ビルバオさんのマイ★ベストレストラン 2017

ビルバオのレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

銀座 しのはら (銀座一丁目、銀座、東銀座 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2017/02訪問 2017/04/24

その先へ

滋賀の天才料理人、篠原氏が銀座に進出。
瞬く間に超人気店となりました。
地元・滋賀の食材も多分に使用しながらも、
全国から選りすぐりの素材を集め創り出す料理は
日本料理の枠に囚われない自由な世界観。
何というか行かなきゃしょうがないというか、書かなきゃしょうがないというか。


滋賀の天才が銀座へ!というのは2016年のちょっとしたトピックの一つだったかと思います。
食の最先端・銀座での挑戦。
ご本人も不安はあったでしょうが(今もあるでしょうが)、
あっと言う間に超がつくほどの予約困難店になってしまいましたね。
気にするだけ無駄でしたよ^^;
東京のお客さんからも大絶賛のようで良かった良かった。
自分の応援しているお店がこんなになるとなんだか嬉しくなります。
一欠片も自分の手柄じゃないのに(笑)。

場所はメルサGINZA2の裏手にある新築ビルの地下。
カウンターのみになり高級感漂う店内ですが、ご主人自身はあまり変わらない印象でした。
こーんな一等地の超有名店にも関わらず気負わずに済んだのは多分にご主人のおかげだな。
元々田舎の田んぼのど真ん中でやってた人だし(笑)。


今回は料理については深く書きません。とにかく美味かったです。
結局天才はどこ行ったって天才。場所なんか関係なかった。
正直、東京に合わせて大きく変えてくるのかと思ったけどそんな事ありませんでした。
あくまでもこれまでやって来た事の延長線上にある感じです。
銀座だからと気負うこともなく自然体で、しかし既存の日本料理の枠にとらわれる事もない、
それでいて洗練されたしのはらさんらしい料理の数々でした。
素材への拘りは相変わらず半端なく、水もわざわざ静岡から取り寄せてるんだそう。
水は以前はそんな事する必要無かったもんな。
こういうこだわりの強い方は結構癖のある方も多いのですが、この方は人柄も魅力。


こちらでの経験によって今後どう変化していくのか、この先どう完成していくのか。
誰も見た事のないところに到達して欲しいです。

金額は多分銀座としては安いくらいなんでしょうね。
その内の原価率とか場所代とか怖くて聞けねえ。
場所を考えたら本来30,000円オーバーでもおかしくない内容な気がします。
本当は銀座デビューにオススメしたいくらいなんだけど人気過ぎて無理です。
これだけ書いておいて★×5にしないのはほら、永遠の未完成という事で。

それはそれとして。
利用シーンの「合コン」「女子会」、どんな合コンや女子会するつもりだよ!

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2位

肉屋 雪月花 NAGOYA (名鉄名古屋、近鉄名古屋、国際センター / 牛料理、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2017/05訪問 2017/06/03

老舗肉屋3代目の本気を見た

実は開店前に情報が乗った時から気になっていたお店でした。敬遠していた理由はただ一つ。
京都の某店とイメージが被ってた見えたから。1度でも行った事のある方はわかると思う。
でも評判の良さそうな口コミも見るし行ってみたいと思っていたところ、お誘いの声が。
思わず飛びついちゃいました。お誘いいただいて心より感謝。


焼肉屋を展開してきた岐阜のお肉屋が名古屋に出店したグループ最高峰の肉割烹という位置付けかな?
名古屋駅前のビルの地下、ミッドランドスクエアと大名古屋ビルヂングの間のビルです。
なので当然ながらアクセスは極めて良好。
地下の飲食フロアで笑笑とかもある中、自動ドアがあるだけでシンプルな入口。
店内はカウンターとテーブルの個室となっており、カウンターは大きな1枚板!
また、カウンター後ろは波を立体的に表現した漆喰の壁になっています。
造り上仕方ないでしょうが、トイレは店外です。

飛騨、近江、松阪といった銘柄牛を入れているそうで地の利かと思っていたら
そういう事はないとの事。この日は仙台牛も入れていましたしね。
その時その時で全国各地の牛の特に良いものを仕入れるらしく、
グループで年間に3桁くらい一頭買いしているのだそうな。その辺の事情も少し聞いたけど割愛。
この日はBOSS(社長)も納得のお肉が揃えられたとの事。
その場でトリミングしていただき、良い状態のものをいただきました。


近江牛のタンの昆布締めを短冊切りにして茗荷とごま油で和え、
上にはベルーガのフレッシュキャビアをたっぷり。
これも和えていただきます。ベルーガは皮が柔らかく大粒。
3日昆布締めしたタンも旨味が凝縮しており負けていませんでした。
そんなに食材同士がぶつかるとか、邪魔には感じませんでした。

