
12時5分にお店に着いたのですが、既に先客がいました。
いつもの席に座り、レモンチェッロのソーダ割りをお願いしながら、事情を話します。
「出来れば、13時15分には食事を終えたい。最悪、13時半まで。」ということでお願いしました。
そして定番の突き出しと「トルテッリーニ イン ブロード」がなくなるなど、メニュー構成が変わったことの説明を受けました。ちなみに、メニュー(紙)も見開きに変わりドリンクメニューと一体になっていました。
この日一番のお皿は、ホワイトアスパラでしょう。一本のアスパラの炭火焼きなのですが、3種類の味わいが楽しめる仕組みになっていて、特にザバイオーネソースが美味しかったです。
マキアート(最近、カプチーノより頼むことが多いかな)を飲み終えたのは、13時25分。お勘定をしている最中にタクシーが到着しました。

2022年4月のメニュー

突出し:ペコリーノ トスカーノ トリュフ 卵
前菜1:真鯛 海苔 スフォッリア
パスタ1:プリン 丹波黒どり 天豆
前菜2:ホワイトアスパラ ザバイオーネ
パスタ2:タリオリーニ 烏賊 黒舞茸
メイン:グラスフェッド牛 日向の炭 スナップエンドウ
一口:ブロデット
デザート1:清見オレンジ 茴香
デザート2:メリンガ コン フルッタ 白苺
小菓子(ブリオッシュ コン ジェラート)・カッフェ(マキアート)
21回目の訪問(2022.1)

>来年以降も、最低年1回は訪れたいものです。
と、昨年末のレビューに書いたのですが、新年早々にその目標を達成することになりました。
博多の劇場で公演を見た翌日、羽田に10:40に着き、その足でこの小劇場にやって来ました。
お店に着いたのは、12時の数分前。いつもの一番奥の席が用意されていました。
ノンアルビールをお願いし、広尾の劇場の幕が開きました。
この日のお皿たちはどれも粒選りでした。
まず、ズッパ。混ぜ方を甘くしているために、掬う箇所によって表情が変わります。レモンゼスト(皮)が、パンチの効いた仕事をしていました。
タリアテッレは、牛のラグーソースですから、外れるわけはありませんし、デザートの蜜柑も美味しかったですね。
そして、この日のベストは、断トツでメインの「シャラン鴨」でした。(何と、写真を失念。お店からいただくリーフレットから画像を拝借して載せました。問題があれば削除します。)
付け合わせは小さな人参だけ。「ともかく、この鴨を食べて欲しい」というシェフの意図が伝わってくるシンプルな見た目の一皿でしたが、ジューシーで、旨味が延々と滲み出てくる鴨の美味しさに唸るだけでした。決して数多くの鴨を食べているわけではありませんが、今まで食した中で飛び抜けて美味しい、最高の鴨との出会いでした。

2022年1月のメニュー

突き出し
_米と海藻 檸檬の香り
_パルマ産24ヶ月熟成プロシュート シチリア産オリーブオイル"フラントイア"
前菜1:ズッパ リン ファリナータ
前菜2:ホタテ 木苺 ビーツ
パスタ1:タリアテッレ ボロネーゼ ちぢみホウレン草
前菜3:カジキ ポモドーロ タルティーヴォ
パスタ2:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
メイン:シャラン鴨 日向の炭 冬人参
デザート1:蜜柑 三河味醂
デザート2:チャルダ コン ジェラート ヘーゼルナッツ
小菓子・カッフェ(マキアート)
20回目の訪問(2021.12)

2021年最後のイタリアンは、大好きなこのお店を予約して伺いました。
ノンアルビールと、いつもの突き出しでランチが始まりました。
私にとってのこの日のベストのお皿は、リゾットでしょう。濃厚な味付けなのですが、ラディッキオ(チコリー)の微かな苦みがアクセントになっていて、主役の鴨を生かしていました。食べ終わるのを惜しいお皿でした。
タヤリンも、発酵バターの風味がとても良く、美味しかったですね。ちなみに、このタヤリンですが、結構このお店でいただいていて、今回で6回目(それも最近3年間だけで)です。
このお店に通い始めて丁度10年が経ち、20回伺っています。その間にシェフも支配人も何回も変わっているのですが、「劇場らしさ」というものは変わらない気がします。
来年以降も、最低年1回は訪れたいものです。

2021年12月のメニュー

突き出し
_米と海藻 檸檬の香り
_パルマ産24ヶ月熟成プロシュート シチリア産オリーブオイル"フラントイア"
前菜1:鰆 プンタレッラ 紅みかん
リゾット:ラディッキオ 鴨
前菜2:白子 鱈 ポレンタ
パスタ1:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
メイン:グラスフェッド牛 日向の炭 紫芋
パスタ2:タヤリン 発酵バター 茸
デザート1:苺 モスカート
デザート2:ブディーノ ピスタチオ
小菓子・カッフェ(マキアート)
19回目の訪問(2021.9)

本店では、アルコール抜きの昼休みランチなどを経験済みでしたが、こちらでは初めてのアルコール抜きでの食事になります。
店に到着したのは、予約時間より10分早い12時5分。新支配人の石濱さんが、いつもの指定席に案内してくれました。
まずノンアルビールをお願いし、程なく突き出しの二品の登場です。サーブしてくれたのは、新たにシェフとして就任したという山本さんでした。大体サローネグループでは、若くしてシェフに抜擢される人が多いのですが、その中でも特別若いのではないでしょうか。ハキハキした好青年でしたが、帰宅後ネットで、昨年暮れにパスタのバリラ社主催のコンクールで金賞を獲っていることを知りました。
この日のお皿たちは、どれも美味しかったのですが、私としてのベストは、突き出しの後の、「ウサギ」でしょうか。低温調理、ということを聞いたので、臭いはどうかな、と思いつつ頂いたのですが、低温調理によってジューシーさが生かされていて「とても上等な鶏肉」という感じでした。
見かけに驚いたのが「アンコウのフリット」。真っ黒けで、とてもフリットには見えないのですが、口に入れるとホクホクのフリットなのです。中に詰められている、とろけるような柔らかさのアンコウに、ホッとする一品でした。
そして、これも驚いたのがデザート二品目のクレープ。クレープというものを買い求めたことはなく、移転前のフロリレージュ さんで頂いた可愛いクレープが唯一の経験だったので・・・。イチジクがメインだったのですが、フレッシュなイチジクよりも、ジェラートの方に、よりイチジクらしさを感じました。味が濃縮されているのでしょうか。
前回に続いてマキアートで、一番好きなお店でのランチを締めるのでした。

2021年9月のメニュー

突き出し
_米と海藻 檸檬の香り
_パルマ産24ヶ月熟成プロシュート シチリア産オリーブオイル"フラントイア"
一口:トンノ ディ コニッリォ 茄子(ウサギの低温調理)
前菜1:鮟鱇 パプリカ ンドゥイヤ(アンコウのフリット)
前菜2:牛頬肉 薩摩芋 茸(牛頬のブラザート)
パスタ1:タリオリーニ つぶ貝 酢橘(つぶ貝のポルケッタ)
パスタ2:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
メイン:七谷鴨 日向の炭 栗(鴨のブラーチェ)
デザート1:マンドルラアーヴォラのグラニータ
デザート2:ネッチ 無花果(栗粉のクレープ・下の器にスターアニス)
小菓子・カッフェ(マキアート)
18回目の訪問(2020.11)

木曜日の午後から福岡に行くことになり、帰りの金曜日に羽田から直行して、ランチに伺う予定だったのですが、まさかの飛行機の不具合で北九州空港に緊急着陸する事態に遭遇し、キャンセルせざるをえなくなりました。そして、翌々日(日曜日)に仕切り直して伺うことになったわけですが・・・。
そして今回、自分の「老い」を痛烈に感じる出来事が・・・・。9月にこのお店を伺ったことが、記憶からぽっかり抜け落ちていたのです。
訪問直後のレビューは、感情的なことをストレートに書いてしまうこともあり、大体一ヶ月程度前の訪問時の記録をアップしているのですが、どうした経緯か、9月訪問時のレビューのアップが忘れられていたのです。そして私が「劇場にいつ伺ったのかな」とふとチェックしたら「えー、一年以上経っているじゃないか。すぐに伺わなければ・・・。」となったわけです。私の食の備忘録として、このサイトが重要な位置を占めていることを再認識したわけですが、それにしても情けなさ過ぎます・・・。(9月のレビューは、この訪問日[11/22]にアップしました)

以下、ランチのレビューになります。

渋谷駅で若干迷ってしまい、お店に着いたのは予約より少し遅れて12時45分でした。
個室もカウンター席も全て埋まっていて、空いているのは私の指定席の、一番奥のカウンター席だけでした。
カウンター席は、入り口に近い席に女性のお一人さまが二組。そして、私の横のスペースには感じの良い若いカップルが食事していました。
この所、ビールでスタートすることが多かったんですが、この日は、レモンチェッロの紅茶割りでスタートです。
私の隣の若いカップルが実に感じが良く、二人の様子を眺めているだけで微笑みがこぼれてくるほどだったのですが・・・。
そのカップルの女性が席を外した際に、お二人がご夫婦であること、奥さんの誕生日であること、ご主人が家からの出発時間だけを告げていたこと、等を知り、更に心楽しくなるのでした。
突き出しに続いて提供された牛タンの2種類の味の対比はさすがでしたが、この日の私にとってのベストはメインの蝦夷鹿でしょう。大人しいソースが、クセのほとんどない蝦夷鹿の個性を活かしていました。
いつもなら、さっさとマキアートを飲み干して帰るところなのですが、この日はゆっくりと時を過ごします。
そして、デザートのお皿にメッセージだけ追加された誕生日プレートの登場を待ちました。スタッフと一緒に「おめでとう」を言うことができたのが、この日一番の幸せの瞬間でした。

2020年11月のメニュー

突き出し
_米と海藻 檸檬の香り
_パルマ産24ヶ月熟成プロシュート シチリア産オリーブオイル"フラントイア"
一口:帆立とフルーツトマトのジュレ
前菜1:ピエモンテ風 牛タンのボリート
パスタ1:カワハギと春菊の冷製フェデリーニ
前菜2:鶉のロートロとマントヴァ産カボチャ
パスタ2:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
メイン:浜中町産“蝦夷鹿” 日向の炭
パスタ3:“タヤリン” 塩漬け渡り蟹
デザート1:洋梨のジェラートとモディカチョコレート
デザート2:ピスタチオのクレマカタラーナ
小菓子・カッフェ(マキアート)
17回目の訪問(2020.9)

今年の夏休みは、サラリーマン生活42年目にして初めて、いわゆるお盆休み期間を外して取ることになりました。完全フレックスにしても、夏休み期間の自由化にしても、我が社もいつの間にか「ホワイト」な会社になったものです。
9連休の前半4日間は北海道ツアーに充て、後半5日間はゆっくり家で過ごそうと思っていたのですが、大好きなこのお店に1年近く伺えていないことに気付きました。
ということで、急遽ランチを予約して伺うことになりました。
予定通り、12時半にお店に到着しました。席は、17回連続して同じ、一番奥の特等席です。
ビールをお願いして、大好きな劇場での食事のスタートです。
メニューの内容・構成が変わったと言うことでしたが、まず突き出しから、3品から、
2品に品数が変わり、和テイストという海藻のおせんべいが、面白かったですね。
前菜の前に登場した小鉢状のものは、SALONE2007クッキアイオの大型版という感じです。一番下に控えているフルーツトマトのジュレがいい仕事をしていました。
この日のベストは温前菜の「ポルチーニ茸のフリット」でしょう。何の衒いもない一品なのですが、あっさりした塩味で、ポルチーニ茸のわずかな甘味が口の中に広がります。
スペシャリテのトルテッリーニ イン ブロードも、昆布・マグロ節などの出汁が合わされて、以前より軽くなって飲みやすくなっていました。
この日の私にとっての№2は、二品目のデザートのモンテビアンコ(モンブラン)でしょう。濃厚な栗の甘さが甘過ぎず、とても上品なデザートに仕上がっていました。

2020年9月のメニュー

突き出し
_米と海藻 檸檬の香り
_パルマ産24ヶ月熟成プロシュート シチリア産オリーブオイル"フラントイア"
一口:帆立とフルーツトマトのジュレ
前菜1:ポルチーニ茸のフリット
前菜2:鰹の藁焼き 焼き茄子のタルタルと早生蜜柑
パスタ1:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
メイン:仔羊と甘長唐辛子 日向の炭
パスタ2:“タヤリン” ラグー アッラ ボロネーゼ
デザート1:パイナップルとエストラゴンのソルベ
デザート2:笠間の栗
小菓子・カッフェ
16回目の訪問(2019.10)

台風19号の影響で、12日(土)のランチ・ディナー、そして13日(日)のランチ営業はお休みしたそうですが、この日は平常営業です。
前回(10連休最終日)と同様に、パシフィコ横浜でのイベント参加後の訪問です。
12時をほんの少し回った時間にお店に到着し、ビールをお願いしてこの日のランチの始まりです。
今回のお皿達を一言で表せば「全部2塁打」でしょうか。外れはなく、どれも劇場のレベルを維持しているのですが、「勝負したお皿」がありませんでした。一年前の「烏賊ラグーのオレキエッティ」まで勝負しなくても良いと思うのですが・・・。
「外れがない」という面での代表が「ラビオリ」でしょう。メニューを見た段階で、提供される姿と味が想像でき、その想像通りの姿・味でした。「3塁打」のレベルなのですが、予定調和の料理なるが故に、感動も少なめになってしまいます。
今回のベストは、日高支配人のラテアートかも知れません。「3D」とはまだまだ呼べないものの、プーさんの耳や鼻がふっくらと盛り上がった力作でした。

2019年10月のメニュー

突き出し
_グリッシーニ
_バーニャカウダ
_アマレッティ
スープ:トピナンブール(菊芋) 帆立 ビーツ
前菜1:白烏賊 アーティチョーク
パスタ1:ラビオリ ブッラータ 南瓜
前菜2:太刀魚 ポレンタ トマト
パスタ2:タヤリン 猪 カカオ
メイン:アイルランド産放牧牛 ポルチーニ
パスタ3:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
デザート:洋梨 ピスタチオ
小菓子
カッフェ
15回目の訪問(2019.5)

令和最初のランチは、大好きな劇場を選びました。
10連休最終日のこの日、パシフィコ横浜でのイベントに参加した後、真っ直ぐにこのお店に向かいました。
到着は12時半。5月から新たに就任したという日高支配人が、例の人懐こい笑顔で迎えてくれました。
前回(3月)は連れに譲った一番奥の席に座り、ビールを飲みながら小劇場の幕が上がるのを待ちます。
この日のベストは、前菜の「白烏賊」でしょう。雲丹のマリネがしっかりと自己主張しています。そして、ピーテンドリルとセルバチコという香草の香り(味)が後から追いかけてきて、山下町の本店の「クッキアイオ」のような奥深さを感じさせてくれる一皿でした。そして「クッキアイオ」と違うのは、スプーンに載せる組み合わせでそれぞれ異なる趣の味わいを楽しめたことでしょう。
3品目のランプレドットも美味しかったのですが、ピアディーナというもので挟んで食べることが難しく、味の方への集中力が若干少なくなってしまいました。
メインは、15回目にして初めていただく「仔豚」でしたが、柔らかく、シンプルに「美味しい」と思える味付けでした。

2019年5月のメニュー

突き出し
_グリッシーニ
_バーニャカウダ
_アマレッティ
スープ(冷製):赤肉メロン トマト  モッツァレラ
前菜1:白烏賊 雲丹 空豆
前菜2:ランプレドット ピアディーナ
スープ:魚介のスープ マトウダイ 焼きリゾット
パスタ1:タヤリン 鳩 生粒胡椒
メイン:仔豚 茴香 フィノキエッ
パスタ2:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
デザート:ババ  ベルガモット ピスタチオ
小菓子:ブルッティ マ ブォーニ
カッフェ


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記念日に

14回目の訪問(2019.3)

今回は連れと一緒にアニバーサリーでの訪問だったため、写真が殆どありません。
乾杯ドリンクの「ミモザロッサ(スパークリングワイン+ブラッドオレンジジュースの赤いミモザ)」で始まった、ゆったり・まったりの休日ランチでした。
この日のベストは、「新玉ねぎの冷製スープ」でしょう。小さなサイコロ状のフォアグラ3片が「いい仕事」をしていました。

2019年3月のメニュー

突き出し
_グリッシーニ
_バーニャカウダ
_アマレッティ
スープ(冷製):新玉ねぎ フォアグラ エスプレッソ
前菜1:駿河湾産赤エビ ピゼッリ
前菜2:リードヴォ 人参 オレンジ
パスタ1:ブッラータ トマト キャビア(ラビオリ)
パスタ2:タヤリン ラグークラシコ
メイン:仔羊 ホワイトアスパラ マッコディファーベ
パスタ3:トルテッリーニ イン ブロード
デザート:クレスペッレ 清見オレンジ パッションフルーツ
小菓子:ブルッティ マ ブォーニ
カッフェ
13回目の訪問(2018.11)

前回の訪問からあっという間に半年が経ち、「3連休+1」の4連休中に特に予定がない、ということで、3日目の土曜日ランチに出向きました。
お店に到着したのは12時5分前、(13回連続なので、他の席の魅力を知らないのですが)いつもの特等席に案内されました。
まずビールをお願いし、3点のアミューズで劇場の幕が開きました。
前菜一品目の栗のスープ。フォアグラのソテーが入っているのですが、その風味がアナゴかうなぎの様で、しつこくありません。「これが、フォアグラ?」と、首を傾げながらもとても美味しくいただきました。
前菜二品目のウサギ。サローネグループではよく使われる真っ赤なビーツの下に恥ずかしそうに隠れていました。このお皿の名脇役がザクロでした。子供の頃の記憶からあまり良い印象を持っていなかったザクロですが、このお皿では、そのザクロの酸味が秀逸でした。
一品目のパスタですが、メニューには「ゴルゴンゾーラ」とあるのですが、説明を聞くと「リコッタ」とのこと。「ブルーチーズが苦手」な私のために、わざわざ変えてくれていたようです。イタリアン遍歴も長くなってきて、料理の中で使われているブルーチーズは大丈夫になってきたのですが・・・。
そして、この日の一番のお皿は断トツで「烏賊ラグーのオレキエッティ」でした。
私の前に登場した瞬間に、「僕、烏賊で~す!文句ありますか?」と強い香りを発して主張しているのです。「好き嫌いが分かれるお皿」「ある意味、勝負したお皿」ということで、ワタまで全て使い尽くされているため「塩辛」がダメな人には合わないのかも知れませんが、私には「ドはまり」でした。このような素敵な出会いがあるので、劇場通いをやめられないのですね。

2018年11月のメニュー

突き出し
_グリッシーニ
_パプリカとアンチョビ
_アマレッティ
前菜1:イタリア産 栗のズッパ
前菜2:ウサギとビーツのインサラータ
パスタ1:ゴルゴンゾーラ(リコッタに変更)のファゴッティーニ
真鱈のフリット
パスタ2:烏賊ラグーのオレキエッティ プリエーゼ
メイン:豚ロースの稲藁焼き
パスタ3:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
デザート:カフェオルツォのジェラートとカシスのクロスタータ
小菓子:ブルッティ マ ブォーニ
カッフェ
12回目の訪問(2018.5)

SALONE TOKYOのレビューを書きながら、このお店のレビューを確認している時に、「『半年程度での再訪』を約束」という文言を発見してしまいました。指折り数えると、今月がリミットです。そこで早速土曜日の12時に予約を入れて伺ったわけです。(5月前半だけで、本店SALONE TOKYOと合わせて、サローネグループで3回目のランチです。)
電車のタイミングもあり、この日は11時45分に到着です。12回目にして初めて、表のソファーに座って案内を待つことになりました。12時5分前、店内に招き入れられました。
前回に続いてレモンチェッロのソーダ割りをお願いし、サローネ劇場の幕が開きます。
突き出し3品に続いて登場したのは、グリーンピースのプールで水浴びする蛸たちでした。(ちなみに、3年前の蛸たちは根セロリのプールの中でした。)先日の本店でも温前菜に使われていたピゼッリの濃厚なスープの中に、大きめな3切れの蛸たちが精一杯の自己主張をしていました。「劇場=蛸」と刷り込まれている私にとって、絶妙な火入れの劇場の蛸たちとの再会で、古い友だちに会ったような嬉しさでいっぱいになりました。
パスタ一品目のマッケロンチーニは、シェフの優しさが感じられるお皿でした。辛いンドゥイヤペーストが別に添えられていて、辛さが苦手な人にも美味しく食べられるようになっていました。ちなみに私は半分残しました。
スフィンチョーネというシチリア風ピッツァの生地に包まれた太刀魚やトロトロの具材が美味しかったお皿に続いて登場したパスタ二品目ですが、パスタを食べているというより、フェンネルの香りを食べている、という感じでした。フェンネルの野生種というフィノキエットのペーストが濃厚な香りを醸し出している、不思議な美味しさの一皿でした。
私の場合、メインで感動することが少ないのですが、この日のメインは秀逸でした。甘辛いマルサラソースとキノコ(ジロール茸とカルドンチェッリ)が一体となって、牛の美味しさを引き出しています。牛が主役のはずなのですが、このお皿ではソースとキノコが主役でした。
閉店した(biodinamicoに吸収された?)バカリ ダ ポルタ ポルテーゼから北野シェフが加わり、このお店もダブルシェフ体制になり、同じくバカリから野田さんも加わって余裕のあるサービスにグレードアップしていました。

