『2018 GW スペイン旅行 2』たいきさんの日記

たいきのレストランガイド

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日記詳細

4/30
6:30のJRで出発。7:00のリムジンバスに乗ったが、事故でルート変更があって、延着。でも問題なく間に合った。問題はエールフランスの座席が隣同士ではなかったこと。不安に襲われたけど、隣がいい人で、席を変わってもらうことができた。これは帰りも同じ。大変だったけど、まあ隣に恵まれたね。機内食がレベル高めの上、シャンパーニュが出てくるのは驚き。メゾン・パニエのブリュット。
うまくいくと残ってるのを追加でもらえたりする。蓋が開きっぱなしだけど、簡単にはへこたれないところはさすが。
行きも帰りも機内ではほとんど眠れず。でも勉強は完了したし、案外ミリオネアの英語バージョンが面白かった。マラガ空港からは既定路線でタクシーを使ってバルセロマラガへ。

5/1 

今回はほんの少しマラガで時間があるので、コスタデルソルへ散歩。案外よかったね。その帰りに立ち寄った公園も悪くなかった。
バルセロマラガの朝食は7:30開始だったし、相変わらずカヴァが飲めた。今回は残念ながら追加はなかったけど、今回もハーフボトルくらい飲めた。料理も全行程中最高レベル。ALSAのターミナルも近いし、バスはシートがゆったりで3時間近くかかったけど問題なかった。最初はトイレがついていないかと思ってぎょっとしたけど実はついていた。ドアが壊れていたらしいけど。
セビージャに到着。バスターミナルが巨大で出口がわからなかった。15分ほど歩いてホテルに到着。デパート、エルコルテイングレスの目の前だけど、やはりメーデーはお休み。チェックインして、フロントでロスカジョスの予約をとってもらって、さっそく街歩きへ。
ヌエバ広場まで徒歩10分。そしてカテドラルが見えてきた。広場はイベントがあるようで、トラムを一時封鎖していたほどの人出。そして巨大なカテドラルを回り込むと、入場券を買う列が長く伸びていた。これを回避するため、事前の情報通りサルバトール教会へ。チケットの名前が張り出されているわけではないので、予備知識がなければ売ってもらえないところだった。コンビナシオンチケットだったかな?サルバトール教会そのものもまずまずよかったけど、早々にカテドラルへ。
 門番のように立っている係員にチケットを持っていると伝えると一気に入口へいけた。
 カテドラル内の様子は今回から始めた4トラベルで写真に沿って残していこう。大きさはスペイン最大。でも基本的に教会だからイスは豊富。しっかり休憩しつつ、全てを見て回る。最初はヒラルダの塔の入り口から人があふれていたから登らずに済ますつもりだったけど、一回りしてきたら列が消えていた。それならいってみよう!と上がってみたら、真ん中あたりを過ぎたころから大行列!かなり時間がかかったけど塔の上からの眺めはなかなかだったね。
外へ出ると、スコールが!慌ててバルの軒先に避難し、予定外に名もなきバルでカーニャ。かなりの降りで結構濡れた。でも30分ほどで上がったかな?おかげでコースを外れ、大回りしてアルカサルへ。「本日はおしまい」の看板にショックを受けた。まあ、次の日は昼頃まで時間があるからなんとかなるか、と考え、メトロボールパラソルへ。

 ここも肝心のメルカドがやはりメーデーでお休み。時間も時間だったからメトロボールにも上らず、勧められていたバルでセルベサと食事。かなり安い店で、若者がたくさん出入りしていた。食事はファミレスレベルだけどフリットミクスがよかった。そこからホテルまでは案外近く、ホテルでひと休み。してたら、案外深く寝入ってしまい、あやうくカジョスに遅刻するかも?という時間に。あわててタブラオのカジョスへ向かう。場所がはっきりわからないから不安だったけど、アルカサルの出口あたりから入っていく。狭い路地を大雑把な地図と方向感と距離間だけで進んでいくとカジョスを発見。大箱ではないというより小さなタブラオだ。狭い店内にはびっしりとイスが並び、狭い通路を出演者が出入りするというすごい店だった。
 正直、そんなに面白いわけではないけど、文化的なものにふれるというのは大切なことだと思う。
帰り道も特に危険を感じることなくホテルへ。

