『ローマ旅行記』たいきさんの日記

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 2014年 5月

 今年のGWはローマ旅行です。
新婚旅行で北部イタリアを歴訪したのですが、ローマをはじめとする南部は全く行ったことがなかったのです。
 今、わが家は旅行するとなれば、まずはグルメが一番に来ます。もちろん海外旅行となればそれだけではないのですが、今回はあえてナポリも含め、本場のナポリピザと本場のパスタ、そして最高のイタリアワインがメインの目的になっていることは間違いありません。

 宿はローマテルミニ駅から徒歩3分という好立地に構え、初日は夜遅くの到着と言うこともあり、寝るだけとなったのですが、翌日は朝早くからバチカンへ向かいました。本当はバチカン博物館とシスティーナ礼拝堂を見学するつもりだったのですが、とてつもない行列を見て断念。とりあえずは大聖堂とクーポラだけを見学し、サンタンジェロ城へ。

 新婚旅行では交通機関の利用方法が分からず、かなりの距離を歩くという無謀な計画で、後日の体力を奪ってしまったのですが、今回はバス、路面電車などを駆使し、無理のない計画を立ててみました。

 ただ、GWの人出が想像以上で、何回も計画変更を余儀なくされました。サンタンジェロ城も同じく長蛇の列で、外周を見て回るだけにとどまりました。

 予定を早めてカンポフィオーリに向かい、広場近くのレストランで昼食をとりました。カルボナーラを食べてみたのですが、全くおいしくなかったです。正直、ローマで何度か食事をしたのですが、美味しかった店はありませんでした。

 その後、マッシモ宮、パンテオンと訪れ、ナヴォナ広場、ヴェネチア広場と歴訪しました。どれをとってもとても素敵な建物や構造で、大満足でした。食事と交通手段だけは閉口しましたが。

 翌日は特急でナポリへ。一等車と言うこともあり、飛行機のようなサービスを受け、かなり快適な旅でした。心配なのは天気です。ローマを出てしばらくは快晴だったのですが、ナポリに近づくにつれ、どんよりとした雲が広がり、そして雨が降り始めました。

 ナポリは想像以上に汚くて荒れ果てた町でした。「ナポリを見て死ね」ははるか昔のことなのでしょうね。フニコラーレというケーブルカーはほぼ時間通りの運航でしたが、国鉄もメトロもまともに走っておらず、かなりの遅れを連発していますし、市内はいたるところゴミだらけ。気がめいってきたところに、しかし、ピザは噂以上に安くておいしかったのです。また、そこで出された白ワインは安くておいしかったですねえ。フラスカーティは日本にも入ってきています。帰国してからも何度か飲みましたが、さっぱりして非常に飲みやすい白ワインです。

 夕食に訪れたお店も実にアットホームで、実に印象的なおいしさでした。特にシーフードのおいしさとポーションときたら、日本ではありえないレベルでした。それを作っているのがごく普通のおばちゃんなのです。

 帰りはフェラーリを思わせる真紅の特急イタロに乗りました。国鉄と私鉄であるイタロが張り合っているから、快適かつ格安な旅が実現できているとか。我々にとってはありがたいことですね。

 翌日はまず早朝からミルヴィオ橋付近のアンティーク市場へ。取って返して緑のダブルデッカー「アルケオバス」で旧アッピア街道をめぐりました。途中、コロツセオのすぐ近くを通り、帰りはカラカラテルメの跡地を見学しました。

 芝生でのんびりと昼寝もして、バスの時間を待ちました。夕食はワインの老舗トリマーニが経営する食堂へ。ワインはスーパータスカンとして名高いサシカイアのセカンドを購入して土産にしました。

 ワインに関しては空港内でさらに何本か購入したのですが、空港の販売員が意地悪したのかボケていたのか、手続きをしてくれなかったため、アムステルダムの空港で没収されてしまいました。これも勉強ですが、高い授業料となってしまいました。 
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