2018年5月のメニュー

突き出し
_グリッシーニ
_パプリカとアンチョビ
_アマレッティ
前菜1:ピゼッリのズッパと真ダコ
前菜2:ウサギとフォアグラのインサラータ
パスタ1:カラブリア風豚ラグーのマッケロンチーニ
スフィンチョーネ
パスタ2:赤貝とサフランのタリオリーニ
メイン:赤牛のアッロースト キノコのトリフォラート
パスタ3:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
デザート:ババ
小菓子:ブルッティ マ ブォーニ
カッフェ
11回目の訪問(2017.11)

気が付けば、前回から2年近く経ってしまった「小劇場」へ11回目の訪問です。
前回のレビューに、「年内には、是非再訪したいと思ってはいるのですが・・・・。」と書いたのですが、この「・・・・」には、「再訪しないのでは」という意味が込められていたのです。殆どの料理がとても美味しく満足したのですが、ただ一つ私の好みに合わなかった「カルチョーフィ(アーティチョーク)」が「スペシャリテ」ということが引っかかったのです。「スペシャリテを変えてもらう」ということに、「紳士」の私には抵抗が大きく、「遠い」という理由を付けてズルズルと2年近くの時が経ってしまったのです。前回SALONE 2007に伺った時に、そのような話を山下支配人にすると「シェフが変わったのでメニューも変わりました」ということで・・・。
前回に続き、開店の5分前に到着です。そして、11回連続で一番奥の席に案内されました。
今回は「レモンチェッロのソーダ割り」が用意できます、ということなので、それをお願いし久しぶりの劇場の幕が開きました。
一品目は、前回と同じ小石が並べられた器で突き出し3品の登場です。私にとっての「グリッシーニ」というと、私にイタリアンの楽しさを教えてくれた移転前の広尾時代のタニーチャ さん長いものなのですが、こちらの「ずんぐりむっくり」のグリッシーニは、しっかり自己主張がありました。
今回の私にとっての一番は熱々の「チポッラ リピエーナ(玉葱の詰め物焼き)」でした。玉葱の皮の蓋を外す所から、最後の一口を食べきるまで至福のひとときでした。玉ねぎ・フォアグラ・ベシャメルソース・トランペット茸の全てが絶妙に干渉し合って、ハーモニーを奏でていました。
前菜の「牡丹海老のスコッタート」も、3等分していただいたのですが、目をつぶって口の中で溶けていく牡丹海老を追いかけていく感じが楽しい、サローネらしい一品になっていました。
外れがなくレベルの高い料理の数々に感動して、普段は食べないオプションのチーズまで頼んでしまいました。
そして、今回は前回とは違い「半年程度での再訪」を約束してお店を後にしたのでした。

2017年11月のメニュー

突き出し
_アマレッティ
_パプリカとアンチョビ
_グリッシーニ
温前菜:ブロッコリーのズッパと帆立
冷前菜:牡丹海老のスコッタート(たたきor炙り)
パスタ1:鹿ラグーのパッパルデッレ
チポッラ リピエーナ(玉葱の詰め物焼き)
パスタ2:牡蠣のアッラビアータ
メイン:淡路豚のロースト
パスタ3:トルテッリーニ イン ブロード(出汁に入った詰め物パスタ)
チーズ3種(オプション)
デザート:カンノーロ(ピエモンテ風・栗たっぷり)
小菓子:ブルッティ マ ブォーニ(不細工だけどおいしいという意味)
カッフェ

10回目の訪問(2016.1)

スタッフもメニューも、そして内装も新しくなった劇場に初めて訪れることが出来ました。開店の12時まで5分ほどあったのですが、店内に招き入れられ、そして、お気に入りの一番奥の席に案内されました。今回で10回目の訪問になりますが、この特等席以外に座ったことがありません。後で、Salone2007の山下さんから石原さんへ、席だけでなく、カッフェの好みまで申し送りがあったことを聞きました。山下さんに感謝です。
内装はすっかり模様替えされ、個室へのスタッフの動線を考慮してのものなのでしょうが、トイレの入口の位置まで変わっていました。
カウンターに置かれた「金色に輝く真鍮のプレート」も「落ち着いた木目のプレート」に変わり、サーブするのも一苦労だった「大理石の皿」も出てきませんでした。
メニューでは、スペシャリテの「蛸」と「仔羊のストゥファート」がなくなり、代わりのスペシャリテとして「突き出しの3品(カンノーロ・海藻チップス・チーズ2種のフリット)」「カルチョーフィ」「ズッパ ディ ペッシェ(魚介のスープ)」が加わったようです。
この日頂いた料理の数々は、どれも逸品でした。
突き出しのチーズ2種のフリット(コロッケ)には、チーズの味がよくわからない私の頬が、思わずほころびました。
そして、最高だったのが、前菜1品目の「オマール海老」でした。「バニラ」が海老の甘さを引き立てるものだとは思いもしなかっただけに、その斬新な組み合わせから生み出された味を、ゆっくりと楽しみました。
前菜2品目の「イカ」も、優しいひよこ豆(チップスとピューレ)に包まれて、個性を発揮していました。
パスタは二品とも良かったのですが、一品は麺状のパスタにして欲しかったです。
私の評価でオマール海老とトップの座を争ったのが、「ズッパ ディ ペッシェ(魚介のスープ)」。オレンジオイルがとても爽やかなSALONE 2007のスペシャリテの「鮮魚のヴァポーレ」も大好きですが、このソースとも呼べそうな濃縮され尽くした魚介の旨味に感動しました。
この日頂いた「ノンアルビール」「ノンアルワイン」と合わせても、お勘定は12,000円で2円のお釣りがありました。ランチであれば、コスパも最高です。
至福の1時間40分を過ごし、高見総料理長、岡野シェフ、石原さんの3人に見送って頂きました。
年内には、是非再訪したいと思ってはいるのですが・・・・。

2016年1月のメニュー

突き出し(ストゥッツィキーニ?)
_カンノーロ
_海藻チップス
_プロヴォローネとグラナパダーノのフリット
カルチョーフィ アッラ ブラーチェ
前菜3種
_オマール ラーパ バニラ
_白烏賊 ひよこ豆 ンドゥイア
_豚ホホ アニス 縮みほうれん草
パスタ2種
_トルテッリ エイ ブロッコリー
_ラザニエッテ アッラ ロッシーニ
スープ
_ズッパ ディ ペッシェ
メイン
_蝦夷鹿アッロースト スーゴ ディ グーラッシュ
モヒート
ドルチェ
_クレスペッレ 金柑 アールグレイ
小菓子(トルタカプレーゼ)&カッフェ

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9回目の訪問(2015.3)

昨年8月に予約していたのですが、直前にキャンセルする事態になってしまってから、伺わなければ、と思いつつ、なかなか伺えませんでしたが、東京に出る機会が出来たので、それに合わせて予約して、約1年ぶりに伺うことができました。
劇場でのおひとり様デビューの私に用意されていた席は、過去8回と同じ、一番奥の特等席です。過去8回と違うのは、今まで一回も座っていない壁際の席に座ったことでしょうか。
無難にビールをもらって、おひとり様ディナーの始まりです。
最初の料理は、芝先シェフが、目の前で凍らせたフォアグラを削ったものをかけて完成させます。この、凍ったフォアグラ、曲者です。どちらかというと淡泊な帆立や牡蠣の旨味を引き出してくれているのがわかります。(わかるような気がします)
蛸も今回はシンプルな根セロリのスープ(どちらかというとソース)のプールの中で、気持ちよく自己主張していました。このお店の蛸は、前回(2014年4月)のようにパスタのソースにしてほしくはありません。
仔牛と赤海老、という組み合わせも絶妙でした。それぞれがメインを張れる食材同士なので、どうなのかな、と思っていたのですが、どちらも相手を立てているようで、その味付けの微妙なさじ加減が素晴らしい一品に仕上がっていました。
これまでの3品に満足しきっていたところに、それ以上の出来だったのが「平目」です。さっぱりとしたオランデーズソースの下にそっと隠れている平目なのですが、更にその下に隠れているハーブ、そして特にトマトの酸味とのバランスがたまらなく美味しく、一口ずつゆっくり楽しみました。トマトがなくても十分美味しいと思うのですが、後から追っかけてくるトマトのわずかな酸味が芝先シェフの狙いだとしたら、「凄い」です。ただ、これだけ絶賛した料理が、今回のベスト2なのです。
今回のベスト、そして9回目になったこのお店での食事のベストが、定番「仔羊のストゥファート」でした。
ここの仔羊たちは、気が弱いのか、いろいろな食べ方がありますよ、と、いつも集団で登場し、また、その登場の仕方(盛付けの工夫)も楽しみの一つであったのですが、今回は「一人」で堂々と登場してきたのです。そして、ソースなどの応援を借りず、絶妙な塩加減だけという、潔さなのです。ただ、それが最高でした。ほんの僅か塩味が強いかな、と思った瞬間もあったのですが、付け合せを頂くと、それも丁度良く感じて・・・。
劇場おひとり様デビューの日に、今までで最高の料理を頂きました。
(この日の食事時間は丁度2時間でした)

2015年3月のメニュー

前菜3種
_帆立 牡蠣 フォアグラギアッチャート
_蛸 根セロリのズペッタ
_仔牛 燻製赤海老
魚料理
_平目 サルサ・オランレーゼ
パスタ2種
_チュカルッコリ ムール貝 ピゼッリ
_ピーチ牛頬ラグー
メイン
_仔羊のストゥファート
ドルチェ
_ ホワイトチョコのジェラード

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8回目の訪問(2014.4)

いつもの席に座ると、何か様相が違います。
テーブルセッティングを見ると、前回までと結構変わっていて、特にカトラリーが一新されていました。そして、カウンターの中も・・・。
山下さんの後、カウンター内を仕切っていたのはこのお店に始めて伺った時からいらっしゃるディレットーレ(マネージャー)の相澤さんでした。他のフロアスタッフは、(SALONE 2007から移って来られた内藤さんも含めて)全員女性なので、このお店の重たいお皿をカウンター内からサーブすることを考えると、必然ではありますが・・・。
いつもに比べて少しスタート時間が遅かったので、ピッチを早めて欲しい、とお願いしてスタートです。
まず、例によってフォカッチャwithオリーブオイルの登場なのですが、横の皿に置かれるのではなく「えっ、食べ終わらないと次の料理が出てこないの?」と、一瞬思わせる感じで、真ん中に置かれました。(ちゃんと、テーブルには食べかけのフォカッチャ置き場は用意されていました)
初めに出てきた「赤海老のタルターラ」が私にとって、今回のディナーのNo.1でした。セロファンを止めている「洗濯バサミ」を外すと綺麗な断層が現れます。一番下に敷かれていた白人参を切るのに若干苦労しましたが、ますの卵、りんご、更には青りんごのピューレ、これらと一緒にいただく赤海老の甘さ。最高でした。
前菜の1品目は、マテ貝をスプーンに見立てた小品。SALONE 2007の定番「クッキアイオ」を彷彿とさせる口の中で感じる複雑な味の絡み合いを楽しみました。
前菜の2品目の豚くんは、お行儀よく切り株の上に乗っていましたが、お皿に降りて頂いてから普通に頂きました。
これまた、SALONE 2007の定番である「鮮魚のヴァポーレ」を意識したという「テアトリーノのヴァポーレ」。やはりオレンジオイルを使用したあさり汁に浸かっていた真鯛が、グリーンピースなどの緑色の美味しいソースと絡み合うと、口の中で春色の優しい味が広がりました。また、あさり汁単体でも、オレンジの香りが爽やかで美味しかったです。(私にとっての今回ディナーのNo.2)
パスタ1品目のニョッキ。普通に美味しかったのですが、このお店の蛸を結構楽しみにしている私にとっては、下の一部でやっと感じられる蛸は、残念でした。芝先シェフに、次回(8月)は、是非蛸らしい蛸を食べさせて欲しい、と、お願いしました。
パスタ2品目はうどんのような雰囲気のピーチ。このお店のラグーソースに間違いがあるわけありません。美味しかったです。
仔羊のストゥファートは、今回も重厚な大理石に乗って登場してきました。
「チーズの8クッキアイーニ」→「チーズの5クッキアイーニ」とダウンサイジング(?)されてきたチーズメニューが、3種類になって、更にとんでもない物に乗って登場です。品数は減ったのですが、各種類の量が増えたので、二つに分けて仲良く3種類ずつ頂きました。
ドルチェも初めてのガラスの皿に乗って登場です。見た目だけでなく、焼きオレンジの酸味がアクセントとなった佳品でした。
今回のラテアートは若い女性スタッフが挑戦してくれました。早く、西嶋さんや山下さんのようにたっぷり練習できる時間ができるといいですね。次回も楽しみにしています。

2014年4月のメニュー

始めの一品
_赤海老のタルターラ
前菜2種
_サフランとマテ貝のクッキアイオ
_豚ホホ肉のコンフィ
魚料理
_テアトリーノのヴァポーレ
パスタ2種
_明石産 蛸のニョッキ
_ピーチ 仔羊のラグー
メイン
_仔羊のストゥファート
チーズ
_3種類の小さなチーズ(+1,500円)
ドルチェ
_チョコとオレンジ カラメッラート

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7回目の訪問(2013.11)

今回のディナーは、さっぱりとした味わいの「鰆」の前菜で始まりました。
前菜二皿目は「蛸」。前回(2013.8)デビューの銀色のボールの器に乗って登場しました。やはりこのお店の蛸は、パスタの「具」ではなく、「主役」として登場して欲しいので、私的には大満足です。「蛸」も、カリフラワーの優しいソースの下で気持ちよさそうでした。
今回のイチオシは押しは、前菜三皿目の「穴子」でした。メニューには「仔牛と穴子」というように併記されているのですが、完全に主役は「穴子」。皮の食感と、キャラメリゼされた甘味がたまらなく美味しく、仔牛は穴子の引き立て役に徹している感じでした。
パスタ一皿目は、パッサテッリという固くなってしまったパンを美味しく食べる為に作り出されたというパン粉で作られたパスタ(私的にはパスタと呼んで良いのか?ですが・・)が、スープの具として浮いているようなもの。スープが美味しかったですが、パスタを食べたという感じはありませんでした。
パスタ二皿目のパッパルデッレは、しっかりパスタでした。タリアテッレの二倍ほどの幅のパスタで、「食いしん坊のパスタ」と言われているのも頷けるボリュームで、鱈のラグーがしっかり絡まり、舌もお腹も大満足でした。
今回の仔羊たちも、(カウンターの中と表の2人体制によるサーブで)大理石に乗って登場です。真っ赤で甘いビーツのソースに乗った仔羊たちは、今回も含めて7回の中でもトップクラスの美味しさでした。
「チーズの8クッキアイーニ」が、「チーズの5クッキアイーニ」にスケールダウンして、値段も半額に。7種類の中から5種類を選べるというシステムは私達にはぴったりな仕組みで、今回も青カビ2種を除いてベストな分量・内容の組み合わせをいただくことができました。
ドルチェも甘すぎず美味しかったですが、今回のラテアートのリラックマ、良かったです。前回は、はっきり言ってコメントするレベルではなかったのですが、格段のレベルアップでした。
また来年桜の咲く頃の訪問を約して、お店を後にしました。

2013年11月のメニュー

前菜3種
_鰆とクスクス 生姜のグラニテ
_蛸とプレディカーヴォロフィオーレ
_仔牛と穴子のキャラメリゼ ウニのサルサ
魚料理
_鮟鱇とパッパ
パスタ2種
_パッサテッリ イン ブロード
_パッパルデッレ 鱈のラグー
メイン
_仔羊のストゥファート
ドルチェ
_トローネのセミフレッド ビスタチオのクレマ

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6回目の訪問(2013.8)

前回はランチで伺いましたが、今回はディナーに戻りました。やはり、このお店は夜の方が似合うと思います。
今回は結構サプライズがありました。
前菜一皿目がサプライズの一つ目。直径20cmほどの銀色に輝く球体の頂点部分が凹んでいて、そこにカンパチ・マンゴーの料理が乗っていました。思わずその器を触ったのですが、常温で中に氷が入っている、というところまでの細工はありませんでした・・・。「最も家庭的でない器」と、他のお客さんが言っていて、同感だと思ったのですが、最後の方に・・・・。
前菜二皿目は仔牛のカルパッチョ。このお店が得意の低温調理の技が生かされた一品で、「しっかり火が通っている」「生の食感」という相容れない要素がしっかり同居していました。
前菜三皿目は豚のいろいろな部位をテリーヌ状にした料理だったのですが、若干切りにくく、アンダープレートに乗った布との間で、皿が動いてしまうのです。皿を持ってみると、「軽いっ!」。竹製だそうです。(これが二つ目のサプライズ)。料理は、「ケッパーベリー(初体験)」がアクセントになっていて、これまた美味しくいただきました。
パスタ一皿目で「蛸」が登場です。ラグーになっているのですが、下に敷かれたイカ墨のソースの存在感に負けていたのが残念でした。パスタとしては合格点をはるかに超えたものだったのですが、ここの蛸のファンである私的には結構残念でした。パスタのソースとしての蛸は初めてだと芝先シェフに話していたのですが、このレビューを改めて読み直すと、一回目の訪問で頂いていました。ちなみに、パスタに合わせるのは年に一回くらいだそうです。
三つ目、そして最大のサプライズは、メインの仔羊たちのベッド(お皿)でした。なんと、厚さ約1cm、一辺40cm近い大理石(重量は10kg位あるらしい)に仔羊たちは乗って登場したのです。大理石は適度に温められており、チョコレートと一緒に仔羊たちは幸せそうでした(?)。
今回の「チーズの8クッキアイーニ」(カビ系を除いたハーフ&ハーフ)。今回の4本、いずれもハチミツやジャムとの相性がバッチリでした。
ドルチェは、生姜の風味が生きた一品でした。そして、上に乗せられた僅かな量の糸飴の甘さが結構効いていて、美味しくいただきました。
今回はサプライズもありましたが、料理が何れも満足度が高くて、素敵なディナーとなりました。

2013年8月のメニュー

前菜3種
_リッチョーラ マンゴー
_仔牛のカルパッチョ
_ソプレッサータ
魚料理
_蟹と帆立のファゴット
パスタ2種
_蛸のラグー カヴァテッリ
_ラヴィオリ メッツァルーナ
メイン
_仔羊のストゥファート
ドルチェ
_白桃 生姜

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5回目の訪問(ランチ)(2013.4)

5回目にして初めてのランチでの訪問です。ただ、若干照明が明るいだけで、メニューもディナーと同じなため、雰囲気的には過去4回と同じでしたが・・・
今回も、カウンターの一番奥の席に座らせていただきました。(5回連続です。2回目からは予めお願いしています。)
前菜一皿目、「あれっ?カクテルグラスに入っていない・・」。過去4回の何れも一皿目はカクテルグラスにお洒落に盛り付けられていたのですが、今回はガラスのお皿にグリーンピースのエメラルドなど、宝石を散らしたような別な意味でお洒落なお皿になっていました。
前菜二皿目は定番の「蛸」。彼女は今回のお皿の中では一番だと言っていました。2種類のソースそれぞれでいただくのと、混ぜていただく3種類の味がそれぞれ絶妙でした。
今回の私の一押しは前菜三皿目の、子牛のタンとフォアグラのテリーヌ。ミルフィーユ状の仕上げで、フォアグラの脂の甘さが本当に美味しく感じられる一皿でした。
パスタ二皿目の「カネロニ」。初体験でした。焦げ目の具合がちょうど太めのネギに見えて、パスタのはずなのに、ネギの中に詰められているのか、と、不思議に感じたくらいそっくりでした。でも、まだまだ私の知らないパスタがありそうで、イタリアンの奥の深さを感じました。
「チョコレート」のドルチェは、私には甘すぎました。なんとか完食はしましたが・・・。連れの女性にはちょうど良かったそうですが・・・。
今回の山下さんの作品(カプチーノ)は、前回リクエストしていた「蛸」でした。短い八本の足が可愛すぎました。西嶋さんのライオンに可愛さでは完全に勝っていました。次回は8月頃に伺うことになると思いますが、「リラックマ」をリクエストして、お店を後にしました。