5/2

 翌日、朝一番でタクシーに乗ってスペイン広場へ。ホテルの目の前にタクシーの滞留所があり、いつもすぐに捕まえることができた。今回の旅行は大事な場面で効果的にタクシーを使ったと思う。ここまでの経験が生きていたね。まだ寒いくらいの時間からスペイン広場を2人占めしながら散歩。日が昇るにつれて一気に人が増えたね。そのあと、セビージャ大学を横目に見ながらトラムの停留所を探す。案外簡単に見つかったし、切符も無事に購入。たった2駅乗車してアルカサルへ。
 念のため30分前から並ぶ。開門して30分が過ぎても一向に列が縮まない。ほかの場所ではあったけど窓口係はもたもたするとか、観光客がもたもたするとかの諸事情で並ばされると書いてあった。これは無理だと判断し、アルカサルをあきらめ、インディアスへ。もしまた来ることがあるなら、アルカサルのチケットは必須購入だね。

 このあと、イングレスものぞき、やはりハモンセラーノを食べようということでこれまたお勧めのメゾンセラニートへ。時間が早かったのでセルベサとハモンセラーニートだけ。まずまずかな。

 サンタフスタ駅へはホテルの前からタクシーを使った。けっこう渋滞していたけど問題なく到着。この駅にはスーパがなかったからちょっと不便だった。高めの地ビールとシードルを買って、車内でホテル製サンドを食べた。始発駅のセビージャでは手前にも同じような列車が止まっていて、「奥の方だよ」みたいなことを言われて不思議に思っていたけど意味が分かった。車両基地の代わりにホームに待機させるってすごい発想。

 オンタイムに出発し、あっという間にコルドバへ。コルドバ駅では案内に沿って出口へ向かったけど、タクシーが素通りしていく。どうやらタクシー乗り場は反対側だったらしい。ここでもタクシーでホテルへ。コルドバでは全くバスを使わなかった。どう調べても歴史地区と市バスの相性は悪そう。コルドバは歩いて回れる規模の歴史地区とその周りを取り巻く普通の市街がはっきりと分かれていた。

 ここのホテルはメスキータのすぐ隣で、メスキータよりも古く、コロンブスが宿泊したとかいう伝説もあった。そのはす向かいの部屋に宿泊。パティオビューだったけど、パティオはけっこうきれいだった。チェックインを済ますと早速メスキータへ。チケットをとってなかったからちょっと心配していたけど、全く問題なし。人が少なかったこともあるけど、窓口もしっかり働いていた。

 メスキータ内部は旅行記で詳しく。ゆっくりと座りながら見学出来てかなり満足したね。そのあと、出口近くのオリーブの店で買い物。花の小道は案外大したものじゃなかったけど、パティオ祭りをしていた関係で、あちこちで素敵な中庭を見ることができた。
一度ホテルで休憩してから次はアルカサルへ。入り口が分からなくて余計に歩いたり、入場口で並ばされたりしたけど、庭が素晴らしく行って良かったスポットだった。
 
 もう一度ホテルで休憩してからローマ橋へ。このホテルのすごいところはどこへ行くにも徒歩5分以内でいけてしまうところ。川を渡って対岸にはカラオラの塔というのがあるけど、ここには入らず。むしろ、対岸はふつうの市街地で、駅の近くに町が広がっている。こちら側には安い店が多く、いろいろ買い物をしたね。
 
 晩御飯は狙っていたルデーニャが予約でいっぱいだったから飛び込みで店を決めたけど、ひどい店にあたっちゃったね。その後もユダヤ人街をぶらぶらして帰った。

5/3

 朝、もう一度ローマ橋を渡って買い物した。このトマトは安かったけどすっぱかったね。
 他にも朝はメスキータが無料だからもう一度行った。ユダヤ人街のまだ行っていないところにも足を延ばしたね。

 タクシーを呼んでもらって駅へ向かったけど、懸念していた通り、余分に走ってさらに渋滞にはまっていた。余計に10分かかったうえに5EUROほど高くなった。

 コルドバ駅にもスーパーがなかった。マドリーまでは時間がかかるから飲み物が必要なのに。ただ、車内にバルがあるからそれを利用することになる。
ここでは珍しく列車が遅れた。スペインの列車はほとんど遅れないから意外だった。

