『あん餅の入った香川県のお雑煮』龍馬の子孫?さんの日記

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龍馬の子孫? (50代後半・男性・神奈川県) 認証済

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みなさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

香川県(さぬき)のお雑煮は、最近ではマスコミに珍しい雑煮として
取り上げられることも多い、白みそにあん餅入り。
実家に帰省しても一人暮らしの私は、毎年1日~3日まで、3日連続で
朝ごはんにはお雑煮を頂いています。
だって、一番小さい6個入りのあん餅を買って、一回に2個食べても、
3回は食べないといけないので。

お雑煮は、家によっても全く異なるものですが、我が家では昔から、
あん餅、大根、人参、ほうれん草を入れています。
それにイリコだしと白みそ。

20年くらい前までは、親戚が集まって、年末にもちつきをしていました。
朝5時から準備して、6時過ぎからつき始めて、昼ぐらいまで6時間
程度、餅をつき続けていました。うちの家の分は臼にして3回分(3臼)
なのですが、母親の実家が10臼以上もつくので、大変なのです。
それに、この餅つき、親戚の一部とはいえ、10家族以上が集まるので、
それはそれで大騒ぎになるのです。

年始の親戚の新年会も大変なのです。
50~60人くらいが集まるのですが、お年玉が必要な子供が20人
くらいは居ますから、その金額でもおじさんは悩まされています。
2012年1月2日の新年会は、子供は7人だったので、ちょっとは
救済されたのですが(笑)

私は45歳なのですが、一番年上の従兄弟は60歳、一番年下の従兄弟
は30歳です。一番年上の従兄弟の子供は30歳を越えているので、
新年会で集まった時に、私の頭の中が大混乱に。
結婚した人は、嫁さんや旦那さんも一緒に連れてくるので、みんなで
「あいつ誰や?」状態に。今年も、そうなりました。
5年ほど前に大きな飲食店で新年会をした時、アルバイトの男の子が
私の実家の近所の高校生で、私の顔見知り。
で、その男の子に私がお年玉をあげたものだから、他の親戚もお年玉
をあげようとして混乱状態に。親戚じゃないし、お年玉はあげなくて
も良いのですが(笑)

で、雑煮の話ですが、その親戚の中でも、お雑煮は異なります。
あん餅は入れずに白餅を入れる家、白みそではなく、味噌汁のように
赤みそを使う家やすまし汁の家もあります。
でも、やっぱりあん餅に白みその家が多いです。

具材は、それこそ1軒づつ、異なるようですね。
みなさん、自分の家の雑煮が普通だと思っているようですが、
それは頭の固い人の思い込みです(笑)

さらに言えば、香川県では正月に雑煮を食べない島(地区)もあります。

今から70年ほど前まで、砂糖は高級品で、東京や名古屋、関西の
大都市はもちろんのこと、地方に至るまで、人々は砂糖を食べる機会が
ほとんどありませんでした。
特に江戸時代、砂糖は琉球王国と讃岐の国だけで生産されており、
これを使った料理なんて、ほとんど存在しませんでした。
香川県でも、生産したものはお殿様が全て年貢(専売品)として
持って行ったのですが、年に一度だけ、全国で讃岐の人だけが砂糖を
食べる事を許されました。
で、正月の餅に砂糖あんを使おうと。
もちろん、起源については本当の所はよく解かっていません(笑)
香川県人だと、「空海が創めた」といえば、大抵の人が納得しますが、
たぶん、これは空海は関係ないと思います(爆)

香川県について興味を持たれた方は、ネットで色々と検索してみて
ください。以前は四国新聞社がまとめた「21世紀に残したい香川」
という新聞連載記事が公開されていて、私もフーン、そうなんだと
知った風習もありました。

今年は自分で作ったお雑煮の写真を撮りましたので、アップします。
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