2013年4月のメニュー

前菜3種
_うずらとピゼッリ(グリーンピース)
_蛸とクレーマ ディ アスパラジ
_仔牛のテッリーナ
魚料理
_インサラータ ティエピダ ディ ペッシェ
パスタ2種
_オレキエッテ 菜の花とコッツェ(ムール貝)
_鴨のカネロニ
メイン
_仔羊のストゥファート
ドルチェ
_トルタ ディ チョコラート

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4回目の訪問(2012.11)

例によって、カクテルグラスの最初の前菜を頂いた後、
前菜二皿目は「鹿肉のパイ」。チョコレートやエスプレッソの粉末を合わせることによって雰囲気を変えてくれる素敵なひと皿でした。
前回の蛸は前々回以上に蛸でしたが、今回の蛸は今までの蛸の中で最高の蛸(3切れ)でした。栗のソースに包まれた蛸は、口の中で柔らかく崩れ落ちていく感触で、秋の終わりを感じさせてくれる料理になっていました。
私にとってのあんこうの料理の主役は、「レンズ豆」でした。初めて頂いたのですが、柔らかな食感と、ほのかな甘みが新鮮でした。
パスタ一皿目の「タリオリーニ」は、見た目がとても素敵なひと皿。
二皿目の「ウンブリチェッリ」の麺は太っちょの不格好なうどんのようですが、うどんのような腰があり、そのモチモチ感は癖になりそうです。
今回の仔羊は、日本生まれの羊だそうです。メークインのピューレと同じくメークインのフリット(ポテトチップ)と一緒に仲良く縦に3匹並んでいました。両側に点在する色鮮やかなソースたちと合わせていただきましたが、合わせて4回の仔羊たちとの出会いの中で最高だったと思います。
「チーズの8クッキアイーニ」。今回も「青カビ系」を除いた一皿(ハーフ&ハーフと呼んだら笑われましたが・・)を二人で4本ずつ頂きました。
「ヘーゼルナッツ」尽くしのドルチェに、連れの女性ばかりか私も大満足でした。メレンゲの中にわずかに散らされたレモンピールの香りがちょうど良く、泡・ジェラート・フィナンシェ、一緒に食べる組み合わせによる味の変化を楽しめる素敵なドルチェでした。
今回最後に盛り上げてくださったのは、山下さんでした。連れの女性のクリスマスを感じさせるという「フレーバー紅茶」が出てきて、私のカプチーノがなかなか出てこず、向こうでゴソゴソしていると思ったら、何と「クマ」(私には鼻や口のあたりが猫に見えるのですが)の絵が描かれていました。今まで、私のコーヒーの写真など撮ってくれなかった連れの女性が、「可愛い~」と言いながら写真を撮ってくれました。
山下さん、次回は是非「蛸」の絵をお願いします。
来年、暖かくなる頃また伺いますので・・・・。練習時間はたっぷりとありますので・・・。

2012年11月のメニュー

前菜3種
_アスティチェ コン ポンペルモ
_チェルヴォ イン クロスタ
_蛸とサルサ カスターニャ
魚料理
_ペスカトリーチェ エ レンティッキエ
パスタ2種
_タリオリーニ ラグー アッフミカート
_ウンブリチェッリ ラグー ディ チンギアーレ
メイン
_仔羊のストゥファート
ドルチェ
_トルタ ディ ノンナ のプロポスタ

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3回目の訪問(2012.8)

今回も早い時間(18時15分)におじゃましましたが、カウンターに他のお客さんの姿はなく、結局1時間以上カウンターを独占することになりました。今回も、カウンターの一番奥の席でした。
始めに西嶋氏が横浜に転勤(栄転?)したことを後任の山下さんからお聞きした後、シェフ(芝先氏)がお約束のオリーブオイルが塗られたパンをサーブしながら挨拶に来られました。前回(5月)は着任したばかりで名刺が出来ていなかったとのことで、名刺も頂きました。
最初の前菜、赤海老のタルタルは、桃の存在感たっぷりの甘いひと皿で、これからの食事への期待感を大きく膨らませてくれる一品でした。
前菜二皿目の「牛タンとフォアグラのメダリオーネ」。今回のお皿の中で、私の一押しです。なめらかに処理されたフォアグラとその中に配された牛タンのバランスが絶妙で、更にお皿に綺麗に散らばったオレンジのジャムや煮詰めたバルサミコ酢等との組み合わせによって豊かに表情を変える味わいは、最高でした。
今回の蛸は前回以上に蛸でした。なめらかなキノコのソースの下に、存在感のある蛸たち。柔らかくも特有の食感を残してあり、前回以上のヒットです。次回の蛸はどのように登場するのか、今から楽しみです。
魚料理は魚ではなく貝でした。グリーンピースのピューレと大麦のソースの上にムール貝とアサリが鎮座しており、美味しかったです。
パスタでは一皿目の大きくカールされた「カヴァテッリ」。モチモチ感と、「エイ」のソースがしっかりと絡んだ味と、満足しました。
メインの仔羊ちゃんは、いつもはチーズを載せたスプーンが並んでいる正方形のガラスの上で綺麗に3列に並んで、まるで幼稚園の運動会のようです(サフランソースが足跡?)。プラムのジャムとの相性が良かったです。
「チーズの8クッキアイーニ」。今回も「カビ系」を除いた一皿を作って頂きました。
ドルチェは「ココナッツ」が苦手なことを事前に伝えておいたため、「マンゴー」で作っていただいていました。甘いバナナのソースも美味しかったです。
今回も連れの女性の注文は「紅茶」です。前回(5月)はたまたまダージリンのファーストフラッシュがあるときだったのですが、今回は「セカンドフラッシュ」が3種類(フルーティ・まろやか・しっかり)あるということで、彼女はしばし悩んだ結果「まろやか」を選択。マスカテルフレーバー(熟したマスカット(ブドウ)のような香り)を持つという紅茶を楽しんでいました。

2012年8月のメニュー

前菜3種
_赤海老のタルターラ
_牛タンとフォアグラのメダリオーネ
_蛸とサルサ トッコ ディ フンギ
魚料理
_オルツォット ピゼッリ エ ムルスキ
パスタ2種
_カヴァテッリ ラッツァ エ サルサ マントヴァーナ
_キタッラ グアンチャのラグー
メイン
_仔羊のストゥファート
ドルチェ
_ココナッツのビアンコマンジャーレ(ココナッツをマンゴーに変更)

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2回目の訪問(2012.5)

前回訪問時に再訪を約してから3ヶ月半、ようやく、約束を果たせました。
予約の6時半(5分前)に入店すると、カウンターの先客は一組のみ。
前回と同じく、カウンターの一番奥(ここが間違いなく特等席である、と、彼女と意見が一致しています)に案内されました。
前菜一皿目はピセッリ(イタリア産グリーンピース)をペーストにしたものに、雲丹が載ったもの。グラスの底には大麦がいます。普通のグリーンピースとは次元が違う味わいでしたが、全てペーストにするのではなく、実そのままの部分も残っていることにより、複雑な食感・味わいを堪能できる一品でした。
前回の蛸はパスタと一体化していましたが、今回の蛸は前菜二皿目の主役でした。カリカリの生ハムや胡桃などを引き連れて、フワフワに変身した蛸の甘みを十分味あわせてくれました。
魚料理のカジキマグロは、透明なスープの上に鎮座していましたが、その透明なスープの正体にビックリ。トマトだったのです。口に含めば、間違いなくトマトの美味しさだけが広がります。相当手間暇かけて抽出されるようですが、「残りのトマトはどうするのですか」と尋ねたところ、「賄いに使います」ということでした。
ヒヨコ豆とアサリのタリアテッレは、アサリの風味が勝っていましたが、ヒヨコ豆と出会うと穏やかな味に変わります。更に、半分ほどになったところで、添えられたトマトペーストを絡ませると、また新たな味のパスタになりました。
メインの仔羊ですが、添えられていたヘーゼルナッツと合わせたフォアグラのソース(?)が珍しかったです。(無論、美味しかったですが)
前回、「チーズの8クッキアイーニ」を頼んだのですが、二人とも苦手なブルーチーズ系も入っていたこともあり、今回はスルーするつもりでいたのですが・・・・
西嶋氏に頼んで、ブルーチーズ系を抜いて一皿作って頂きました。そして、二人で4本ずつのスプーンに載ったチーズを頂きいたのですが、「大のチーズ好き」というわけでもない私たちには丁度良い分量でした。
ドルチェは「苦み」と「酸味」が際立った大人のお菓子に仕上がっていました。口休めに少量のバニラアイスでも添えられていると、もっと味が際立ったのではないか、というのが私の感想です。
連れの女性が「紅茶」を注文すると、西嶋氏が待っていましたとばかりに、「今日は紅茶の種類がたくさんあるんです」と、3種の紅茶の説明が始まりました。迷った末に彼女が選んだのがダージリンのファーストフラッシュ。色のとっても淡い紅茶で、彼女の感想は「緑茶と紅茶の中間のようで、とても美味しい」とのこと。淹れた後の茶葉を見せて貰いましたが、濃いめの萌葱色で、緑茶の様にも見える不思議な紅茶でした。(紅茶好きの人には当たり前かも・・)
二時間半の食事時間でしたが、サーブのピッチも丁度良く、今回も素敵な時間を過ごさせて頂き、4ヶ月後頃の再訪を約してお店を後にしました。
(今回は、前回訪問時に比べてスタッフの人数が多かったような気が・・・)

2012年5月のメニュー

前菜3種
ピセッリと雲丹
蛸とクレマ ディ フンギ
ホロホロ鳥のロートロ
魚料理
ペッシェ スパーダのアッフォガート
パスタ2種
タリアテッレ  ヴォンゴレ エ チェーチ
ウンブリチェッリ 鳩のラグー
メイン
仔羊のストゥファート
ドルチェ
マスカルポーネのパルフェ プロフーモ ディ リモーネ

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初めてのの訪問(2012.1)

連れの女性の誕生日のお祝いでお邪魔しました。
一年前は、クーポンを使ってフレンチのお店に行ったのですが、特にイベントもなく普通の食事で終わっていたため、今年は早くからお店探しをした結果、このお店に決定。
予約を入れたのは、何と3ヶ月前の昨年の10月でした。
皆さんのレビューを読ませてもらいながら、3ヶ月も心待ちにしていたため、相当ハードルが高く上がっていたのですが、その高いハードルを軽々と越えてしまう内容でした。
小雪が舞うような晩でしたが、「半分(タニーチャさん)までは歩きなれた道だから」ということで歩いたのですが・・・。(少しメタボな私には坂道がきつかった?)
地下への階段を降りると、豪華なソファーが・・・。禁煙して1年以上経つ私にはピンと来なかったのですが、喫煙スペースでした。
扉を開けて、彼女の「お誕生日会」が始まりました。
テーブル席に先客がいらっしゃいましたが、カウンター8席では最初の客ということで、一番奥に通されました。
カウンターとは思えない余裕のあるスペースと、ゆったりとした座り心地の椅子に身を委ねたところで「素敵なお誕生日会」が始まりました。
まずは、ワインを嗜まない旨を断った上で、ドリンクを注文。
(ソーダがないということで、「カンパリソーダ」が飲めなかったのは残念でした。ソーダとレモンチェロ、置いていただけないでしょうか。)
前菜1品目の「雲丹と平目とリコッタ」。「良くかき混ぜてお食べ下さい」ということでしたが、雲丹の濃厚な味わいが堪らなく美味しく、更に少量のレモンピールがアクセントとなっていて、小さなグラスの中で小宇宙を作っていました。
私が一番感動したのがパスタ1品目の「マッケローニ ポルポ エ パターテ」。
「蛸が・・・」と、説明で聞いたのですが、それらしい姿は見えず・・・。ところが、手打ちでは珍しいという「マッケローニ(要はマカロニ?)」を口にいれた途端、口中に「タコ」の香り、そして雄大な「海」が広がったのです。「タコって、これほど自己主張するの?美味しい食材だったの?」と、自分に問いかけずにはいられませんでした。
連れの女性はパスタ2品目の「パッパルデッレ コーダ ディ ブーエのラグー」のパスタに驚いたと言っていました。幅4~5cmもあるパスタで、食べ応え満点でした。
「チーズの8クッキアイーニ」は、特にチーズが好きでもない私たちでしたが、「このような、食べ方があるんだ」と感動させて頂きました。(二人共、ブルーチーズは苦手で、何とか飲み込みはしましたが・・・。)
メインの仔羊は、「菊芋」のソースとフリットで、変化のある味わいを楽しめました。
そして、いよいよ本日2人目(彼女)の「お祝い」が始まりました。
照明が落とされ、小さなローソクを懐に抱いたホワイトチョコレートのオブジェが登場しました。(このページで写真は数多く拝見していましたが、実物は想像以上に素晴らしかったです。)
そして、スタッフの方々、同席の他のお客様も一緒になって「おめでとう」とお祝いして下さいました。
ホワイトチョコレートを壊して頂いていると、彼女待望のドルチェが登場。普段の彼女では満足できない量だと思ったのですが、今回はチョコレートもあったので十分だったようです。
(途中、少しだけサーブが遅いかなと思った時がありましたが、十分許容範囲でした)素敵なお店だと時間が経つのが本当に早く、あっという間の3時間半でした。
そして、斉藤シェフに再訪をお約束してお店を後にしました。
スタッフの皆さん、素敵な「時間(とき)」をありがとうございました。

私のレビューが、2012年1月では最初みたいなので、1月のコース内容を残しておきます。
前菜3種
雲丹と平目とリコッタ
ミルツァ シチリアーナ
インサラータ ディ スカンピ
魚料理
真鯛のサルサ ボッタルガ ディ トンノ
パスタ2種
マッケローニ ポルポ エ パターテ
パッパルデッレ コーダ ディ ブーエのラグー
メイン
仔羊のストゥファート
ドルチェ
アールグレイとミントのプロポスタ

  • 下田産 金目鯛 ブロード ディ ペッシェ(2023.11)
  • “浜名湖ファーム” 卵 ペコリーノ トリュフ(2023.11)
  • 鳥羽産 真蛸 “ほそかわ農園” 秋しずく(2023.11)

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3位

SALONE 2007 (元町・中華街、日本大通り、石川町 / イタリアン、パスタ、フレンチ)

32回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999

2024/03訪問 2024/04/18

絶品の猪ラグーのパッパルデッレ

51回目の訪問(ランチメニュー)(2024.3)
鮮魚のヴァポーレの誘惑に抗うことが出来ず、東海道線とみなとみらい線を乗り継いで訪店です。
この日のベストの一皿は、パスタ(パッパルデッレ 大分県産猪のラグー)で間違いありません。猪のラグーソースだけでも十分に美味しいのですが、山椒のような調味料(※バタックペッパー)が絶妙なアクセントになっていました。
またデザートも、ボリューミーに見えるのですが、軽い食感であっという間にお腹に収まっていました。これもおいしかったです。

2024年3月のランチメニュー(9品)は以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
甘海老とアスパラガスのボルツァーノ風
烏賊とピゼッリのガルムージャ
パッパルデッレ 大分県産猪のラグー
鮮魚のヴァポーレ(太刀魚)
仔羊のストゥファート 芽キャベツとひよこ豆
スパゲッテイ ポモドーロ(30g)
デリツィアルリモーネ 2024
小菓子
食後のカフェ(マキアート)

※バタックペッパー:ミカン科サンショウ属の実で、インドネシアのスマトラ島バタック地方原産の貴重なスパイス
50回目の訪問(ランチ[ディナーメニュー])(2024.1)
昨年12月に伺っているので、一月ちょっとでの再訪になります。
今回は、50回目というキリ番での訪店であり、「もうディナーに伺うこともないだろう」ということで、皿数の少ない方のディナーメニューと同じ内容の「Pranzo Speciale」をいただくことにしました。ちなみに、ランチタイムでもディナーと同じ値段です。
児玉支配人に「今日が50回目の訪店だからディナーメニューを選んだ」旨を伝え、ノンアルビールをお願いしました。
12年前に初めて食べてから、50皿目となる「A5サーロインのスピエディーノ」でスタートです。
次の冷前菜は「鯉」でした。「鯉」と言えば、広尾の小劇場シンボルでもあるのですが、サローネグループで食材としていただいた記憶がありません。香草が効いていて、美味しく仕上げられていました。
続いての「鮮魚のヴァポーレ」の鮮魚がこれまた初見の「ヒラスズキ」でした。名前も初めて聞く魚でしたが、いつも通りにとても美味しくいただきました。12年通っていたのに聞いていなかったのですが、鮮魚の種類は月替わりではなく、日によって変わるということでし
パスタ(キタッラ)の「鮟鱇のソース」が私には合わず、半分以上残してしまいました。
そして、2杯目のドリンク(ノンアル・苺のモヒート)を飲んでいると、右手のカトラリーにスプーンが置かれ、「次はメインの肉なのに?」と思っていると、「弓削シェフからです」とスープ(根セロリのヴェルタータ[ランチメニューにある])がサービスされました。気遣いに感謝しながらいただきました。
メインは「神石牛」。ランチの仔羊くんも嫌いではないものの、広尾の小劇場を含めると、何十回といただいているので、牛肉という食材が嬉しかったです。
そして、本来のドルチェの前に、「いつもありがとうございます。 祝 ご来店50回目」と書かれたミルクシャーベットのドルチェプレートもサービスされました。 サローネグループの店舗への訪店回数も90回となり、100回も見えてきましたが、もう歳なので・・・。どうなるでしょうね。

2024年1月のディナーメニュー(9品)は以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
カルパ イン ポルケッタ 鯉とトピナンブール
鮮魚のヴァポーレ(ヒラスズキ)
猪のクッキアイオ
キタッラ 鮟鱇とサフラン
(根セロリのヴェルタータ)
神石牛のロースト サルサペポーゾ
スパゲティ ポモドーロ(30g)
(ドルチェプレート)
クロスタータ ディ メーラ 2024
小菓子
食後のカフェ(マキアート)
49回目の訪問(ランチ)(2023.12)
博多の推しが8月に卒業してから、博多に行っていません。必然的に、「博多からの帰りに寄る」ということがなくなり、このお店に来る機会も減ってしまったわけですが・・・。
鮮魚のヴァポーレ」の誘惑に負けて、東海道線に乗って向かいました。
着いたのは12時10分。既に3組6名がテーブルに着いていました。
案内されたのは、ここのところ指定席っぽくなってきている、中程の席です。
ノンアルビールをお願いして、ランチがスタートしました。
前菜の「鰆のインサラータディルッサ」。鮮やかな赤のビーツのジュレが敷かれていて、見た目にも楽しい一品でした。
いつものように、ピッチの良いサーブが心地よかったのですが、最後のカッフェが・・・。マシンの調子が悪かったということでしたが、ドルチェから20分後の提供でした。途中で経緯を説明して欲しかったですね。「ラテアートに失敗しまくっているのでは」、とイライラしてしまいました。

2023年12月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
鰆のインサラータディルッサ 紅玉と根セロリ
ポレンタコンチャ 牛ハツのカルボナード
パッパルデッレメッツァ 海老とシナモン
鮮魚のヴァポーレ(真鯛)
仔羊のストゥファート カーボロネーロとカラスミ
スパゲッテイ ポモドーロ(30g)
ティラミス イベルノ 2023
小菓子
食後のカフェ(マキアート)
48回目の訪問(ランチ)(2023.7)
大体年5回程のペースで伺っていたのですが、気が付けば前回から1年近くが経過していて、一年経つ前に伺わなければ、と、2泊3日の博多遠征の帰りに伺うことにしました。
加齢のせいもあると思うのですが、現役時代と違い「わざわざ横浜まで出かける」ということが億劫になってきています。
冷製のトウモロコシのズッパ、既視感があったのですが、昨年8月にもほぼ同じものを頂いていました。鰻ではなく穴子でしたが・・・。
この日のヴァポーレの白身魚は「ヒラメ」。真鯛や金目が多く、ヒラメは初めてかな、と過去ログを検索したところ、19年6月に一度頂いていることがわかりました。そして、料理名に入っている唯一でもありました。
ドルチェも昨年8月と同じでオペラでした。添えられていた桃のコンポートが美味しかったです。
気持ち良いサーブの1時間10分でした。