 マドリーのアトーチャ駅はやはりかなりの大きさで、ホテルを駅近に設定した意味がなくなってしまった。どっちに向かって歩けばいいかが分からず、タクシーでホテルへ。まあこれも時間のことを考えれば正しかったかな。アグマールホテルは朝食が朝7:00にスタートするし、食事には大満足だった。

 まずは歩いてプラド美術館へ。ここも入れるか心配していたけど、マドリーは昨日まで連休だったせいか、ほとんど人がいなくてすぐに入場できた。座るところはまずまずあって、ゆっくりしながら見て回ることができたけど、建物の作りが独特過ぎてどう回れば全部見られるかが分かりにくかった。

 作品としては有名なものも多数あったし、建物そのものも価値のあるものだったので満足できた。その後、メトロで王宮へ。王宮に行く前にバルでカーニャ。王宮はたしかに座るところがあまりなくて大変だった。それにこれならフォンテーヌブロー宮の方が良かったかな?
 
 となりのアルムデナ教会にもいったし、歩いてサンフランシスコエルグランデ教会にも行った。途中、スーパーでビールを買って公園で飲み食い。エルグランデ教会はホントはツアー限定だったけど滑り込みで入れたし、このツアーは離脱可能だったから自分のペースで、しかも座りながら見学できてよかった。玄関がしまっていて出られなかったのは驚きだったけど。出してもらえてよかったね。

 そのあと、セバダ市場まで歩いて、カジョスを食べた。出来合いっぽかったけど、サングリアと併せて安く食べられた。ここで無謀にもチーズを購入。結局家で食べた。かなり安かったね。

 その後、なんとソフィア王妃美術館にも行った。予定外に順調に進んだね。驚いたのは駅から近いはずなのに建物が見えなかったこと。人に道を聞いてようやく到着。無料入場してダリやゲルニカを見た。これってすごいこと。
道を教えてくれた親切な店員の店で帰りに食事。休憩のつもりだったけどオーナーがいい人だったし、案外安くておいしかったからがっつり食べた。

5/4

 朝食が早かったせいもあって、チェックアウト後、荷物を預けて街歩きへ。サンイシドロ教会を見学し、歩いてマジョール広場へ。寒いしヒマだし、で開いていたムセオデルハモンでまずはカフェ。表示されている価格より安くて驚いた。夜間は高いのかもしれないね。時間つぶしの意味もあったし、まだ食べていなかったエビのアヒージョをたのんだ。これは失敗だったけど時間はつぶれた。

 薬局に寄ってからサンミゲル市場へ。きれいだけど値段が高くて残念な施設だった。

 空振り続きのマドリー。ちょっと早いけど歩いてソルへ。ここはかなりの人でごった返していたね。そりゃスリもいるわな。ここも路地が放射状にのびているから目的地がどっちか分かりづらい。座りながら地図をみて行き先を確かめる。日本ならデパートは悪目立ちしていてすぐに見つかるけど、スペインは違うね。選んだ道は正しくてすぐにイングレスが見えてくる。有名なラブラも発見。教会で休憩して修道院の位置も確かめてラブラへ。

 コロッケもバカリャウのフリットもおいしい。セルベサと赤ワインで堪能した。イングレスをぶらついて修道院へ。ここは最悪。ツアー離脱もできないし座らせてもらえなかった。

 そのあとは早めにアトーチャへ。時間つぶしに民族学博物館へ。面白くはなかったけど、トイレもあり、なにより大型のコインロッカーが無料だった。再入場もできるというので、これがこの日のポイントになったね。腹も下ってたから助かった。

 買い出しもしたし、トイレも使わせてもらってトレドまでの出発を待った。待合室のいすがいっぱいでどうなるかと思ったけどどうにか座れた。
トレドは素晴らしかったね。駅もきれい、時間がないからホテルまでタクシーを使ったけど、その車窓からでも街並みがすごい。ホテルの近くで渋滞していたから途中で降りたけど、すごい坂だったね。