同じく近江牛の1番だし、まあだしというかコンソメスープというか。
濃いです、塩気じゃなく旨味が。
これで体を温めて次へ。

近江牛のサガリのたたき。
ネギ、ミョウガ、生姜、紅蓼。
非常に柔らかく、脂肪も程よく乗っていました。

岡山県の月岳の…名前は失念。
「がっさん」とおっしゃっていたので山形の月山ではなく月に岳らしいです。
要は根曲がり竹みたいのです。
柔らかく独特な甘みがあり、えぐみも感じられません。
上にはおぼろ昆布。これが好きなんだよな。
地元じゃ海苔の代わりにおにぎりに巻いたりおなじみの食材です。

握りは3種神戸牛でランプ、ハネシタ、トモサンカクです。
ランプは軽いヅケで、ハネシタとトモサンカクは上から熱した炭でほんの少しだけ炙ってあります。
炙るというより表面の脂を溶かす程度って感じ。その為焼き目も付いていません。
元々生のお肉というのはそんなに得手ではないのですがこれは旨かった。
口の中で脂がもったりしちゃうのが苦手なのですが、軽く炙ってくれているのと、
そもそも脂自体がさらっとしているから美味しくいただけました。
炙ったことで脂の甘みも出ているし。ランプも柔らかく旨味がしっかりしてるし。
また、何気に赤シャリだったりします。
脇には茗荷の酢漬け、大間の大粒の雲丹、山葵を添えてあり、お好みでどうぞと。

ここからはシンプルに炭火で網焼き。
お好みで酢橘を絞って浅葱と共にどうぞ。
そうそう内臓系も当然のことながら国産、近江の雌牛のもの。
わざわざ取りに行ったりするらしいです。

タンは40日寝かせたものを厚めにカットし、両面切り目を入れて。
正直仙台でタン食べられなくなりそう。
もう凄え旨味。コリコリだけども両面ちゃんと柔らかい。

ハツはコリコリだけども弾力があり、肉っぽくもある食感。
臭みや変な内臓感も無いです。目を瞑って食べさせたら勘違いする人もいそうだ。
少し脂を残してあり、内臓脂肪の甘みを知ってほしいと。
この脂が凄いコクがあって旨いんだ。

皆大好きハラミは焼肉っぽいタレで。ホルモンの中でも最も肉っぽいというか、ほぼ肉よね。
脂肪もしっかりあるし、肉としての味もガッツリ濃いし。
噛む毎に旨い、分かりやすい美味しさ。でもちゃんと噛める柔らかさ。
っていうかブランド牛のホルモンって、本当に食べる機会少ないもんな。

ここでサラダ仕立ての水茄子。
瑞々しく脂をさっぱりとしてくれます。
ちょっとした口直しに。

近江牛のテールの煮込みに実山椒を。
お好みで福井の和辛子、マスタードを和えたものを付けて。
これがほちゃほちゃなんですわ。プルンプルンでコラーゲンたっぷりな感じ。
この日のコースの中では数少ない、濃いめでちょっと甘辛で味付け。

愛知の有名な加藤農園さんのフルーツトマトのナムル。
ナムルという程にはガッツリ漬かってはいません。
酸味抑え目、甘みも凄くって濃厚で素敵な美味しさ。
水をギリギリまで抑えて過酷な環境にすることで甘みの強く味の濃いものが出来るのだとか。
元々が高地原産の野菜だから水あまりいらないんですよね。

仙台牛のサーロインをしゃぶしゃぶで。
こちらはドライエイジングはかけていません。
だしに浸してあり、こちらはせりと共に。火が通っちゃうから早めにどうぞ。
ポン酢に浸けてとの事ですが、正直つけない方が好みでした。
もうだしをちょっと絡めていただくだけでも美味しい。
ほんのりピンクに色付いたサーロインはしゃぶしゃぶしていることもあって
脂のしつこさを感じず。

ここで口直しに近江牛の白センマイ、グラニテ替わりだそうです。
口直しに白センマイて。でも白センマイの食感は大好きなのさ。
シソの花の香りもいいアクセント。

ここでついにステーキ。
これも同じ仙台牛のシャトーブリアン、1か月弱セラーに寝かしたものです。
地元・岐阜の2t入るどえらいセラーで2週間、そのあと吊るしで2週間じっくり熟成したもの。
人の出入りが多いと菌が変わって具合が変わってしまうらしく、
セラーにはBOSSともう一人以外は決して入れないのだそうです。
分厚く切ったものを炭火で。旨味、柔らかさ、風味、どれも凄い。脂もしっかり。
これだけでもヤバイよヤバイよ。焼き加減も良かった。この日はややベリーレア寄りくらいのレアでした。
表面はあまり焦げ目は付いていませんのでしっかり焼き目が好みの方はあらかじめコールしてもいいかも。
瀬戸内の藻塩、ローズソルト、とろりとした醤油ベースのたれ、酢橘、山葵で。
雌牛には生姜の相性は良くないんじゃないか、胡椒だと甘い香りと喧嘩するという事で、
山葵は万能で何にでも合うからという事です。