2023年7月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
インサラータ ディ リーゾ 貝とアグレッティ
玉蜀黍と鰻のズッパフレッダ
タリアテッレ 高原黒牛のラグー
鮮魚のヴァポーレ(ヒラメ)
仔羊のストゥファートとトロ茄子のフリット
スパゲッテイ ポモドーロ(30g)
オペラ エスターテ 2023
小菓子
食後のカフェ(マキアート)
47回目の訪問(ランチ)(2022.8)

今年3回目のランチです。最近、ディナーが遠ざかっていますが、「鮮魚のヴァポーレ」がランチメニューに入ったことで、ディナーに伺う意義が私にはなくなってしまったので、当分ランチだけになりそうです。
前回に続いて、博多からの帰りに羽田から直行しました。
12時10分に着いたのですが、先客は一組だけのようでした。
最近の定番になっている中央付近の席に案内され、「西嶋氏と日高支配人が日比谷のお店に応援に行っている」と告げられました。
ノンアルビールをお願いして、ランチがスタートしました。

この日のベストのお皿は「玉蜀黍のズッパ フレッダ」でしょうか。結構濃厚な鶏のスープ(ジュレ)と、淡白な味のトウモロコシがいいコンビネーションを見せていました。そして、穴子も・・・。(穴子は前日に2回も天ぷらで頂いているので、2日間で3回目です。)
「鰯とズッキーニのインサオール」に添えられていた、「ミントのフリット」が、食感も味も珍しく楽しかったです。
ヴァポーレは20数回頂いているのですが、この日の白身魚は初めての「太刀魚」でした。当然美味しいのですが、真鯛や金目鯛などに比べると淡白でした。
ちなみに、大阪のお店と違い、支配人が留守でもテンポの良いサーブでした。

2022年8月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ(沖縄産)
鰯とズッキーニのインサオール
玉蜀黍のズッパ フレッダ
ニョッケッティ サルディ 仔羊のラグー
鮮魚のヴァポーレ
仔羊のストゥファート ペペローニのバリエーション
スパゲッテイ ポモドーロ(30g)
オペラ エスターテ 2022
小菓子
食後のカフェ(マキアート)
46回目の訪問(ランチ)(2022.5)

前々回に続いて、博多からの帰りに羽田から直行しました。前々回より1時間近く早い飛行機だったので、お店に着いたのは12時5分でした。そんな開店直後にもかかわらず、先客が5組以上いました。
席は、最近定番になった中程に用意されていました。予約しているコースは当然「鮮魚のヴァポーレ」が追加されたコースです。
レモンチェロの紅茶割りをお願いして、ランチの始まりです。この日も西嶋氏が在店していて、6月に大阪のクイントカントを予約していることを伝えました。思えば、7年前に伺った時も、西島支配人と若き弓削シェフのコンビでした。(この日は青木シェフが担当)
この日のベストのお皿(ヴァポーレを除いて)は「ズッパ」でしょう。この手の濃厚な海老の出汁が効いたスープには大抵無条件に高評価を与えてしまう傾向があるのですが、最後の一滴まで綺麗にいただきました。
この日2杯目のドリンクは、このお店では2回目のカンパリオレンジ。オレンジジュースがブラッドオレンジのためか、真っ赤で、一見トマトジュースのようですが、甘くなく、料理と一緒にいただくのにはちょうど良いと思います。
1時間半のランチを堪能して、家路につきました。

2022年5月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ(沖縄産)
3種の貝と隠元豆のインサラータ
海老とパプリカのズッパ
タリアテッレ カーチョ エ ウォヴァとサフラン
鮮魚のヴァポーレ
仔羊のストゥファート 茴香とフィノキエット
スパゲッテイ ポモドーロ(40g)
ジェロ ディ メローネ 2022
小菓子
食後のカフェ(マキアート)
45回目の訪問(ランチ)(2022.3)

約半年ぶりの再訪になります。
ふとこのページを開いて、メニューを眺めていたら、何と、私がずっと主張していたメニューが実現していたのです。つまり「鮮魚のヴァポーレ」をランチメニューに加えることなのですが、それが実現していたのです。それが、「【グレードアップ】スペシャリテを加えたランチコース」。
即座に予約しました。それも、3月1日を。日を重ねるに連れて、ブラッシュアップされて、美味しくなっていくと信じているので、特段の事情がなければ、月半ば以降に予約するようにしているのですが・・・。
予約時間より少し早く(12時10分)お店に着くと、初めて会ってから10年になる西嶋氏が笑顔で迎えてくれました。
先客は一番奥の席に一組。また、テーブルが基本二人用に変わっていました。
ノンアルビールを注文して、メニューを眺めると、3品目に「ヴァポーレ」がありました。ランチでの「ヴァポーレ」は、第2土曜日にランチでディナーメニューをやっていたときにいただいたことがある(2014.3)ので、2回目ということになります。
この日のベストのお皿は「仔羊」。10年前の広尾の小劇場から今まで数え切れないほどいただいてきた「サローネの仔羊のストゥファート」ですが、その中でも1・2を争う美味しさでした。下に隠れてしまう程度の量のカルボナーラソースが、仔羊にもアスパラガスにもピッタリでした。
1時間半のランチを堪能して、家路につきました。

2022年3月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
鰹と鹿
鮮魚のヴァポーレ
カルチョーフィ イン ブロード
空豆のリゾットとペコリーノサルド
仔羊のストゥファート アスパラガスとカルボナーラソース
スパゲッテイ ポモドーロ(40g)
トルタディノンナ 2021
小菓子
食後のカフェ(マキアート)
44回目の訪問(ランチ)(2021.9)

8・9月で3回目のサローネです。(43回目は文末に記載)
前日博多での劇場公演を堪能し、羽田に11:35着で帰り、そのままサローネランチにやって来ました。
というわけで、いつも開店と同時に訪問することが多いのですが、お店に着いたのは12時40分でした。予約可能時間が、12時から1時までということなので、他のテーブルは既にコースが始まっています。
前回と同様、ノンアルビールでスタートです。
この日は、9年前の初訪時以来毎回いただいている、定番の「サーロインとメークインのスピエディーノ」の美味しさに久方ぶりに感動しました。いつも、何気なく食べてしまっているのですが、この日は口の中で広がっていく香りと舌触りに、うっとりとしている自分に気付きました。
このお店の蛸は大好きなのですが、「タコのポリート」も期待に十二分に応えてくれていました。別に調理したという「吸盤」との食感の違いも楽しく、素敵な一皿でした。
この日の私にとってのベストのお皿は、次のトゥルッコリ(手打ちの平らな麺)でしょう。これでもかと濃縮され尽くした海老とキノコのソースが絡まり、食べ終わるのが残念なくらいの美味しさでした。
この日も西嶋氏がお店にいて、耳と肉球部分が立体的に盛り上がっている、渾身のラテアートを作ってくれました。

2021年8月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
青森県産タコのボリート
トゥルッコリ 海老とシャンピニヨン
ミネストローネ 牛ラグーとサフラン
仔羊のストゥファート パプリカのアモリカーティとトラパネーゼ
スパゲッテイ ポモドーロ(30g)
Cachi 2021
小菓子
食後のカフェ(カプチーノ)

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8月2回目です

43回目の訪問(ランチ)(2021.8-2)

28回目(2019.1)と同じ理由で、(別の)後輩の接待(笑)ランチでした。
ただ、8月第1週にディナーで訪れていたため、いくつかのメニューが重なることになり、前回訪問時に「パスタだけ変更して欲しい」とお願いしておきました。
ということで、スペシャルメニュー(?)の、イカ墨のリゾットの写真だけアップしておきます。
この日は、西嶋さんがお店にいてビックリでした。19年2月のSALONE TOKYO以来会っていなかったので・・・。

2021年8月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
重福アジのインサラータ ロレンツォNo.3
トウモロコシのズッパ なかやま牧場黒牛レバー
カジキマグロと茄子のカネロニ → イカ墨のリゾット
仔羊のストゥファート インゲンとムール貝
スパゲッテイ ポモドーロ
パンナコッタ2021
小菓子
食後のカフェ
42回目の訪問(ディナー)(2021.8-1)

3ヶ月ぶりのディナーです。
地下に降りて席に案内された時刻は、本来の開店時間5分前の17時25分。日高支配人は大阪へ出張ということでしたが、いつものようにお一人さまディナーが、ノンアルビールをお願いして始まりました。
冷前菜のアジのインサラータに使われている「ロレンツォNo.3」というオリーブオイルですが、サラダや魚料理との相性抜群、と言われているとのことですが、実際その通りでした。ちなみに、No.2やNo.4という商品はないそうで、No.1と5も一緒に瓶を持ってきてくれました。食べ始めるときにそっと1枚のパンがサーブされ、「オリーブオイルを全部食べてね」と、無言のプレッシャーがかかりました。そのプレッシャーに負け、提供されたパンを使って、綺麗なお皿にしましたが・・・。
この日の私にとっての第3位は、タヤリン。極細麺なので、ラグーが良く絡みます。このお店で結構食べたような気がしてページ内検索をしたのですが、引っかかりませんでした。そこで、広尾の劇場のレビューを確認したところ、こちらで5回もいただいていることがわかりました。
第2位は、これもパスタで「カネロニ」。30回目の訪問時のカネロニは、お皿の真ん中に1つだけ鎮座していましたが、今回は気前よく2つが並んでいました。そして、食べやすいように、真ん中辺りに切れ目も入れられていて・・・。ソースとの相性が良く、上品なカジキマグロのラグーが生かされていました。(一つ食べ終えて写真の撮り忘れに気付きました。 (^_^; )
そして、今回の私にとってのベストは、前回に続いてメインの「淡路島ポーク」。5月のその見た目はすっきりしたものでしたが、今回はしっかりと手が入っていました。ただ、その手の入れ方も、あくまで主役の「淡路島ポーク」を生かすために行われていて、口の中で「美味しいでしょ。猪豚だよ!」と主張していました。他の方のレビューで、7月には「クッキアイオ」にも使われていたのを知りましたが、「淡路島ポークと○○の」ではなくて「淡路島ポークのクッキアイオ」は「あり」だと思います。
カッフェの時に提供される小菓子3種の内2種類が変わったのですが、白くてふわふわの(写真左上)が美味しかったです。
前回も地上に上がったときも明るかったのですが、今回は18時40分。焼けるような暑さがまだ続いていました。

2021年8月のディナーメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
重福アジのインサラータ ロレンツォNo.3
太刀魚と燻製トマトのインパナータ
鮮魚(真鯛)のヴァポーレ
羊とムール貝のクッキアイオ
カジキマグロと茄子のカネロニ(食事前の写真、撮り忘れました)
淡路島ポークのロースト
蝦夷鹿とサマートリュフのタヤリン
パンナコッタ2021
小菓子 マキアート
41回目の訪問(ディナー)(2021.5)

まん延防止等重点措置が延長となり、アルコールのサービスがないディナーです。
仕事途中のランチでは、いつもソフトドリンク(主にノンアルビール)だけで済ませているのですが、ディナーでアルコールなしのサローネは初体験です。
ドリンクメニューも、ノンアルだけのものになっていました。
無難にノンアルビールでディナーをスタートさせました。
この日の私にとってのベストのお皿はメインの豚です。淡路島ポークというのは「猪豚」ということらしく、噛み応えがしっかりある美味しい赤身の肉でした。コンガリと焦げ目が付くまで焼かれた脂身と一緒にいただくと、脂の甘味・旨味が赤身にまとわりついて、たまらなく幸せな気持ちになります。付け合わせも、お肉の下に隠れている甘酸っぱく調理された赤タマネギだけというシンプルさで、これもいいと思いました。
入店したのが5時半ということもあり、食事を終えて地上に上がると、まだ明るさが残っていました。

2021年5月のディナーメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
カジキマグロとパプリカ
花ズッキーニのフリット
鮮魚(金目)のヴァポーレ
チェカルッコリ アサリとカラスミ
マルタリアーティ 牛ラグーと生胡椒
緑のクッキアイオ
淡路島ポークのロースト 赤玉ネギのアグロドルチェ
トルタディノッチョーラ 2021
小菓子 カプチーノ
40回目の訪問(ディナー)(2021.3)

2ヶ月続けてのディナーは、2017年の年末以来、2回目です。
この日は、久しぶりにカンパリソーダをお願いして、ディナーが始まりました。
今月の私にとってのベストの一皿は、パスタ(フレッシュトマトのアマトリチャーナ)でした。茅場町のロットチェントで頂いたことがある、浅草開化楼との共同開発だという、モチモチしたトンナレッリが、カリッと仕上げられた豚トロを引き立てていました。
二番目のお皿は、カルチョーフィでしょうか。劇場(2016.1)でのそれの印象が良くなく、日高支配人に予め料理の内容を聞いていたほど、恐る恐るだったのですが、上手に揚げられたカルチョーフィは、とても美味しく、特に茎の部分のホクホクとした食感が気に入りました。
前回は7時前に店を後にしたのですが、今回は7時を10分だけ回っていました。

2021年3月のディナーメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
トンノディコニーリョ スペルト小麦のインサラータ
カルチョーフィアッラジュディア
鮮魚(キンメ)のヴァポーレ
フレッシュトマトのアマトリチャーナ
馬肉のクッキアイオ
羊とピゼッリのラザーニャ
リードヴォーとカリフラワーのムニャイア カザーレ風ソース
トルタデッラノンナ2021
小菓子 カプチーノ
39回目の訪問(ディナー)(2021.2)

2021年のサローネグループでの最初の食事は、このお店のディナーを選びました。
午後8時までの時短営業のため、開店時間は5時半です。
電話で予約したときに、「料金半額のハーフのコースもあります。ヴァポーレもコースに入っています。」ということだったので、そのハーフコースをお願いしていたのですが、この厳しいときに「一人」で伺って、ハーフコースは失礼かな、というのと、折角なので全ての料理をいただきたいということで、普通のコースに変更して貰いました。
半個室状態のお店になってからの指定席になっている、真ん中付近の席がこの日も用意されていました。
ビール(ハートランドビール)をお願いし、いつものスピエディーノでこの日のディナーのスタートです。
さっぱりとした前菜(サーモン)の後にお目当ての鮮魚のヴァポーレ。1月に着任した日高支配人の配慮で、器一杯に盛られていました。
この日のベストのお皿は、タリオリーニでしょう。むせるように濃厚な海老の香りのソースが最高でした。
仔羊のローストは、いつものサローネグループの仔羊(ストゥファート)とはひと味違い、口元に近づけたときに控えめに香ってくる藁焼きの香りが、食欲をそそる一品に仕上がっていました。
店を出たのはまだ7時前。8時までの営業時間は、私にとっては十分すぎるのですが・・・。

2021年2月のディナーメニューは以下の通りでした。
(※は、ハーフコースの内容)

※ A5サーロインのスピエディーノ
  サーモンのインサラータ リンゴと胡椒
※ 鮮魚のヴァポーレ
※ アンコウとペペロナータのタリオリーニ
  鹿とカカオ (クッキアイオ)
  鳩ラグーのマッケローニ
  ラディッキオタルティーボとバーニャカウダ
※ 仔羊のロースト 藁の香り
※ パスティエッラ 2021
※ 小菓子 マキアート
38回目の訪問(ディナー)(2020.12)

今年6回目のSALONE2007で、ディナーは3月以来になります。
お店に着いたのは、6時5分前。一番乗りです。
「レモンチェッロの紅茶割り、用意できます」とのことで、それをお願いして久しぶりのSALONE2007ディナーの始まりです。5・7・10月のランチは、いずれも仕事中(昼休み)でノンアルビールたったため、アルコールも久しぶりということになります。
この日のベストは断トツで「鮮魚(黒鯛)のヴァポーレ」でしょう。今までのディナーでもいつもトップなのですが、私的には殿堂入りしている、ということで、それほどコメントしなかったのですが、今回のヴァポーレは格別でした。黒鯛・タコ・蛤のいずれも存在感が抜群で、ちょうど良い分量の爽やかで香しいオレンジオイル。本当に、この一椀だけのためにこのお店を訪れる価値があると思います。コースの最初の方に出されたことも、いつも以上に美味しく感じた一因かも知れませんが・・・。
この日は、何故かワインをいただく気分になり、お願いしました。随分久しぶりだと思って、過去のログを見てみたのですが、写真もコメントも見つかりません。「そんなことはない、山下さんにお願いした記憶がある」と更に調べてみて、パソコン内の2016年8月のフォルダに見つけることが出来ました。2016年までは「1軒のお店のレビューは1件のみ」だったため、レビューの文字数や写真の数の制限でドリンク類のレビューを控えていたことが原因でした。
それにしても、ワインの味が分からないのに、イタリアン好きなおじさんにも困ったものですね。

2020年12月のディナーメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
答志島トロさわらのブレザオラ インヴェルノミスト
鮮魚(黒鯛)のヴァポーレ
ラヴィオローネ フォンドゥータ チポッラリピエナ(追加で白トリュフ:3,000円)
ブルターニュ産鴨 ポレンタ ペヴェラーダ
ストリケッティ 対馬産猪ラグー ジュニパーベリー
"冬のローマの定番”インサラータ ディ プンタレッラ
なかやま牧場 高原黒牛フィレ ラディキオプレコーチェ / オッソブーコアラミラネーゼ
ナターレ 2020
小菓子 マキアート
37回目の訪問(ランチ)(2020.10)

今回も昼休みランチです。
ランチには私の大好きな鮮魚のヴァポーレがないので、ディナーで伺いたいのですが、なかなか機会が訪れません。
今回も、仕事の移動時間を合わせて伺いました。そして、ピッチの良いサーブが続きました。
前回のランチが「神回」だったこともありますが、今回のお皿たちはサローネのレベルでは普通だったかも知れません。
その中で一番のお皿は「カリフラワーのズッパ」でした。そして、再発見したのが「ポモドーロ」の美味しさでしょうか。毎回食べているのであまり感じないのですが、後輩を連れてきたとき(28回目訪問時)に絶賛していたのを改めて思い出しました。
12時4分に入店し、お店を出たのは12時52分。滞在時間は48分でした。25回目が65分、33回目が55分、そして前回が50分、ということで、滞在時間の最低記録を更新したようです。

2020年10月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
ジェラティーナ 洋梨のモスタルダとカボチャ クローブ
カリフラワーのズッパ バッカラマンテカート
グラミーニャ プッタネスカビアンカ マグロ クミン セミドライトマト
仔羊のストゥファート 栗 ラルド セロリ
スパゲッテイ ポモドーロ(40g)
洋梨とゴルゴンゾーラドルチェ
小菓子 マキアート
36回目の訪問(ランチ)(2020.7)

前回5月に続いての昼休みランチです。
今回は当日、それも30分前に電話で空席があることを確認して伺いました。
お店に着いたのは12時10分。前回と同じ席に案内されました。
7月のメニューはこの日が最後なのですが、「このメニューに間に合って良かった」と心から思わせてくれるお皿が、前菜からデザートまで続きました。
主役のイワシをオレンジやレーズンが引き立てている、前菜の複雑な味の余韻に浸っていると、次のトウモロコシの冷製ポタージュがサーブされます。冷製スープの中には、温かくホクホクの穴子のフリットが2つ入っています。そして、生ハムの小片を口に含むと、その塩味が甘さに慣れた舌にちょうど良い刺激となるのでした。
パスタ(?)は、濃厚な牛ホホ肉と牛テール肉が詰められたファゴッティーニ。詰め物の濃厚さに、ソースのセージバターが真っ向勝負を挑んでいるのですが、最高の対決になっていました。
サーブのタイミングが素晴らしく、カプチーノを飲み干してお店を出たのはジャスト1時。50分という短い時間でしたが、中身の濃い、最高のランチでした。

2020年7月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
ベッカフィーコ"クルード"
トウモロコシのズッパ 穴子のフリット
牛肉のファゴッティーニ カーチョエペペ
仔羊のストゥファート パプリカ バジル
スパゲッティ ポモドーロ(60g)
ティラミス2020
小菓子 カプチーノ
35回目の訪問(ランチ)(2020.5)