 ホテルはかなりの老舗ででも部屋は良かった。なによりテラスからカテドラルが見えた!リクエストを聞いてくれたようで、このタイプの部屋は6部屋しかないからラッキーだったね。ホテルのフロントには最新式の機器があって、これでカテドラルへの最短ルートを見つけ、おかげで5分くらいで到着できた。チケット売り場は向かいの売店の中で、スペイン人以外はちょっと分かりづらいシステムだった。それでも無事入場できたし、セビージャとは違った素晴らしさがあった。座りながらゆっくりと…といきたかったけど、時間がないトレドの旅。次はサントトメ教会。これはなんか違う気がする。結局グレコ作品は見えず、次はグレコの家へ。

 途中、なんとスペイン語会話の番組で取り上げていた陶器の店を偶然発見!!TVみたよ、見たいに伝えたら地下の展示室も見せてくれた。あまりにもすばらしくてかなり買ったね。

 テンションが上がってこのあとグレコの家へ。家も素晴らしかったし、作品もたくさん見た。隣のシナゴーグもよかったし、トレドは本当に良かった。
このあと、タクシーが捕まらなくて苦労したけど、ニューカレドニア式にホテルから呼んでもらった。これも経験が生きたね。

 いい運転手さんで、一生懸命英語とスペイン語を混ぜて観光地を説明してくれたし、ミラドールで5分ほど休憩してくれた。この経験が早速セゴビアでも生きたし、帰り道は駅まで歩いて、しかもアルカンタラ橋を通るルートに決めた。

 トレドでは食事も素晴らしかった。事前に調べていた店はホテルから近く、なんとか残り1席に滑り込んで注文。大人気店らしく、すごい混み具合だったけど、ギャルソンがかなり優秀だったから不便をあまり感じなかった。ここでセルベサも赤ワインもたくさん飲んだし、地元の料理をたくさん食べたね。ポーションが大きいから大変だった。隣の店がガラガラだったところを見るとこの店はホントの大正解だった。

 ホテルに戻り、テラスで夕陽に染まるカテドラルを眺める。そして今度はライトアップされたカテドラルを観ながらシードルを飲んだ。トレドは最高。テンションの上がり方が全然ちがった。

5/5

 朝食は地下のレストラン。すごい内装、すごい甲冑。そしてカヴァがあったね。また来たいね、トレド。

 駅へは歩くことに。フロントの兄ちゃんは驚いていたけど的確に所要時間をおしえてくれた。エスカレーターを使い、タホ川沿いに歩いてアルカンタラ橋へ。けっこう怖い橋だった。きれいだったね。遠ざかるトレドの街を何度も振り返りながら駅まで歩いた。途中ちょっと時間が心配だったけど、問題なく間に合ったし、トイレも済ませてマドリーへ。

 アトーチャ駅からチャマルティンへの移動に若干の不安があったから、まずチャマルティンへ移動してそこで時間をつぶすことにした。これが間違いだったね。チャマルティン=上野という考えが大間違い。かなりつまらなかったし、時間の無駄だった。このながれはセゴビアでも同じだったし。

 駅からタクシーでまずアルカサルに入るという計画は正しかった。絶好の撮影スポットに二カ所も連れて行ってもらったし、アルカサルはさすがに軍事拠点だけあって坂の上だった。

 比較的人がいない間にアルカサルを見学できたのは良かった。塔に上るのは狭すぎてかなり大変だったけど、何とか出来た。こうのとりの巣も見たし、ここまではバラ色のセゴビア旅行。

 でもまず昼食でケチが付く。ホセマリアは大人気で全く入れず。その他もマジョール広場界隈はどこも満席!スカスカの店を見つけたけどこれがバカ高かったし、コチニージョもいまいち。ワインはかなりたくさん飲めたし、セルベサは氷結状態で出してくれたし、お酒的にはよかったかも。料理はだめだったけどね。

 カテドラルはよかったけどもうフラフラだったね。飲みすぎたな。そのあとは大道芸を眺めたし、水道橋もまあすごかった。でもトレドのようにテンションは上がらなかったなあ。

 疲れ切って時間を持て余してセゴビアはあまりいいイメージを持てずに終わったね。スーパーの会計でもめたのもここ。まあお土産系はここで買い切ったけどね。

 疲れ切ってアトーチャへ。スーパーがまだ開いていてサンミゲルを1リットル買うことができた。あてがポテチだったけどね。

 ああ、スペイン旅行もこれで終わり。これが最後と思っていただけど、セビージャにもトレドにも心が残ったかな?
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