締めは各地の牛を使ったBMS10以上のカレー。
BMSについては面倒臭いので省略。まあ良い肉って事です。
途中、カットした際の色んな部位を使っており、それらからコク旨味甘味がぎょうさん出てます。
だけどもそもそも羽釜炊きのご飯が美味しかったのね。
南魚沼のおりざというお米だそうです。初めて聞いた銘柄。南魚沼のコシヒカリの最高級ブランドだそうな。
ステーキの時の塩を残しておいてくれたらそれだけでもお茶碗1〜2杯いけた。
地味に漬物が美味しかったんだけど、カレーがあるので我慢我慢。
さらに浜名湖の新海苔の赤だし。浜名湖で新海苔って取れるんだ。
ちなみに浜名湖は今はウナギの養殖は盛んではなくスッポンだそう。
同行させていただいたある方の受け売りなんですけど^^;

デザートに初物のシャインマスカット。長野だっけ。
皮ごといただきます。マスカットが香り、これも瑞々しくて甘い甘い。
数が非常に少なく、取り合いだったそうですよ。


今回は正直色々あって評価しにくい面もありますが、ハッキリしてるのは旨かったという事。
(※決して嫌な事があった訳ではないです。むしろつくづくお店とあの方に感謝せねば)
色んな評価があるようですけど少なくともここの本気は凄かったですよ。強烈でした。
BOSSも料理長も本気出し過ぎじゃないか?ってくらい。
こういうのを食べちゃうと地元で肉を食べる機会が減っちゃう。
あと途中から某店を一切思い出さなかったし。あのお店との1番の違いはホルモンの存在かな。
国産の、特にブランド牛のホルモンはキープ大変だもんね。
そういう意味ではホルモンの出さないor少ないお店はある意味信用出来るともいえますが。

接客に関しても満足。
サービスも信じられないくらい良かったのはひとえにあの方のおかげかな。勿論お店にも感謝。
BOSSは大変でもこの仕事が好きで今まさに幸せなんですって。天職なんだな。
そういうことを胸を張って言える人間になりたい。

量的にも満足。
普通に食べてたらお腹いっぱいになる量だと思います。
自分はその前に色々食べていたので入るか心配でしたが入りましたね。
こちらに来るまでにこの日何を食べたかを話したところ皆さんドン引き。
自分の胃袋の異常性を再認識した瞬間。

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3位

レミニセンス (大須観音、矢場町、伏見 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2017/05訪問 2017/10/09

ランチでも満足度高い!記憶に残るモダンフレンチ

カンテサンスさん、ハジメさんで修行された名古屋の人気店。
もうこの2店舗で修行された時点で成功の特急券みたいなものですけど。
栄にあるけど栄って広いからよく分からないけど栄です。本当に広いですよね栄。
美術館と科学館の裏手くらいにあります。でもかなり分かりにくい。
お店の前に居てもどこー?となるくらい。
建物の2階にあり狭い店内の構成は大変そうですが、白を基調に上手く綺麗にまとめています。

こちらのお店は余韻と記憶大切にしているらしく、それがそのままコンセプトになっています。


ランチもディナーもコースがひとつのみ。
完全予約制で、予約の取りにくさは名古屋ならではだなあ。
なんで名古屋ってこんなに予約取りづらいんだろ。京都のお店でももっと予約取りやすいよ。

今回はお昼のコースを選択(6,500円)。

メニューには具体的な商品名は無く、食材の名前のみ表記されており、
第一章〜余韻〜
第二章〜記憶〜
第三章〜安堵〜
第四章〜追憶〜
に分かれています。

まずは第一章。
アミューズには葛粉のチップスに雲丹を乗せて。
さらにエシャロットのピクルスとブロッコリーがほんの一欠片。
これだけでももう複雑。逆にここまでするか?とも。

お次は低温でじっくり火入れした鱒にシャルトリューズとトマトを合わせたソース、
低音も低音、38度なんだそうです。人肌!
そんな低音でも変質ってするんだ。へー。
シャルトリューズは修道院で伝えられたハーブを使ったリキュールで、
「リキュールの女王」だなんて呼ばれているそうな。
さらにレモンのチャツネ、茴香、鱒の下にはソテーしたキャベツ、文旦、
そして鱒の上にはパウダー状にしたオリーブオイル、
タチコという細長い魚のフリットも添えてあります。
見ていただくと分かる通り、まあ手が込んでますよね。

トマトソースに泡が。ムースからゼリーからソースから。
トマトにトマトにトマトととにかくトマトが全面に来る一品。酸っぱ過ぎないのも良い。

続いてはソテーした帆立。
でもこの辺りからあまり記憶に残ってないなあ。
中が柔らかくレアに仕上がっていた事ははっきりと覚えています。

次に第二章
鰻はこちらの名物のひとつらしいですね。
絶滅寸前とか言われる鰻ですが、こちらはフレンチで表現。
開いてからワインを吹きかけながら焼いているとかだっけ。
皮もパリッと仕上がっております。
愛知は一色産の白焼き。コリアンダーなんかも添えてあります。
やっぱり鰻の扱いに関しては日本人の右に出るものはいないと思う。