再開したとの案内をお店からいただき、元町での仕事とちょうどタイミングが合ったこともあり、ランチで伺いました。(全面的な緊急事態宣言解除の前日。在宅勤務が続く中、ようやく3回目の横浜です)
店内に案内されて驚いたのは、その佇まいの変化。ローパーテーションで区切られた半個室状の客席で、二人掛けの席はなくなっていました。
4人用に用意された客席に案内され、ノンアルビールをお願いし、少し贅沢な昼休みランチが始まりました。
メニューも、口頭での説明をなくすためなのでしょう、詳しく料理の説明が書かれている縦長のものが用意されていました。
ディナーの時間が前倒しされているため、ランチタイムも11時半からで、12時までに4組が来店していました。
この日のベストのお皿はオルツォット(大麦のリゾット)でしょう。固めに作られているため、各所に上手に配置された西洋わさび、カラスミなどとの出会いが楽しい一品でした。
そして、弓削シェフが「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019」の予選で作ったというパスタ(今、世界一受けたい授業で「ワンランク上のナポリタン」として紹介されていたことを知りました)。3分の1の量だという揚げられたパスタの食感が新鮮でした。
そして、約1時間の楽しい時間を過ごし、午後からの仕事に向かうのでした。

2020年5月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
カジキのスコッタートとズッキーニ キウイ
スパゲティ インテグラーレ インサルサ(別料金¥1,500/税・サ別)
アスパラガスのオルツォット ラーファノ ボッタルガ
アノリーニインブロード
仔羊のストゥファート ルーコラ ヨーグルト
スパゲッティ ポモドーロ(30g)
マンゴーとチョコレート ローズマリー
小菓子 カプチーノ(久々にシンプルなラテアート)
34回目の訪問(ディナー)(2020.3)

3月の3連休、その最終日のディナーを予約していたのですが、その日に予定されていたパシフィコでのイベントが延期(期日未定)となったため、急遽予約を3日前倒しして、連休前夜に伺いました。
会社で時間を調整して、店内に入ったのは6時5分。久しぶりに山下さんが迎えてくれました。
この日の6時での予約は私だけだということで、店内を独り占めです。
例によってレモンチェッロの紅茶割りをお願いして、ディナーのスタートです。
この日のベストの皿は、二品目のパスタ「マルタリアーティ」でしょう。牛と葱という鉄板の組合せです。たまには冒険なしで、このような鉄板のパスタもいいものです。
そして、この日の羊くんも、「僕、羊です!美味しいですよ!」と、しっかり自己主張していました。ソースや付け合わせに頼ることなく、仔羊そのものの素材の味で勝負していて、好感の持てる一皿でした。思い起こせば、広尾の劇場でのベストの仔羊もちょうど5年前にいただいた「ソースなどの応援を借りず、絶妙な塩加減だけという、潔さ」の仔羊でした。
そして、食後のカッフェのカプチーノ。時節柄、山下さんによって描かれたラテアートのネズミ(?)は、しっかりマスクをしていました。

2020年3月のディナーメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
グリーンアスパラガス 卵 甘夏 北寄貝
パルミジャーノフラン チポッラリピエーナ
鮮魚のヴァポーレ
ピゼッリ プロシュート
鴨 カフェ クレソン
マルタリアーティ 牛 焦がし葱
仔羊のカチャトーラ カルチョフィ ピスタチオ
ラビオリ オレンジとサフラン
小菓子 カプチーノ(マスクをしていました)
33回目の訪問(ランチ)(2020.1)

この日のランチの予約は前日。山下埠頭に午後から行くことになり、元町・中華街駅から目的地までの途中にあるこのお店でランチを頂くことにしたわけです。
入店したのは12時21分。店内では何組かの先客が既に食事を始めており、全てのテーブルにセッティングが終わっていて、最後の一つのテーブルを前日に予約出来たようです。
仕事の途中である旨を伝え、ノンアルビールでランチのスタートです。
前回いただいた「Penne Gorgonzola Profumo Giapponese」を追加で注文できるようだったのですが、時間の余裕も無く、前回頂いたので今回はパスしました。
サーロインのスピエディーノから本当にピッチの良いサーブが続きます。
この日のベストは、真っ赤なビーツの海に浮かんでいた「トルテッリ」。小さく角切りにされたビーツも柔らかく、美味しく頂きました。
デザートのリンゴのタルトも美味しかったのですが、若干私には甘みが強すぎました。
仔羊(本当は赤ちゃんらしい)のラテアートが描かれたカプチーノを飲み干し、お店の階段を上ったのが13時16分。昼の休憩タイム(1時間)内でランチを済ませ、仕事に向かったのでした。
確か18年5月のランチの1時間5分が今までの最短だと思うので、大幅(10分も)に記録更新です。

2020年1月のランチメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
鰆と西洋ネギのカラブレーゼ
トルテッリ イン ブロード 牛肉のリピエノとビーツ
そば粉のクレスペッレ ウサギとビエトラ
仔羊のストゥファート ウズラ豆のトフェイヤ
スパゲッティ ポモドーロ 40g
王林のクロスタータ ゴルゴンゾーラのジェラート
小菓子 カプチーノ(羊のようにも見える赤ちゃん)
32回目の訪問(ディナー)(2019.11)

今年5回目の訪問は、前々回・前回に続いてパシフィコ横浜でのイベント参加してからの訪問です。違うのは、前2回がランチだったのですが、今回は推しメンの担当時間が夕方だったため、ディナーになったことです。
3連休の最終日ということが影響しているのか、珍しくセッティングされていないテーブルがいくつかありました。
6時5分に到着。レモンチェッロの紅茶割りをお願いして、いつものサーロインとメークインのスピエディーノでディナーの始まりです。
この日の注目のメニューはパスタです。「Penne Gorgonzola Profumo Giapponese」という名前なのですが、弓削シェフがフランス・パリで10月10・11日に開催された「パスタ・ワールド・チャンピオンシップ2019」(Barillaというパスタメーカーが主催らしい)で第1位に輝いたパスタなのだそうです。
味醂が小さな入れ物で添えられていて、口中調理をして下さい、と言われたのですが・・・。山椒の刺激やわずかに香る柚子が特徴的ですが、私には、下に敷かれていたほうれん草の甘さがポイントになっていると感じました。とにかく、複雑な美味しさでした。
他に、鱈のフリッテッレも美味しかったのですが、この日のベストのお皿(無論、殿堂入りの鮮魚のヴァポーレを除いてです)は、デザートの柿でしょう(デザートをベストのお皿に選ぶのは32回のこのお店での食事で初めてみたいです)。当然それだけでも十二分に美味しい柿と柿のジェラートが主役なのですが、黒胡椒やカルダモンなどのスパイスが絶妙のハーモニーを奏で、完璧な大人のデザートになっていました。ため息を付き、頬を緩めながらディナーの最後の一皿を楽しむ幸せに浸っていました。

2019年11月のディナーメニューは以下の通りでした。

A5サーロインのスピエディーノ
鯖とフンギのヴァリエーション
鱈とバッカラのフリテッレ ポレンタ セージ
岩中豚のストゥファートクラシコ 紅玉 栗の蜂蜜
鮮魚(真鯛)のヴァポーレ
ニョッキ アル ネーロ ディ セッピア
Penne Gorgonzola Profumo Giapponese 黄金蜜酒/辻田さんの朝倉山椒
蝦夷鹿のロースト 赤玉葱のマルメラータクランベリー タルティーボ
柿とスパイスビーニャ
小菓子と食後のカフェ (カプチーノ)
31回目の訪問(ランチ)(2019.9)

今年4回目の訪問は、3月と同じく、パシフィコ横浜でのイベント参加後のランチです。
お店に着いたのは12時5分頃だったのですが、もういくつもの席が埋まっていました。そして、今回案内されたのはいつもの入り口入って右手の隅ではなく、真ん中のテーブルでした。
今回もレモンチェロのソーダ割りで素敵なランチが始まりました。
この日の最高のお皿は「パスタ(南瓜のラヴィオローネ)」。濃厚なチーズと南瓜の甘みが際立つパスタに、燻製生ハム(スペック)のなんとも言えない塩加減と、ウイスキーの香りが付けられたバルサミコの酸味が、得も言われぬハーモニーを醸し出していました。
この一皿だけでも大満足なのですが、この日の「仔羊」がまた秀逸でした。特に仔羊を引き立てるのに活躍していたのが「赤玉葱のアグロドルチェ」。ここでもバルサミコ酢の酸味が効いていました。広尾の劇場も含めると20回以上は食べている「仔羊のストゥファート」ですが、ベスト3には入るのではないかと思いました。
スープは、ミネストローネ。そこに、凍ったトマトを入れて、混ぜながらいただく、という、少し凝った演出でした。このお皿では、そこそこの量が入れられていた大麦の食感に魅せられました。
ドルチェの色合いが地味(味は普通)だったのが唯一残念だったのですが・・・。
5回目のディナーを11月に予約して、お店を後にしました。

2019年9月のランチメニューは以下の通りでした。

サーロインとメークインのスピエディーノ
前菜:茄子のカポナータ 冷たい目撥鮪
パスタ:南瓜のラヴィオローネ スプリングウィスキーチェダー
スープ:トリッパのミネストラ サルサヴェルデとトマトの氷
メイン:仔羊のストゥファート マッコディファーベ
スパゲッティ ポモドーロ(60g)
ドルチェ:茄子 チョコ バジル
小菓子とカッフェ(カプチーノ)
30回目の訪問(ディナー)(2019.6)

6時少し前に着くと、ロットチェントから移ってきたという和田さんが出迎えてくれました。
席はいつものお一人様指定席です。
nao...さんのレビューや、広尾の劇場の日高新支配人からの情報で予め承知していたのですが、セッティングされたテーブルのイメージは相当変わっていました。手作りのため、ひとつひとつ全て違うというバラのオブジェ、試しに持ってみると想像以上にずっしりと重く、ビックリでした。
メニューから消えた、と聞いていた「クッキアイオ」がメニューにあり、「あれ?」と思っていたのですが、帆立のクロカンテをスプーンに見立て、一緒に飲むコンソメが添えられた少し変わった料理でした。
この日のベストは温前菜の「ウズラ」でしょう。フリットされたウズラの上品な味の後を追いかけてくる僅かな香草の香りが素敵な一皿でした。(メニューを見た瞬間「ウズラ豆とレンズ豆」に見えていまいました。(^_^;) )
移転前のお店に初めて伺ったのが、2012年10月。7年近く通い続けて到頭30回目の食事になりました。年に4・5回のペースですから、よく通っているものだと思います。後、何回通うことになるのでしょうかね。

2019年6月のディナーメニューは以下の通りでした。

 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜:サザエとインゲン、キウイのインサラータ
 温前菜:ウズラ レンズ豆 セロリ
 パスタ1:ビーゴリ イン カッソピーパ
 スープ:鮮魚(ヒラメ)のヴァポーレ
 パスタ2:カネロニ 豚ラグーとゴルゴンゾーラ
 パプリカと帆立のクッキアイオ
 メイン:兎とフィノキエットのロートロ
 ドルチェ:ズッコットイングレーゼ
 小菓子
29回目の訪問(ランチ)(2019.3)

パシフィコ横浜でのイベント参加後の、ゆったりとした気持ちでのランチです。
お店に到着したのは12時5分前。先客はいません。
土曜日のランチタイムなので当然予約で満杯で、その結果、私の席は入口右手のお一人様指定席です。レモンチェッロの紅茶割で早春のサローネランチの始まりです。
〆鯖と人参のフリットの組み合わせが見事な冷前菜に感心していたのですが、この日のベストはそのすぐ後の「ブロッコリーのズッパ」でした。浮かべられたブロッコリーのソテーやムール貝などは彩りだけでなく、優しいスープの味を引き立てる名脇役をしっかり務めていました。
来月からお皿が入れ替えられ、小菓子もカンノーリから変わるということを聞き、最後のカンノーリをゆっくり味わわさせていただきました。

2019年3月のランチメニューは以下の通りでした。

サーロインとメークインのスピエディーノ
冷前菜:サバ 人参 パッションフルーツ
温前菜:ブロッコリーのズッパ
パスタ:グラミーニャ 馬肉のラグー
メイン:仔羊のストゥファート
スパゲッティ ポモドーロ(60g)
ドルチェ:クレマカタラーナ ピスタチオとレモン
小菓子:カンノーリ

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新年から

28回目の訪問(ランチ)(2019.1)

今回は後輩の接待(笑)ランチだったため、2枚の写真だけアップすることにしました。

2019年1月のランチメニューは以下の通りでした。

サーロインとメークインのスピエディーノ
冷前菜:サーモンとチポロッティ
温前菜:グーラッシュのズッパとカネーデルリ
パスタ:大フェットチーネ 兎のラグー
メイン:仔羊のストゥファート
スパゲッティ ポモドーロ(60g)
ドルチェ:フォンダンショコラ
小菓子:カンノーリ
27回目の訪問(ディナー)(2018.12)

ディナーで伺うのは大体金曜日なのですが、この日は珍しく木曜日に伺いました。次の日から4日間、石垣島に旅行するため、私にとっては週末なのですが・・・。
というわけなのか、この日は珍しく空いていて、いつもの入り口右手の端の席は空けられており、その隣に私の席が用意されていました。
少し早く着いたため、先客はいません。
今年2月のディナーと同じく、レモンチェッロの紅茶割をお願いし、スピディエーノの登場は5時55分と、5分フライングをして今年最後のサローネグループの食事が始まりました。
冷前菜は「鰆」。貝の出汁で作られた透明なシートが被せられ、一見ゼリーのようにも感じられる見た目で、ガラスの皿(器?)と一体になっているような風情です。
一方、温前菜のブラザード(牛の赤ワイン煮込み)は、味は文句ないのですが、皿の色と同化してしまい、見た目的には若干残念でした。
今回のヴァポーレは、金目。タコは「明石のタコが取れない」ということで福岡産ということでしたが、今回も私に至福のひと時をもたらしてくれました。
一年前に食べた「フォアグラのクッキアイオ」は、若干「?」でしたが、この日の「鰻のクッキアイオ」に添えられた「冷たいフォアグラ」はいい仕事をしていました。「フォアグラは、脇役に回った方がいい」というように最近感じています。
パスタ二品も美味しかったのですが、この日のベスト(ヴァポーレは殿堂入りしているので除きますが)のお皿は、メインの鴨でした。タップリとしたボリューム。ほんのりまとった炭火の雰囲気。ゴルゴンゾーラのソースの助けを借りなくても、「鴨って美味しいのだぞ」ということを教えてくれる一皿でした。付け合せを何種類も用意して、その組み合わせを楽しませてくれるお皿も楽しいですが、「美味しいお肉は、それだけで美味しい」ということを教えてくれました。
また来年も、サローネグループに通うために、他で小遣いを節約することになりそうです。


2018年12月のディナーメニューは以下の通りでした。

 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜:鰆・ウイキョウ・オレンジ
 温前菜:ブラザート・ポレンタ・カーボロネロ
 スープ:鮮魚(金目鯛)のヴァポーレ
 パスタ1:アニョロッティ・玉葱・アマレッティ
 鰻のクッキアイオ(フォアグラ・マルサラ)
 パスタ2:キッケ(ニョッキ)・猪・ンドゥイヤ
 メイン:鴨・ラディッキオ・ゴルゴンゾーラ
 ドルチェ:アマレット・カボチャ・生姜
 小菓子:カンノーロ
26回目の訪問(ランチ)(2018.8)

前回はGWの谷間の平日だったのですが、今回は普通の平日です。他の用件もあり、午後半休をとっての訪問です。
店に到着したのは12時20分。既に何組かが食事を楽しんでいました。
ノンアルビールでランチがスタートしたのですが、山下さんの姿が見えません。私から問いかける前に「SALONE TOKYOに応援に行っている」という説明がありました。サローネグループはどのお店もお盆休みがあったのですが、SALONE TOKYOだけはお盆期間も営業していたため、西嶋さんがこの日までお休みをとっており、その代わり、ということのようでした。そして、私にも嬉しいニュースがありました。9月からサローネグループ全店で日曜日や一部月曜日の休日をなくし、基本的に「無休」となる、ということなのです。「日曜日に東京に出るついでに」ということが可能になるわけです。各お店で「ダブルシェフ」にしたり、フロアスタッフの人数も充実させてきたため、交代で休みを取る体制ができたということなのでしょう。
この日のベストのお皿は「大麦のリゾット」でした。いつもならば前菜2皿の後はパスタなのですが、この日はリゾットで、鮮やかな深紅のシートに変身したビーツの下に、濃厚な牛のラグーと一体となった大麦が隠れていました。香草だけでなく、わずかに散らされたレモンピールが効いていました。私にとっての「ビーツ」を使ったベストの料理は、biodinamicoに統合される形で閉店してしまったバカリ ダ ポルタ ポルテーゼチョコレートチップの入った冷製スープだったのですが、順番が変わるかもしれません。
この日はちょっとした気の迷いで、ポモドーロを「80g」頼んでしまい、膨らみすぎたお腹をなでながらお店を後にすることになりました。


2018年8月のランチメニューは以下の通りでした。
サーロインとメークインのスピエディーノ
冷前菜:トマト・胡瓜・ミント
温前菜:ホロホロ鳥・バーニャカウダ・ペコリーノ
リゾット:大麦・ビーツ・牛ラグー
メイン:仔羊・ペペローネ・ジェノベーゼ
スパゲッティ ポモドーロ(80g)
ドルチェ:バナナ・ライム・ピスタチオ
小菓子:カンノーロ
25回目の訪問(ランチ)(2018.5)

土曜日(祝日も)のランチの予約が取れないため、最近のランチはいつも平日に予約を取るようになっています。
今回も平日だったのですが、GWの谷間の平日ということもあり、満席でした。いつもの平日のランチの場合、女性同士が多いのですが、今回はカップル・ご夫婦が多いように感じ、スタート時間もほぼ12時から12時半に集中していて驚きました。9連休として、その合間の平日、「子供たちを学校に送り出し、久しぶりに夫婦水入らずの贅沢ランチ」という設定を勝手に想像していました。
この日は私も訳ありで、時間があまりありません。
到着したのが12時5分前。既に何組かの先客がいました。席は、いつもの入ってすぐ右側のおひとり様指定席です。
ノンアルビールをお願いし、結構忙しないランチのスタートです。
この日の私にとって最高の料理は二品目の冷前菜。3切れの鰹の周りに、ゼリーにされたり、酢に漬けられたり、軽く炙られたりした脇役たちが控えていて、それらと一緒にいただくと、このお店の定番である「クッキアイオ」のような複雑で絶妙な味わいの変化を楽しむことが出来ました。昨年メニュー構成が変更になって、ランチからクッキアイオがなくなってしまったのですが、3本の「鰹のクッキアイオ」を頂いたような「お得感」に浸っていました。
温前菜はお米とグリーンピースを使った「お粥」のようなもので、パンチェッタの主張は控えめで、「ほっこり」とした幸せを感じさせてくれる一皿でした。
パスタは「牛・豚」の複数部位のラグーソース。正に直球勝負で、美味しくないわけがありません。ただ、その前の料理が穏やかなものだったために、若干対比が強すぎた感じがしました。もし、逆の順番だったら、私としてはパーフェクトだったのですが・・・。
ドルチェの「セアダス」。初めて頂くのですが、揚げたてで美味しいです。そして、初夏を感じさせるオレンジのシャーベットと一緒に頂くと、更に美味しさが増しました。
この値段でこれだけのレベルの料理とサービスを享受できるのですから、「ディナーに来なくてもいいかな」とも思うのですが、前回ディナーのパーフェクトさ、そして何より私にとって最高の料理である「鮮魚のヴァポーレ」をいただくために、きっとまた「ディナー」の予約をしてしまうのでしょう。
この日、お勘定をしてお店を出たのが13時ジャストということで、わずか1時間5分の最高に充実したランチでした。
お店を出る時に空いているテーブルは一つだけ、という忙しさの中で、絶妙なタイミングでサーブして頂いたスタッフの皆さんに感謝です。


2018年5月のランチメニューは以下の通りでした。
サーロインとメークインのスピエディーノ
冷前菜:鰹・アプリコット・フォアグラ
温前菜:米・ピゼッリ・パンチェッタ
パスタ:トロフィエ・ジェノヴェーゼ・サザエ・胡桃
メイン:仔羊・ンドゥイヤ・フリコ
スパゲッティ ポモドーロ(60g)
ドルチェ:セアダス・オレンジ・甘夏・サフラン
小菓子:カンノーロ
24回目の訪問(ディナー)(2018.2)

昨年伺ったのが年も押し詰まった時期だったこともあり、2月に入ってからのこの日が2018年最初のサローネディナーです。
今回も6時5分前に到着、「レモンチェッロの紅茶割」でディナーのスタートです。
そしてまず驚いたのが、細田シェフがフロアスタッフの中に紛れて(?)いたことでしょうか。何でも、東京ミッドタウン日比谷に新たに出店する「SALONE TOKYO」、バカリ ダ ポルタ ポルテーゼビオディナミコ (旧店)が一つにまとまる形で「ビオディナミコ (新店)が出来ること等があって、結構スタッフの異動が行われたようで、本店にもクイントカントの弓削シェフが来られたということで「何故か細田シェフがフロアに出ている」ということなのですが・・・。

この日の料理は、ソースやスープとしては何度もお目にかかっている「ビーツ」が、その姿のまま主役として活躍している冷前菜から、濃厚なチョコレートを色々な楽しみ方で食べさせてくれたドルチェ(私がドルチェを褒めるのは珍しいです)まで、最高に美味しいお皿が続き、全24回のこのお店の食事の中で、「Best」とも言えそうな内容でした。
温前菜は、イタリアンでは珍しい「ウズラ豆」の甘味がトリッパを絶妙にフォローしている、寒いこの時期にピッタリのほっこりした料理でしたし、クッキアイオは、私が勝手に想像していた濃厚な味ではなく、オレンジが効いたさっぱりした組み合わせで、今までにないワンスプーンの料理に仕上がっていました。
そして、カプチーノには、6日遅れの可愛い鬼の絵が描かれていました。

2018年2月のディナーメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜:ビーツ・鰆・ムール貝
 温前菜:トリッパ・ウズラ豆・スカモルツァ
 スープ:鮮魚のヴァポーレ
 パスタ1:海老・ピスタチオ・マジョラム
 パスタ2:ファゴッティーニ・牛テール・ゴルゴンゾーラ・トレビス
 ソプレッサータのクッキアイオ(コテキーノ・オレンジ)
 メイン:猪・バターナッツ南瓜・バルサミコ
 ドルチェ:チョコレート・ヘーゼルナッツ・ライム
 小菓子:カンノーロ
23回目の訪問(ディナー)(2017.12)

25日(クリスマス)にこのページの予約状況をふと見ると、翌26日に空席の表示があり、「2017年最後のSaloneを楽しもうかな」と、すぐに予約することに。
ランチ・ディナーと2ヵ月続けて伺ったことはありますが、2ヵ月連続のディナーは初めてです。
6時5分前に店に到着すると、いつもの入口近くのお一人様指定席を含めて3つのテーブルが空いていました。きっと、多くの人達は25日にこのようなお店での食事を楽しんで、翌日は胃を休めるのでしょう。
先月にはまだ出来上がっていなかった「自家製レモンチェッロ」が出来ている、ということで、紅茶割でお願いして、2017年納めのイタリアンディナーが始まりました。
この日の料理のベスト(鮮魚のヴァポーレは私の中で殿堂入りしているので除いています)は、温前菜のリードヴォーのカツレツでした。上品な甘酸っぱさのりんご(紅玉)のピューレが、ふわっとした食感のリードヴォーに優しく寄り添ってくれました。
次点は、マルタリアーティ(ひし形や不揃いの四角形の平たいパスタ)。イタリアンレビュー200件目の渡部シェフのお店で頂いた猪のラグーのパパルデッレを思い出しました。

2017年12月のディナーメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜:サーモン・レホール・ヨーグルト・アンチョビ
 スープ:鮮魚(スズキ・タコ・ハマグリ)のヴァポーレ
 温前菜:リードヴォー・リンゴ・マルサラ
 パスタ1:タリオリーニ・ムール貝・サフラン
 フォアグラのクッキアイオ(チョコレート・洋ナシ)
 パスタ2:マルタリアーティ・猪・栗
 メイン:牛イチボ・グリンペッパー
 ドルチェ:パネトーネ・ゴルゴンゾーラ・ヴィンサント
 小菓子:カンノーロ
22回目の訪問(ディナー)(2017.11)

前回のランチの後に、バカリ さんのディナーに2回伺い、サローネの料理には十分満足していたのですが、やはりこのお店の雰囲気は別格で、4ヶ月ぶりの訪問です。
6時の予約で、ジャスト・イン・タイムでお店に到着すると、いつものように山下さんが笑顔で迎えてくださいました。
この日の予約は遅い時間に集まっているということで、7時位までは私が独占状態でした。
そして料理の途中、山下さんに促され奥の方を見ると、見覚えのある人影が近づいてきました。なんと、西嶋さんです。大阪のクイントカントを後進に任せ、この日の前日からこちらに戻ってきたということです。一つのお店を担当するということではなく、以前の藤巻さんのような立場で全店を統括するということみたいです。来春オープンするという、東京の新しいお店の準備も中心となってやるのだと思います。
この日の料理のベストは、軍鶏でした。あまり量が多くないレバーの苦味、菊芋のペーストの優しい甘さ、そしてエスプレッソの香り。このまま「軍鶏のクッキアイオ」にしても楽しめそうな内容です。じっくりと楽しませて頂きました。(何と、写真を撮り忘れていました (・・; )
次点は、パッパルデッレ。肉の感じを結構残した牛テールのラグーが秀逸で、食べ応え満点のパッパルデッレが生きています。そして、何より「セロリの葉」が効いていました。セロリの葉を加えたシェフ達のアイデアに脱帽でした。
西嶋さんとの再会も大ニュースですが、今回のもう一つのニュースが「小菓子」。5年間、21回食べたことになる小菓子がリニューアル。カカオチップの上に「大菓子」が一つだけ乗っていました。美味しいと、結構評判は良いそうです。
バカリ さんでもそうでしたが、このお店でも最後にいただくメニューの絵が「写真」に変わっていました。「絵」の方が手作り感があって良かったのですが、手間が大変ですから仕方ないですね。

2017年11月のディナーメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜:マグロ・牛コンソメ・カリフラワー
 スープ:鮮魚(鯛・タコ・ハマグリ)のヴァポーレ
 温前菜:軍鶏・レバー・菊芋・エスプレッソ
 ズワイ蟹のクッキアイオ(トリュフ・マルサラ)
 パスタ:パッパルデッレ・牛テール・セロリ
 ズッパ ディ カーボロ・ジネプロ
 メイン:仔羊・ラディッキオ
 ドルチェ:南瓜尽くし
 小菓子:小菓子ではなくて、大きくなっていた
21回目の訪問(ランチ)(2017.7)

今年3回目のSaloneは、ランチです。
ビールでスタートしました。
二品目の冷前菜は、爽やかなトマトのグラニテが印象的でした。
三品目のパスタ、ピカジェが、今回のランチの一番でしょう。魚とクルミのラグーで和えられた特徴的な形状のピカジェの食感がたまらなく、更に、トッピングされたクルミのホッコリ感が最高で、幸せな時間を楽しみました。
五品目の大麦のリゾット(オルゾット)も、牛と豚の合挽き(?)のラグーの味付けが良く、更に、下に隠れていた結構の量のグリーンピースが平和な味に整えてくれていました。
続く鮮魚のフリットも、ズッキーニソースとの相性が良く「もう少し量が欲しかった」です。
今回も結構ボリュームがあり、ポモドーロは40gに。それでも、お腹いっぱいになりました。
今回、レモンチェロの紅茶割をお願いして作ってもらったのですが。材料が良いのでしょう。今まで飲んだ中で一番美味しく頂きました。

2017年7月のランチメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜 マグロ・ブリオッシュ・トマト
 パスタ ピカジェ・クルミ・ローズマリー
 豚ホホ肉のクッキアイオ
 リゾット サフランの香りを付けたオルゾット
 鮮魚(鮮魚のフリット・ズッキーニソース)
 仔羊のストゥファート
 スパゲッティ ポモドーロ(40g)
 小さなドルチェ
20回目の訪問(ディナー)(2017.5)

2012年の10月に初めて移転前のお店に伺ってから5年弱で20回目の訪問になりました。年4回強のペースになります。20回のうち12回がランチで、ディナーメニューは今回で8回目になる計算です。
今回のお皿たちの中で一番は、やはり鮮魚のヴァポーレでしょう。このスープ(蒸し物)があるからディナーに来る、と言っても良いほど好きなのですが、今回のそれは、8回の中で最高の出来でした。ハマグリの旨味とオレンジオイルの爽やかさをしっかりと吸い込んだ、結構ボリュームのある鯛を愛おしくいただきました。また、産地も種類も変えたというタコも、成功だったと思います。
次に印象に残ったのは、3品目の温前菜。ひたパンのように柔らかくなったパン(パーネ)の上にトリッパやペコリーノ等が乗り、スプーンで掬ったブロックが、口の中で得も言われぬハーモニーを奏でてくれました。

2017年5月のディナーメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜:鰆・ウニ・ピスタチオ
 温前菜:パーネ・トマト・トリッパ
 スープ:鮮魚(鯛・タコ・ハマグリ)のヴァポーレ
 パスタ:コルツェッティ(円形で平べったいパスタ) チーマディラーパ・ムール貝・サフラン
 リゾット:ビーツ・ゴルゴンゾーラ・リードヴォー
 フォアグラのクッキアイオ
 メイン:馬・カチョカヴァッロ・トリュフ
 ドルチェ:タリオリーニ・アルケルメス・アーモンド
19回目の訪問(ランチ)(2017.2)

昨年最後の訪問では、気分を変えるために入って左側の席に座ったのですが、やはりいつもの右側の方が良い、という結論になって、お一人様指定席でのランチです。バレンタインデーと言うのに、お一人様です。 (-_-;)
平日の12時10分に伺ったのですが、店内はすでに半分近くの客席が埋まっていました。
私にとっての定番の「レモンチェッロのソーダ割り(ロング)」と「スピエディーノ」でいつも通りのランチの開始です。
冷前菜の主役は絶妙な火の入れ方の鰆なのですが、自分を主張せず上品に脂分の補給役に徹していたフォアグラや、変化のある食感を演出しているキヌアなど、脇役も光るこの日一番の一品でした。
シナモンが泡になっていて、その香りで料理の世界に引き込んでくれたカラパッチャは、オニオンスープの原型ということなのですが、そのスープをたっぷり吸った硬めのパンが最高でした。
クッキアイオははっきり言って期待していませんでした。「ズワイガニ」がメインとなる食材にはならないと思っていたからなのですが、その下に隠れていた「蟹味噌」が曲者でした。蟹味噌のお陰で、「蟹」が、癖のあるチョコレートやライムのゼリーなどの味の変化に負けない、しっかりとした主役になっていました。
そして、今回のデザートは美味しかったです。ボネというチョコレート風味のプリンなのですが、添えられているバナナのジェラートとの相性が抜群でした。
さて、今年は何回このお店で食事できるのでしょうか。次回がすでに楽しみです。

2017年2月のランチメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜 鰆・フォアグラ・キヌア
 温前菜 カラバッチャ(フィレンツェ風オニオン・スープ)
 ズワイガニのクッキアイオ
 パスタ ストリケッティ サルシッチャと魚のラグーソース
 鮮魚(カジキマグロ)
 仔羊のストゥファート
 スパゲッティ アル ポモドーロ(40g)
 小さなドルチェ
18回目の訪問(ランチ)(2016.12)

昨年は4回の訪問でしたが、今年は一昨年と同じく5回目の訪問になりました。
この日は満席ではなかったため、雰囲気を変えるために、いつもとは反対側(入って左側)に席を変えてもらいました。
仔羊がこの日の一押しの皿。菊芋のソース、フリットの穏やかな甘さに少し散らされたミントの爽やかさ、これらに支えられて、仔羊の美味しさが際立っていました。劇場から通してみても、1・2を争う美味しさの仔羊ちゃんでした。

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17回目の訪問(ディナー)(2016.8)

鮮魚のヴァポーレが恋しくなり、ひと月足らずの間での再訪です。
今回は、+2,000円で黒トリュフのトッピングをお願いしたのですが、メインの鹿に掛けられたトリュフは多すぎて、この3分の1程度が丁度良いと思いました。
今回のベストは、見た目も細工も味も、全てが素晴らしかった「イカ」でしょう。
豚のクッキアイオも、豚が想像以上に頑張っていて、美味しかったです。

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文字数が15,000の制限を超えたため、昔のメニューを一部削除しました。

16回目の訪問(ランチ)(2016.7)

2ヶ月ほどでの再訪になります。
前菜は、ズッキーニがパスタの麺と勘違いしそうな爽やかなお皿でした。
二品目のパスタは深紅のビーツのスープで食べるパッサテッリ。オレンジの風味がアクセントになってこれも夏らしい一皿でした。
今回の私の一押しは、「メインの仔羊ちゃん」。絶品のカポターナソースを纏った仔羊ちゃんたちは、このお店で頂いた計4回の仔羊の中でも群を抜いた出来でした。もしかすると、劇場の9回を加えても一番かもしれません。
今回のラテアートは、新作ということで「小鳥」。つぶらな瞳とホッペのソバカスが可愛い小鳥ちゃんでした。
日本橋に新規開店する「L'ottocento」のマネージャーになられる高橋さんを紹介されました。コースではなく、アラカルト形式のお店になるということですが、ぜひ伺いたいと思っています。

2016年7月のランチメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインのスピエディーノ
 冷前菜・ウニ・赤海老・ズッキーニ
 パスタ1・リガテッリ
 フォアグラのクッキアイオ
 パスタ2・パッサテッリ ビーツのソース オレンジ風味
 鮮魚(スズキ)
 仔羊のストゥファート カポターナソース
 スパゲッティ アル ポモドーロ(60g)
 小さなドルチェ

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15回目の訪問(ランチ)(2016.5)

今、レビューを更新しようと下書きを探したのですが、何と、「保存していなかった」という事に気付きました。確かに、当日感想を書いておいたはずなのですが・・・。
そこで、ここは潔く、写真の更新(記録ですから)だけすることにしました。
ちなみに、食事時間はこの日も1時間10分でした。

2016年5月のランチメニューは、
acharin さんのレビューに詳しいので、そちらを参照ください。

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14回目の訪問(ディナー)(2016.2)

昨年12月のランチでは、記憶に残る料理があまりなかったのですが、今回のディナーは、「これぞサローネ」と言える内容でした。
まず、ゆずのお酒のソーダ割りをいただくことにして、一年ぶりのサローネディナーが始まりました。
冷前菜の赤貝は、存在感抜群で、少し強めの酸味が効いたアオサ海苔のソースと一緒に「潮の香り」が素晴らしい一品になっていました。
このスープを飲むためにディナーに伺うと言っても良いほどのお気に入りの「ヴァポーレ」、今回も「大盛り」をお願いしたのですが、いつもの様にいつもの量しかありませんでした。
温前菜。メニューには「烏賊墨」としか表現されていなかったため、何を食べさせられるのだろうか、と、思っていたのですが、イカ墨をまとった「イカ」でした。ポレンタとイカ墨に包まれたボリューミーなイカに大満足でした。
パスタの1品目は、「ニョッコ」。ニョッキの単数形ということらしいのですが、平べったいドーナツ状の「ニョッコ」に味はないように感じるのですが、赤海老などのドーナツの中に置かれたものと一緒にいただくと、ニョッコの優しさが、嬉しいサポーターになっていました。
クッキアイオは、鴨。2014.3に頂いた、「ウニ」が最高であるのは変わりませんが、今回の主役はしっかりと自分を主張していました。燻製にされたフォアグラが「鴨」に適度な脂分を補っており、いつも舌の上ですぐに消えてしまうゼリーも、少し硬めに作られていて、徐々に溶けていくウィスキーの苦味と香りを楽しむことが出来ました。
メインはイチボとマグロ。一つのお皿で肉と魚を同時に味わうことが出来、少し得した気分です。
カプチーノに描かれたアートは、「(干支の)おサルさん」と「2016」の文字。上手に描かれていました。
1時間50分の素敵な時間を今回も過ごし、いつもより多めに飲んだワインで火照った頬を冷たい風で冷やしながら帰途につきました。

2016年2月のディナーメニューは以下の通りでした。
 サーロインとメークインとトリュフのスピエディーノ
 冷前菜・赤貝、海苔、ボッタルガ
 スープ・鮮魚(真鯛)のヴァポーレ
 温前菜・ポレンタとイカ墨に包まれたイカ
 パスタ1・ニョッコ(赤海老)
 パスタ2・ラザニエッテ(猪のラグー状ソースで)
 鴨のクッキアイオ
 メイン・ 牛イチボとマグロ、グリーンピースのソース
 ドルチェ・バナナと生姜

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2016年のレビューは、一番のお気に入りのこのお店でスタートすることにします。
なお、写真の枚数が上限(200枚)に達したため、同じような画像(スピエディーノ・ポモドーロ・酒・小菓子等)を55枚削除しました。「いいね」してくれた皆さん、ごめんなさい。

13回目の訪問(ランチ)(2015.12)

ノンアル白ワインでランチスタートです。
今回のベストは、スパッツェレ(練られていないパスタで肉のソース)でした。初めて頂くパスタなのですが、鴨のラグーを活かす黒子に徹していて、グリーンピースの方が存在感を発揮していました。食感が面白いパスタでした。
今回の食事時間も前回と同じく1時間10分でした。

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12回目の訪問(ランチ)(2015.9)

今回のランチも1月に続いて、おひとり様の指定席、入り口近くの席です。
ノンアルコールビールを頂いて、慌ただしい(?)ランチのスタートです。
今回のベストは、魚料理でした。栗粉の入った固めに作られたうずら豆のスープの中に、まるで龍安寺の庭の石のように金目が置かれ、その上には上品な苔を思わせる僅かなウイキョウが乗っています。金目を少し崩し、優しさそのもののうずら豆のスープと共に口に入れると、金目の甘さも口に広がります。そして、ウイキョウが舌を少しだけ刺激してくれる、そのバランスが最高でした。ちなみに、食後に細田シェフにこのような感想を伝えると、「試作初期にはウイキョウはなく、これを加えて納得できるものになった」とおっしゃっていました。
次点は、このお店では珍しいリゾット(塩漬けケッパーとエスプレッソ)。今年1月のディナーにも「鹿・ビーツ・エスプレッソ」というリゾットが出ましたが、今回ほどの感動はありませんでした。今回のリゾットは、サーブされる前からコーヒーの深い香りが漂ってきました。そして、絶対それだけで美味しいはずのプレーンなリゾットと、ケッパーとエスプレッソの風味が一体となり、何とも言えないハーモニーを奏でる一皿になっていました。
今回驚いたのが、ポモドーロの器。40gでお願いしたのですが、とんでもない大きな器で登場してきたのです。「何グラム注文されても大丈夫な器です」ということなのですが、写真を見ると、子供のおままごと用のパスタが乗っているようにしか見えません。試しに、2013.6の同じ40gの写真と連結してみました。
ノンアルビールの次に、ノンアル白ワインを頂いたのですが、味はしっかり白ワインでした。カロリーも低そうで健康にも良いと思われます。
特別にピッチを早くしてもらったこともあり、今回は新記録の1時間10分。それでも、しっかり美味しい料理を楽しむことが出来ました。

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11回目の訪問(ランチ)(2015.5)

今回はランチで伺いました。平日にもかかわらず、全席予約で一杯です。
案内された席は、前回の入り口近くの席の隣。通路側に座るのは一年ぶりくらいになります。
連れが「ミモザ」、私がいつもの「レモンチェロのソーダ割り」でランチが始まりました。
今回のベストは、一品目のパスタでした。ポットーネというらしい特大のラビオリのようなパスタ。「イカ」の旨味を全て凝縮したものに仕上がっていて、食べ切るのが惜しいような一皿でした。ちなみに、連れの一押しもこの一皿でした。
クッキアイオ、連れには好評でしたが、非常に高いレベルを期待してしまっている私には、「普通に美味しい」というレベルでした。ホタテという食材がおとなしいため、他の食材たちの主張がうるさく感じてしまいました。
思わず目を疑ったのが、メニューに書かれたメインの「仔羊のストゥファート」という文字。広尾の劇場(イル テアトリーノ ダ サローネ)のスペシャリテを初めてこのお店で頂くことになりました。(一年前には反対に、劇場で「鮮魚のヴァポーレ」を意識したという「テアトリーノのヴァポーレ」を頂きましたが・・・)火の通り加減などは劇場とほぼ似た感じで美味しかったのですが、3月に頂いた劇場の仔羊(9回食べた中で最高)の印象が強すぎて・・・。
今回は意外とピッチの良いサーブで、丁度2時間のランチでしたが、とても心地よい時間を過ごさせてもらい、元町商店街をゆっくり散策しながら家路に着きました。

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10回目の訪問(ディナー)(2015.1)