お次は?メニューを見ると「肉」…いや肉って!もっと表現あったろ!
仔羊でした。
臭みが少なく、ソースも良く合っておりました。
が、苦手な方は嫌な感じも抱いてしまう方もいるのかもしれない。

第三章
パイナップル、さくらんぼとも色んな食べ方で楽しませてくれます。
パイナップルはグラニテとダイスカットしたパイナップル、
さくらんぼはハイビスカスの泡にアメリカンチェリー、ピスタチオのジェラートあたり。
さくらんぼのデザートは、さくらんぼに手を加えた中では1番美味しく感じたかもしれない。
もう一回!って言いたかった。

第四章
茶菓子には自家製雪見だいふくとプッチンプリン。これも手抜かりはないですよ。
プリンはやや硬めでしっかり卵感のあるもの。
最近じゃとろける系ばかりだけどしっかり卵系プリンもやっぱり美味しい。


確かに洗練されたモダンフレンチでしたが、意外と記憶にはそんなに残ってない(笑)。
お前の記憶力の問題だと言われたら否定はしない(笑)。
でも美味しかったというのだけ記憶には残っています。お昼はコスパが高いと思います。
ディナーだとどんな感じになるのか、来てみたいですね。
料理はとても手が込んでいる印象。素材の味をとことん生かすよりも
色々複雑な組み合わせで楽しませてくれる感じでした。でも素材自体も美味しかったですよ。
あと火入れの上手さも際立っていました。
接客も丁寧で抵抗感は感じず。
ともかく予約の取りにくさがネック。あとお店の位置の分かりにくさ(^^;;

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4位

小松 弥助 (北鉄金沢、金沢、七ツ屋 / 寿司)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.1
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2017/04訪問 2017/04/09

大将がそこにいるという現実

「東の次郎、西の弥助」と言われ、日本中にファンのいる名人。
2015年11月をもって閉店しましたが、
2017年3月14日、御年85(当時)にしてついに復活。
今回は紹介制となりました。
「小松弥助が復活するというのは本当ですか?」
とある方から問い合わせいただいたのは予約開始翌日の事。
あ!しまった、忘れてた!
極々限られた方にのみ情報を提供し、慌てて自分の席を予約してから情報公開した自分は我ながら卑怯者です。
とか書きながら自分も知ったのは結構遅かったんですけどね。
ケータリングやお店の監修はしていたものの、次のお店は何処に出すのか?
京都だ何処だと色んな噂が流れましたが稀代の名人が最後の舞台に選んだのはやっぱり金沢。
加賀屋が経営する金沢茶屋の新築した別館に入りました。
地元民としては本当にありがたい事です。
今回は紹介制。前のお店は疲れ果てての閉店だったので仕方ないところか。
今は過去来店歴のある方もOKですがこれは限定的なものでしょう。

お店は駅前。日航ホテルの裏にある、金沢茶屋の中を通った別館内にあります。
物理的には裏からも入れるんだけど基本、正面から入ってねとの事。
フロントで声を掛けて待つ仕組みのようです。
皆がフロントのソファーに座って待っていました。
そして例のごとく予定より30分遅れで入店。
以前よりも綺麗になったお店でお弟子さんと共に張り切って握っていました。女将さんも相変わらず。
でも少し広くなったから歩く距離が3歩半程増えて大変になったんですって(笑)。
カウンターとテーブルが3組だったか?まあ基本はカウンターに座るべきだろうな。


システムは以前と変わらず。
お昼のみの3回転制で11時30分、13時、14時30分スタートの各1時間半。
でも後の組になるに従って、どんどんスタートは遅れていきます。
お客さんが中々出て行かないんだもの。でも気持ちは分かる。

構成もほとんど変わりません。最初に1人前が出て、その後に追加で聞いていくスタイル。
金額も多分以前と同じだと思う。
3枚におろしたイカを細切りにしてゴマをシャリの片側に付けての握りから、
炙りのトロ、小丼の白山、ズケ(ヅケじゃなくズケ(笑))、うなきゅう、etc。
「美味いか?」と聞いてきたり大見得切ったり。よっ千両役者っ!と言いたくなります。
見てるとニヤニヤしちゃう。多分その時の自分はさぞやキモかった事でしょう(笑)。
あ、そういえば鰻がロースターから炭火に変わってました。
その為、お店に入った時にはその匂いが真っ先に来ました。
ほとんどの方が追加注文するネギトロやお土産の多分世界一美味いおにぎり、弥次喜多まで。
その一挙手一投足にお客さんが注目します。


そして…うん、確かに以前よりも美味しくなっていると思う。
気力的な問題なのかな。それだけ充実しているって事ですよ。本人ノリノリだったもの。
どちらにしても86で握れる寿司かよ、というかどんな人生歩んだら齢86にしてこんな寿司が握れるんだ。
所作はむしろ大雑把に見えるんですよね。まな板も作っている間はきったないし、
盛り合わせに握りを置いたハナからぐたって崩れてきてるし、
順番飛ばされるし同じネタ2度来るし、でも美味いんだなあ。
「未だに衰えは感じていない」んだそうですよ。マジか。