引越してから初めての訪問になります。伺ったのは予約の18時ジャスト。案内されたのは、おひとり様なら「おそらくはグラスが煌めいている席だと思いますよ。」というnao... さんの「予言」通りの席でした。
新しい店内の印象ですが、まずテーブルが広くなったこと。カトラリーが並べられていてもまだ左右が余っています。そして、トイレ。男性用・女性用があって、更に断然広く快適です。後は、写真で予め見ていたので・・・。
私には珍しく、「ミモザ」などというお洒落なロングカクテルを注文してディナーが始まりました。
大好きな「鮮魚のヴァポーレ」は、昨年10月に続いて金目。いつも通りの味なのですが、「蛸」の存在感をすごく感じました。いつもより、少しだけ固かったのかもしれません。
パスタ(ニョケッティサルディ)のソースはマグロの頬肉のラグー。わずかな苦みが、大人の味です。上に散らしてあるちょっと塩味のきつめのラグサーノチーズとの相性もばっちりでした。
今回のお皿の中で一番良かったのが、メインの鴨。(10回目にして、メインが一番と感じたのは初めてですが)。レンズ豆のピューレwith鴨のジューのソースでも、トレビス(野菜・若干の苦みがある)のジャムで頂いても、どちらも抜群に美味しく満足しました。「自信」と標榜するだけのことはあると感じました。12月・1月・2月と3か月続けてメインは鴨だそうです。(12月の鴨も美味しかったとnao... さんのレビューにありました。)
ドルチェは、「カンノーリを崩していただく」という楽しい食べ方だけでなく、シナモンの香りや遠慮がちな量でしっかりとその仕事をしているヨーグルトなどで、とても美味しく仕上がっていました。
食後のカッフェは「マキアート」を初めてお願いしてみました。二重構造の可愛いガラスの器にも、その味にも大満足でした。
ドリンクは、ミモザに続いて気まぐれでグラッパ(マッサヴェッキア 2006)を頂いたのですが、本当に美味しく、先ほどネットで購入してしまいました。ちなみに、3杯目はいつものレモンチェロのソーダ割りで〆ました。

今回のメニューについては、くわりんの嫁ちゃん さんのレビューに詳しいため、そちらを参照してください。

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9回目の訪問(ランチ)(2014.11.15)

今年の5月の連休に伺った時に、たまたま空いていて予約したのが、「11月15日(土)」でしたが、その日が移転前最後の営業日だったとは・・・。
12時ジャストにお店に着き、薄めに作ってもらった「レモンチェロのソーダ割り」でランチが始まりました。
これを冷製にしたら、超高級なニンジンジュースだなと、人参のスープのシンプルな甘さを堪能して、その余韻に浸っていると、前菜の登場です。でも、「デジャヴ」が。
先月のディナーでいただいた大麦に乗った牛タンです。先月は4切れだった牛タンが3切れに減り、レホールの乗っているのは1切れのみという違いがあるのですが、同じメニューでした。話を聞くと、前月のディナーメニューの一部をランチメニューに取り入れることがあるということでした。ただ、「絶品」と先月レビューした「レホール乗せ」が1切れであることに納得がいかず、わがままを言って「レホール乗せ:2、レホールなし:1」にしてもらいました。
赤エビのクッキアイオは、バニラのジェラートは発見できましたが、ヨーグルトは探しきれませんでした。
今回のランチでの私の一番は「豚のパートフィロ包み」。ナイフが入れにくく崩れてしまいましたが、口に入れると「このお店のクッキアイオ」以上に複雑な味のハーモニーが広がり、「上を向いて、舌と相談」することに。
このお店での最後の営業日ということで、カプチーノには「Salone 2007」と描かれていました。

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8回目の訪問(ディナー)(2014.10)

中華街にもハロウィンの仮装をした子供たちがはしゃいで歩いている10月最後の日に伺いました。
6時ちょうどにお店に着いたのですが、先客はおらず、前回と同じ席に案内され、いつもの心満たされる穏やかな時間が流れ始めました。
鮮魚(この日は金目)のヴァポーレはいつものように絶品。スープだけでも大盛り(大目)にして欲しいのですが、この量も具材(白身魚・タコ・ハマグリ)のボリュームとのバランスが考えられているということで、「却下」されてしまいました。
そして、今回の私にとってのベストは、長時間の低温で火入れされた「牛タン」でした。下に敷かれた大麦のほのかな甘みに包まれた「牛タン」は、歯ごたえやしつこさ、というものは一切なくなり、「旨味」だけが主張されています。4ピース中2ピースにレホール(西洋わさび)が乗っているのですが、こちらの方が絶品でした。いつも、クッキアイオを食べるときに「上を向いて、舌と相談する」のですが、この「牛タン」も目をつぶってレホールや大麦との関係を探っている自分がいました。
一方、今回のクッキアイオは、一見豚肉に見えないきれいなピンクの直方体の上下に食材が配されていましたが、主役の豚がおとなし過ぎる感じでした。ただ、チョコレートを使うアイデアは正解だったと思いました。
今回のドルチェは大当たりでした。シナモンのジェラートの上品さに感激しましたし、グラッパのカスタードの風味も気に入りました。
今回も、6時~7時40分の1時間40分の素敵な時間を過ごせました。そして、前回忘れてしまった9月分のイラストメニューも印刷していただきました。
今回のメニューは、写真で済ませようと思います。

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7回目の訪問(ディナー)(2014.9)

ランチに安い仕出し弁当を食べている時に、不意にサローネディナーを食べたくなり、急遽お一人様で伺うことになりました。(電話する前に予約状況を確認すると運よく空いていたので)
2ヶ月近くブランクがあったことも急な予約の原因になったのだと思いますが・・・。
6時10分入店。右手のソファー席の入り口近くに案内されました。7回目にして、ソファーに座るのは初めてで、ワインセラーの存在にも初めて気付きました。
山下さんに事情を話し、今回もピッチの良いサーブお願いしました。
定番の「真鯛のヴァポーレ」、いつまでもなくならないで欲しい、と、思いながら食べるのですが、やはりすぐになくなってしまいます。「丼」で出てきても、完食する自信があります。
いつも、食べながら上を向いて考え込んでしまうクッキアイオ。今回は微かな苦みが気になりました。レモンジャムの中のピールがアクセントを付けていた、と、わかりました。
バニラ風味のウサギも良かったですが、この日の私にとってのベストは、鳩のボットーニ。特に、手前に置かれたチーズとレモンが乗った方が抜群でした。
食事を終わり、店を後にしたのは7時50分。まさか、サローネのディナーを1時間40分で食べきることができるとは・・・。時間は短くても、濃密な幸せな時間でした。お店の対応力に脱帽です。
「お忘れ物はありませんね」と、山下さんに声をかけられたのですが、「忘れ物」しました。「メニュー」と「イラスト」。テーブルに置いたままでした。

3回目の例に倣って、今回のメニューについても、nao...さんのレビューに詳しいため、そちらを参照してください。

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6回目の訪問(ランチ)(2014.5)

ゴールデンウィークの最終日、雑踏をかき分けて「中華街イタリアンランチ」に伺いました。連れの彼女にとっては、ほぼ一年振りのランチメニューです。
レモンチェロのソーダ割り(ロング)と、ピンクグレープフルーツベースのノンアルコールカクテルで乾杯して、ランチが始まりました。
前菜には私が少し苦手な鶏の砂肝もありましたが、食べやすく調理されており、完食しました。
パスタは、予想通りにジャガイモのニョッキは二人共指名、豚がわたし、仔牛が彼女、という選択となりました。前菜のお皿が下げられた後、彼女にはナイフが用意され、「パスタなのに何故?」と思っていたのですが、アニョロッティというパスタ用、ということで納得しました。外見も、中に肉が詰められているところも「餃子」にしか見えないパスタで、ナイフ・フォークでいただくスタイルでした。ジャガイモのニョッキは、ジャガイモらしく若干のパサパサ感が残るニョッキの食感が面白く、美味しかったです。長方形の断面で長さ5cmほどのグラミーニャというパスタ、初めて食べましたが、結構固めのしっかりした食感のパスタでした。
いつも楽しみにしているクッキアイオですが、今回の主役は「エビ」。前回の「ウニ」のレベルが高すぎたためか、インパクトに欠けた感じでした。
西嶋さんのマトリョーシカ風傑作ラテアートに感心している時に、いつものようにシェフが挨拶を兼ねて感想を聞きに来られたのですが・・・・。ハタと、困りました。美味しかったのです、どれも標準を超えて美味しかったのですが、前回で言えば「ウニのクッキアイオ」のような、「これは」というメニューが思い出せませんでした。
次回は8月の終わりに伺う予定です。

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5回目の訪問(ランチ[ディナーメニュー])(2014.3)

3月の第2土曜日のランチということで、ディナーメニューをたっぷり・じっくりと味わいました。2月の同じ日に予約していたのですが、例の大雪で身動き出来なくなりそうで、やむなく、「キャンセル&3月に予約」ということになったわけです。
前日の予約確認の電話が山下さんからあり、「予定通りに行きますよ。」と答えたのですが、「えっ、山下さん?劇場じゃないのに何故?」と。なんでも、ひと月前から横浜に異動となり、代わりに内藤翠さんが劇場の担当になったそうです。
12時から、豪勢なランチが始まりました。乾杯は、山下さんが作ったショートカクテル風の自家製レモンチェロのソーダ割りです。
ステンレスの串に刺さったスピエディーノ、山形牛から岩手県産黒毛和牛に変わったそうですが、「ごめんなさい。違いがわかりません。わかるのは、美味しい、ということだけです。」
冷前菜は、マテ貝。竹炭入りのパンと一緒にいただくのですが、アサリとアーモンドで作られたソースがとても風味豊かでした。
これも定番の鮮魚のヴァポーレ。一年半前に初めて伺った時と同じに真鯛でした。やっぱりオレンジオイルが爽やかで、あっという間に完食。今回も、もう少し、量を頂きたいと思いました。
今回一番楽しみにしていた、「ウニのクッキアイオ」。焼きウニ、生ウニ、ヘーゼルナッツ、更にヴィネガーのゼリーなど、口の中で奏でるハーモニーを楽しみました。レンゲハチミツがスプーンの先に見えていたのですが、性格が大人しいためか、一生懸命舌の上で探したのですが見つからなかったのが、ほんの少しだけ残念でしたが。
「サワラ&フォアグラ」×3、メニューには「サワラ フォアグラ ×3」とあったため、サワラと3種のフォアグラ、という風に思い込んでいたのですが、それぞれ3種類の調理法を施したものの組み合わせでした。メインはサワラ、フォアグラがソース、という役割のようで、「フォアグラの粉」などという初体験のものもあり、どの組み合わせも美味しかったのですが、「シナモンとジンジャーで作ったという透明なソース」、これが秀逸でした。私としては、今回の食事の中で一番、でした。
ピッツォケリという、蕎麦で作ったパスタ(?)でイモのピューレを挟んだ、どら焼きにも似たパスタ。下に敷かれたじゃがいものソテーをどかさないと上手に切れない、というのが少し残念でしたが、蕎麦の風味がしっかりとあり、美味しかったです。
金華豚はしっかりとした歯応えと、ソースが必要ないほどの脂の旨みが口中に拡がりました。
デザートは、ラム酒を染み込ませたババというお菓子。食感が、私的には好みではありませんでしたが、大人のデザートに仕上がっていました。
今回も大満足の3時間でした。

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4回目の訪問(ランチ)(2013.10)

いつも写真を撮ってくれている彼女が体調が良くなく、急遽お一人様での訪問となりました。このようなお店のコースを一人でいただくのは初体験になります。(前回引用させていただいたnao...さんはいつもお一人様ということで、私の背中を押してくれました。)
お一人様ということで、テンポ良いサーブを初めにお願いし、キールロワイヤルをいただきながら窓際の席でランチのスタートです。
二品目の温かいスープですが、ミントが加えられており、その後味が今まであまり経験のしたことのない爽やかさでした。
前菜4品の内、「ズッキーニ(私はどちらかと言うと嫌い)」が、チーズによってとても美味しい野菜に変身していました。
鴨が切れている、ということで、代わりにほろほろ鳥が入ったラヴィオリ(ヘーゼルナッツ・玉ねぎのジャム・そして色鮮やかなグリンピースのソース)ですが素直に美味しかったです。
魚料理は、生ハムで巻いたスズキ。もう少し量が欲しかったです。散らばっている麦は、スペルト小麦という古代小麦だそうです。
小菓子の中の「グレープフルーツの皮」。苦酸っぱさが、大人のお菓子、という感じで良かったです。
このお店の自家製レモンチェロ。ソーダ割りで頂いたのですが、なかなかでした。次回も頂こうと思います。
非常にテンポよくサーブしていただいたため、「1時間45分」でランチ終了。やはりゆっくり話をしながらの食事の方が楽しいと思いましたが、「お一人様も悪くないかも」と感じながらお店を後にしました。

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3回目の訪問(ランチ)(2013.6)

12時5分前、一番乗りで到着です。一番奥の席に案内され、今回もBコースをいただくことになりました。
今回のメニューについては、nao...さんのレビューに詳しく紹介されていますので、そちらを参照してください。
今回の私の一押しは、「雲丹とサマートリュフのクッキアイオ」。初めにウニの風味が強く感じられるのですが、その後いろいろな味が口の中を駆け巡り、最後はゼリーから爽やかな味が・・・。思わず。顔を上に向け、この味は何?、と考えている自分に気付く、という楽しい一口のお料理でした。
彼女の一押しは、私がチョイスしなかった「羊のカッペレッティブッロエマジョラーナ」。「グリンピースはそれ程好きではないけれど、本当に美味しかった」ということでした。
今回のカプチーノは、西嶋さん渾身の「リラックマ」。普段はコーヒーを飲まない彼女が、「可愛すぎるから、いただきます」ということで、私は次の作品(うさぎ君)をいただくことになりました。

今回も2時間半の、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。次回も楽しみにしています。

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2回目の訪問(ランチ)(2013.2)

12時丁度にお店に到着すると、西嶋氏が出迎えのため、寒い中、表で待っていてくれました。
テーブルに案内され、「Aコース:3,003円」と「Bコース:5,000円」(何れも税・サービス料込み)の違いについての説明を受け、迷わずBコースをいただくことに。
テーブルにあったメニューでは、BとAの違いはパスタとメインが一品ずつ違うだけのように書かれていましたが、実際には、スープの前とパスタの後にそれぞれ一口の料理があり、更にカッフェに小菓子が付く、というわけで、差額分以上のお得感があります。そして、品数的にもディナーとほとんど同じことに気づきました。すごい、CPです。
さて、料理の中で特に印象に残って美味しかったのは、前菜の中のポルチー二茸のスフレ。鶏のレバーペーストに食感は似ているのですが、はるかに軽く、パンに付けていただくと絶品でした。
パスタでは、羊のアニョロッティ。羊は広尾の劇場のスペシャリテですが、モチモチのパスタの中で、個性を優しく押し殺しながらも、それでも「羊」を主張していて、感動の一品でした。
スプーンの上に乗った鴨は、一緒に行儀よく乗っている、ヘーゼルナッツ・オレンジピール・ブルーチーズなどと絶妙なハーモニーを奏でていました。青カビチーズは嫌いなのですが、あまり気にならなかったのは、バランスの良さゆえなのでしょう。
西嶋さんに無理を言って、「前回の『くまさん』以上に可愛い絵を描いて欲しい」とわがままを言ったところ、見事なライオンを描いてくれました。(改めて、レビューを見直すと、くまさんは前回の広尾の劇場でした。西嶋さん、ごめんなさい。)
二時間半近い、ゆったりと満足したランチでした。次回のランチ(随分先ですが)を予約して、お店を後にしました。

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初めてのの訪問(ディナー)(2012.10)
今年の初め、広尾のイル テアトリーノ ダ サローネで誕生日を祝った連れの彼女は、すっかりサローネがお気に入りになり、こちらのお店にも「是非行きたい」と言っていたのですが、とうとう伺うことができました。
距離的な問題で休日以外は無理ということで、最高のCPと評判のランチに伺いたかったのですが、土曜日のランチは予約がずっと埋まっているということで諦めていたのですが、彼女が、「横浜ベイエリア・中華街の散策を兼ねて、ディナーでもいい。西嶋さんにも会いたいし・・」ということで、この日の訪問になりました。(ランチの予約状況を聞いたところ、土曜日で空いているのは来年4月ということで、半年先まで一杯でした。)

彼女は中華街での肉まん食べ歩きという最大の誘惑にも耐え、「港の見える丘公園」「赤レンガ倉庫」「山下公園」などを歩いてお腹を空かしたベストの状態でお店に。6時開店の15分前についてしまい、表のテラスにある椅子に座って待っていると、「あっ、西嶋さんだ。」という彼女。そして、表に出てきた西嶋氏が、「どうぞ」と開店時間前ですが招き入れてくれました。
そこは、広尾とはまた違ったコンセプトの空間。
私たちにとっての劇場(,イル テアトリーノ ダ サローネ)はカウンターなのですが、カウンター席はありません。
ドリンクを注文してしばらくしてから、美しい9皿(CENA Corso di 9 piatti)のショーが始まりました。

どのお皿も美しく、かつ美味しかったのですが、
まず、「鮮魚のヴァポーレ」。下の方に広尾のお店を思わせるタコが隠れている、鯛が主役の蒸し物(?)ですが、オレンジオイルの風味がものすごく素敵なスープが最高でした。「もう少し、このスープ飲みたい」と、思わず言いたくなるお皿でした。
次に、大きめのスプーンによくこれだけ乗せたものだと感心する「赤海老のクッキアイオ」。一口でほおばると、海老の風味を中心にいろいろな味が口の中を駆け巡る一品で、特に、ザクロが弾ける感触が異様に新鮮に感じたお皿(スプーン)でした。
「「ホロホロ鳥のラグーでいただくファルファッレ」、大き目の蝶の形をしたパスタは結構ボリュームがありましたが、ハックルベリーのジャムなどで味の変化を楽しみながら、美味しくいただきました。
メインの「スティンコ(豚すね肉) パイのファゴット」も美味しかったです。りんごのコンポートと一緒に食べると、超高級なアップルミートパイに。この頃は既に相当お腹いっぱいだったのですが、その美味しさで何とかお腹に納まりました。
デザートは「柿のジェラート With マロングラッセやマロンクリーム」という感じのものでしたが、柿のジェラートの柿らしさが少し足りなかったかな、という感じがしました。
最後のコーヒーの小菓子に少しびっくり。広尾のシンプルさとは対照的で、デザート・お菓子大好きな連れの女性のテンションも上がっていました。

また次回(ランチ)の訪問を約して、楽しいベイエリア&中華街の休日を終えました。

なお、10月のメニューは以下の通りでした。
 山形牛サーロインのスピエディーノ
 南瓜とフォアグラのアッビナメント
 鮮魚のヴァポーレ
 トンナレッリ 浅蜊とポルチーニのマンテカート
 アニメッラ アル カッフェ
 赤海老のクッキアイオ
 ファルファッレ ホロホロ鳥のラグー ハックルベリーのコンフェットゥーラ
 スティンコ パイのファゴット
 柿と栗のドルチェフレッダ
 カフェまたはティー

  • オペラ エスターテ 2023(2023.7)
  • 鮮魚のヴァポーレ(太刀魚)(2024.3)
  • A5サーロインのスピエディーノ(2024.3)

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4位

ラ マティエール (小田原、箱根板橋 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2012/05訪問 2012/05/21

ランチのCP、抜群です

ランチで伺いました。

12時までお待ち下さい、というメッセージがあり、車中で待っていると、12時5分前に女性スタッフ(奥さまでしょうか?)が、にこやかに店内に招き入れてくださいました。

アミューズ:かつお(だったと思う)と野菜が彩り良く・・・。(写真ありません・・)

スープ:とうもろこしの冷製 初夏を思わせる日差しを眺めながらの冷製スープ、濃厚だけどサッパリ感もあってよかったです。器も素敵でした。

魚料理:マス ソースが秀逸。お行儀悪いと思いつつ、パンにつけて綺麗に頂きました。

肉料理:+500円で牛に変更 追加料金なしの豚のお肉もおいしかったです。

デザート:飴がアクセントになっていました。

cofe:紅茶が春摘み(ファーストフラッシュ)のダージリンということで、私には珍しく紅茶を注文。ストレートで頂きました。

飲み物についても、ソフトドリンクが500円からと良心的な価格設定で、また是非再訪したい、と思わせてくれる、素敵なお店でした。

  • スープ:とうもろこしの冷製
  • 魚料理:マス
  • 肉料理

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5位

レストランひらまつ レゼルヴ (広尾、六本木 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/02訪問 2014/02/23

「ひらまつ」初体験

昨年、株主(たった一株ですが)になって、初めての「ひらまつ」体験です。

さて、どこの「ひらまつ」さんにするかということでしたが、やはり土地勘のあるこのお店に決定です。
(何と、私の「マイ★ベストレストラン2011」 No.1のタニーチャさんと目と鼻の先)

タニーチャさんの前を通って(来月に予約しています)、アッという間にお店の前に到着。スタッフに促されて、螺旋階段(半円階段が正しいかな?)を昇って2階へ。

更に、3階のメインダイニングはレトロな感じのシックなエレベーターで・・・・。ゆったりとしたスピードで扉が開くと、そこには2階で見送ってくれた男性スタッフが出迎えてくれました。連れの女性は目を丸くしていましたが、要は「階段の方がエレベーターより早い」ということでした。

時間が早いせいか、3階では最初の客のようでした。(おかげで、最後までサーブのペースは最高でした。)

まず、食前酒(キールロワイヤル)で乾杯。そして、ディナーが始まりました。

アミューズ(栗南瓜のスープ 白トリュフの香りのパルフェと共に)
濃厚な甘さのスープとアイスクリーム(トリュフの香りは残念ながらあまり感じられませんでしたが)が絶妙なバランスでマッチしていました。スープの中に栗南瓜が入っていたのですが、その食感も味も限りなく「栗」に近く、スタッフに「本当にカボチャなんですか?」と、確認してしまいました。初めから上品なデザートを頂いた感じでしたが、量があまりにも少なくて、「お腹一杯になるの?」という疑問が。(結局杞憂に終わりましたが)

前菜(フォアグラと根セロリのテリーヌ フロムダンベールのクリーム スパイス風味のグリーンレーズンと共に)
今回の「白眉」。5cm角ほどのテリーヌを、岩塩、オレンジピール粉、チーズのクリーム、レーズンなど様々なソース(?)と一緒に味わうことで、本当に楽しいメニューになっていました。私的には、オレンジピールが一番でした。

魚料理(レタスで包まれた手長海老とリー・ド・ヴォーのラビオリ仕立て 甲殻類のムースリーヌ)
ロールキャベツのキャベツがレタスに変わったような感じですが、泡立ったクリーミーなソースがおいしかった。

肉料理(鴨もも肉のコンフィー そのジューソース 季節野菜とジャガイモのソテー)
保温用の陶板(タイルかも)で、長い時間熱々でした。

ここまでは、料理の内容・雰囲気・サーブ、全て合格点でしたが、いよいよデザートです。(連れの彼女の持論は、「最後が悪ければ全てが悪い。そして、最後で満足させてもらえれば、それまでの少しの欠点など結構忘れることができる。」ですから・・・)

デザート(熱々の栗のビスキュイ バニラアイスクリームと共に)
私には、フォンダンショコラの「栗」バージョンとしか理解できませんでしたが、美味しかったです。いつもデザートは持て余し気味なのですが、「完食」しました。無論、彼女も大満足でした。

最後にコーヒーと小菓子を頂いて、丁度2時間の充実したディナーが終了しました。ごちそうさまでした。

この感じならば、「私の一株」も安泰です。

  • 前菜(フォアグラと根セロリのテリーヌ フロムダンベールのクリーム スパイス風味のグリーンレーズンと共に)
  • テーブルセッティング
  • 食前酒(キールロワイヤル)

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6位

イタリアンダイニング・ミズキ (関内、馬車道、日本大通り / イタリアン、バル、パスタ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2013/09訪問 2013/09/21

久しぶりの訪問で、今回は「ハーフ&ハーフ」

(2013.9)
このお店、前回伺ってから何度も覗いたのですが、いつも満席で・・・。
今回、11時40分頃に伺いました。(それでも、私の後の二人連れで満席になり、12時前から来客を丁重にお断りするのがフロアスタッフの仕事の一つになっていました。)
今回も二人がけの席に案内され、注文したのは前回気になっていた「ハーフ&ハーフ:950円」。(実際は、この時点で既にウニコランチはSoldOutでした。天使海老があまり入らなかったのでしょうか?)ドリンクは、食前にオレンジジュース、食後はアイスコーヒーに。
前菜に続いて、まずパスタ(タコミンチと有機野菜のプッタネスカ)ですが、結構ボリュームがあります。60gはあると思います。タコの味わいがイマイチ少なかったですが、ソースは美味しく一気に頂いてしまいました。ランチ(国産豚の柔らかグリル、スクランブルエッグ添え)も、トロトロの豚肉が美味しく、ハーフとは思えないボリュームで大満足でした。
デザートはキャラメルのパンナコッタ、美味しかったのですが、満席で断られる人のことを考えさっさと食べて失礼することにしました。お店を出るのと入れ違いに、若い女性二人がちょうど店に入っていきました。

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(2012.6)
お昼休みは、若い女性で一杯ですが、それもそのはず、と、納得です。
女性たちの多くには、ハーフ&ハーフ(950円)が人気のようでした。
「本日のパスタ」と「本日のランチ」が半分ずつ、それも、ちゃんと別々に提供されるのですから、お得感は倍増です。
私が頼んだのは、ウニコランチ(1,200)円。
食前・食後にそれぞれのソフトドリンク。前菜盛合わせ。パスタ(この日は手長エビのトマトクリーム)。更に、ドルチェはパンナコッタとジェラート。
「コスパ高し」としか言いようがありません。
前菜の盛合わせは、「これがランチの前菜なの?」と、お皿の大きさ、種類の多さ、驚きでした。
パスタ(手長エビのトマトクリーム)のソースは濃厚で、量もたっぷりあり、その美味しさのために、スプーンを使って残らず食べてしまいました。
(ちなみに、パスタでは「スプーンは使わない」派です)
カウンターが空いていないため、遠慮しようとしたところ、二人掛けの席に案内して頂けたのも、好印象でした。

  • 前菜(2013.9)
  • (2013.9)
  • 前菜(2013.9)

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7位

南インド料理ダクシン 八重洲店 (京橋、東京、宝町 / インド料理、インドカレー、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 2.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999

2012/02訪問 2012/03/24

評判の南インド料理屋さんでランチ

(2012.2、ランチ ミルズ:写真追加)

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(2012.2、Bランチ:写真追加)

今回もお一人様。 カレーを1種類選ぶBランチで、中辛を注文。

「チキン・ニルギリ・コルマ」ということで、王道チキンのとてもクリーミーなカレーで大当たりでした。

ついついナンを食べすぎて足りなくなり、お代わりを注文したのですが、「何と」丸々一枚を食べやすく6ピースほどに切った状態でお皿に載って登場しました。

つい、半分で結構と言い損ねてしまい、全て食べる羽目に・・・・

中年のおじさんは、「自分でお代わりをお願いしたものを残す」ということは出来ないのです・・・・

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(2012.1、夜に初めてお邪魔しました)

料理は文句ありませんが、ドリンクの種類に物足りなさが・・・・

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このビルが出来て、このお店が入った当時から知っていましたが、大して気に懸けてはいませんでした。が、食べログで評判を知り、今回ランチでお邪魔しました。

私は、ランチ ミルズ(1,200円)、連れの女性たちは本日のカレー3種(950円)を頂きましたが、全てのカレーが美味しく、外れがありませんでした。

この近くに、いつも表に行列ができているような評判のインド料理屋さんがあるのですが、私たちの採点は、全員一致でこちらのお店の勝ちになりました。(あくまで、ランチに限ってですが)

お店の清潔感や、スタッフの方たちの感じの良さも、好印象でした。

(3日後、一人で再訪し、カウンターでランチしました)

  • ランチ ミルズ
  • ランチ ミルズ(アップ)
  • ランチBセット(中辛:チキン・ニルギリ・コルマ)

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8位

ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー (広尾、恵比寿 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2012/07訪問 2012/07/31

わたしの誕生祝を・・・

私の誕生日をこのお店で過ごさせて頂きました。

当初、6時半の予約だったのですが、ほぼ開店と同時の6時に到着してしまいましたが、問題なく対応して頂きました。

コースは、「ムニュー ドゥ コンパレゾン」という、同じ食材を2通りに調理する「比較」のコース。

全体的な感想としては、ともかく品数が多かった、ということですが・・・・。

始めに、小さな穴がたくさん開いているお皿が置かれており、何が出てくるのかわくわくして待っていると、巻き貝(ベーゴマ)状の小さな3色の器に入ったアミューズが提供され、「好みで穴に置くように」ということでした。
芸術的なセンスが問われるところですが、私も連れの彼女もそういうセンスがイマイチで、写真のような結果になりました。

稚鮎のサンドウィッチは、鮎の形こそ感じられないものの、野趣あふれる苦みが口に広がる、素敵な小品でした。

ハモの冷製 玉ねぎのヴルーテ、言われなければ玉葱のソース(スープ)とわからない、洗練された味に仕上がっていましたが、あくまで主役は「ハモ」であって、玉葱でなくても良かったかな、という感じ。
一方の小型の玉葱のローストは、玉葱の甘さをしっかりと味合わせてくれる一品でした。

フォアグラとキャラメルポップコーンは、とうもろこしの変化を楽しませてくれる品でしたが、フォアグラの焼き加減が私たちの好みから少しずれていたのが少し残念でした。
焼きトウモロコシのブランマンジェ、今回の多くの料理の中でも一番美味しかったです。牛乳の泡のソースにはしっかりとベーコンの味が付いていて、ウニとのコンビネーションも抜群でした。

お皿に甘み(味)が付けられたお豆が一つ載っている、見た目の楽しいお皿でした。

お肉は、ホロホロ鳥との選択でしたが、金華豚を選択。
「即興」のお皿が「脳みそ」と聞いてビックリ。(ジビエがあまり得意でないから豚にしたのに、脳みそって、下手なジビエよりよっぽどジビエだと思うのですが・・)

デザートの桃に付いては・・、美味しかったです。
ただ、品数の多さのため、私的にはもうお腹一杯、という感じでした。
そして、誕生日を知らせていた筈なのに、デザートにもメッセージがなくて、忘れられてしまったのか、と、あきらめかけたそのとき、緑のロウソクが立ったお皿が別途登場。うれしかったです。

食事ペースをしっかりと把握したテンポの良いサーブで、2時間半ほどの食事時間でしたが、気持良い誕生日になりました。

どうもありがとうございました。

ちなみに、メニューは以下の通りでした。
◆ アミューズ
__3種の小さなアミューズ
__稚鮎のサンドウィッチ
◆ 玉ねぎのコンパレゾン(比較)
__ハモの冷製 玉ねぎのヴルーテ(ビロードのような)
__ペコロス(小型のタマネギ)の2時間ロースト
◆ トウモロコシのコンパレゾン
__焼きトウモロコシのブランマンジェ(アーモンドの風味をつけた洋菓子)ベーコンのアイス ウニと共に
__フォアグラとキャラメルポップコーン
◆ 空豆のコンソメ
◆ 本日の鮮魚(真魚鰹) 萩たまげなすのクーリ(ピューレして裏漉ししたソース)
◆ 金華豚のコンパレゾン
__金華豚のロティ(オーブン等で焼くロースト) 香ばしいパンのソース
__本日のアンプロヴィザシオン(金華豚の脳みそ)(即興)
◆ 青梅のソーダ
◆ 桃のコンパレゾン
__フレッシュ白桃とほうじ茶のジュレ
__白桃のタタン
◆ 食後の飲物

  • 焼きトウモロコシのブランマンジェ ベーコンのアイス ウニと共に
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

萬珍樓 本店 (日本大通り、石川町、元町・中華街 / 中華料理、飲茶・点心)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2012/10訪問 2012/10/22

失敗しない中華街ランチ

いつもの連れの女性と、中華街でランチをとることに決まった時、私のしたことは・・・。
「食べログで、お店を探す」ことでした。
これだけのお店の中から、「良いお店」を探すことなど、私に出来るわけがありません。
1,980円で食べ放題のお店などがありますが、たくさん食べることより、ゆったりと美味しい中華を食べたい、ということでこのお店を選択し、予約しました。
この日のメインは、夜のイタリアンだったので、3種類のコースの真ん中「朱雀コース:3,500円」を選択し、ドリンクも横浜ベイエリア散策に備えて、ソフトドリンク(山桃やライチのシャーベットにアップルシードルを加えるもの:850円)を注文しました。

11時半に入店しましたが、1Fの大きな空間の端の方の4人がけのテーブルに案内され、ランチの開始です。
(もうこの時には、このお店をチョイスしたことが正解だったことを確信していました)

いずれの料理も美味しかったのですが、
私にとってのこの日のベストは、「海鮮海老シュウマイ」。ともかく、エビの存在感が抜群で、今まで食べたシュウマイの中でも「ベスト」ではないかというほど、感激しました。
マンゴプディングは、京橋千疋屋さん等のフルーツパーラー系のマンゴープリンとは異なった濃厚さ、そして味のまとめ方で、私はこちらの方が美味しいと思いました。

ちなみに、2,500円のコースも品数は同じで、そちらでも十分だったかな、と、思いました。
(私的には「十六穀米」より、2,500円のコースのチャーハンのがよかった・・・)

なお、コースの内容は以下の通りです。
 朱雀前菜盛り合わせ
 北京ダック入り、八珍ふかひれスープ
 芝海老のチリソースとイカの香り揚げ
 彩り点心(海鮮海老シュウマイ・ふかひれ蒸し餃子)
 白身魚とナスの煮込み
 十六穀米のトマトスープ添え
 マンゴプディング
 萬珍樓特製烏龍茶

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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10位

浜のかきあげや (由比 / 揚げ物、丼、海鮮丼)

5回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2022/05訪問 2022/06/22

十数年目にして初めての生桜えび丼

週末の金・土・日だけの営業ということを知り、混雑を避けて金曜日に伺おうと決めていたのですが、5月第1・2週と荒天が続き、天候に恵まれたこの日、ようやく伺うことが出来ました。
今までの経験から出発時刻を計算し、駐車場に着いたのは予定より5分遅れの10時5分。金曜日だから、と、甘く見ていたのですが、行列が出来ていました。
たった30分」待っただけで注文窓口に到達です。
この日は、18年と同じように、「本日は、今朝水揚げされた桜えびを使用しております。」という貼り紙があります。ということで、注文したのは初めての「生桜えび丼:1,000円」。(連れはかきあげうどん)
土産(自分用)に「かきあげ:600円」を4枚購入しました。なぜ、単品だと600円で、かきあげ丼やそばだと、2枚付いて1,000円なのか不思議に思っていたのですが、説明文に「丼、そば用のかきあげより一回り大きいです」と書かれていて、納得です。
ついさっきまで泳いでいた生桜えびは、甘く、美味しかったです。半分ほど食べ進めたところで、出汁を取りに行き、出汁茶漬けとしていただきましたが、これまた最高でした。
全国ネットのTVの取材クルーも来ていて、「放送される前で良かったな」と思いながらまた長い家路に着きました。
毎年、春漁が始まってしばらくたった4月の終わり頃に伺うのですが、2018年から不漁が続いており、昨年は10年以上続いた由比詣でを中断してしまいました。
そして昨年の秋漁も、復活こそしたものの、十分な水揚げはなく・・・。
今年の春漁で十分な水揚げがあったとしても、まだこのお店の本格復旧にはならないだろうと読み、我慢しきれずに土曜日に伺いました。
沼津の国道1号線沿いの桜並木は、例年ならば葉桜になっているのですが、2月ということで、芽吹いてもいません。
着いたのは10時15分。
一昨年までのような行列などなく、先客も二組だけです。
「浜のかきあげや」というお店の名前なのに、イートインメニューに「かき揚げ」がありません、そして、テイクアウト用に1枚600円と、従来の2倍の値段が付いていました。(家用に5枚、小遣いで購入)
注文したのは私が「バラ揚げそば:1,000円」。連れが「バラ揚げ丼:1,000円」と「しらすのみそ汁:100円」。当然のことながら「桜エビのみそ汁:100円」はメニューから消えていました。
大分前に食べた芳露庵 さんの桜海老バラかき揚げは、桜エビがすぐに衣を脱ぎ捨ててしまい、悲しい食べ物になっていましたが、こちらのお店のものは、桜エビも、シラスも、しっかりと衣と一体となっていて十二分に美味しい天ぷらでした。特に期待していなかったシラスの美味しさにも驚きました。
持ち帰った「かき揚げ」は、110円のアルミ鍋のうどんにトッピングしていただきましたが、やはり最高でした。
例年4月上旬に伺うことにしているのですが、今年はGW初日になってしまいました。
いつもより更に混んでいるだろうと予想して、今回現地に到着したのは開店45分前の9時15分。それでも番号札は60番台です。「5分前の9時55分頃に並んで下さい」ということで、漁協直営の由比港漁協直売所で土産を購入したりして時間を潰します。
9時55分に並ぶために戻ったのですが、番号札は130番になっていました。
注文できたのは、だいたい見込み通りの10時40分。今回は一昨年頂いたのと同じ「由比丼セット:1,000円」。釜揚げのシラスと桜海老のハーフ&ハーフの由比丼、かき揚げ、桜えびのみそ汁がセットで、お得感満点なのですが、今年は「本日は限定200食」と書かれていました。
また、この日は運良く「本日は、今朝水揚げされた桜えびを使用しております。」と貼り紙がありました。ちなみに、日曜・祝日の前日は漁に出ない(多分市場が休み)ので、当日の桜海老ではないそうです。
(2017.4)
私にとって例年の行事になってしまった、「由比の桜えび」ですが、今年は例年より1週間遅い訪問となりました。
今年は開店の30分ほど前に着いたため、10時半前に注文することが出来ました。
今年頂いたのは、「かきあげそば+桜えび炊き込みごはん:1,000円」と「沖あがり:250円」の計1,250円。
桜えびを満喫しましたが、炊き込みごはんの量が多く、お腹はパンパンになりました。
帰る時は、開店時間の10時より、更に行列は伸びていました。
(2016.4)
開店10時の15分前についたのですが、番号札は80番台。昨年120人で45分待ちだったので、80組(160人以上)で1時間かな、と思っていたら、案の定、丁度11時頃に注文することができました。ちなみに、注文して商品が出て来るまでは1分かかりません。
今年食べたのは、由比丼セット。釜揚げのシラスと桜海老のハーフ&ハーフの由比丼、かき揚げ、桜えびのみそ汁がセットで1,000円です。
来年は平日に訪れたいと思います。

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(2015.4)
今年も、春の定例行事、由比漁港に行ってきました。
お店の前に到着したのが、10時35分。行列の後ろに付くために歩きながら、行列の人数を数えたのですが、120人オーバーでした。
並んだ時間は昨年より少し長く45分でしたが、いままでいつも売り切れだった「沖あがり(豆腐とネギと桜えびをすき焼き風味で煮込んだもの)」を初めて頂くことが出来て大満足です。
家内は昨年と同じメニューで、「漬けどんセット:1,000円」(漁師の沖漬け丼、かき揚げ、桜えびのみそ汁)を満足そうに食べていました。
また、会社の同僚に「桜えびドーナツ(4個250円)を買っていったのですが、結構好評でした。
ちなみに、今年は、桜えびが不漁ということで、臨時休業の日が多いようです。(私が伺った4月12日を最後に、ずっと休業が続いているようです。)

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(2014.4)
今年はTVで紹介されたらしく、「桜えび祭り」ほどではないにしても大行列ができていました。(日曜日、10時50分時点)
40分並びましたが、今年も結果は大満足でした。
値段ですが、かき揚げ単品の値段は300円で据え置きでしたが、かき揚げそばは700円から750円に値上がりしていました。ただ、昨年まではなかった「桜えび炊き込みご飯:400円」が新規に販売が開始されており、今回私が頼んだのは、「かき揚げそばと炊き込みご飯のセット:1,000円」。炊き込みご飯の量が多く、二人分の食事、という感じでした。
炊き込みご飯は十二分に美味しかったのですが、かき揚げを食べた後に食べると、桜えびの香りが淡く感じられ、先に全部食べておくべきだった、と、反省しました。

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(2013.4)
今年で5年連続の桜えびグルメです。
今回も天気に恵まれ、大満足の半日となりました。

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(2012.4)
今年もまた由比まで桜えびを食べるためだけに出かけてきました。
ドライブとしても格好な好天気で大満足な一日でした。
「由比丼」というのは、桜えびとシラスの釜揚げがたっぷり載った、漁協直営店ならではの太っ腹な盛り付けで、一口頂きましたが、文句なしにおいしかったです。

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(2011.4)
桜えび大好きです。
以前は、ここ由比の桜えび祭りに来ていたのですが、混雑がひどすぎるため、普段の休日にここを訪れることにしています。
(今年は、東日本大震災の影響で桜えび祭りは中止になったようですが・・)
東京で食べる「桜えびのかき揚げ」というのは、「桜えびが入ったかき揚げ」ですが、ここのは「全て桜えび」です。味の濃度が違います。
そして、安い。
蕎麦の味など、許してしまいます。
何時間も車に乗って食べに行くだけの価値があると思います。

  • 生桜えび丼とかきあげうどん(2022.5)
  • 生桜えび丼(2022.5)
  • かきあげうどん(2022.5)

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