あと今回は同席したお客さんも良かった。
というかまだ開店間も無いこんな時期に来るお客さんだから本当に好きで来るお客さんなんですよね。
美味しいものが大好きで、こちらのお寿司に、大将にとことん惚れ込んだ方のみが来ているからなんだろうな。
お客さんもお店を構成する重要な要素なんだと改めて実感。
もはや料理界の人間国宝ですよ。最後の晴れ舞台を大好きな京都でなく金沢で再開してくれた事に感謝。

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5位

米増 (福島、大阪、西梅田 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2017/06訪問 2017/08/13

うーん、もう大阪はここで良くね?と思ってしまった

今回のメインイベント。
今回はハッキリ食べログの口コミを見て。
久々だな、ここまで食べログに頼り切ったチョイスは。


場所は外国人観光客にも人気の梅田スカイビルの近く。でも駅は福島駅の方が近いです。
再開発前の貨物駅に邪魔されて回り込まないと行けないからね。
福島に近いですが、飲屋街が立ち並ぶエリアからは少し離れており比較的静か。
マンションの1階テナントにあり、お店のつくりは素敵と思ったら京都の有名な方のデザイン。
横に小さな扉があって何だろう、と思ったら後で判明。

こちらにした理由は簡単。
「他の有名店はこの先も同じ様に予約取りにくいけど、こっちはまだ全然いけるじゃん!
数年後まるで取れなくなっちゃう前にこっちに先に行っちゃえばいいじゃない。」
食べログでの急激な点数の上昇は怪しいけど、経歴を見てもかが万→本湖月と申し分無さそうだし。
まだ誰も行かないお店に行きたがったり、きっと自分は潜在的に青田買い好きなのでしょう(笑)。

カウンター7席のみの小さなお店で、若いご夫婦(美男美女!)で営業されています。
お二人なのでこの席数でも大変な事でしょう。


現在は15,000円(税別)のコースのみ。
要注意なのはクレジット不可という事!
これは油断するとかなり大変なので注意しましょう。
また写真の撮影は良いけどアップは禁止。
そういう事もあって今回は料理については書きません。

総括としては、美味いし大阪としてはコスト面でもお得。オススメ。
これはまた来る事になりそう。しばらくは大阪はこちら一択かもしれない。
費用対効果等を考えた時かなりお得感を感じられますね。
また、お送りされる際も横の小扉から外に出てお見送りをしてくれました。
なるほど、それでこの扉か。回り込むと出にくいもんね。

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6位

イチリン ハナレ (鎌倉 / 四川料理、中華料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2017/12訪問 2018/09/04

魅せるモダンチャイニーズ

速報レビュー。
マイベストレストランの時期なもので。

こちら、某様にご招待いただきました。本当に感謝。
諸事情ありあまりオフ会の類は参加出来ない方ですが、飛びついてしまいました^^;
人で選んでいるわけでは決してないので悪しからず。色々あるんです…。


実は今回初鎌倉。
折角なので早朝から八幡宮に大仏に建長寺に神社仏閣一通り回ってきました。
観光客皆無で非常に回りやすく、観光地に行くなら早朝なのだと実感。
お店は線路沿いを歩いてちょっと入った閑静な住宅街にあります。
古民家を改装したそうで、庭に茶室まであるんです。


築地の一凛さんが鎌倉に出したお店で、まさに離れといった趣き。
今回は1万円のコース。本当にこれで1万円?と言いたくなるコースでした。

まずはアミューズ。
なんというか中華でアミューズ?という感じだけどそういう表現しか浮かばなかった。
竹炭を練り込んだおこげにうにのソースというかペースト、さらに上にうに。
フィンガーフード的に手でいただきます。

上海蟹は紹興酒に漬け込んで。生命力が強いから作れる、とは某店店主様のコメント。
他の蟹じゃ作れないとの話だけどよく考えたら香箱がにでやってる地元の居酒屋があったな。
紹興酒は3種類を混ぜたものだとか。
噛んだり吸ったりしていただきましょう。結構歯が欠けると怖がっている方もいらしてましたが、
全く抵抗のない自分は地元の蟹で慣れてるんだろうな。
紹興酒が全然キツくなく、甲羅についた味噌と外子が旨い。

よだれ鶏はパクチー、松の実の効いたたれで。さらに上には白肝。
鶏は臭みもなく柔らかく、またたれ、パクチー、そこに白肝のまったりとしたコク。
たれを残してこれに大きめの餃子を提供いただき、それをタレにつけていただきます。
餃子の中のあんからは汁がじゅわーっと。このスープがまた美味い。
またパクチーが良い効果出してるんだ。ただし苦手な方は要注意。
そんなには使われてはいないけど。
さらにこのたれで山椒麺。たれの三段活用。
これまた餃子の汁で旨味の増したたれに付けてこれがまた美味しいんだ。

フカヒレは鶏白湯でことことと。
鶏のみで出したシンプルながら濃厚なスープに日本の醤油で味付け、さらに軽くとろみを付けて。
この鶏全開の濃厚さ、元がラーメン大好き自分はフカヒレ自体より過剰反応してしまった。
ラーメン好きにはよりハマりやすいかもしれない。
さらに余ったスープはご飯で軽くおじやにした上でスライスしたトリュフ。
いろんな意味で無駄がないです。

三陸産の肉厚の牡蠣に軽く粉をまぶして揚げ焼き的にして、
その上に銀杏のソース、さらにマッシュルームをスライスで。
この牡蠣が凄く肉厚。三陸産は他の名産地に比べて縮みにくいそうな。
これは他のお店でも伺った気がする。
ちょっと驚くくらいの肉厚ぶりです。勿論プリプリ。
ソースに使われた銀杏は特有の臭み苦味がほとんどありませんでした。

お次は鴨ネギ。…鴨ネギ?
実に日本的な組み合わせですね。
シャラン産の鴨肉は低音でじっくり火を通した上、皮目にパリッと焼き目を付けてあります。
これに添えられたネギは確か下仁田ネギ。この中の白いところが熱すると甘くて美味いなあ。
四川唐辛子はあくまで飾り。山椒はお好みでとの事ですが、正直一粒程度で十分。
一度に何十粒も付けた自分は舌がビリビリ痺れて大変な事に。
普通の水が激甘に感じるくらいのヤバさです。付けすぎには本当に要注意。

ここでまさかのカツサンド。
パンはしっとりとしていました。蒸しパンの類かな?潰したのか薄くなっています。
とんかつソースではなく黒酢ベースのソースだそうな。

蟹玉?オムライス?この妙なネーミング、少し地元の意味不明料理店を思い出した。
(あそこは好きだけどじゃあ県内1位かと言われるとそれはまた少し違う気はするんだな)
本当に蟹玉のようなオムライスのような。
スペイン風のおじや・メロッソに一緒に炊いた上海蟹をほぐして、
その上にメレンゲで作ったフワフワオムレツ。
メロッソは確か神戸のカセントさんでいただいたんだ。
しっかりカニとエビのだしが効いたメロッソです。まさか中華のお店で見られるとは。
さらに上の玉子はモンサンミッシェルのアレ的なやつ。
こうする事で少量の油で作れるのだとか。あそこは激油っこかったけど、こちらはむしろあっさり目。

白子の陳麻婆豆腐、これをご飯と共にいただきます。
この組み合わせも初めてだ。白子に四川の味付けって合うんだ。
さらに麻と辣の効いた麻婆豆腐。白子の分、まろやかになっています。

デザートにはジャスミンショコラ。
苺にコーティングしたもの、さらに苺のエスプーマまで添えてあります。

お茶菓子も杏仁のマカロンからドライフルーツまで。


怒涛のランチでした。
美味しいし各コースのプレゼンの仕方も上手かった。
それに表現が自由。
地元は中華があまり強くないからこういうお店があったらなあとしみじみ。
でも全国的にも稀有なお店なんだと思う。
石川は中華のお店が穴というか、今しっかりしたお店出したら絶対流行ると思う。
接客も良く、同席させていただいた皆様も素敵な方で、とても楽しいひと時でした。
夢ならば醒めないで。

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7位

木山 (丸太町(京都市営)、烏丸御池、京都市役所前 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2017/09訪問 2017/10/22

和久傳出身の若手実力派

マイレビュアー様の口コミを見て伺ったお店。
場所は丸太町駅近くのマンションの1階。個人的にこの界隈、最近熱いんだよな。
まだ開店してあまり経ってないですがこの日も満席。
店内は落ち着いた雰囲気で、席数は少ないので少人数で行った方が良いのかな。
コースは1万円のもののみ、ただしお客さんによっては夜のコース?
に出来る場合もある様ですね。その辺りは要確認。


まずは白湯。
お店の井戸でいい水が出ましたので、との事。
久々だな白湯。甘みがありさらっとしておりました。

先付はタコの卵、金沢の太キュウリ、車海老に土佐酢のゼリー寄せ、オクラ、生姜。
タコの卵が中々濃厚で、これに爽やかな土佐酢のゼリーと太胡瓜が絡みます。
冬瓜とどう違うの?と聞かれたら答えに困るけど、もっと胡瓜してます。
多分生姜がないと少し青臭い。

お造りは生穴子の薄造り。
生の穴子はいただくの3回目位じゃないだろうか。それくらいレア。
何故なら寄生虫の問題で、結構手間暇かけなきゃいけないんですよね。
しっかりと身が締まっていて美味でございます。

椀ものですがそれに先立ち、目の前で3種の削り節を削ってくれるパフォーマンス。
それを一口ずつ食べさせてくれます。鰹節、本枯節、鮪節でした。
なんか近年鮪節を使用するお店が増えて来た気がする。
鮪節が初めてというお客さんも多いのだとか。
そうなんだ。京都ってもっと多いと思ってた。
それに2日かけてとった昆布だしを合わせます。
まずは味付けしていない一番だし、その後椀物を提供。
この日は湯葉のしんじょうと炭火で炙ったしいたけ、冬瓜でした。
当たり前だけどだしって大事だと改めて実感させてくれます。

白酢和えに春菊、菊花、松の実。
正直に書きます。この上に乗ってたサツマイモのレモン煮がこの日1番旨かった。
なんだそれと言われるかもしれないがそう思ったんだから仕方ない。美味かった。

天然鰻の印籠焼き。これも印象に残った一品。
ぶつ切りにしてじっくり焼いてから骨を抜いています。
身を開いていないために脂が落ちずとてもジューシー。
しっかりとした弾力も残っており、鰻と気付かない方もいたりして。
でもまあ形と味で分かるか。皮目もパリッと仕上がっています。
鰻の料理を見るたびに少なくとも鰻の料理に関しては日本に一日の長があると思います。
そのせいで絶滅しそうになってるのもしれないけど。

揚げ物は秋田の天然舞茸と子持ちの鮎。
ほんのり苦味はあるけど味わいだけでいったら、
やっぱり島根で食べたのが衝撃的だったので、印象に残り辛い。
というかあそこのが凄かった。
むしろ舞茸が肉厚で味、香りともによかった。

松茸と鱧の土瓶蒸し。まず香りが良い。ちょっとびっくりした。
欧米人はこれを臭いと認識すると聞きました。信じられない。
鱧の骨切りも当たり前ながら仕事しっかり。
間違いない美味しさです。

食事は3種類から選択制。全部という贅沢な選択も出来ます。
いくら丼のいくらは唐辛子を少し効かせており、辛子明太子の様な味付けでした。
ただこれは好みが出るかなあ。

搾りたての桃ジュース。
このジュースは濃厚でかなりグッときた。天然のネクターみたいな濃厚さ。でも優しい味わい。
近年飲んだジュースで1番美味かったかもしれない。

最後はご主人の淹れてくれた抹茶と御茶菓子。
百合根でつくった茶巾、だったと思う。
独特の臭みやえぐみの類も無く美味しかったです。


京都で1万円のコースとしてはとても満足のいく内容だったと思います。
ランチって5,000円くらいで凄く軽いコースのお店もあるでしょうけど、
こちらはそんな事なく、お昼としては量がかなり多めでした。
夜にいただくなら朝昼は控え目にして入店された方が良いかと思います。
既にこの人気、もうすぐに全く予約取れなくなるんだろうな。

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8位

炭火割烹 蔓ききょう (唐橋前、石山寺 / 日本料理、鳥料理、焼肉)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2017/04訪問 2017/05/04

ランチ5食限定の淡海地鶏焼鳥丼がえらいお得

滋賀県は良いお店が多くて毎度困るんですが、某店が移転してからはやや足が遠のいておりました。
その為久々の滋賀県なのですが、今回はこちらへ。炭火割烹の人気店です。
琵琶湖の南端、というよりもう川になっているところの橋の袂。
お店はかなり分かりづらく、一度は通り過ぎちゃうこと請け合い。通り沿いなのにね。

店内は2階の席もある様ですが、この日は1階のカウンターで。


今回は淡海地鶏一点集中で攻めると決めていました。
淡海地鶏は滋賀県の地鶏で川中さんの経営する
穏座さんも非常に有名ですよね。
そちらも行ってみたいものです。

いただいたのは淡海地鶏焼鳥丼(930円)。
ランチは5食限定な上に入荷の状況次第でやってない場合もあるので確実じゃないとか。

まずは前菜に野菜をいただけます。旬菜盛とかいったかな。
水ナス、スマイルトマト、スナップエンドウ、無農薬長芋、自家製玉子味噌漬。
長芋の下には自家製のもろみ味噌が敷かれており、これをつけていただきます。
玉子は薄めの漬け具合。いやー、この金額で前菜もあるとは。

で、メインの焼鳥丼。
炭火で焼いた淡海地鶏、黒くなるまでしっかり焦がしたネギの焦げた表面の皮だけを剥いて乗せ、
更にタレをかけて上からゴマと海苔を散らして完成。
表面、特に皮目をパリッと仕上げてあり、中はジューシー。
淡海地鶏の旨味がぎゅっと閉じ込められております。
たれは少し味は薄めにも感じるけど、この鶏ならあまり主張が無くて丁度良いんだと思う。
ネギの甘さも素敵。完成度の高い丼です。

さらには湯呑みに入ったスープもついてきました。ネギと白ごまを散らして。
お店に入った時からこのスープの良い香りがしてたんですよ。
言わずもがなの鶏ガラスープ。少し白濁しており、純粋な鶏の旨味を堪能できます。
最近じゃラーメン屋さんも凝りすぎててこういうストレートな鶏のスープはあまりいただけない事が多いからさ。

折角なので淡海地鶏もも塩焼き(800円)もいただいてみました。
こちらは丼とは違い、中の赤みをほんのり残して焼き上げてあります。
こちらは丼に比べたら比較的柔らかめ、それでもムチっとして丁度良い焼き加減、
とてもジューシーで鶏の味わいが濃い。
塩加減も◯。
以前、地元で淡海地鶏食べた時はこんなに美味しく感じなかったんですよね。
正直、腕の差かと感じずにいられなかった。量的にも満足。
これはランチでも単品で注文すべきかも。

さらにつくね(250円)も。表面に軽くパン粉を塗しての焼き。タレ等はありません。
山芋が多めなのか緩めな感じがします。焼鳥丼やもも焼き程の衝撃はないものの十分いける。


特に焼鳥丼、この内容でこの金額は凄まじい!ちょっとエグいくらいのコスパです。
焼き担当の女性の方は焼きは一見大雑把に見えるのに食べてみると絶妙。
どうやらこちらの方が料理の責任者のようです。
接客、サービスは結構無愛想だったりしますが、お茶の差し替えの気付きも良かったり、
帰り際の笑顔も素敵だったりします。来た時は凄いブスッとした顔に見えたけど(笑)。
他にもコースが数種類あり、ディナーはジビエや琵琶湖の鰻を提供するコースもあり、
そちらも全体的にお得な模様。コースで出されている締めの焼きおにぎりも美味しそうでした。

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9位

Ghar (肥後橋、本町、淀屋橋 / カレー、インド料理、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2017/08訪問 2017/11/26

もっと辛いだけかと思ったらスパイシーだけど決して辛くはない、で美味しい!

関西シリーズ。
今回メインといって良いお店の一つ。

大阪のスパイスカレーを代表するお店という事で、以前から気になっていたお店。
いつもは行列店らしいのですが、この日は運と時間帯が良かったのか待ち無しで入れました。
でも直後に行列。ラッキー。
黒を基調とした店内は行列に対して広くなく、そりゃ行列になるわと。


メニューを見ると、辛さ控えめの1が並ぶ中、1番上のチキチキカレーだけ辛さが4!
怖気づいてこの日はぎゅうビーフカレー(900円)。

辛さは一番優しい1ですがもっと辛くする事も可能。
この日は怖気づいて辛さもそのままで。
ルーは少し緩めですが、そこまでシャバシャバでも無いレベル。
コクと旨みと甘み、ほんのりと苦味、スパイス感がうまく調和して美味です。
スパイシーではあるもののそこまで辛くなく、これならもう少し辛くて良かったかも。
牛の旨味がしっかりしてて美味しい。

サラダ、ラッシー、玉ねぎのアチャール、ヨーグルトも付いてきます。
少し口直ししながら箸もといスプーンが止まらない。


素直に美味しいカレーです。流石はスパイスカレーの街、大阪屈指の人気店。
今度はメインらしいチキチキかベジラムキーマだな。
ネックはやはり行列の長さ。めちゃくちゃ待つので入るタイミングに注意。

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10位

パティスリー タンドレス (一乗寺、修学院、茶山 / ケーキ、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2017/07訪問 2017/08/09

スイーツそんなに詳しくないけどここのは美味かった

知らなかったな、ラーメン地獄の一乗寺にこんな素敵なお店があるなんて。
住宅街の中にひっそりとあるお店ですが食べログでは高評価みたい。
営業日は土・日・月のみ。割り切った営業スタイルですね。
テーブルは小さいのが4つしかなく、いっぱいの場合は待つ事になります。
しかしテイクアウトはこの限りではありません。
こちら、ケーキの種類は非常に少ないです。大体6〜7種類くらい。
14時くらいになるとほとんど残っていないのだとか。
こちらではケーキの温度に気を使っているのは勿論のこと、
ナイフ、フォークもしっかり冷やしてあったり、気遣いが素敵。


タンタスィオンはマンゴーの入ったブラックチョコのムースの、ココナッツとライムのマカロンとの事。
ナイフがすっと入ったのであれ?マカロンは?と思ったら底に潜んでいました。
重厚なチョコのムースの中にマンゴーのムースにマンゴーの果肉も。

タルト・オ・マングー・エ・ノワ・ドゥ・ココ

マスカルポーネの入ったココナッツのクリームとマンゴーのコンポットゥのタルト仕立て。
マンゴーの美味しい時期だけ、年1回のケーキらしいです。
まずタルト生地が美味い。マスカルポーネのクリームも主張強くなくて思った程にはしつこくなく、
むしろそんなにたっぷりに見えないマンゴーが主張していて上手く調和。

アイスコーヒーは気持ち酸味を感じるくらい。
でもこちらのケーキには丁度いいとも思います。


全体的に構成は複雑で、非常に手が掛かっているのが分かります。
甘過ぎる、重いという口コミもあるようですが、自分が食べた分にはそういうのは無かったかな。
ちょこっと使われるピスタチオもいいね。
お母さんの薦め方もお上手で、
「これオススメよー、無いから裏に行って見て来てあげる!」
なんて言われたら乗らざるを得ない。
ちょっと片付いてないけど暑いから先に入っててねー、という対応もそうだし。
お母さんの人の良さが伝わるわー。こういうお店は大好き。
味が良くて接客も素敵だと無敵。

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